241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[もっとも、私がそれに対しどうこう言う資格はないんでしょうけど。 結局は生きてる人のお話。死神にとっては他人事。
なんて、どれ位歩いた頃だったのかしら。 すっかり耳に馴染んだ声>>279をきいたのは。]
シュンタロ?シュンタロじゃない…!
[相手が誰なのか理解すれば駆け寄って 御機嫌ようと笑顔をひとつ向けたでしょう。*]
(@92) 2018/05/20(Sun) 17時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 17時半頃
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[顔をあわせるのももう4回目だったかしら。
手を繋いで、デートまで済ませても変わらず初々しい シュンタロの様子>>283は何だかこちらまで気恥ずかしくなってしまいそうで。 だけど、そこにいつもの彼だという安堵も少しあった。]
え…?
[そんな彼が袋から何かを取り出す様子を見せたかと思えば あげると言って差し出されたのは一輪の薔薇の花。>>284]
(@93) 2018/05/20(Sun) 19時頃
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[きっと女性に花を贈るなんてなれてないでしょうに。 それでも、数ある花の中から私の為に似合うと思うものを選んでくれたんだろうと思えば嬉しくて。だけど、
(私は…何もかえせないのに…)
かえすどころか、自分は彼の魂を狙う死神でしかない。 バッジも、好意的な態度だって、より味を高める為の過程でしかない。 それでも彼は疑う事なく与えてくれるのだ。
どこまでも純粋で、真っ直ぐな好意を。]
(@94) 2018/05/20(Sun) 19時頃
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[今この場でシュンタロを食すべきだというの声。 彼に手を出すな、今ならまだ戻れるという声。
死神としてのどす黒い本性が、満たされない食欲が、 牙を剥け、彼を糧としろと声をあげる。
だけどその黒の中に揺らめく小さな光は言う。 彼を食べてはいけない、永遠に後悔する、と。
頭の中に響く声は対立をみせて、 様々な思考が混ざり合い―]
ぁ……
[つぅ…と頬を伝う雫の感触。
まずいと思った時にはすでに手遅れで、 目の前の花へ手を伸ばす事もできず、雫を流しながら 現実に引き戻されたでしょう。*]
(@95) 2018/05/20(Sun) 19時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 19時頃
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[ほら、みたことか。
ここは笑ってみせなきゃ、 いつも通り愛想よく礼を言う場面だ。 そんな事はわかってる。わかりきっているのに。
一度溢れ出した涙は私の意思なんてお構いなしで 止めようと思っても簡単に止まってくれない。]
ちが…違う……っ
[痛いの?>>300と聞かれれば必死に首を横に振って。 俯きそうになる顔を上げ、こちらを心配そうに窺う シュンタロに目線をあわせる。]
(@96) 2018/05/20(Sun) 19時半頃
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わたっ…私…何も、かえせない……
[しゃくり上げながら、それでも言葉にしないと伝わらないから]
シュ…タロに…っ、優じぐ…じでもらっでも… 何もがえぜない゛……!
[その純粋な好意に、綺麗な好意をかえせない。 せめてバッジがあれば罪滅ぼしに渡す事もできたけど、 今日の分はノイズを仕掛ける際に配りきってしまった。
物理的にも精神的にも、私は彼に与える事はできない。 所詮は参加者と死神、どれほど好意的に振る舞ったところで どこまでも死神は奪う側でしかないのだから。
涙に濡れる女の言葉は、彼に伝わったのだろうか。*]
(@97) 2018/05/20(Sun) 19時半頃
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……ん…
[力なく頷いて、手を引かれるまま>>310ついていく。
鏡がなくてもわかる。 今の私は本当なら人に見せてはいけない、酷い顔をしているんだろうって。
(確かこういうのが“百年の恋もさめる”…だっけ…)
それでもシュンタロは優しくて、 涙腺が壊れたように涙の止まらない私へハンカチを貸してくれた。]
(@99) 2018/05/20(Sun) 21時頃
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[背中をトントンと叩かれば>>311 少し楽になったような気がして呼吸を落ち着ける。]
ぅ…?
[いっぱい、与えている?>>311 私が?と言おうとしたけど、 それは間抜けな声を出すだけになってしまった。
私にとって、おいしく食事をするまでの過程でしかなかった時間を、作為を、彼は喜んでくれていた。 幸せなものとして、受け取ってくれていた。]
(@100) 2018/05/20(Sun) 21時頃
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わた…じ、も…
[楽しかった。震える唇で伝える。
だから、深く情が入り込みすぎてしまったんだろう。 食べる事が惜しくなってしまったんだろう。 もし食欲に任せ糧にしてしまえば、 それで終ってしまう儚い関係なのだから。
好きだよと伝えられれば>>312 歓喜なのか罪悪からなのかわからない涙がハンカチを濡らしていった。
嬉しかったのは、楽しかったのは、幸せだったのは 私も同じだったんだ。
その事を伝えたくて、彼の言葉に何度も頷いてみせて。]
(@101) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[頭を撫でる優しい体温>>313に擦り寄るよう甘え 泣きやむまでもう少しかかりそうかもしれないけど、
私こそありがとうって
精一杯笑ってみせたでしょう。*]
(@102) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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/* [恥ずかしさに顔を抑えもだもだ]
(-117) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[それからどれ位時間が経過したのか、
数分だったかもしれないし、 もしかしたら数十分だったのかもしれない。 わかるのはまだミッション時間内であるという事だけ。
いつまでもここにいる訳にはいかないでしょうに、 それでもシュンタロは嫌な顔ひとつ見せず黙って私の頭を撫で続けてくれた。>>366>>367
おかげで、ある程度話ができる程度には落ち着いて。]
(@113) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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もう、大丈夫… ハンカチ、洗って返すわね。ありがとう…
[私の涙を受け止めたせいで汚れてしまったハンカチ。 さすがにこのまま返す訳にはいかないだろう。 皺にならないようきっちりアイロンもかけないと。
ハンカチを落とさないようポーチにしまおうとして、 リボンの花>>@26が目に留まる。]
あのね、これ…
(@114) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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キャンディーの指輪ね、あの後リボンを飾ってみたの。 可愛くできてるかしら?
[大事なものを扱うように取り出して見せれば シュンタロはどんな反応をしてくれただろう。
もらった時と同様、右手の人差し指につけてみた。*]
(@115) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[突然顔を真っ赤にしたシュンタロの様子>>406 に小首を傾げて。 頭上にハテナマークを浮かべていれば、 彼の言葉>>407でようやく合点がいった。
言っておくが今回に関しては狙っていない。 完全なる素の行動なのだから。
そんなやりとりをしているうちにミッションが終了していた事を女はまだ気づいていなかった。*]
(@116) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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…そっか。
[お別れの時間と聞けば少し残念そうに。 今日もまた、知恵と勇気を併せ持った誰かの手によってクリアされたのでしょう。
寂しいけど、全滅が避けられたのは喜ぶべきこと。 だから、今は]
えぇ、喜んで受け取らせてもらうわ。 ありがとう。
[あなたの好意を、薔薇の花>>432を受け取りましょう。]
(@119) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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[気のせいか、顔色の変わったシュンタロの様子>>433 を少し怪訝に思いはしたけれど理由はわからなくて。]
えぇ、約束するわ。
明日…どこにいてもシュンタロの事、絶対見つけて 返しに行くからね。
…だから、また会いましょう!
[こちらへ伸ばされた手の上に自分の手を重ね 彼の意識が途切れるまでの時間を過ごした事でしょう。**]
(@122) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 00時半頃
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