237 それは午前2時の噺。
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[ ───、小さな音。
───、小さな点。
いつだって、それが世界の始まり。 ]
(13) 2018/03/20(Tue) 18時半頃
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……世界は滅んでしまったのかな。
[夜明け前の停滞した夜空を眺めながら呟いて、まるで小説の登場人物の台詞のようだと、自分で可笑しくなって笑ってしまう。 音のない引き笑いは僅かに開いた窓から冷たい空気を肺に取り込んで、次は噎せる事になる。
けほけほと空咳を繰り返し、卓上で冷めきっていたお茶を啜ると、ふう、と息を吐き出した。 こんなに些細でどうでもいい事で笑ってしまうなんて、夜明けだからに他ならず───]
駄目、か。
[ 黒に鎖された空。 点々と灯る光はどこか遠く。 眠りに就いた世界。 全ての音は囁くようで。
覚醒の、その一瞬前の微睡みで得られるものに期待して──また失敗に終わったことを知る。]
(14) 2018/03/20(Tue) 18時半頃
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[今日も世界は眠り続ける。]**
(15) 2018/03/20(Tue) 18時半頃
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三割方正しければ残りは何だっていい。
(16) 2018/03/20(Tue) 20時半頃
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/* 三割方正wwwwwなんかとても好きなお名前
(-8) 2018/03/20(Tue) 20時半頃
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あ〜〜〜も〜〜〜かあわいい〜〜〜〜!
(17) 2018/03/21(Wed) 04時半頃
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[このまるっとしたフォルムに少し固めの短毛は手のひらをそれでも柔らかく刺激してやまない。その内にある筋肉の動きを直に伝えてくる脈動はこの小さなからだが確かに生きていると感じさせる。そしてその可愛らしくも尊い短毛の赤茶と白の境目をふわふわとなぞりながらニャアと鳴く声に今日も胸をときめかせるのだった。 このこの名前はラディ。今年2歳になる成猫のメス。私は常々この子と結婚したいと思っている。世の中にはあるじゃない、猫との結婚式。あれをいつか私もやりたい。
らぶ。このきもちはらぶよ。
そして飼い猫とひたすらイチャイチャしている私は村蕪恋。むらかぶら こい。 この名前をつけた両親を私は軽く恨んだ日もあるけれど、ラディの可愛さの前ではそんなものは些細なことだった。]
(18) 2018/03/21(Wed) 04時半頃
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[あ、ちなみにここは私のおうち。
猫を飼う事に特化した作りになっていて、部屋のすみには猫タワー。猫ハウス。他にも必需品がそこかしこ。おもちゃももりだくさん部屋の片隅の箱に入っている。 壁は爪痕がつかないように専用の壁紙をはってあるし段ボールやビニールは別の部屋にまとめておいてある。あとあるのは机にパソコンくらいだ。は〜猫かわいい。私猫のために生きてるわ。猫が元気ならもうどうだっていい。結婚しよ。
25すぎての独り暮らしで猫を飼い始めるとやばいってきくけどそれは本当です。恋人なんてまったくほしくなくなって世界の中心が猫になる。こどもをうんだ人もそんな気持ちなのかもしれないわね。ただ、世界の中心が猫かこどもかってだけで。そんなこともないか。わかんないけど。産んだことないし。わかるのはこの猫の可愛さだけ。]
(19) 2018/03/21(Wed) 04時半頃
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は〜〜かわい〜〜うちのこは世界一〜〜〜
[飼い主あるあるのろけをべろっべろででれっでれで言いながら、構いすぎたのかラディがうでのなかを抜け出そうと暴れだしたので、手を離した。]**
ああっ いけずう…
(20) 2018/03/21(Wed) 04時半頃
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/* 独り言中身おっけーだな、の確認をしながら。
出落ち!!! 一瞬でみぬかれるうどんのかおり!!だろうよわかるぜ。ごめんな。いつもの長文芸で。
皆シリアスしてるからわたしも真面目にシリアスなのしようとおもったんだけどチップ予約ラディにしちゃったからもう猫に走るしかなかった。 ネット配信します。いえい。
(-9) 2018/03/21(Wed) 05時頃
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[ パパとママが離婚したのはもう数年前の噺になる。
その日よりも前から口喧嘩をしているところは何度も見ていた。怒ってる声が怖くて、そういう時はいつもぬいぐるみを持って押入れに隠れるようになった。
おとなの事情はこどもにはわからない。学校ではせんせいがみんなに喧嘩しちゃいけないって教えてくれるけど、おとなにはせんせいが居ないからわからない。だから本当はわたしが言ってあげなくちゃいけなかった。喧嘩しないで、って。
言っても、ムダだろうなって思ってた。わたしもクラスメイトと喧嘩する時はあったけど、せんせいに、ごめんねしようって言われても、したくなかったもん。口先ばっかりで「ごめんね」「いいよ」って言ったって、ぜんぜん謝ってないしぜんぜん許してない。「きらい」ばっかりが積もってく。 だけど、パパとママは違うって思ってた。
その日の数カ月前からふたりが喧嘩しているところを見なくなって、勝手にほっとしていた。 けれどその代わりにまっくらなところが怖くなって、小さな電気をつけたままじゃないと眠れなくなっちゃった。]*
(21) 2018/03/21(Wed) 11時頃
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/* まーた3枚消すぅ
(-10) 2018/03/21(Wed) 12時頃
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[小学生のとき、私は怪奇の虜になった。思えば、この頃からモノを書くのが好きだった。都市伝説や怪談、UMA、未確認飛行物体など、世にも不思議な話を収集しては、自由帳に書きとめていた。 極秘ノートと名付けられたそれは、私だけの世界、宝物だった。今でも。]
「ご注文はお決まりでしょうか」
えっと、カフェオレで
(22) 2018/03/21(Wed) 14時半頃
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[休み時間になると大半のクラスメートは校庭へ遊びに行ってしまう。人の少ない教室は、モノを書くのに都合が良かった。 その日も私はノートを広げて、新しく仕入れた話を書き込んでいた。夢中になると周りが見えなくなるのもこの頃からだ。今でこそ後方には注意を払うが、この時は背後から近づく影に、全く気がつかなかった。]
「そんなオバケなんかよりも人間のほうが怖いんだぜ」
[心臓が止まるかと思った。叩きつけるようにノートを閉じて、電光石火で振り返ると、アイレベルより少し上に、ニヒルな笑みが浮かんでいた。クラスメートのカナモリくんだ。 黒目がちなピーナッツ眼が、遠慮のかけらもなくノートを覗きこんでいる。
苦労して建てたトランプタワーに、ふっと息を吹きかけるような、あまりにも土足すぎる台詞。何よりその口振りが気に入らなかった。『俺はもっと先のことを知ってるんだぜ』と、上から目線で言われているような気がしてならなかった。 カッとなった私は、彼を殴り飛ばした。]
「カフェオレでございます」
ありがとうございます……
(23) 2018/03/21(Wed) 15時頃
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/*よろしくお願いします。いきなりミスが見つかりましたがよろしくお願いします。
(-11) 2018/03/21(Wed) 15時頃
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/* 個性出るな。
目の前で暴力沙汰起きてんのにまるで動じない店員の鑑よ。
(-12) 2018/03/21(Wed) 15時頃
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[今にして思えば、私は自分の拳でもって彼の主張の正しさを証明してしまったわけだ。人間の方が、怖いし、痛い。それでも、彼の台詞はガラスの破片となって、今でも胸に刺さったまま抜けないでいる。]
(24) 2018/03/21(Wed) 15時頃
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/* >>22 |ω・`)
(-13) 2018/03/21(Wed) 17時半頃
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──…うん……、……ん。 待ってて、その内……ね。
[…………はぁ。 体の奥深くから漏れたような溜息は、辛うじて通話を終了するまで堪えることが出来た。心配する親に平気だと言った矢先にそんなものを聞かせては台無しになってしまうから。
世界は未だ眠り続けている。
目覚めを期待して夜と朝のあわいに揺蕩ってみても、ただ陽が昇るのを乾燥した瞳を瞬かせて眺めるだけ。 無理矢理にその形をなぞろうと試みるも、目覚めていない世界は形を持たず、広告の裏には意味の無い線がグルグルとのた打つばかり。
気分を変えてみようと近所に数軒ある喫茶店へ足を運んでみたりもしたけれど、選んだ店と時間が悪かったのだろうか。 暇を持て余したご老人達の賑やかな話し声と笑い声に満たされた店内では、世界の気配さえ感じることは出来なかった。右から左へ、耳を抜けていく言葉たちも意味を持たずに消えていく。
認めたくない。 自分が陥るなど烏滸がましい、と思っていたけれど。]
(25) 2018/03/21(Wed) 17時半頃
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──スランプなのかな…。
[もう半年にもなるだろうか。 卓上の原稿用紙は真っ白なまま、無意味な線を走らせては破り捨てられ、丸めて投げられ、無駄な枚数を消費するばかり。
世界の息吹は、聴こえてこない───
どんなに覗き込んでも、頭の中の瞳に映るのは真っ暗な景色だけ。光のひとつも、微かな物音さえ感じられていない。 紙の上に世界を描き出す筈の手は、眠ったまま。鉛筆を握っても、初めの一文字が分からなくて、苦しくて、投げ出してしまうを繰り返している。]
このまま終わっていくなんて……嫌、絶対。
[無名の小説家「万井 菫花」は、夏の終わりに雑誌に載せた小編以来すっかりと鳴りを潜めていた。]
(26) 2018/03/21(Wed) 17時半頃
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[これまでに発表した作品は、何気ない町の景色から生まれた物も数多い。 散歩中にすれ違う人々、バスの中の周囲の会話、洗濯物を干すベランダから目撃した小さなドラマ。 そんな欠片が目から耳から、肌に触れて、取り込まれて。 ある日突然ムクムクと膨らんで、新たな世界が産声をあげるのだ。
けれどここ数カ月は、兆しがパッタリと途絶えている。 これまでと同じようにしてみても、圧し固められてしまったように内側から膨れ上がる衝動はコソリとも感じられないまま。
素人に毛が生えた程度の作家で、それでも細々と書き続けていたのに、このままでは僅かな読者にさえ忘れ去られてしまいそうで、胸をヒヤリとした焦りが支配する。]
(27) 2018/03/21(Wed) 17時半頃
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──気分転換も必要かな……
[カーテン越しに射し込んでくる夕暮れの光をぼんやりと眺め、呟いた。 間も無く冬も去る頃合い、出歩くには良い季節がやってくるだろう。
明日は、町を歩いてみようか。]*
(28) 2018/03/21(Wed) 17時半頃
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[幸せな、ひと時。 決して広くは無い居間に敷かれた馴染みの布団、川の字で横になる私達。 私がいる。この子がいる。そして、隣には、彼がいる。
微笑みを形作る彼の瞳は慈愛を宿したまま、私達のいとし子へと指先を向けた。 角張りの無い均整な指筋が寝息を生む胸をなぞり、やがて輪郭を辿って上へと運び行く。 目指す先は、脈打つ小さな首元へと────]
(-14) 2018/03/21(Wed) 23時頃
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……… やめてッ !
[差し伸ばした手の先は、時代外れの吊り照明が一つ。 さあ、血の気が引いていく。額から、身体中から滲み出る汗が布団に包まれた温もりごと奪っていく。 背筋を伝う悪寒、促されるように飛び起きては辺りを見回して──── 傍には、安らかな表情で寝沈む子どもがいた。
硝子扉先から注がれる、柔らかな陽の光。 あの情景は、彼の奇行は夜が見せたまやかしだったのだ、そう囁き込んでくる。 本当、だろうか。本当に、そう=Aなのだろうか。 圧し潰さないように軽さを持たせたまま、恐る恐る赤みを帯びた頬を触れていく。 温かい。小さな命は、此処にちゃんと、あった。]
(-15) 2018/03/21(Wed) 23時頃
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よかっ、たぁ……もう、びっくりしたよ……
[安堵の波に呑まれて、全身の汗が引いていくのを覚えた。 これで、何度目だろう。未だちらつく残像に真新しさは無く 或る時は、昼間に散歩で足を運ぶ公園で。 また或る時は、お出かけに行く最中の地下鉄で。 日増しに、色濃く映し出される悪夢を、この温かな頬を触れることで消していくのが茶飯事だった。 何時もの如くだらしなく緩み切った顔は、然し、間違いであることに、気付いてしまう。
私は、さっき、何を思ったのだろう。何を、思って、しまったのだろう。 薄く開いた唇が、塞がらない。上手く、力が入らなかった。]
(-16) 2018/03/21(Wed) 23時頃
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[本当に、そう=Aなのだろうか。 本当に、彼は。―――― 私は、何を思って、]
(-17) 2018/03/21(Wed) 23時半頃
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