219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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( ……嗚呼、でもなァ。 お痛をする子ってのは、 叱ってやんなきゃいけねえだろう。 それが”大人”の役目だと、聞いたもんで。 ) [鋏か、刃か。 無機の輝きが燦、と輝く事があるの為ら。 その切先に紅く散らされるよりも疾く、 彼女らの首に浮いた刀が添わされる事だろうよ。 同時に、手の中にも対になる白刃の抜き身が二本。]
(───花は花でも、椿では無いからこそ。)*
(103) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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/* 22歳にしては達観してねえか・・・? となりつつ、PL同年齢のくせして 22歳の精神年齢がわからない
(-40) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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先走ってるかな・・!?となりつつ 読めないかんじも申し訳ねえからな・・!
(-41) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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(こどもは嫌いじゃあ無かった。 近所の子らや、稽古場の子らとかもな、 面倒を能く見てたもんだから。)
[嗚呼。 でも存外、子どもってのは狡賢い。 大人が思っているよりも、純真じゃあねえんだ。 >>@60淑やかな着物に能く似合いの、 控えめな笑顔の裏でも────。]
( ………>>@60ほうら、 糸切りなんて可愛いもんじゃねえ 鋏が がぱり、と口を開けた。 )
(127) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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(目には目を、歯には歯を。 ───為ら、刃には刃を。)
[伝う、金属の冷たさをその儘載せたような。 宙空に固定されたように、切っ先を微塵も動かさない 白刃は、どうだい。在るだけで怖気を掻き立てるだろ。
>>@61>>@62 恐怖に塗り替えられるようにたち消える想像の種、 臆、それに気づいたってのに。
首元の”それ”を消しも、 (後ろにも、横にも。)引きもしなかったのが、
( 彼女らをこの儘にしといて好いのか。 ……… ”悩んじまったのが”、 臆。……理由は別にも在ったなァ。 )
悪かったんだろう。]
(128) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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(見開いた子らのひとみ。 震えた言の葉になり切れなかったものを なぞるよう 「なぁ、」 と言葉を吐き出しかけ、)
……… きみらは、 ─── …。
[ ……其の時だった。 ]
(129) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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[>>@63下りた、ちいさな手。 彼女らの力が分からないなら分からないなりに。 警戒すべきだったのに、
(仲良さげなおふたりさんに、虚構感が渦巻いて 仄暗い感情に何考えてたんだ、と消そうとして、)
───油断しちまった、のさ。]
(130) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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(震える掌に、耀くもの。 短いそれは長物と違って目立ちやしない。 もっと早けりゃ、気づきはしなかったろう。 もっと躊躇いや、防げただろう。 けれども、どっちでも無かったその軌道に 気づくのは一拍子遅れ、見開いた目が手を、 二刀を持ち上げるまで二拍子。
くる、と返した柄が交差し、 その掌を打ち 弾き落とそうとする迄は 三拍子遅れれば、──道をずらすが関の山。)
…… ッ、 [模擬刀だとか─── 居合刀みてえな刃物を扱ったわけじゃあない素人の、 そんな細っこい手なら本来作りもしない程には 致命には遠かれど、そこそこ深く───、]
(131) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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(本来の剣閃よりも可笑しな方向に 打ち込まれた短剣は、脇腹にずぐり、と埋まった。)
[弾み。 制御の箍を超えた、 少女らのか細い首を捉えた浮刀が、
───意思を持ったように、 彼女らの首を横に薙ごうとした。]
(唖、と思う暇も無い儘、───滑らかに。 引かねば両断をするような、火勢で。)*
(132) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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単純に平和的におさめようと思ったけど、 村が村なんだから平和的に納める必要もねえよな・・? と思ったら、こうだな って
(-50) 2017/06/20(Tue) 01時頃
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逃げてくれた!やったぜ! のでどうしようかなあ。 さすがに僕おえねえな!(けが)
(-51) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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(>>@76 最初は、異物感。 次いで来るのは、湧き上がる熱のような、 最後に、全身を回る痛みは ”何の痛み” か。
─── ”一度目” で無い筈の刃疵は、 けれど ”一度目” に覚えなどは無く。)
[咄嗟にしゃがんだ双つ頭。 抜かれた力に、空を斬る刀に安堵をする暇も、 そのような事を考える思考もみな、停止した。
ぐ、と再び灯された、少女らの足の力が奏でた、 蹴り出した混凝土の音も何処か遠くさえ感じた。
大人よりずうっとのろまな足音も、 その、次に切っ先を向けられたの為らどうするのだ と、言いたいくらい無防備で、華奢な背も。]
(134) 2017/06/20(Tue) 02時半頃
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…… 待っ、 ───、
[追いかけようと伸ばした掌から溢れた白刃、 少女を捕まえられなかった二対の浮刀、 皆な、はららと血色の花弁に成って──散って往く。]
( ……とめどなく赤を零し続ける怪我では 見開いた玻璃が追おうとしても届かず、 足の縺れて、下駄は滑稽な音を奏でるばかり。
───届かない。 )
(135) 2017/06/20(Tue) 02時半頃
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( ……臆、 痛みなんて無いほうが、好い。 ─── ほんとうに。 )
(136) 2017/06/20(Tue) 02時半頃
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[数日前。 駅の前で耳にした話が ふ、と駆け巡ってくのは何故やら。 群衆の目がない事はこの時ばかりは助かりながら、 カタミ薬局よりもやや上のミラーズロードの中途。
流れ出す緋色を戒めるように、 緩めた帯をきつく、締め直した。 ──黒地に滲む赤の目立たなさに安息ひとつ、 肺から吐こうとするだけで、ずぐずぐと脇腹が痛む。
「きみらは、その手でひとを殺して迄。 生き帰りてえ、と思うのか。」
詰る心算でも、責める心算でも 殊更、説法ですらない、純粋な興味を浮かべかけた 問いは空に浮いたまんまで、
─── 傷口の熱が、掻き消した。]
(137) 2017/06/20(Tue) 02時半頃
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( …断ち切りそうになった命が留まった、 椿の華が、落ちなかった。 その事に覚えた虚脱感と言うものを、 ぼう、と、考えて、───。 )
[ 今、真に無防備なのは誰なのやら、と。 (ひとか、けものか、襲われでもしたのなら、) ───── 考えて、にがわらった。 ]*
(138) 2017/06/20(Tue) 03時頃
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( ……それを見越しでもしたように、 >>140聞こえたかれの声には思わずに ───苦味を増しざるを得んだろうよ。 )
[是が電話のようなものとは違って好かった、と、 ひとめを憚らないからこその建物の影。 路上に腰を降ろしながら、心底思うのだ。]
(これも、明日迄の辛抱。 凌げれば、なんでも無いこと。 ……でも、知っちまったら、かれはまた。)
[なんでだろう、なァ。 輝久でも無くても、心配されちまいそうな事くらいは。 分かってしまったもので、なるだけ念話には 伝わらないよう、痛みを押し殺して、──。]
(141) 2017/06/20(Tue) 03時半頃
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『……あ? 取り敢えず北のほうに向かってみようと している最中だよ。
───きみは。』
(無駄な抵抗にも、程がある。 嘘は吐いてはねえが、曖昧に場所を濁した。 >>140きみだけじゃあなく、この身に怪我を 負ったときも曝されちまう、──なんて知ったら。 昨日の土竜でも思い出して、埋まりたい気持ちに なるには違いないんだろうが、──……。)
(142) 2017/06/20(Tue) 03時半頃
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( ……ふ、ッ と、何となく。 )
『変な事聞くみてえだけどさ。 きみはさ、他所様を手にかけて迄。 ───生き返りたい、と思うような事はあるか?』
[「何となくだよ、何となく…。」
取ってつけたように空を仰ぎながら、 然の返事が何うであれ、此処に腰掛けるのは小休止。 ──それ以上の意味合いなんてのは、無かった。]
(かれを帰すのだけは、 我儘だとは言え諦めちゃいけねえ気がして。 その裏で、── …… 臆。 是は未だ、秘しておこう。)*
(143) 2017/06/20(Tue) 03時半頃
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/* わりと闇堕ちとそうでないののはざまにいるから こう、描写が突飛でねえかとか齟齬ねえかとか ぶれてないとかが不安になる な! だいじょうぶだとしんじたいぞ!
華月斎さんのロルはほんとすてきやな・・っておもう (ほんとお付き合いに感謝しつつ・・!)
(-56) 2017/06/20(Tue) 03時半頃
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誰でもウェルカムしてくれてるなら ロイくんのとこ行きたい気はするがどうしようかなー (なー)
(-59) 2017/06/20(Tue) 04時頃
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(きみであればきっと、隠し通さねないだろうと思う。 けれども、かれであれば如何して、
────隠し通せると思ったのだろう。)
[二重合わせのように張り付いた 能く似た顔の面影が、糊が乾いたように剥がれてゆく。]
(……其処に を覚えたとしても、 其れは、かれにとっては迷惑しかないだろう。 臆、迷惑、ってのは今更だっけ、なァ。 )
(171) 2017/06/20(Tue) 16時半頃
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(彼を生かさなければならない と言う使命感と。 いっそ、あの儘殺して貰えれば、と言う思いと。 厭厭、ひとの首を手折ろうと思ったあの子らを、 見逃す義理だても無かっただろうに、と思った 悪魔じみた囁きと、人としての義と、 今更湧いた空座への在り様と───…
……臆、面倒くせぇなあ。)
[………相半は矛盾に、矛盾は虚構に。 ぐるぐると渦巻いた暗澹は玻璃の闇を深め、 考える事を
”諦めた”
のでは無い。 …投げ棄てた。]
(172) 2017/06/20(Tue) 16時半頃
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( 縛られていたのは己。 縛っていたのは誰で、 縛られに行っていたのは誰か。 己を、逃げられる糸で雁字搦めしていないか。 その蜘蛛の糸は天上へ昇るものか、 蜘蛛の巣か、見分けくらいつくだろうに。 )
[積み石を、積む。空白の過去の過ちには気づけない。 そりゃあ、然うだ。───そもそも、”無い”んだから。]
(173) 2017/06/20(Tue) 16時半頃
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[帯で隠しても、混凝土に溢れた赤華は消せない。 布地に散った赤染みは消えない。 一見では分からなくとも纏った鉄の匂いは 消えないのだから、無駄な努力だ、と考えるだけの 思考も、鈍った頭では回らない。]
[……>>162かれの言葉が聞こえた。] [渋るような間が、一寸。疚しい事がある、と。 自白するに等しい間だと、我ながら思った。]
『 ……。 ───臆、 良いよ。 』
(174) 2017/06/20(Tue) 16時半頃
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( 風に触れさせた吐息でも無いのに、 薄っぺらく延びた返事を雑破に搔き消すよう。 重ねた問いかけは、──少々、意地悪だったか。 )
『 ……今は? 』
[>>165 飲み込まれた言葉の尻尾を追い掛けた。 添えられた最もの疑には、『何となく』、を繰り返す。 出来る限り冗句の体を繕ったものだが、 きみのエントリー料は迄は知らないからこそ 下手に程があるんじゃねえか、と思った。]
(完全な面を被るには、被れていたころには。 演じていたころには未だ時も年も足りていない。 あの幼子らのことを、言えたもんじゃあない。)
(175) 2017/06/20(Tue) 16時半頃
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(それでも。此方に来ると言うので在れば いつ迄も立ち竦んでは居られないもので、)
虚勢で立ちあがる二本の足に鞭を打ち、 から、と音ばかりは涼やかな下駄の音に全てを秘した。 着物を正して、短くも耐え忍ぶには長い掌を見下ろし、 嘆息を溢せば、───臆、逃げちまおうか、と。]
(鬼ごっこの役者でもねえのに、 かれに見つかる前に行こうとした北に足を転がす。 ……それも、>>164無駄な努力。)
[安堵する息の音色。 振り向けば、(互いに疵を匿す、)かれのすがた。 こうも少年から相対していても相手のばかり。>>162
其れが真に相手の望んでいることとは限らないのだから、 これが見世であれば滑稽極まりない、と 観衆は思うのだろうが、残念ながら此処はうつつ。]
(179) 2017/06/20(Tue) 17時頃
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[男は自らの間抜けさにも気付かない儘、 混凝土の上の血痕を有象無象の雑踏に 紛らわせるよう一歩の間合いを埋めながら、 まじまじと見詰められる>>164瞳に───…。]
( ……出来る限りの涼しい顔を演じて、 )
─── なんだい、そんなに見て。 …………塵でも着いてんのかね?
[痛み続ける ”何某か” の疵を隠しながら、 脇腹の熱を冷ますように風を浴びれば、逆さに染みる。 寄りかける眉根を離す事に意識を手向けながら、 「ミッション、きみは分かったか?」なんて ゆる、と亦、なんでもないように首を傾げて。
──そそくさと場を離れるよう、 追い越すように、先んじようとしたのだった。]*
(180) 2017/06/20(Tue) 17時頃
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縁くんほんとーーーすてき>>@198 いいなあ、そういうの・・すごい死神っぽい
(-86) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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『 ……そうかい。 』
[隠せている筈なのに、 見透かされている。>>181
逡巡した思考にも似て、 うちに孕んだ矛盾めいた現状を知りもしないからこそ >>182(既に歩み出されていた足なんか知らないで、) 詰まった音を逆撫でるような問いを送った。 少しでもその足が止まればいい、と思った。]
( 正解なんて無いような意地悪を放り投げても 歯切れの悪さが歯止めになる証明なんざ、 ─── …… 何処にもねえのにな。 )
(192) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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