16 漂流旅行
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[洞穴から少し離れた位置まで進む。 それから辺りを見回した。]
…この辺で、この辺で彼女を見失ったんだ。
[そのままヘクターの様子を観察する。 何かを言っているのか、言っていないのか分からないほど集中をする。 辺りの様子、誰もいないことを確認、獣の気配もないことを確認。 そして、ヘクターがこちらに背を向けた瞬間…。]
苦しみも…恐怖も…絶望も…感じない程に…。
[小声で呟きながら、手に持っていた槍で彼の心臓を一突きに…。 そのまま素早く抜き、次は喉を狙って一突きにし、押し倒した。]
…まずは…一人…ヘクター…人は絶望でも死んでしまうんだ。 それは人として壊れてしまうことなんだ…。 人として、まだ帰れるかもしれないと言う希望があるうちに、死を迎えさせてあげるのが、今の俺に出来ること…。
[そう言うと、彼の死体を背負って、再びどこかへと向かって歩き始めた。]
(0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃
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―??????―
……マーゴ、もう大丈夫だよ。 これで一人…君の傍に…もう、君は一人じゃないから…。
[背負った彼をおろして、マーゴが眠っている場所を開く。 マーゴの横に彼を下ろすと、マーゴの顔を一度撫でる。]
アイリスはまだ生きているかな…。 彼女もちゃんと一緒に…君の傍で寝かせてあげるからね。 一人だけ…寂しい想いはさせない…。
[躊躇いのない言葉でそう告げた。**]
(*0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 11時半頃
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/*ここでまさかの狼CO。
さて、どーするかなぁ。というか、そっか。亡霊の日に襲撃されたら《狼》になるんだっけか……。*/
(-8) 2010/08/10(Tue) 16時頃
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[分かってる。/知っている。/知覚している。
自分は、死んだのだと。/この世に存在しないと。/あたしは獣に殺されたのだと。
それを知っていても/分かっていても/理解していても思うのは人の事。
いつか誰かを殺さなければ/存在理由を奪わなければいけない時が来ると、 理解していても/知っていても、それを望みたくはなかった。
人が/自分が恐ろしくて。 言葉が/思いが怖くて。
――何も、出来なかった。
自分が殺された/死んだ場に留まる。 誰かを恨むことなく、ただ立ち尽くす。*]
(+11) 2010/08/10(Tue) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 21時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時半頃
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―??????―
[彼の遺体を岩場に押し込めるようにしまうと、再び蓋をするように岩を積み重ねた。]
おやすみ、ヘクター。 大丈夫だよ、寂しい事なんかない。すぐに他の子たちも一緒になれるから…。
[そう告げて、黙祷をささげると、その場を後にした。]
次は…そうだな。アイリスはどこにいるんだろうか? 死んでいれば死体を持ってこよう。生きていれば殺して持ってこよう。 一つの場所に…遺体は一つの場所に…。
(1) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時半頃
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─森の中・桃色の霧─
[ずっと探していた親友の姿を離したくなくて、ずっと抱きしめていた。]
[ただ、なにかがおかしい]
[こんなに、冷たくてかたい身体だっただろうか。]
(2) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[けれど、目の前にいるのは親友であることに間違いない。] [彼女が大事にしている長い髪。そして校則通りに着ている、皺のない綺麗な制服。]
……制服…?
[なぜ、彼女が制服を着ているのだろう。]
(3) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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マーちゃん、着替えに行って…… それで服を残して居なくなっちゃって……
[目の前の親友の姿がだんだんぼやけていく]
(4) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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―回想―
………。 いって、らっしゃい。
[押し殺した声を押し出し、 オスカーと共に、先輩と教師の2人組を見送った。]
(5) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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[霧が薄くなって、見えたものは]
……っ!!!
[親友の姿ではなかった。]
(6) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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アイリスは、身体に絡みつく植物を、必死に振り払った。
2010/08/10(Tue) 23時頃
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―洞穴―
…。
[風も無いのに近くの木の梢が揺れた、気がする。
……野生の獣がやって来たのかもしれない。
荷作りをする手を一度止め、周りを伺った。]
(7) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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/* どうしよう 夢見れない \(^o^)/
(-9) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
メアリー?
[何かに気付いたらしき友人の方を見る。 じっと彼女の視線を追った。木々の奥がざわめいている]
また、化け物かな。
[囁きかける。念のため、ナイフをしっかりと握り締めた]
(8) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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―洞穴―
[ちらりと火を見る。 しばらく木をくべていなかったため、もうすぐ燃え尽きて消えてしまいそうだ。 そう考えた時、]
(9) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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「しゃげー」
[おかしな鳴き声と共に、木の上より跳び下りてきた
それは丸く大きな頭と鋭い牙、逞しい四肢をもつ動物。 だがその全身の色は、派手な紫色だった。]
(10) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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― ??? ―
――…………ん?
[ふと気付けば、ふわふわとした浮遊感。 目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る森の木々に、年若い教師の肩口。]
――……あ、れ?
[咄嗟に負われていると気付けなかったのは、周囲からいつ何が出てくるか判らない状況のせいもあっただろうか。]
――……俺、倒れちまったのか? ――悪ぃな先生、重かったろ。つか、引っ叩いて起こしてくれりゃいいのに。
[笑って、声を掛けようとして。]
[…………喉が、動かない事に気付く。]
(+12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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/* >>10 そうきたかwwwwwwwwwwww
(-10) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……あれ。
[……喉だけではなく、指一本すらまともに動かない。 ろくに何も食べなかったのが今頃響いたのか。不思議な事に、密着している筈のイアンの背の温度すら、感じ取れなかった。]
――……。…………?
[……空腹で倒れると、ここまで感覚が鈍る物なのだろうか。その割に冴え渡った意識が違和感を訴え始めた、その時だった。]
(+13) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[……するり、と。 切り取られるように、意識だけが肉体から離された。]
(+14) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[絡みつく無数のツルを、ただひたすら振りはらう] [やっとの思いで5m離れると、もうツルはこちらに伸びてくなくなった。]
……あぶなかった…。 絡みついてる……
[手首に巻きついたツルは、本体から千切れてもなおまだ巻きついていた。締め付けることはないが、堅く石のようになっていて、外れない。]
(11) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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多分スライムベスみたいな感じ。>紫丸
(-11) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……え、おい。
――何これ。幽体離脱ってヤツ?
[慌てて肉体を追い掛け戻ろうとするが。意識が、巧く肉体と重ならない。]
――え、ちょ。待て。何だこれ。
[幾度も試みるも、自分の後頭部が見えてしまう。]
(+15) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――夢でも見てンのか、俺……?
[……と。不意に見えた自分の背が、何やら赤く染まっているのに気がついて。]
――……。 ――なんだ、これ?
[やや離れた位置から確認すれば。 シャツが、夥しい量の血液で濡れていて。教師が手にしている槍が、やけに赤く濡れていた。]
(+16) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[ふと。蘇るのは、直前の記憶。 アイリスを見失ったという場所まで案内され。森の奥に目をこらそうと、辺りを見渡して。]
――……そうだ。確か、急に胸ントコに後ろから何か当たって……。
[急な衝撃に振り返れば、喉元にも何かが当たり。 赤に染まる視界の中、最後に見えたのは。]
[……何やら呟く、年若い教師の姿、だった。]
(+17) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[そこまで思い出せば。出る答えは、一つ。]
――……あれ。俺、もしかして。
――…………殺され、とか? ――……先生に? 何で?
[……導きだした仮説に、怒りより哀しみより先に沸き上がったのは……疑問。]
――あんだけ熱心にマーゴやアイリス探してた先生が、俺殺すワケねぇよな……? ――……俺の、記憶違いか?
[最後に見た光景が、嘘なのだろうか。自分を背負ったイアンの歩む道を、首を傾げながらも追ってみる事にした。]
(+18) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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へクターは、イアンの後ろを、幽体の感覚を持て余しつつも着いていった。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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しゃげー? ……!
[流れ着いた日に追われた緑色のバケモノ。 それの色違いのようなものが現れた]
メアリっ……
[浮かんだのは、メアリーが八つ裂きにされる姿]
いや
[ナイフを左手に移し、焚き火の薪を引っつかみ、 メアリーを背の後ろに匿うようにして立つ]
そんなの、いやだ
[右足の痛みなど忘れていた]
(12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[咄嗟に手近の松明を取りあげた。 緊張で呼気が高まる。]
[鋭い牙をむき、その動物が迫って来る。]
[対して、自分を匿うようにして立つオスカー]
ちょっ、オスカー君…なにをー?!
[君は逃げて、と言いかけ、言い直す。]
――に、逃げようってば!
[震える手で石を拾い、動物へ投げつけた。]
(13) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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―森の中―
さてと…どこにいるかな…。
[木になっていた紫色をした木の実を口に運ぶ。]
うっ…ぺっ!! な、なんだこれ…全然味がしない…。
[口にしたものは全く味がしなかった。 仕方無しに、他のものを口に運ぶが…]
…これも、味がしない…?…味覚が…消えた…のか?
[それでも空腹を紛らわすために、とにかく胃の中に食べ物を押し込む。 いつしか、辛かったはずの疲労感は既になかった。 ふと、手に血がついているのを見つけた。]
血…?誰のだ?さっき確かに洗い流した…これ…。
(14) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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メアリーは、自分はてんで戦力にならないと思っているためか、逃げ腰だ。
2010/08/11(Wed) 00時半頃
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[血をたどると、腕の方まで続いていて、辿り着いた先はぱっくりと割れていた。]
これは…俺の血か…。 一番狂っているのは、俺自身だったんだな…。
[痛覚、味覚、気付けば嗅覚も失われている気がする。]
五感が全部無くなったわけじゃない。
まあたいした事じゃない。早く、アイリスを探して…それからメアリーたちと合流して…。
[あと少し…という言葉は飲み込んで、辺りを探し回るようにうろついた。]
(15) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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大丈夫……腹が弱点なんだ。
[メアリーが投げた石で、バケモノの注意がメアリーに向く]
うあぁあああああ!
[薪で紫の腹を殴ってやろうと、一気に怪物の傍に飛び込んだ]
(16) 2010/08/11(Wed) 00時半頃
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