212 冷たい校舎村(突)
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「 那由多の結婚式に出るまでは 死ねないねえ 」
(152) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 俺の顔を見るたび、 あとは那由多だけだから と、 口癖のようにそう言って、
「 もうすこしだけ 待っていてください 」と、 そう、毎晩神さまにお願いしているのだと、
中学の修学旅行で俺の買って帰った、 ずず汚れた御守を手の中に、 いつも、穏やかに笑っていた祖母は、
結局、11月の終わり、 ひと際冷え込んだ朝、息を引き取った。 ##
(153) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 祖母の葬儀の席で、 母は、幼い子どものように、泣いていた。
死 を理解できず、声をあげる我が子を、 懸命に宥めながら、涙をこらえるいとこがいた。
ああ、祖母の病室に漂っていたのは、 死 の気配だったのだと、ようやく理解する。
俺は、悲しみ よりも、 こみ上げる 居心地の悪さ に、 蝕むような 罪悪感 に、 父の隣に、ただ、突っ立っている。 ##
(154) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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結局、俺は、泣くことも、誰と話すこともないまま、 喪主をつとめた伯父が、出棺のあいさつを終えて、 火葬場へと向かう祖母の小さな身体をおさめた棺を見送る。
そのとき、突然。
俺の人生は、 この瞬間の繰り返しなのだと知る。
##
(155) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## あと10年、20年、 どんなに長生きしてくれたって、 どんなに、ばあちゃんが神さまに愛されていたって、 あの、最後のお願いが叶うことなんて、なかった。
身体いっぱいに満ち満ちて、 今にも溢れ出しそうな罪悪感は、 これからもずっと、俺を蝕む。ずっと。 ##
(156) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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周囲が当たり前にしている期待をすべて この先ずっと踏み躙って生きていくのか
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(157) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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……そのことに気がついた。 途端に、この先ずっと 人生が続くこと そのものに、どうしようもなく、嫌気がさして、 先のことなど、何も、考えたくなくなって、
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(158) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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『 20人にひとり 』という数字の持つ意味
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(159) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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## 皆の記憶になんて、5分と残らなかったかもしれない。
2年の秋頃。保健かなにかの授業の一環で、 壇上に立っているのは、外部から招かれた講師だった。
小ぎれいな格好をした中年女性が、言う。
『 20人にひとり 』 『 現代社会では、そのくらいの割合で、』 『 同性愛者が存在すると言われていて──、』 『 そう、クラスにひとりか、ふたりくらい 』
……その瞬間も、隣の誰かは、 まるで他人事って顔をして、時計ばかり 見ている。 ##
(160) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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保田那由多にとっての日常とは、 誰もが持つ 当たり前 の感覚への、* 裏切り *
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(161) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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/* いつかやってみたかったテーマで、 ふと、これで動かしたい! ってのが浮かんだので、 思い切ってやってみることにしました
何度か触れてる、20人にひとりとかも、 割と色々言われてるらしいし、そのうちソロルでそのことについても触れるつもりですが、 先にここで弁解しておきます いくつかある話から選んだりして書いてるよ
あと、何度か触れてる授業っぽいものについては、 実際に高校訪問して行われてる講義を参考にしてます が、本当に、「こういう風に言われることもあるよ」くらいで見てほしい
(-28) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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/* この設定、女の子でやろうとしてしっくりこなくて、 なゆたにおさまったんだけれども、 昨日くらいに不意に「こうすれば女子でもできた」がふってきて、 でも、もう、できない なー!!!
(-30) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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/* すごいどうでもいいけど、なゆた母は4人兄弟の末っ子で、 なゆたはいとこいっぱいいて、全員結婚してて、 イメージは、トヨタ/ガモウとルグレ/ミサキとケイイチ/みょんこ (と でむすばれてるところがきょうだい) 一番年が近いのがケイイチだけど、それでも5つは上
(-31) 2017/03/12(Sun) 20時頃
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── 現在:3階渡り廊下 ──
[ 立ち尽くす。
古辺の衣服についた赤色の意味を、 ほかにも同じようになクラスメートを見て、理解する。
かけられたブレザー は、 誰かのきもちや優しさのあらわれのようで、 せめて安らかであれば と願う。
……これじゃ、マジで死体じゃないか。]
(165) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ きっと今、一番向き合うべきなのは、 目の前にある、この人形と惨状についてで、
けれど、何も、答えが出てこないから、 俺はぐるりと見回した先、 ブレザーの持ち主>>105を知って、
距離感 は、はかりかねるまま、 やたらに厚着してきた自分のブレザーを手に。]
(166) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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……さむそう だし、大和さん 俺、カーデとか、中、着込んできたから、 よかったら、教室戻るまででも、羽織っとけば
[ 現実から、目を逸らすみたいに、手を差し出す。
……だって、なんか、 女子にだけ寒い格好させてるの、 フツウに考えて、悪い気がして。 十分厚着してきたの、本当だし。]
(167) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ それから、足元に広がる血溜まりを、 まじまじと見つめる。どろりとした、赤色。
鼻につくのは、金属めいたにおいで、 そのことが、どうしようもなく、 本物 だなと、思うから。
このマネキンが、水野じゃないとして、 ……でも、この血 は ?
ゆらり 揺れた視線は、 マネキンの腹に刺さった、刃物に向く。
向いて、俺は、 まっすぐ、それを見たまま、 誰ともなしに、尋ねる。]
(173) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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── これ、抜いてみて いい?
(175) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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/* 胸元だ ごめんなさい
(-35) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ 言うなり、俺は、
赤色でぬかるんだ廊下を踏んで、 きらきら きれいな 光の瞬きの下、 倒れている人形に、歩み寄る。
マネキンの、胸に突き刺さった刃物。 それに向かって、手を伸ばして。*]
(178) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
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[ 非難の視線>>191が、刺さる。
入間って、そんな顔するんだ って、 とても場違いな感想が、こみ上げて、
……ああ、いや、入間だけじゃなくて、 古辺も、昴も、あんなふうに取り乱すんだ。
この世界が、させてる んだな。
考えながら、上履きの裏の、 ”滑りやすい”感覚、確かめながら、
だけどさ、と、立ち去る入間の背に言った。]
(202) 2017/03/12(Sun) 21時頃
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── マネキンなら、血なんて流さねえじゃん
[ まっすぐ、階段のほうへと歩いていく背中に、 投げつける ような、言葉だった。
これは水野じゃないよ。マネキンだよ。 今も水野は、どこかで怯えてうずくまっている。 逃げ惑っている。何かから。今も。
── ほんとう に?]
(205) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
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── この血は、本物じゃんか
人形が、血なんて流すわけねえし 少なくとも、誰かの血なんだろ
つーか、こんな、廊下の真ん中で、 いなくなるわけ ねーじゃん! そんな、
[ ちゅうぶらりん。 途中で止めた手はそのままに言葉を紡いで、 その間にも、足元に赤は流れる。
どく どく。上履きに染み込む、微かな温度。
……抜かなくたって、 試してみなくたって、分かる。 この人形が、血を流している。]
(206) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
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── これが、水野なんじゃないの
[ ずるいと分かっていたけれど、 今は、困ったような表情 しか、つくれない。
ごめん。*]
(207) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
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/* 古辺へのお返事書こうと思って、 古辺の回想とかも読み返してて、 この村葬式通過者多いな!?
(-38) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
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/* これ、大和-三星が一緒に行動してて、 上須賀-能久がまだ一緒だったら、 元賀-橘についてかないと、俺見事にぼっち!!! だ!!
(-39) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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── 回想:2年 秋 ──
[ なあ って、名前を呼ばれて>>177、
俺は、心の中で数字を数えるのを中断して、 声のしたほうに、視線をうつす。
まさか、声をかけられる など思っていなくて、 集中していた作業を中断されたみたいに、 目を 瞠って、鬱陶しそうな前髪の奥を見た。
時計、何秒見つめてたっけ? ……まあ、いいや。]
……んだよ
[ って、小声で、答える。 まるで、講演に飽きた態度の悪いガキみたい。]
(264) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 古辺は、笑っていた。
俺は、笑えないまんま、 担任に見つかったらウザいな とか、 そういうのを装うように、不機嫌そうな顔。
嫌だな と、思う。 ふたり の会話じゃ、曖昧に、 「あー」とか「うん」じゃ、ごまかせない。
興味本位 みたいな言葉は、 往々にして、刺さる というより、 緩やかに首を締める真綿のようだな。
まるで他人事 の話題のくせに、 俺は、冗談めかして、あしらえない。あしらいたく ない。
それに、]
(265) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 前髪の下、薄っすらと覗く眸は、笑っていなかった から。]
(267) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 俺は、数秒。視線を彷徨わせたあと、
マイクを通した講師の声にかきこされそうな、 小さな声で、押し殺したような 声で、問う。]
……それ聞いて、おまえ、どーすんの?
[ そういう会話って、愉快ですか。そうは見えませんが。
影になって、よく見えないその眸は、 一体、何の感情を浮かべているというのだろう。
質問に質問で返すやつって、ウザいよな。 と、思いながら、淡々と言う。]
(268) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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