229 観用少年
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今日はどのくらい……?
[売れた人形の数が多ければ多いほど上機嫌の主は、 当然のように彼だけの人形にも優しくなるのを知っている。
鎖されない店の奥、小さな部屋。 休憩にやってきた主へと遠慮なく凭れて問うと、 被っていた薄衣をはらりと落として、褐色の素肌を晒す。
これに紅が散る数を実際に数えたことはないけれど、 その数が多ければ多いほど、この人形も喜ぶのだから**]
(21) 2017/10/07(Sat) 15時頃
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[>>12の言葉に頷く。どうやら南方は妹を大事に想っているらしい。 家族を大事にするのだろう。
何かよくわからない気持ちを抱いた。オスカーにはわからなかったが憧れのような嫉妬のような感情を。
”また”、いつ――――こんなモノを買ったつもりはない、とか。 罵詈雑言を受けるのかと怯えていた。
店主は、予め説明をしていたかもしれない。 南方の妹はその説明を聞いて勘違いを深めたのかもしれない。
数奇なことが重なったの、だろうか。]
(22) 2017/10/07(Sat) 15時頃
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オッサンはオッサンで十分だろ。
[隣でホットミルクを飲みつつ悪態をつく。 どうしようもない習性を治す気がないのも人形の性。
望まれれば直す努力はしても一度刷り込まれたものは消去しきれなかったのはどうなるか。
何より南方はそのことを望むかは不可解だった。
全般的に家事をしていれば喜んでいるようだった。 ”飼い主”が喜べば嬉しいものだが。伝わっているかは不明だ。
ただ南方の好物がどれかはよく観察していた。]
(23) 2017/10/07(Sat) 15時頃
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……早く帰って来いよ。
[ぼそり、呟く。
南方の仕事はどうやら忙しい。日付を越えて帰ってくる時もある。 まだ買われてから休みもないせいでオスカーの着る物もほとんどない。
そもそも自分を買うような人間は
家で仕事をしているか財産で暮らしている――ような相手ばかりだった。
帰りを待つこと自体が初めてだった。
夕食は何を食べたいのかとマグカップに向けて尋ねた]*
(24) 2017/10/07(Sat) 15時頃
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[ミルクを前に、どこか戸惑ったような、遠慮がちだった仕草は けれど一口それを飲み込んだ途端に失せた>>16 夢中で満たそうとする姿に、 もう少し早く「こう」してやるべきだったかと反省も、束の間。
問いかけられれば目を見開いて驚きを示し>>18―― けれど、その柔らかい手が肌に触れたなら、 そうして言葉を聞いたのなら>>20 表情はたちまち、穏やかに緩む。]
そう。お前は、僕のだ。 それ以上もそれ以下もない。
[それから、近づけた顔はそのままに、顰めた声もそのままに。 けれど視線は、少し逸らして――
ケイイチは語る。]
(25) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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……例えば今ベッドを運んでいる奴ら、さっきキッチンにいた調理師、車を運転していた奴、 あれも全部、僕の従者だ。 だが同時にあれらはそれ以外の面も持っている。 あれらの給金を支払うのは僕ではなく国だし、郷里に家庭を持つ者も僅かだが居る。そういう奴は家に帰れば夫であり父になる。
[それは少し早口で、独り言にも似ていた。 ガーディが理解せずともかまわない、とでも言うように。 けれど「つまり、」そう切り出した言葉はゆっくりと、 言い聞かせるようなものだった。]
あれ、は、僕のものではない側面も持っている。 けれど――お前は僕のもの。 頭のてっぺんからつま先まで全部、 僕の……僕だけのものだ。
(26) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[嘘だ。 少年の瞳の奥の影に、気付いている。 「かつて」の愛情。 一度目の運命の目覚め。 遠慮がちな仕草は何故か、不安そうに縋ってくる理由、 ――つまりはそういうことだと、わかっている。
それでも、それでも今はケイイチだけだ。 それを伝えたくて、 ケイイチは己の頬に触れるガーディの手に、自分のものを重ねた。]
(27) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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だからお前は、 僕を喜ばせて、僕を楽しませることだけ考えな。 ガーディ。
(28) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[かつて、犬を飼っていた。 栗色の毛の小さな犬だ。 黒い瞳は愛情深く、人懐こくて、 ケイイチの乱れた心をよく癒した。
そして犬は死んだ。 世話役に任命していた従者は、事故だったと深く詫びた。 けれど――ケイイチは知っている。 あれは事故なんかじゃない。 そして、ケイイチは思い知った。
ここ、にいる人間もまた、ケイイチの味方には成り得ないのだと。
大事な王の落胤だ。 現王子に何かあれば、直様呼び戻しがかかる。 表立って何かできる人間は―そう、例え正室だとしても!―存在しない。
でも、不幸な事故ならば。]
(29) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[ケイイチは知っている。 笑顔の奥の刺すような視線、 密かに交わされる会話、 心の籠らない言葉――
薄氷の上で不用心に踊るふりをする。 傍若無人で無知で我儘な暴君になって、 何ものにも囚われず、何ものにも傷つかず。 蹲り立ち止まることだけは、しない。
けれど――けれど……………
運命じゃなくていい まやかしでいい 刷り込みでいいから――
そう思ってしまうのは、つまり、弱さだろうか。]*
(30) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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/* もうちょっと道化るなり暴君するなりしてないと 引き立たねぇな
ケイイチは正室的に何としても殺したい相手というよりは 事故で死んでくれたらラッキーて感じのやつで なりふり構わずでもないという 男児が産まれ側室は死に息子は追い出したので、 言うてそんな切羽詰まってないみたいな むしろ自分の子が産まれる前のほうが嫌がらせひどそう
(-6) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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/* 早く帰ってこいって良いよね。
(-7) 2017/10/07(Sat) 16時半頃
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── …本当だ。 ちっとも、似てないね。
[ つられるように、視線を他の部屋へ。 黒に縁取られた写真。 此処には居ないことはもう分かる。 何処へ、と言うとするならば、 きっともう、空の向こうへ居るのだろう。
あの女の人は、強いひとだと。 直円さんと比べて、なんとなくそう思う。 こどもは、──…… 多分、彼女に似た。 …胎からうまれたのだから、 それも 当たり前とは言え。 似ているという感覚は、僕にとって珍しい。 ]
(31) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ 温くなってきたミルクを飲み干し。 ぽつり ぽつり、 頭を下げた直円さんをじぃと、見て。 ]
(32) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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僕は、出ないよ。 …出たとしても、きっと枯れてしまう。 あなたがどうして、何故、僕を選んだのか それが分からなくても、僕は"起きた"のだから。 だから、── あなたでないと、 きっと僕は幸福にならないよ。
(33) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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── 嗚呼 でも、…… 突然死んでしまうのは、困るな…。
[ ふと、最後に零れたもの。
確かにそれは僕の意思ではあった、けれど。 願いと言うよりは、想起に近い。 思い出したのはどうあっても、 靄の向こうの、ひとりめ。 ]
(34) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ ひとりめの話。 ]
[ 死んだ人形を抱くおとこが、 こいびと、という名の にんげんと揉めて、 ( ── そんな人形なんて! とか、 確かそんな叫び声を聞いた気がする。 )
痴情の縺れ。 よく聞く話だ、きっと。 その後僕が表情一つ動かさず見ていたのは、 ぬら、と赤色に光る包丁を持つ
"こいびと"。 ]
(35) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ きゃんきゃんと吠える"こいびと"に …きっとひとりめはうんざりしていたのだろう。 きっと正反対、 死んだように抱かれる僕に喜んでいたし、 そうあれとずぅっと言ってきた。 ひとりめが殺されてしまうまで。
── 殺された後も、僕はこう在る。 ]
(36) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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もういない奥さんと、子供がいた、以外。 ……、たとえばあなたに趣味はない?
[ ── 例えば、そう。僕を抱く趣味とか。 ── までは言わないさ、勿論。 たとえ冗談だとしても。
ふたりめはどうか別でいて欲しい、と。 そう思ったって 罰は当たらない。きっと** ]
(37) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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/* すけべのかおりがする……………!!!!!!!!!!!!
(-8) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[――彼は語る。
その殆どは自分にとって意味を成さない羅列でも、 彼にとっては大事なことなのだろう言葉を。
だから意味など理解できなくとも静かに聞き届け、 所有の意を綴る言葉だけは分かっていると口許を緩めた。
嘗て届かなかった情が、 手を伸ばせば届く距離に、こうして触れている。
無視されることもなく、 黒い瞳には自分が映ることを許されて]
(38) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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ケイイチは、僕が側にいるだけでいいの?
それで……喜んでくれるし、楽しい?
[分からない。 薄靄に煙った何かが喉奥にべたりと張り付いて、 咽を震わせても意味のある音になるのはこれだけだった。
それでも黒瞳に根差す何かを知ろうと、 重ねられた掌を握って、僅かに引き寄せる]
(39) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[それは無意識の産物というには程遠く、 その手を導く先は、少し迷って自分の頬の上へ]
(40) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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役割が、ほしい……
[だってそうじゃないのなら、また。 記憶を洗い流される苦痛は鑢掛けされているようで、 磨かれ直す結実は子供でも分かるものでしかない。
刻み込まれた情は深い疵。 それを消そうと削れば、記憶は小さくなっていく。
そうして何時しか記憶は磨けないほどに摩耗して、 廃棄の道を辿ると理解してしまっているから猶更に]
(41) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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……やくに、たつから
[棄てないで、と滲む言葉は遠い響きで**]
(42) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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/* ぎゃわゆい(男泣き) いるだけでいいよぉ〜〜〜〜いいんだよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜グリーンだよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-9) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[車内では、両親達が人形にあれやこれと語り掛けていた。とはいえ人形の特性を理解しているから、好きな食べ物や、過去の話を聞く事はなかった。次休みが取れたら4人で出掛けたいだとか、君に似合う服を見繕いたいだとか。そんな浮き足立った話をし、狼狽しようが、笑みを見せようが、彼等は優しく微笑んだだろう。
ついさっき家族になった、時間を埋めるように。
車が家に着くと同時、忙しい二人はまたそれぞれ別の場所へ出掛けてゆく。子供達の額にキスを送り、遠くなる背。今晩は帰って来ないだろう、きっと。 こういう予感は良く当たるのだ、昔から]
(43) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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─ 自室 ─
[腰掛けていたベットが僅かに沈み、軋んだ音を上げる。自然と隣を見遣れば、瞬く間に距離が埋まる──硝子の向こう側、爛々と煌めくような孔雀青の瞳に捕まったが。見惚れたのは一瞬で、まじないが解けると同時に顔を顰める]
……口の利き方がなってないな。 僕は君の主人だろ。 あの執事から何も教わらなかったの?
[愛嬌も時に売り物になる。 そう理解はしていても、心を荒立たせる何かは穏やかにならない。刺々しい口調で文句を付けるが、挨拶の言葉を紡ぐ時には、その冷たさも融解する]
初めまして、ジョージ。 僕の名前はシメオンだ。 君のお兄さんに……、なるのかな。
よろしくね、僕の弟。
[──…僕の可愛い玩具]
(44) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[そうして改めましての挨拶を済ませたら、小さな手を取り立ち上がる]
屋敷は広いよ、 一度隠れんぼをすると探し出すのに苦労する。 ジョージは僕よりうんと小さいから、尚更だろうなぁ。
……早く覚えて一緒に遊ぼうね。
[広い廊下を二人で歩き、部屋を順番に見て回る。 自分よりも狭い歩幅で付いてくる彼が、転ばなくて済むよう、自然と足取りはゆっくりになる。 屋敷の案内、人形の世話を焼くのは自分が良いと立候補した。
天上の高い玄関、広い客間、母親の華美な衣服が並ぶクロゼット、至る所に姿見が乱立する鏡の間、おやつが貰える厨房、年中鮮やかな花を咲かせる中庭……、
車内では微笑むばかりで、だんまりだったが。言葉の端に悪戯心を交えて、説明する。何か質問があればその場で答えただろう]
(45) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[屋敷の探検には時間が掛かる。 大人が歩いても広いのに、子供の足であれば尚の事。 そろそろ夕陽が水平線に近付き、藍色に空が染められていく時間]
……色々説明したけれど、覚えられたかな? まぁ此処には、親切な大人も、僕もいるから。 困ったらなんでも聞いてね。
[夕飯の支度が済んだと声を掛けられ、探検の最後はそう締め括った]*
(46) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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