231 自由帳の中で、僕たちは。
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[やはり昨日は早すぎたのだろう Fは何事もなく今日も今日とてひらがなで そらはきれいだったらしい 些細なだけれど、良いことだと感じる 人間には空も見れず俯く日もあるから。 それと、ゆきだるまが見たいのだとか。 子供っぽいところもあるみたいだ。
──それにしても。
ささみが増えた。 真ささみ、新ささみ、ささみづくしのノート オレの頭もささみばかりだ ささみ、ささみ、ささみささみ、ささみささ……
……ん?]
(73) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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へくし!
[鼻がむずつき、再びのくしゃみ 静かな図書館の中で大きく響いた。 司書さんから送られる視線に頬を掻く
今何を考えてたっけ ……まあいいか、そろそろ戻ろう。
次見に来た時には誰かが土岐に答えているだろうか それはオレも気になるところだ。]*
(74) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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─ 指導室 ─
いや、閉めておこうよそこは。
[いないじゃん。 恐る恐ると覗き込んだ部屋は無人 食べかけも無いし退席中とも見えない。 文句を言われることもないので自由にする あの人の席に腰を下ろしてみた。]
うーん。普通の椅子。
[そりゃそうだと天井を仰いだ。
何で来ちゃったんだろうな 聞かれたくない、踏み込まれたくない癖に。 もうジェニファー先生に付き纏う気なんてないし この部屋を気にする理由は今は無い筈なのに。
ああ、でもここから部屋の中を見るのは少し新鮮かも。]
(75) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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[いつでもここにいるように思っていた 迎えてくれる気がしていた。
勝手な思い込みが足を向けさせたのかもしれない それは教師に求めるには大き過ぎる依存だ。]
(-40) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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[あの頃も呼ばれていない時に此処に何度か来た。 いないよなって、一人で苦笑してドアに手を掛ける そうすると不思議と開いているのだ。 鍵に拒まれて独り帰ることは一度も無かった もしかしたら、理由に思い至ることはあったのだけれど そんなこと口にしたら自意識過剰じゃない? 担任でもないただの問題児だもんな、オレ。]
……ひるめし
[別称カレーパン。無造作に置かれた袋に貼られた付箋を読む これはどういうことだろう。 少し考えた後、まあなんでもいいと思った 置いていくほうが悪いのである。 一昨日は昼飯の後に平気で焼きそばパンを平らげた でも、今日はなんだか食欲があまり無い。 代わりにさっき買ったクリームパンを置いておく。 物々交換ってやつだね。違うけど。
食べないという選択肢は今日も今までも浮かばなかった。]
(76) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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[さて、今は何時だろう。 まだ昼休みのつもりでいるのはオレだけの可能性
あるな、あり得る。 三笹のように意図的サボりはあまり無いけれど 気づいたら、は結構経験していたり。]
お休みなさい。
[経験済みと同じ状況ならまあいいか。 机に突っ伏して目を閉じた 十分に暖かい室内で少しの冷を取る、気持ちいい。
そう感じる時点で体調が危うくなっているとは この時、気づくことはなく。]**
(77) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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/* あっきゅん大丈夫? 忙しいのにメールしてごめんな
(-41) 2017/12/20(Wed) 23時半頃
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/* やっぱりまよまよってオレが書けないこと躊躇なく書くよね! 男らしいな内容凄いけど!
(-42) 2017/12/21(Thu) 00時半頃
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/* よくかんがえたらオレって野良猫じゃないじゃん人間じゃんって思ったけど マジ猫はカレーパン食わないし三笹は指導室来ないから大丈夫か
(-43) 2017/12/21(Thu) 00時半頃
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─ それから ─
[カレーパンの袋と共にクリームパンを置き去りに指導室を出た。
遅刻して現れたオレにクラスの視線が突き刺る へらへら笑って教師に頭を下げ、席に戻り教科書を出し やっちゃったなと反省する気持ちは確かにあったのだが 授業の内容はいつも以上に頭に入らないまま。
気怠いだけだった身体は放課後には重くなっていて 咳き込みながらやっとこう思った ──あ、これは流石にヤバいかも。
二度も雪の中に出て行ったりしなければ 今更何もかもが遅い話だ。
図書館に二度寄ることは叶わず、すぐに寮に戻った。 返しそびれているメールは夜にゆっくり返すつもりで 結局、朝になってもそれは出来なかった。]*
(84) 2017/12/21(Thu) 00時半頃
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/* それは予想外だったw 変に間に合わせて落ちロル回さなければこんなことには…… 他にメールしないっぽい三笹に返せなくなってしまった…… 入江だけではなくPLもバカ
(-46) 2017/12/21(Thu) 01時半頃
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/* 一日離れてるね……
(-47) 2017/12/21(Thu) 01時半頃
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/* 尚体調が悪くて二つ食べられなかっただけの模様
(-48) 2017/12/21(Thu) 02時頃
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─ 夜・寮自室 ─
[冷蔵庫から持ってきていたパックジュース メールの代わりに返されたもの 横を向き少しだけ顔を起こしてストローを刺す。 十分に冷やされた甘みは心地よく喉を通った。
液晶画面を見たくない程の頭痛には効かないけれど 朝より大分深刻になった体温が下がったような、錯覚。
自分のクラスで勉強してたんだってさ そんなものだよな。考えつかなかったほうがおかしい。 何を心配してたのだろう、嫌われる理由なんて無かったのに。]
(111) 2017/12/21(Thu) 10時頃
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[それより自分こそ勉強をするべきだ。 ずっとこちらのほうが頭が悪いのだから。
噂の分析にも友田はやっぱり賢いと感心した記憶がある あいつの耳にまで入ったことが気にならない訳も無かったが 冷静で、信じていないように見えたのが救いだった。
「男同士で付き合うって、どんな気分なんだろなぁ」 ふと漏れたような言葉を覚えている オレはあの時、聞こえなかったふりをした。]
[空になったパックを無造作に床に落とし寝返りを打った。
咳き込み、ベッドの中で身を縮こまらせる。 こんな時こっそりビニール袋を持って訪れてくれた人は
もう、ドアを叩くことはない。]*
(112) 2017/12/21(Thu) 10時頃
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