29 Sixth Heaven
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『しかるにさ』
[思索の中、彼が声をあげる]
『人間ってのは、ぬるま湯につかってるとだめになるよな』
[……3つめ。自分が選ばれた、おそらくは資質と理由について。 一番なじみ深く、親しい友人と、ふたり分の感情。]
[強欲、Greed、欲深く罪なす者。
それは慣れ親しんだ、故郷の名前]
[だから、いかにも楽しげに笑う友人に、あえて口にだして答えた]
同感だね。与えられた場所に安穏として、何が生まれるというんだ。 ただ、散っていくだけじゃないか。
(17) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
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― 現在・待機室 ―
[ガイダンスが流れ始めるのを聞いて、 名残を惜しみながらもそっとフィリップの肩を揺らし、 一度待機室へ戻ろうと促した。
自らの役割や此処の事については知っている。 だから、少女の興味は自分の管理者が誰なのかと、 フィリップが何の役に着く事になるかの2つで]
フィルが、私のお世話役さん……?
[何もかも計られたかのような割り振りに、 喜色を抑えながら控え目に少年を見やった。 新規参入者が多い今回、周囲は自分の役割に 皆それぞれの反応を示していただろうから]
(18) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 08時半頃
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[やがて、リンダの目線>>14に気がつけば、ほんのわずかだけ顔をあげ。]
やれやれ。どうしたもんだろう。
[立ち上がって、のんびりと。 その隣に腰かけなおす。]
どうやら同姓同名がいなければ、僕だ。 最初くらいは世間の慣習に従おうか。
――背中は任せた、相棒。
[流れる声は朗らかでも、柔らかくもなく。冷たい刃物のように]
(19) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
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[ラルフと呼ばれた青年が此処にはいない人の名前を口にする。 グリーディ、誰の事だろう?と不思議そうに少女は青年を見上げた。 独り言のようにも聞こえるそれは]
与えられた……生まれる……?
[確かに、此処にいる事で何かが生まれる事はない。 強いていえば醜い感情だけだ]
散っちゃう、の、かな。
[8年間、蕾のまま耐えてきた花は咲く事はできるのだろうか。 そんなのは嫌だ、と自問自答して小さく首を振る]
……フィル、どうしよう?
[戸惑い考えさせて欲しいと言うチャールズ。 システムは接続の順番を指示しなかった。 つまりは、自分達で決めろという事だ]
(20) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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世間の慣習に従うのなんか、最初だけだけれどもね。
僕はしなないから。まだ。
[ほんのわずか、指で帽子を差し上げ。 冷静と鋭利が支配する、その黒い瞳を、直と向け。]
だから、君もしななければいい。まだ。
(-2) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[スティーブンはやがて立ち上がり そのまま歩みを進め 「怠惰」の少年の前へ。 ベルナデットは まだ彼の隣に居たろうか。 居たならば、そちらへは目礼し、 それからペラジーへと向き直る。起きているのを確認してこう謂った。]
ペラジー、だったな。 私が君の「管理者」となる スティーブン・E・クレスウェルだ。
[スティーブンは思う。 怠惰の器のこの少年は それを受け続けてこうなったのだろう、と。
ならば、マーガレットも、新たに器になる者も]
(21) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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―――大罪の杯を受け止め、飲み干し 変わってしまうのだろうか。
(*2) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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/* すげえ既に出来上がってるかっぽーがいますせんせい! ここの二人犯したら極悪非道も感極まれり ってやつですか どっちもU18なんで、手出ししないつもりですが。 sariさんか そうか
(-3) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[薔薇の青年と目が合い、彼が隣に来るのに瞬きひとつ。]
あなた、が?
[複雑といった表情で彼、ラルフの冷たい声を聞いた。]
……よろしく。ラルフって呼び捨ててもかまわない? それとも、ミスターのほうがいい?
背中、ね。背中だけじゃなく、あなたの面倒はあたしが見るわ、全部。
(22) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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……それがあたしの役目だから。
(23) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[マーガレットに見上げられていることにすぐには気付けなかったのは、思索の海にはまりすぎていたせいだろうか。 ややだけあって、にこりと笑う]
グリーディは、僕の友達の妖精なんだ。 いろんなものをほしがって、大変なんだよ。
でもね。諦めなければ大抵のものは手に入るのさ。 だからマーガレットも、ほしい物があるなら、いえばいい。フィリップがなんとかするよきっと。
[言葉の責任は、少女の管理者に無責任に丸投げした。]
(24) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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私は……今までやってきたから、大丈夫。 きっと他の人より、怖くは、ない。
[他の器達に躊躇が見えるようなら、先に行っても構わない。 そう意思表示をしつつも、表情はあまり浮かない]
…………。
[普段よりも調子が良いとはいえ、 かなり体力的にも損耗している事は確かで。 こちらの居心地の良さに後ろ髪は引かれる]
今度入ったら。 次は、何年したら出られる、かな……。
[不安げな呟きが落ちた]
(25) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[ペラジーの返事を待ちながら、 スティーブンは長年胸の中に降り積もってきた 濁った澱のような疑問が ひとつの指向を持つのを感じる。
制度への疑問。 悪法も法とは謂えど。 此れが、世界を支えているとは謂えど。
ひととしての機能を 放棄しそうにさえ見える 「怠惰」を見て、思う。 その思考の指向に名をつけるのならば。]
(26) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[――このシステムを “拒絶するもの”と、謂えただろう。]
(27) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[そしてリンダに向き直り、すこしばかり抑えた声で、淡々と。]
ラルフでも、ミスター・ジョンソンでも、ジェーン・ドゥでも好きなように呼んでくれて構わない。 この場にいる限りは、僕個人の名前など、大した問題ではないんだろうくらいには想像がつくよ。
……役目、ね。 さてはて。役目とはいったい、人が生きるに当たってなんの意味をもつんだろうか。
ま、世話してくれるというならそれは任せるよ。
(28) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[間近で見る黒い瞳に気圧されそうになるけど、真っ直ぐに見返す。]
ええ。死なないわ。 あなたも、まだ死なない。
[ラルフを見つめた後、自分の掌とラルフを見比べた。 胸に去来する思いの正体に気づかないまま、指先が震える。]
死なないで。
死なせないで。
[最後の言葉は微かに漏れただけで、ラルフの耳に届いたのか定かではない。]
(-5) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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/* 其処狼か! 理解orz
ちぇー スティとぺラジー墓にくるときは 終わりの日ってことね。 じゃー表に居る間に発狂しねーと お二人とはえろぐろ出来ないってことですね。
(-4) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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/* スティーブン狼確認。 またわりと意外なところからでてきたな。
(-6) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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/* 自分的メモ。
会話済、後回し スティ、ラルフ、ベネ 会話未、1D中には ペラジー、リンダ、コリン、トニー 会話不足&現時間軸会話希望者 フィル孫、ムパムピス、パピヨン
こうかな。 優先順位的にはやっぱ、未会話ゾーンから何とかせにゃ。
(-7) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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/*
早期CO。
(-8) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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[ラルフがマーガレットに向けた、妖精という言葉に首を傾げる。彼がメルヘンの世界の住人には見えなかったから。けれど突っ込むことはせず。]
じゃあ、ラルフって呼ぶわ。その方が親しげでいいと思うから。
[緩く笑う。]
悪い気持ちを持たずに、みんな幸せに暮らせるのよ。素晴らしいことじゃない。
[その為の贄として捧げられる青年や少女たちを前に、臆面も無く気遣いのない言葉を吐き出した。]
(29) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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妖精さんがいるの? ラルフお兄ちゃんは、妖精さんが見えるの?
[目に見えないものと喋っていたのか。 と、ファンタジーを信じられる精神年齢の少女は納得した]
……欲しい、もの。 私は、フィルがいてくれるなら。 フィルと一緒に出られる日が来るなら。 諦めないで、頑張る……。
[壊れない限り器は使い続けられるとも知らず。 壊れれば捨てられるだけの消耗品とも知らず。 希望に縋り気力を保てば保つほど、 苦しみが長引くだけだという事も知らされてはいない]
(30) 2011/04/16(Sat) 09時頃
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―個室― [他者の言葉は此処まで届かない。 自身が出た後待機室での会話は知らぬ事。 一人ひとりに、あてがわれているらしい 個室には必要なものはほぼあるようで ――矢張り凶器になるようなものは無かったが 簡素な寝台に腰掛けると、鞄の中から聖書と 一枚の写真を取り出し膝の上においた]
…………任に就けば、どれ程の間拘束されるのか お前達に次会うとき、否 全ての慾を受け止めた後も、私は正気で戻れるのか……
[唇をかみ締める。 機会音声は任期も、その後の処置も語らなかった故に 男の末路はまだ自身知る事が無い。 写真にうつる照れたような笑みを浮かべる妻の表情が その腕に擁かれてすやすやと眠るわが子の姿が 滲んでよく見えなくなった**]
(31) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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[みんな幸せに。 その言葉がささやかに心を刺激する]
……みんな。
[自分はその“みんな”の中に入っていない。 あの中でかつて、苦しみに耐え兼ねて叩き付けた言葉を思い起こす。
『神様は不公平よ』
負荷から解放された頭で、その言葉を改めて考える]
…………。
[不公平だ、その結論は変わらなかった。 でも、此処にいる誰にもそれを責める事はできない。 そう知って、少女は哀しげに口を*噤んだ*]
(32) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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/* このまま1d個室にひっきーとか しかねないなとチャルを見て思う。
何とか出る方法 ……三大欲求だろうなあ 性欲食欲睡眠……って、しっかり生きるための其れにかかわっちゃってるのねそういえばギャー
(-9) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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[素晴らしいこと。その言語を信じて疑わないリンダに、緩く笑いかける。]
"おお聖者よ、人は役目のみにて生きるものなのか。” "答えよう。否。人は役目のみにて生きるにあらず、パンとワインと娯楽にて生きるものなり”
……ってね。
[聖書の一節でも読み上げるかのように、不謹慎な言葉を朗々と。]
自分が思うこと、自分がみている世界だけがすべてだとおもわないことだよ、ミス・リンダ。 世界とは、表の顔と裏の顔をもつものなのですから。
……食事にでも、しましょうか。 なにを語るにせよ、口を動かす力は役目や感情ではなく、晩餐のみがあたえてくれるものでしょう。
(33) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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[マーガレットが、自分の言葉を聞いて落ち込んだのに気づいた。 胸はちくりといたんだけれど、彼女を救う言葉を持つのは自分ではないから、なにかを伝えることはない。
謝罪の言葉さえも。]
(34) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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[ラルフの答えが不満だったのか、少し唇を尖らせる。]
人は、パンとワインのみにて生きるのでもない、けれど。 そうね、お腹が空いたんじゃなんにもできないわ。
なにか、適当に作るわ。でも、味は期待しないで。
[止められなければキッチンに向かい、芋や人参を茹でたものに塩をかけただけの晩餐が用意されるだろう。]
(35) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
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[無言で立ち上がってその前を歩く]
控えめに一言で申し上げても、理想郷とは程遠い場所ですから。 食事くらいは豪勢で美味でなかったらいかに温厚な僕でも大変です。
[台所への道を歩く途中、その耳にだけ聞こえるよう、口を寄せて、なにかささやく]
(36) 2011/04/16(Sat) 10時頃
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つまりです。 わかりやすく、一言で、掻い摘んで申し上げましょう。
餌も投げられないで働く家畜はいない。 相手が強欲なら尚更。
……「おぼえとけ、なにもしらないお嬢ちゃん」
[最後の言葉は常になく、平板で。]
(-10) 2011/04/16(Sat) 10時頃
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