24 ロスト・バタフライ
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[――深い霧の中で目が覚めた]
[身じろぎは湿気に冷えて重い。 ふわり――軽いのは、色鮮やかな蝶。 眠る身体で羽を休めていたのだろうか。 飛び立つ蝶は、まるで自分の身体から剥がれ落ちたかのよう]
――ま… て、
[伸ばした手] [不意に耳に届く、空気を孕み揺るがす羽ばたきの音]
[逸れた意識。手は蝶を掴めず空を切る。 行く先に目を凝らしてみても、すぐに霧に紛れて目で追う事も叶わない。 視線巡らせてみても音の主も、見えぬまま。
ひとりの青年が目を覚ました頃。 ここからは見えぬどこか、 霧の奥深くで色鮮やかな鳥が羽ばたいた――]
(17) 2011/01/23(Sun) 00時頃
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[深い。白い闇。 あまりにも深すぎて――視界が霞んでいる。錯覚。 濡れた地面を探る手、冷たい金属に触れる。 銀縁の眼鏡。拾い上げて目元に収める。 一連の動作は青年に馴染む]
[けれど]
…あれ。
[眩暈。馴染まない視界。ずきりと何処かが痛い。 頭の中の靄をかき消すように、頭を振る動作で眼鏡を外す。 そのままワイシャツの胸のポケットに仕舞う]
(18) 2011/01/23(Sun) 00時頃
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[座り込んだまま、背を預けるもの、硬くて冷たい]
とりあえず、さ。
[とりあえず。言葉を発してみる。 それから身の回りを確認する。 持ってきていた鞄はすぐ傍に転がっていた。 探る指先が触れるのは、また、金属。 スキットルを揺らし、傾け一口]
相変わらず姿が見えないね、君は。
[染み入るものが身体を内側から温めるのを感じる]
ここなら、逢えると思ったんだけどな。
[困ったなぁ。呟きあまり困った風でもなくのんびりと。 背を預けていたもの、ひとつぽつんと立っていたから、誰かの墓石と知らぬまま。霧の中へと歩を進めた]
(19) 2011/01/23(Sun) 00時半頃
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/* 日付またいじゃいましたが、 サクラさん誕生日おめでとうございます。
突発は良いものですね。お邪魔します。
(-1) 2011/01/23(Sun) 00時半頃
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―― 墓地 ――
[霧は相変わらず深い。 立ち並ぶ石の森に、求める姿は無くて。 代わりに、誰かの声。
女の子の声。か細く聞こえる。
一度立ち止まり考え込むけれど。 近寄れば霧の向こうからやがて見える姿。 座り込む女の子の傍まで歩み寄って身を屈めた]
君さ、
[次ぐ言葉、少し考える間、あけて]
風邪ひくよ。こんにちわ。
(20) 2011/01/23(Sun) 00時半頃
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―― 墓地 ――
せんせい?
[思わずそう言ってから、首をふって。かかった声に、見上げる]
だれ?
(21) 2011/01/23(Sun) 01時頃
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フィリップ―― フィリップ・ヘイズと言うんだ。
[名乗ってから、少し眉が下がる]
せんせいじゃなくて、ごめんね。
君も待ってるのかな。
(22) 2011/01/23(Sun) 01時頃
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そう。
[待ってるのかな、の声に、同じように少し、眉が下がる]
ローズマリー。うん、会えるって、聞いたから。
[少し見渡して、そして再び眉を伏せる]
聞いたから。
[それだけ言って、しばし俯いた]
……こんにちは?
[少しして、顔を上げて。挨拶をする]
(23) 2011/01/23(Sun) 01時頃
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うん。
[挨拶に頷く]
僕も、逢いたくて来たんだけど、まだ待ちぼうけ中だよ。
[同じだけ眉下げたまま、弱く笑う]
逢いたいね。
[俯く顔覗かず。 ここに居ない誰かの姿探すように視線は霧の奥へ]
ここにある墓、君が手入れしてるのかな。
[いつからあるか定かでないが、荒れ果てていない墓地。 森番の姉妹とは未だ面識のない青年は尋ねてみる]
(24) 2011/01/23(Sun) 01時半頃
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そう。会えるのかな?
[首をかしげて、呟いて。相手の目線を追うように、霧の向こうを見る]
……なんだかわたしは少し、どうでもよくなっちゃったけど。なんでだろうね。
[ふふ、と笑って、立ち上がった]
ううん。違う。さっき小屋を見かけたから、誰かそこに住んでるんじゃないかな。
[くるりとまわって。墓守に見える? と小さく聞いた]
(25) 2011/01/23(Sun) 01時半頃
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―――…
[この静かな墓地に、 人の、気配。 一つじゃない。]
珍しい―――
[言ちた折、深い霧から鮮やかな色彩が現れる。 す、と手を伸ばせば、一羽の鳥が手の上に降り立った]
迷子かしら。
[くる、くる、と喉を鳴らした鳥は、簡単な挨拶を口にする。 くすりと笑った]
(26) 2011/01/23(Sun) 01時半頃
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見えないな。 どこにでもいる普通の女の子に見えるよ。
[くるくると沈んで浮かぶ様。合わせて立ち上がる。 ぐ、と背伸びをしてから腰に両手を宛て答えた]
騙されてなければ。
[のんびりした声音で口にするけれど、 逢いたい。諦められない眼差しはおどけない]
姿が見えないということも、 ひとつ、目に見えることだからかもしれないね。
小屋か。行ってみようかな。 君はどうする?
(27) 2011/01/23(Sun) 01時半頃
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どこにでも? そうなんだ。
[ふうん、とフィリップをじっと見て、それからおかしそうに笑った]
騙す? 何をかな。
[笑いながら、のんびりとした声と、それとは少し、色の違った瞳を見て]
……そう?
[その言葉には、首をかしげて。それから目を伏せた]
見えなくても、せんせいはいる。……よ。
[最後は途切れるような小さな声だった。それから、その先の言葉に頷いた]
(28) 2011/01/23(Sun) 02時頃
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そんなにおかしなこと言ったかなぁ
[視線も笑いも、よく判らないと首を傾ぐ]
噂に、ね。尾ひれがついただけかもしれない。 ここに来ればすぐに逢えると思ってたから、少しがっかりしてる。
[少し。言う割に笑えない。 ローズの顔がまた翳ったようでも、特に気遣う素振り見せるでもなく]
なるほど。どうでもよくなったのはそっちか。 見えなくても、居ても、僕は逢いたいな。
[小屋の見えた方角尋ねながら、ローズと共に先へと進む]
せんせいは、どんな人 なのかな。
[語尾に詰まったのは、過去形で言いかけたから。 答え待つ間も歩は休まらず。 深くなる霧の向こうにやがて小屋の影が見え始めるか]
(29) 2011/01/23(Sun) 02時頃
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―― 小屋の前 ――
匂い。
[姉からやや離れた位置で、 くん、と鼻を鳴らしては虚空を見上げた。 手には果物を入れる為の麻袋と、 掌に収まる程度の小さな桶が在る。]
珍しい―――
[独りごちては、静かに姉の下へと歩む。 その手に止まる一羽の鳥が見えればすぅと眸を細めた]
(30) 2011/01/23(Sun) 02時頃
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ううん。大体はどこにでもいるけど。けど普通とはあんまりいわないかなぁ。
[首をかしげる様子に、少し笑って。 どちらかといえば扇情的な自分の服の上に指を置いて]
噂? そっか。残念。……だね。
[少し、作った笑みを浮かべて]
だって声はした。……もの。
[また消えるような声になって、空を見上げる]
そうだね。会いたい。
[少し躊躇してから頷いて、小屋のほうへと歩き出す]
せんせいは……。
(31) 2011/01/23(Sun) 02時頃
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せんせいは。わたしのすべて。
[ぽつりとそれだけ言って、やがて小屋の前に佇む二人が目に入る]
(32) 2011/01/23(Sun) 02時頃
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姉さん。 ―――、匂いがするの。 多分、近い。 [言葉足らずな声を掛けて、 ちらと鳥を一瞥した後に、 深く遠い白闇を見つめた。]
………
[やがて向こう側から此方に歩み寄る 二つの影が見えてくるだろうか。]
(33) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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"こんにちわ"。
[白闇はその刻を人に報せはしない。 常に人々を覆い包む、深い白闇。 刻を感じさせない言の葉を無表情に投げては]
此処に何をしに来たの?
[細く高い声が、かくりと気持ち首を傾がせた。]
(34) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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こんにちは。
[時間の感覚は疾うになくなっていた。ただ、こんにちは、といわれれば、そう返すのみ
問いかけにはフィリップを見て。彼の方がうまく説明できるだろうと、口を開くのを待った*]
(35) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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――うん。 来客は、歓迎しないとね……
[僅か不安定な笑みを浮かべて、手の上の鳥を見る。 足音が近づいて、二人の姿が見えると]
こんにちは。
[妹よりは幾らか人当たり好く告げる。 それでも幾らか、の程度。]
この鳥の飼い主は、居る?
[つ、と視線を流したところで、その色彩を持つ鳥は飛び立ってしまった]
(36) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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……
[挨拶を返す女性は 何処か不安定なようにも見えて。 彼女の視線を追い、連れの男性に視線を移した。]
?
[どんな返答があるのだろう、と。]
(37) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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そうかな…
[また普通と言いかけて。 柔らかな肌に沈む指先に瞬き、笑う]
はは。なるほどね。そっか、失礼しました。 歳を取ると、若い子に鈍感でいけないね。
[作った笑み。まだ、見分けがつかない。 頷いて、耳を澄ませるけれど、声は聞こえずに。
――ピッパの腕から飛び立つ羽ばたきだけが聞こえた]
あ…
[また、姿見えぬまま、羽音の主は霧の中へと消える]
(38) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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――――う、ん。 そっか…
[すべて。そう形容されるもの。 頷き切れず途切れた言葉。白い闇から紡がれる挨拶に、意識はそちらへ]
こんにちわ。
[鮮やかな鳥も彼女らへ告げたであろう挨拶、二人つの人影へ返して。 ヨーランダの問いかけと、ローズの視線に言葉重ねる]
逢いたい人に逢えると聞きました。 一向に逢える気配がないので、 ここを管理している人なら何か知っているかと。
あなた方が、管理人ですよね。
[よく似た二つの影。顔が判別できる位に近づけば 手にした生活用具もまた視界に入る]
(39) 2011/01/23(Sun) 02時半頃
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そう。
[男性の言葉を聴けば緩やかに頷いた。 ちらと姉を一瞥して]
貴方たちで何人目かしら。 間は随分と空いていたけれど。
[視線は地へと落ちた。 ぽつぽつと落ちる言の葉は何処か寂しげな響きを含む]
(40) 2011/01/23(Sun) 03時頃
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[――鳥。 管理人らしき片割れの問いに、 その鳥の姿はもう無かったけれども]
…、昔、飼ってはいましたが。
[首を横に振る、けれど。 鳥が居たらしき腕のかたちと、ピッパの目をじっと見つめる。 先ほどの問いにヨーランダから答えがあるなら、 鳥の話は一度区切っておくことにした]
(41) 2011/01/23(Sun) 03時頃
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[青年の妹への返答に頷いて]
そう。 番人をしているピッパと、こっちは妹のヨーランダ。
会いたい人に会うことは―――…可能よ。 但しその代償として。 貴方は既に、払っているかも知れない。 犠牲を。
[見目、変化のない青年。 己等のように、魂が欠けているのだろうか、とも思案した]
(42) 2011/01/23(Sun) 03時頃
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会いたいならば、 強く願う、こと。 そうすれば、死者も貴方の前に姿を現します。
[その筈、だった。 唯、最近この墓地に何らかの変化が訪れていることにも 気づいていないわけではない。 会えない、からといって、自分等が責め立てられることもないが 会える、ことが、この墓地では事実だった。
――唯、妙な悪霊の所業で会えなくなっているのかもしれず]
(43) 2011/01/23(Sun) 03時頃
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ピッパは、鳥の話には、色彩が舞った場所へ僅か視線を遣るにとどめ。
2011/01/23(Sun) 03時頃
フィリップは、ヨーランダの返答にどこか浮かない色を聞き、言葉の続き待つ面持ちは思案交じり
2011/01/23(Sun) 03時頃
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[思案交じりな面持ちの男性を見遣り、 漏らそうとした言の葉の片割れを 姉が紡げば男性を見つめ、緩やかに首を縦に振った。]
だから。 …………会いたいのなら、 その分の代償を、払わなきゃいけない。
[姉よりも暗い性格に聞こえそうな 小さな声が、はっきりと告げた。]
―――、二人とも。 今は痛む所は、無い?
[少しだけ、心配そうに問い掛けた。]
(44) 2011/01/23(Sun) 03時頃
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