219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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―― Side:Twins ――
[ 素敵な色。 温度のない、黒曜みたいなそれは 確かに、私たちを見て。
嗚、この人も おんなじ、なのね。
(藤色の似合う、素敵な人。 王子様に憧れる年頃だもの きっと、私たち その瞳を見ることも、出来ないの。 ――――きっと、生きていた頃なら。) ]
(@43) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 自分から、教えてくれたの。 私たちと、同じだって。 紙を見たなら、そうでしょう?>>61
それなら その優しい問いかけだって、信じちゃあいけないのね。 悪意なんて、無さそうでも。
だって、私たちにとって あの人の言葉が、全てだもの。 ]
(@44) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ じ、と、見上げて それだけで、わかる。 この人は、簡単に、いのちになってくれないのね。
それでも、やらなくちゃいけないの。 私たちのいのちのために、 この優しそうで、 (私たちの失ったものを持っている) とっても綺麗な男の人を。 (羨ましくて、仕方ないわ。) ]
(@45) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ 左右対称のよっつの目。 隠し事をしたつもりでも、 冷たくて、淀んだ色は、隠せないって 私も、わたしも、気づいていない。 それから、小さな手。 よく見たら、指のさきに、赤い色。 手招いて、背伸びをするの。
こっそり、内緒話をしたい子供の顔をして しゃがんで、って、
そうしてくれたら、私たち あなたを、何もわからないままに、
殺してあげることが、出来るから。 ]*
(@46) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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[ ずっと、調子のよかった私たち。 だから、わからないままだったの。
私たち、子供、だから。 大人の男の人を、いのちにする、なんて 簡単じゃあないってこと。
生き返ることに必死で ボーナス欲しさに、無作為に手を出して。
そうして、狭くなったせかいは 大切なものを、見逃してしまう、なんて。 ]*
(@47) 2017/06/19(Mon) 22時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 22時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/19(Mon) 23時半頃
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/* すっげぇ鋏ってバレバレだぜ!!!!
(表に出したなそういえば。)
(-42) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[ うそつきのこどもに、 からり、寄せられる下駄の音。>>98
――いけた、って 確信、したの。
全部、隠して こどものかおで じゃあ、うまくいく、なんて。
(天才、なんて言われてたの それも、なくしたってこと、忘れて。) ]
(@59) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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[ だからね 私と、わたしは 嬉しいって、笑顔。 喜色満面、と呼ぶには、大人しいけども。
地に、膝が沈んだなら>>101 十分、届く距離。
私の手と、わたしの手 握りこんだ、柄。
大きなおおきな、鋏。 大きく開いた刃は、 閉じれば、この人の首を、
なのに、]
(@60) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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「――――っ!」
[ 私たちが、奪ってしまうよりも、速く ぞわり、 背中を這い上がる、なにか。
私、知ってるわ。 恐怖、と、いう物。
想像を、やめてしまえば 鋏は、あっさり、きえてしまうの。 椿の花を落とすみたいに 赤いいろを、広げる筈だった、それ。]
(@61) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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[ 見開いたひとみ。 そこにあるのは、恐怖。 首元が、いやに、冷たいの。さむいの。
死にたくない。死にたくない、 死にたくない死にたくない死にたくない! ]
「や、 嫌……」
[ 私の声も、わたしの声も 情けないくらい、震えて、いて。
どうすれば良いのでしょうか。 考えて、そして。]
(@62) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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[ す、と下ろした小さな手。 丁度、あなたのおなかの前。
想像するの 私たちの首にあるみたいな、 そんな、刃。
短刀、と、言うのかしら。 お兄さんの持っているものより、ずっと短い刀 震える掌、が 刀なんて、初めて握る素人の手が 眩しいくらいに煌めく切先を 思い切り、突き出す。 ]*
(@63) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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― Side・Grim Reaper ―
[獲物を逃がしたカンガルーが>>109 暫くして、どなたさんかに倒された頃でしょうか>>51
そんなこと、知ろうともしない死神は 交差点から、また、北へと。 雑踏の向こうに、誰かの駆ける音を聞きながら>>111 片耳へと添えた手を離します。
また一つ 此方へと跳ねた異形を、潰して。]
(@64) 2017/06/20(Tue) 00時頃
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『いつ見てもかいらしいね、その子ら。』 『ペンギンとか、狐も好きやけど。』 『並べたいわぁ。』
[Q.なんで狐とかペンギンよく使うの? A.趣味
と、即答できる程度には、 小動物は好きですから。 勿論、保存一択で御座います。>>122
変わらず、平和なトーク。 其れに返すのも、やはり、常と同じような。 ……え?一部不穏な流れがあった? 知らんな。 みんなで、あいす、たべるだけですよ?]
(@67) 2017/06/20(Tue) 00時半頃
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おや、
[よちよち、ぺたん。 よちよち、ぽてん。 北エリアとの境まで行けば、 帽子を被った人鳥。>>@22]
自分、まだこんなとこおったん。
[折角ですから、ぱしゃっと。 端末にて撮影の後、トークへと流します。]
(@68) 2017/06/20(Tue) 00時半頃
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[“こんな状況”であれど 楽しむことは、忘れられませんで。 画面の中に落とされる文字にも、 愛らしい子豚の画像にも
この僕が、違和を抱くことなぞ 何一つ、ありませんから。]*
(@69) 2017/06/20(Tue) 00時半頃
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―― Side:Twins ――
[ 本当に、無知であったならば 首元から動いてくれなかった温度を>>128 何かって、理解すらしなければ。 こんなにも、怖いことはなかったのでしょうか。
それは、きっと、違うの。 多分、本能が こころじゃあない、どこかが それを、ひどく、恐れていて。>>128]
(@73) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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[ なにか、を 言いかけた声を、聴く前に 突き出した。>>129 ]
(@74) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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[ あなたの手の中に、それがあるなら>>131 狙い通りに行くはずもない、なんて。 考えるだけの知識もなくて。
かよわい少女の手が、あなたに傷をつける。 ほんの少し、ずれた道。 初めての、誰かを刺す感触。 気持ち悪い、よりも また、ぞわり、って 迫り来る、終わりの気配>>132 ]
(@75) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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[ “しにたくない” ]
[ 咄嗟に、逃げた。 足の力を、抜くだけで良いの。 刀からは、逃げられる。
そうして、しゃがみ込んだ体勢から また、ぐ、と、力を込めて。
走り出した。 あなたに、無防備な背中を向けて。 あなたに、終わりを差し出そうとしたくせに。 終わりの恐怖から、逃げ出そう、って。 ]
(@76) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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[ 歩幅の小さい、少女の脚で
私たちより、ずっと大きな大人から
逃げてしまおう、なんて。 ]**
(@77) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 01時半頃
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[ 私たちの意識が逸れれば 作ったものは、消える、から。
逃げようと、 それだけを、考えている私たちは あなたのおなかにある、 小さな白刃の輝きを とどめることなんて、出来るはずもなくて。
作り上げたもの、の、 消える音が、した。]**
(@78) 2017/06/20(Tue) 01時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 01時半頃
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なんや やっぱり、おもろい子なんやねぇ、自分。
[九想屋方面へと向かう、その背へ>>146 から、から、 場の惨状に似つかわしくない、笑声の降ることでしょう。
路地裏の一部、背の低い建物より ええ、始終眺めておりましたとも>>145 広がる水たまりが、一体、どなたのものなのかはわかりませんが>>80]
(@83) 2017/06/20(Tue) 10時頃
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今回は、平和や思うてましたからね。 嬉しいわぁ、僕。
[彼にとっちゃあ、何のことやらさっぱり、でしょうけども。
理由が何であれ、状況がどうであれ その真っ赤な手を見れば>>80
つい、笑ってまうんは、 おかしなことやないでしょう?]
(@84) 2017/06/20(Tue) 10時頃
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[屋根より飛びおろし狐が二体 路上に溜まった赤を跳ねさせます。
異形の尾をゆるり、揺らして 足音もなく、距離を詰める子らには
はて、どのような反応をしてくれるのでしょうか、ね。]*
(@85) 2017/06/20(Tue) 10時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 10時半頃
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/* 来ちゃった♡してるけど ぶっちゃけ、コアがあって、かつキリングしやすい立場だよねこれ?って思った、のよ、ね。
応援してる(※殺さないとは言ってない)やから>>4:@121
(-70) 2017/06/20(Tue) 10時半頃
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/* キルロイチップに殺意高い印象を抱きそう >>144最高に可愛いのだれかわかって
(-71) 2017/06/20(Tue) 10時半頃
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―― Side:Twins ――
[ もし、背中に何かを向けられたら、なんて>>134 考えたりも、しない。
声が、きこえた。 私たちのじゃない、下駄の音も>>135 それが、近づいてこないことに 酷く、安堵を覚えたの。
そして、もうひとつ。 あなたを傷つけたことに、 何も思わない心への、気味の悪さ。 ]
(@86) 2017/06/20(Tue) 10時半頃
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「とりかえさなくちゃ。」
[ 生き返って、返してもらわなくちゃ。 私、あなたの溢しかけた言葉を 聞かないままだった けど。>>@74
きっと、それで良かったのでしょう。
その質問を投げられて>>137 戸惑って、首を横に振ることの出来る心が 他人を思いやる優しさが、ない、から。
当たり前でしょう、って、 頷いたと思うわ。それを、聞いてしまっていたら。 ]
(@87) 2017/06/20(Tue) 10時半頃
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[ 終わりの恐怖から 逃げ出そう、たって 私たちの顔、皆、知っているのね。 そうよ、そういう役、だもの。
逃げなきゃ、倒さなきゃ、逃げなきゃ、殺さなくちゃ。
二人の小さな逃亡者、は あっちへからり、こっちへころり。 息を切らして、逃げ続ける。
どこかへ、かくれんぼ、なんて 許されていない、 もの。 ]*
(@88) 2017/06/20(Tue) 10時半頃
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― Side・Grim Reaper ―
おお、 こわいねぇ。
[突き刺すような視線にも 一切の情籠もらぬ音を、零すばかり。 呑気な手が、扇子をゆるり 口許へとあてがいまして その問いかけて、答えを出しかけた唇を、閉ざします。>>147
置いとかれちゃあ、ねぇ?>>148 それに、少し考えれば 答えを出してやらん方が、面白いんやろうなって すぐ、わかってしまいましたから。]
(@89) 2017/06/20(Tue) 11時頃
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