241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[ 賛辞の言葉>>@54を投げられて、 ニーナは死神に視線を向けて微笑んだ。]
──どうもありがとう 先輩のアドバイスのお陰ですよ
[ ジリヤがバッジを拾ったのを確認して、 小さく頷き、マユミ>>311へと。]
ああ、勿論! 手を貸すよ いい腕慣らしにもなるさ そんなに畏まらないで、マユミさん ニーナと呼んでくれればいい
[ それじゃあ私も遠慮なく、と。 ニーナは手にした光を伸ばした。 意思を汲むかのように伸びた光は、 針のように細く鋭く、鴉の一羽の腹を刺す。]
(320) 2018/05/14(Mon) 14時頃
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[ 光に刺された黒色は、 飛ぶ力を失ったようによろめいたが、
なんせ遠くに伸ばすなら 細く細くとなる光。
ニーナは苦笑し頬をかき、 元の長さに光を収めた。]
……これじゃあ、振るえはしないか
空を飛ばれると分が悪いな かかってくるものを捌くから、 撃ち落としていってくれると助かる
[ 遊び飽きて人をも襲う果敢な鴉>>@56を ( 或いは、刀身が光っているから? ) 切り落とすことに専念すると決めた。**]
(322) 2018/05/14(Mon) 14時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/14(Mon) 19時半頃
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/* シュンタロくんかわいい シュンタロくんとゼンちゃんはニーナより小さいって心して遭遇したい
(-84) 2018/05/14(Mon) 19時半頃
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──スクランブル交差点──
[ 世にも奇妙な女子高生による烏の乱獲は 遠隔攻撃に秀でている二人に任せ、 ニーナはひたすら、接近するものを狙った。
小太刀程度の長さにした剣で 飛び込んでくる烏を打てば、 面白いくらいに刃が沈むのだから
ニーナは昔かじったスポーツの ”当てれば一本”を思い出した。 打っても、ポンという音はしないけど。]
(352) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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[ もしもこれで相手が烏じゃなく鴎なら、 深く”切る”つもりでかからねばならないんだろう。
そんなことを思うついでに、 けれども鴎なら、ジリヤの持つような長銃で 撃ち落とされるほうがお似合いだとも思った。
……とにかく、そんな考えごとをする余裕はあった。
だから気が付いた、とも言える。 おやと思ったのは名を聞いたときで、 ピンと来たのは、指揮棒を操る姿>>351を見たときだ。]
(353) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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──幕間として:高名な彼女──
[ ──仁衣奈は橘真由美を知っている。
それは勿論一方的なものであって、 というより、このあたりに生まれ育った現高3で 彼女を知らない者のほうが珍しいはずだ。
小学校・中学校と校区が被ることはなかったが、 子どもたちは囁く。 隣の学校の女の子のところに テレビのひとが取材に来たらしいよ──とか。
中学に上がった頃、 クラスメートが『 同じ小学校だったんだ 』って そう言うのを、仁衣奈は頬杖をついて聞いていた。]
(354) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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[ ふうん、いいなあ。かっこいい。 ──と、うっとりしている平凡な中学生が、仁衣奈。
友達の友達があのアイドルなんだ、みたいなのって、 奇妙な生々しさと距離感があるでしょう。
だから、奪われてもいないのに、 ひとつずつパーツを嵌めるようにして気が付いた。
近くて遠い高名な彼女。 一方仁衣奈は、人より目立つ風貌を除けば ただの剣道部員でしかなかったし、 公式戦に出るときは髪だって黒くしていたもんだから、
……気が付いたのが、戦闘中でよかった。 うっかり「 あっ 」なんて言わずに済んだ訳だし。]
(355) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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[ …………余談。 どちらかというと、ジリヤと出会って 彼女が熱烈なフアンであると知ったのが驚きだった。
生徒会の活動の中にお茶会があることよりも 嬉々としてCDを選ぶジリヤの姿に目を瞠ったくらいには。*]
(356) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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──中央エリア/スクランブル交差点──
[ そして、それは突然のことだった。
黒の合間に見える青の割合が増え、 視界もだんだんと晴れてきた頃合いだ。
急降下した烏の脳天に刃を立て、 ニーナはあとどれくらいだろうと空を見上げた。
少しずつ慣れてきたのか、 烏が減っていくのがはじめより速い気がする。
青空に舞う虹色の五線譜>>219は魔法みたいで、 ニーナはそれに見とれただけだった。
……ニーナは目が良い。 遠くが見えるというより、動くものを捉えるのが。]
(357) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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[ 虹色の先端が、また一羽を捉えた。 ぐすりと黒色に突き刺さり、 何枚か羽根らしきものが散ったのも、 なにかのワンシーンのようで美しかった。
断末魔が如く、一鳴きしようとしたのか、 或いはなにかの反射的な反応だったのか、 開いた嘴から、なにか光るものが零れる]
──”橘さん”、それ!
[ ”また取られないうちに”>>@54 ──という言葉が過ぎって、ニーナは走り出した。
光を反射しながら落下する一粒の軌道を 目で追いながら駆けて、地面を蹴った。 ぱしんと掌に当たったものを咄嗟に、 痛いと思うくらいに握りしめていた。]
(358) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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[ ……即ち、それは今のニーナたちの命だ。
トンと地面に着地して、 掌をもう一方の手で覆うようにしながら、 そうっとその中にあるものを確認した。
ひんやりとした硬い感触が、 間違いなく目当てのものであることを確認して、 ニーナはようやくほぅと息をついた。]
──よかった、おかしな所に落ちないで
[ ホーリーバッジ、というらしい。 これを集めれば、頁の続きが買えるらしい。
ニーナはとびきり大切なものを扱う手付きで、 それをかの高名な彼女へと差し出した。]
(359) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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マユミさん、貴方の分だ どうぞ、失くさないように気をつけて
──ふたりとも、お疲れ様
[ ニーナは笑った。安堵によるものだ。 それから、ミニゲームの提案者に向き直る。]
先輩も、ありがとうございました ”ニーナ”です、貴方の名前を伺っても?
[ それから、パートナーに向けては改めて、]
素晴らしかったよ、ジリヤ さあ、これからどうしようか ミッションの答え合わせでもしにいこうか? *
(360) 2018/05/14(Mon) 20時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/14(Mon) 21時半頃
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/* ミッション大丈夫やろかとは思いつつ、 相方の方に機械トラブル発生してて動くに動けぬ
(-101) 2018/05/14(Mon) 23時半頃
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困ったときはお互い様だろう
[ と言って、ニーナもまた微笑んだ。 添えられた賛辞>>376にも笑みを添えて、]
君の力も、素敵だった なんていうか──魔法使いみたいで
[ どうにも判断の基準が ジリヤと自分になってしまうのでいけない。
サイキックというからには、 何も分かりやすい武力だけではないと それは心に留めておこうと思った。]
(412) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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わかった、じゃあ西へ向かおう
[ そして、パートナー>>409へと頷く。]
獣というからには、 きっと烏じゃないんだろうしね あれはもう当分見たくもないな
──それじゃあ、私達は行くよ また会えるといいな、それじゃあ
[ スカートを摘んでご挨拶とはいかないが、 かるぅく片手を挙げて、別れの挨拶とした。*]
(413) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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──蕗之原ストリートを西へ──
……この道をまっすぐ行ったところだ
[ と言って、 ニーナはジリヤを導くように歩き出す。
勝手知れたるとは言えたもので、 道に迷うなど、想像もできそうにない。
人混みなんてないが如く街を闊歩する中で、 ニーナはいくつか、ジリヤに聞きたいことがあった。
いくつか、聞きたいことが芽生えたのを 道を歩きながら思い出した。]
(454) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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──改めて聞くけれど、
[ と、前触れもなくニーナは言う。 常とほとんど変わらぬ笑みを浮かべていた。]
君のエントリー料が何なのか 分かる範囲で構わないから、教えてもらえるかな
[ 何も、期待しているわけではなかった。
さっき、君はあの子に何も言わなかったね。 ジリヤ、君ならば少女のように頬を赤らめ、 言葉を尽くして彼女を褒め称えるものかと。
──とは、口にはしなかったけれど。]
(455) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ 重ねて言うならば、君は、 ”お知り合いだったかしら”と>>201。
ニーナは、自分の喪ったものの正体を なんとなく察していたからこそ、 ジリヤが取られたものを何と呼べばいいのか まだ、想像もつかないでいる。
……それから、これが最後だ。
ニーナは、自分がジリヤにとって 奪われるほどの価値在るものであるなど 一瞬たりとも思ったことはなかった。]
(457) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ そう君は、同じテーブルについていたって遠い。 ]
(460) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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……”記憶”をとられるというのは どういう意味なんだろうね、それこそ 存在そのものがなくなるんじゃあなく、 君に忘れられた私は、此処にいる訳だ
[ 雑談めいた口ぶりで、ニーナは言った。 西エリアまで、後少しというところだった。
ふと、手に刻まれていたカウントダウンが、 ゼロを迎えることなく消え>>#5、 ニーナはミッションの終わりを知る。]
……そういえば、
[ もうひとつ、思い出したことがあって ニーナはふと顔をあげてジリヤを見つめた。]
(461) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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──君は5年前、この街にいたんだっけ
(462) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[ ────── 暗転 ** ]
(463) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/15(Tue) 01時頃
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