278 冷たい校舎村8
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あー、わかるーー。
レイは、おいしそうに ご飯を食べる子がタイプだもんな。
そういう痩せてる子って 抱きしめたらぽっきり折れちゃいそうじゃないか? 気持ち悪い、って。感覚的に分かるわ。
[努めて、いつも通りに軽い調子で 俺はからりと笑ったのだった]
(132) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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[コップの中のメロンソーダの氷が、 ぱちんと音を立てて弾けた]
……それとも、 痩せてる女に変な目に遭わされたりした?
[なるべく心配していることが悟られないように 茶化すように言って、俺は礼一郎の反応を窺う。
それなりに俺は、友達想いな男でいたいと 常日頃思っているものでして。 友達に何かがあったなら、 相談に乗りたいと思うのが人情というものでしょう]
(133) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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[何も知らない俺は、 礼一郎が変な女に引っかかりでもしたのかと あらぬ方向に心配をして。
友人から話を聞き出そうと、必死だったのだ]**
(134) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時半頃
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―― 回想 / 喫茶店へ ――
どちらさまって酷いな。 クラスメイトの氷室怜だけど?
[俺は涼やかに笑って、葉野に軽く手を挙げた>>126]
……ここじゃなんだから。 近くの喫茶店まで付き合ってくれる?
[行こう、と。葉野をエスコートするように 俺は駅前の雑踏を歩き出すだろう]
(135) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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[ここは高校の最寄り駅だ。
何人もの同級生たちが 俺たちがふたり連れ立って歩く姿を目撃して 「葉野さん誰と歩いてるの」「えっ、まじ」 「なにあれ葉野さんの新しい恋人?」「イケメン」 などと、噂をするように囁き合う。
噂話は昔から嫌いだった。 けれど、今日ばかりは俺はわざと噂が立つように 喫茶店の窓側の席に座り込むことだろう]
(136) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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葉野は、なに頼む? 俺のおすすめは桃のパンケーキだけど。
[まるでデート中の恋人同士のように笑いかける]
(137) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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[――それから。 俺はメニューを置いて、本題を切り出した]
……葉野。 今日は忠告。
人が困る嘘つくのやめた方がいいぞ。
葉野とのあらぬ噂を立てられて、 辰美かわいそうだった。
[そう言って、通りに面した窓から 街の往来を見つめる]
(138) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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辰美は、いいやつすぎて 強いことを葉野に言わないだろうから。 今日は俺から、葉野に仕返し。
[にま、と悪戯に俺は笑う]
葉野もあらぬ噂を立てられて困ってみろ。 今日はそのために呼んだ。
[喫茶店の窓の向こうの往来から、 たくさんの同級生たちが俺らを見つめている]**
(139) 2020/06/14(Sun) 03時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 03時半頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 20時半頃
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/* 夜しかコアタイムないのホントに厳しい>< 昼間もログが動く村だと本当に追いつけないと実感 せめてこれで筆が早かったら……うぅ……
(-84) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
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/* 人狼の神よ 我に力を与えたまえ…
(-86) 2020/06/14(Sun) 20時半頃
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―― 現在 / 職員室へ ――
誠香がいれば心強いな。
[にっ、と歯を見せて笑って>>143 誠香と共に教室を後にする。
廊下に出ればそこに広がるのは、 底抜けに明るい文化祭の景色だった。 各教室の飾りつけ、陽気な音楽、食べ物の匂い。
――異様なのは、 俺たち以外の生徒がいないこと]
(491) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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そーだな。 まずは職員室へ行くか。
[おしとやかに、なんて>>435 誠香が言うものだから、俺たちはのんびりと 文化祭を楽しむように廊下をひた歩く。
懐かしい文化祭の風景が このときばかりは不気味に思えて、 俺は誠香との沈黙が怖くなる]
(492) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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――誠香はさ。
この前、東京で起きた 「集団失踪事件」のこと、覚えてる?
[唐突に、俺は話を切り出しただろう。 まるで世間話をするようなのんびりとした口調で]
精神的に不安定な人が、 自分の頭ん中に友達閉じ込めちゃったってハナシ。 あれ、俺は信じてなかったんだけどさ。
[どこまでも廊下に流れるメロディは陽気で、 だからこそ、ふたりで歩く廊下はうら寂しい]
(493) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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あの遺書みたいなメール読んだら、 もしかしてって、思っちまった。
[言ってから、自分の考えにぞわりと肌が粟立った。 職員室は、すぐ目の前だ]*
(494) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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―― 回想 / 打ち上げの片付け ――
[トイレに入って、 涙でぐちゃぐちゃになった化粧を綺麗に落とした。 ポーチに入った化粧道具で、 丁寧に目元の化粧を整えていく。
滲んだアイラインを引きなおして、 最後に真っ赤なルージュを引く。
なんとなく気分の晴れない日は、 ディオールの口紅を使うことに決めている。 最高にカワイイし、なにより気分がアガるから]
(499) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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……だいじょうぶ。 おれは、へいき。
[大丈夫なわけもないし、平気なわけもなかった。 だけど、こんなこと誰にも言えない。
気を抜くと、先程の光景>>91>>92が フラッシュバックして吐きそうになってしまうから。 俺は頬を叩いて気合いを入れると、 文化祭の打ち上げ会場に戻ったのだった]
(500) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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あ、ごめんごめん。 片付けぜーんぜん手伝えなくって。 もう終わっちゃったの?
[何気ない顔をして、クラスメイト達に合流する]
(501) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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[俺は、ちゃんといつもみたいに笑えていましたか?]*
(503) 2020/06/14(Sun) 21時頃
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―― 回想 / 文化祭準備 ――
やば。両想いじゃん俺ら。
[颯真の言葉>>407に吹き出し、 わはは、と歯を見せて豪快に笑った。
この友人にそういう「ケ」がないのは 見ていて分かるので、当然こういった反応になる。 仲の良いクラスメイト同士の、じゃれあい]
(526) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
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[描いた衣装のラフ画に 想像以上の反応が返ってくれば、>>408 俺の口角は自然と上がるのだった]
じゃ、決まり。これで決定稿な。 また衣装作り始めたらサイズ合わせとか 付き合ってくれ。
[ぱたん、とキャンパスノートを閉じると わくわくした表情の颯真と目が、合った]
(527) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
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[ほんとーに、羨ましいくらいにまっすぐな奴]
(528) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
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……文化祭、ホントに楽しみだな。
[ふにゃり、と口元を緩めて笑った]*
(529) 2020/06/14(Sun) 21時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 21時半頃
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ま。今日は楽しくデートしようか。 恋人に見えるように、さ。
[葉野とのデートがその日限りだったのか、 その日以降も行われたのかは定かではなかったけれど。
俺の仕返しが功を奏したのは、確からしい]*
(544) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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―― 回想 / 喫茶店デート ――
……ま。 辰美とは中学からの仲だから。
[葉野の拗ねたような声色>>185に にま、と歯を見せて笑った]
ふーん。なるほどね。 けど、噂の火元を作ったのに 火消しをしなかったのは事実なわけだ。
[テーブルの上で指を組んで、葉野の顔色を窺う]
(546) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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それって、ちょっと不誠実じゃないかな。
[俺は、口元に涼やかな笑みを浮かべたまま そう言い切ったのだった。
甘い恋人同士のやりとりのように穏やかな声音。 葉野を非難する色合いは声に乗らなかったはずだ。 じっと、俺は葉野を見つめている]
(547) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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俺が女装してない姿を知ってるの、 中学からの付き合いの奴くらいだろ。
……それに、変な噂はもう慣れっこだしな。
[からん、と目の前に置かれたコップの水が弾けた。 店員が甘い匂いを纏わせながら、 注文した桃のパンケーキをテーブルの上に置く]
(548) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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今日は俺の奢りでいいよ。 葉野が良かったら、またいっしょにデートする?
今フリーだったら俺みたいな男に 時間を潰すのも悪くないんじゃないか。 顔だけは無駄に良いし。 ……なんてね。
彼氏持ちの噂立てられたら、 葉野も少しは辰美の気持ちが 分かるんじゃないかなって。
(549) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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ま。今日は楽しくデートしようか。 恋人に見えるように、さ。
[葉野とのデートがその日限りだったのか、 その日以降も行われたのかは定かではなかったけれど。
俺の仕返しが功を奏したのは、確からしい]*
(550) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/14(Sun) 22時頃
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/* はーーーーーーーーーーーー しっぱいした はらきってわびよう さんどいっちいやで はつげんとりけししたのが まず しっぱい!!!!
どじっこはっきしても おれじゃかわいくない>< えーーん えーーーーーん がんばろ
(-101) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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―― 現在 / 職員室 ――
[誠香に続いて職員室の中に入る。>>537
がらんと静まり返ったそこは 窓の外の雪景色と相まって、 深海の底を思わせる不気味な静けさが漂う。
ごくり、と思わず喉を鳴らした。 目当ての屋上への鍵を難なく見つけると、 そのままに職員室を後にする。 こんな場所、あまり長居をしたくはない]
(570) 2020/06/14(Sun) 22時頃
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