人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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【赤】 看板娘 櫻子

[────この男は、危険だ。
自分以外を人ではなく"モノ"として扱い、簡単に屠る事も出来るのだろうと。
自分の事を棚に上げ、娘はその被害者が誰であれ、この男の危険性を感じてはナイフを構え直し、フラつきながらも立ち上がった男の心の臓目掛けて、立ち上がりざまに下方から突き上げるようにしてナイフの切っ先を閃かせた。
貫く事が叶ったとて、女の力。心の臓まで届いたかどうか。
それでも黒髪の合間からギラリと覗く眼光は矢張り何も感情を写してはいない。

────強いて言えば、思想に耽りながら雑草を踏み躙るときの、貌]

(*15) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[相手の言葉には吐き気がする。
確かに人形の様だ、と形容される事もある。若く美しい自分ならば当然の事。

だが、自分はただ黙って座っているだけの人形ではないのだ。
自分の意思で立ち、自分の意思で全てを決めることが出来る強き者なのだ。
兄の病があったからこそ不遇を強いられてはいるが、見てみろ、兄を蝕む病はそれ以上深刻にはならず、己の身にも降り掛からぬではないか。

それは、娘が特効薬を手にする強い意思があったからだと娘は自賛する。
特効薬があると知りながらそれを隠し処方しない医者には用は無い。
非人道的?ならば、死刑囚の人肉でも喰わせれば良いのに、それを特効薬とせず人道の一言で火浦を切り捨てる臆病な愚か者には用は無いのだ。

ならば、自分自身でそれを得るのみ。

この目の前の男とは、人を人として見ていない点は似ていたかもしれない。
だが、それは似て非なるもの。
娘は美しさは求めない。
血を保つ事、強き者が強き者であり続ける事を望むばかり]

(130) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[しかし娘の刃は相手の掌を貫いたものの、心の臓は僅かに食い込んだのみだろう。
その唇から吐き出される言葉に嫌悪を露わにし、キツく眉を顰めては両手で相手の掌を貫くナイフを押し返そうと試みる。
だが、小娘の力だ。相手は手負いとは言え大の男。
両手では押さえ込むのが精一杯で、その手もワナワナと震えていた]

────穢らわしい、無礼者!
私は火浦の子女、兄の天刑病さえ癒えれば子を成し家を保つ役目が御座います!
天刑病さえ、癒えれば……っ!!

[そう、あれさえ無ければ全ては心地よいままであったのに。
あの病が無ければ。火浦の家が断絶される事も無い、あの病が己を修羅の道へと落としたのだ。
────否。
当然、本来与えられるべきなのだ。火浦の家の為に特効薬を差し出すべきなのだ。
可哀想で臆病な者たちの代わりに、してあげているだけ]

(*20) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

色欲の男にも、誰が穢されるものですか!
家を守るための身体に何という…………っ?!

[ぼたり、ぼたり。両手で何とか押し返されまいと均衡を保とうとしていた力のバランス。
しかし、相手の口から落ちてくる赤や、貫く手から溢れる赤が己の両手を汚しぬらりと滑った。
踵の高いブーツでは、急に崩れた力のバランスに体がフラつきそのまま横倒しに資料の上へと倒れこむ。
小さく呻いてはとっさに懐に手を伸ばし小刀を構えようとするが、懐に手を入れながら相手を肩越しに振り返った時に彼はどうしていたか]

(131) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

私は火浦家の娘!
人形などとは笑止!!

[緋色が降りかかる、汚い、穢らわしい、しかしあれは薬になるのかも知れぬ。
手や頬に散る相手の赤はそのままに、着物に散るそれは深く染み赤色から鈍い茶黒へと変化していく。
しかし均衡が崩れ此方が倒れれば、相手もまた此方に凭れる様にして────。

重い、汚い、汚い、嫌────]

無礼な────っ!

[より相手にナイフが刺さり血がこぼれていく。
自分が凶刃を振るい抵抗され、その為に均衡を崩した結果と知りながらも自分に凭れかかるように触れられたのは酷く心外であった。
男が触れてくれるな。
火浦の子女に気安く触れるな。
────其れは、その心を保つための心の鎧であったかもしれぬが]

(134) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

────ええ、神や仏とやらは余程残酷ですわよね。
祖先の罪ならばその祖先に与えれば良いでしょう?
その子孫である私たちに被せずとも良いではありませんか。

[相手の言葉を拾いながら、淡々とした声で言葉を返す。
立ち上がろうにも出来ぬ相手を見ては、その心に少し猶予が生まれたか、顔に掛かった髪を耳元に掛けていた。
そして懐から小刀を取り出しそれを鞘から引き抜きながら、相手に近づき────立ち上がれぬよう、ブーツの踵でその体の中心を踏み付けようとする]

………御機嫌よう、ニック様。
貴方も余程危険な方でしたのね。
異人の殿方は皆、そうなのでしょうか?

(135) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[そして小さくつぶやき、ニコリと場違いに笑みを見せる。
そして膝を曲げしゃがみ込みながら、小刀を振り下ろした。
狙うのは首の後ろ、頚椎を目掛けて。
どんなに血を浴びようと、どんなに相手が弱っていようと、トドメを刺さなければ────薬にはしにくいのだから。
育ちの良さそうなこの男ならば、先の不気味な首無し男よりは余程口にしやすそうである。
そのまま叶うならば、首のあたりを執拗に幾度も狙う。
血を浴びようと、手も顔も着物も汚れようと。

────自分にとって害となる前に消す。そして、薬になってもらう為には仕方がない]

(*22) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時頃


【赤】 看板娘 櫻子

[着物も、肌も、頬も全て赤く染まっていく。
髪を振り乱しながら表情もさほど変えずに刃を幾度も振り下ろす血塗れの姿は、それこそ修羅の如くであっただろう。
相手の首から、刃で穿った箇所から血汐が大量に飛び散っていく。
それを静かな漆黒の瞳はまっすぐに捉えていた。
こんな殺し方は今までした事がない。
だが、自分の身を護る為なら。
火浦の家の為に薬を得る為なら。

それは、致し方ないことなのだ。

幾度も貫いた先、赤ばかりではなく白も覗いた。最も硬いそれらが見えた頃、娘は漸くその手を止めていた。
少しばかりその呼吸を荒くしながら、心の臓をドッドッドッと早く打たせながらもその顔色は変わらず────

否、血汐で染め上げられたその下側で、ほんのりと桃色に染まっていた]

(*26) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

はっ、はぁっ、────ん………。

[随分と自分も汚れてしまった。
相手の衣服もそうであるが、それにしても酷い。
身綺麗にする方法は無いかと逡巡した末、娘は顔だけでもと振袖の汚れていない部分で血糊を拭う。
完全に綺麗とは言えぬが、滴るものも無くなり顔と首もとだけはだいぶマシになった。
軽く下唇を食めば、微かに鉄の味がする。
男の体はその間も尚痙攣していたようだが、それも漸く収まったのを見ては男の体から降り、ごろりとその体を返して仰向けにさせてからその傍らに膝を着いた]

(147) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

[先程の首無し男とは違う。
確かに自分が仕留めた獲物を見下ろしながら、先ずはその顔を見つめた。
この男こそ、あんな狂った思想を持たねば綺麗な顔立ちをしているのにと、傲慢な娘は哀れに思う。己もまた、その狂った思考と然程変わらぬ自覚は無し。
そしてその顔を見つめ、先ずは傷が付いていない方の目玉へと指先を伸ばし]

(148) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【赤】 看板娘 櫻子

[ズブリ、と指先をその眼球を傷つけぬようにえぐり出そうと、下瞼から掬うように沈み込ませた。
目玉ならば、魚のそれを口にしたことがある。何とも言えぬ食感であったが、生で喰わねばならぬならまだマシかもしれない。
指先の感覚に流石に眉を顰めたが、ある程度指先を沈み込ませては、その眼球をえぐり出そうと試みる。
しかし、筋が僅かにブチリと千切れた感覚はあれど、指の力で無理にすれば眼球を潰してしまいそうだ。
では、と指先を一度抜いて小刀を構え直す。
その切っ先を眼孔の淵に当て、グリグリ、ガリガリと眼球を傷つけぬように────少なくとも潰してしまわぬようちと注意を払いながら、その周りを覆う筋をブチブチと切り取っては今度こそ丁寧に抉り出し]

(*27) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【赤】 看板娘 櫻子

────ゔ。

[然し、其処まで丁寧に取り出しておきながらいざ目の前にすると躊躇する。
それでも瞳を固く閉ざし、えいやと口の中にその美しかった瞳を放り込んだ。
強い鉄の味、肉の味。
熱を通していなければ仕方もあるまい。
然しこれは薬なのだ、吐き出してはならない。
吐き出しては、ならない。
血を飲み込み、暫しそれを口の中で転がしていた。

そして、

意を決して歯を立てればブチュリと潰れ、トロリと舌の上に蕩けた感触。
コリ、と固く触れたのはレンズだろうか。
鼻で大きく息を吸い顔を天へと上げながら両手で口元を抑え、

ごくり

何とかそれを飲み込んだ]

(*28) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

────っ、そう、言えば……

胆嚢、でしたかしら……?

[そして今度は、相手の衣服を剥いでいく。
相手の仕立ての良かっただろうスーツのボタンを外し、シャツのボタンを外してはその腹を露わにした。
解剖図────そこでは、確か胆嚢はかなり小さかった筈。
しかし、その胆嚢こそが薬なのだとも、噂に聞いたことも。
だからこそ、兄に食わせるならそこだと、娘は小刀の切っ先を相手の腹にあてがい突きたてようとしたが。

眼球を飲み込むのに暫し手間取った。
この男がこの空間ではいつか目覚めてしまうとは、娘は知らない]**

(149) 2016/02/27(Sat) 03時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 03時頃


【独】 看板娘 櫻子

/*
すんごく綺麗なカニバロルの後にこれである(震

(-66) 2016/02/27(Sat) 03時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[良薬口に苦しとは言うが、苦いと言うよりは鉄臭くて堪らない。
それでも特効薬になる筈と、愚かな噂を信じ込む傲慢な女はそれを飲み込むのだ。
ほら、だから、予めそれを口にしていた自分は病に冒されてはいないだろうと。
だから女は、その罪が世間に晒されるか真実を知るまではこの行為を続けるのだろう。

真実を知ったところで、自らの行いを恥じたり懺悔したりはするまいが。

真実を知ったならば言うだろう。
──遺伝性でないならば、火浦の家を断絶させるよう言われずに済んだのに。
それを報せぬ医者が悪い。
それを調べ、知り、伝えるのが下々の人間の仕事であろうに]

(155) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[娘は眼球を飲み込む事、そして今度は内臓を捌く事に気を取られていたからこそ男の傷が癒えていたのには気付かなかった。
腹の刃物は突き刺さったままであったし、掌のものもそうだ。
其処に気付かなかったのは当然だろう。死体の傷が何故癒えると言うのだ。そもそも、死者が生き返る筈もない。
生きているならば、目玉をくり抜く時に叫んだり暴れたりもするだろう。
それが無かったからこそ、相手はもうすでに死んだものだと信じて疑う事は無かった。
指先で、相手の体の前側を晒すとその体の筋を辿っていく。
胸の中心から真っ直ぐに下ろし、肋骨の下側を辿るようにして左側に滑らせた]

(……確か、図解ではこの辺り……)

(156) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[それにしても、この様な形で殿方の肌に触れる事になるとは。
先の男の言葉が蘇る。
純血のまま人形に?
────嫁に行けぬ身になった娘には、その言葉が酷く自尊心を傷付けてもいた。
本来ならば、もう良家に嫁いで他の退学していった友の様に夫婦となっていて良い筈なのだ。
美しい娘は在学中に良縁に恵まれ、退学して嫁ぐのが当たり前だった時代。
他の卒業面と呼ばれる醜女たちと共に卒業しなくてはならぬのは、酷く────。
切っ先を、己から左側の腹の上部に充てがう。そして、両手で握り体重をかけて

  ず    ぶ  り────

切っ先を沈ませた時、体が震えたのみならば死後痙攣のうちかと、一瞬身を竦ませながらも────そのまま小刀の先を下腹部に向け、ギリギリと力を込めて下方に腹を裂こうと試み始めていた]**

(157) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

ひっ────?!

[死体が動いた。そして、娘の細い手首をがしりと捉えたのには流石の娘も小さく悲鳴をあげていた。
先程までは初めての眼球の感覚に、大の男を殺した事実に、何とも奇妙な興奮めいたものを覚えていたのだがそれも瞬時に醒めた。
血の気が引き顔が青白く染まる。
狼狽えた娘の力など、手負いの時とは違い力を取り戻した男に勝てる筈もない。
小刀が引き抜かれ、突き飛ばされ娘は資料の山の端に尻餅をつく。
しかしその痛みよりも死体が生き返ったその衝撃の方が強い。
口元を抑え、ガタガタガタと無様に震えながら驚愕の顔で相手を見つめる事となった]

あ……、ニック、様………
なん、で………、確かに、死………っ

[そう、確かに死んでいた。
では今の相手はなんだ。
片目を空洞にして、此方を見つめて来るこの男は。
死霊?いや、そんな物が存在していたならば自分はとうに遭遇している筈だろう。
だが、そう。
この男は死霊であれそうでなかったとて
               ────危険]

(163) 2016/02/27(Sat) 10時頃

【人】 看板娘 櫻子

い、や………っ!!

[今は小刀はあちら側にある。
紐もナイフも、突き飛ばされた己の側には落ちていない。
だから手にできたのは散らばった資料くらいの物だ。
バサリバサリ、幾つかの資料を相手に投げつけてはその空洞の目から逃れようと背を向ける。
このままでは幾ら何でも勝ち目はない、然し。

パァン、と何かが強く弾ける音。(>*34ジェフ)

背を向け、ビクンとその身を強張らせる。
余りの事態に、この傲慢な娘ではあるがその瞳から雫が確かに満ち、こぼれ落ちようとしていた]

(164) 2016/02/27(Sat) 10時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 10時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[生き返り────生き返り?
本当に彼は生きていると言えるのか。
確かにアレだけ首の後ろを切り刻んだ。左目もほら穿った分窪んで、貫かれたままの腹部や左手もナイフが刺さったまま。
死霊?生ける屍?
しかし其れにしても、この男は表面上穏やかに見えた。
相手の言葉に返す言葉は見つからない。
余計な言葉を綴って相手を怒らせるのは────敵に回してしまうのは余程、己の身に危険が及ぶ気がする。

逃げ切れるか?
殺しても、こうして立ち上がってきているのに?
これは一体…………何故?

頭をグルグルと疑問が巡るも答えなどありはしない。
相手に退いて貰おうと資料を投げつけてみせたのに、何故相手は全く関係ない事を謝罪してくるのか]

ララ……………?

(167) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[聞き慣れぬ単語。其れが何か物の事なのか、誰かの名前かすら分からずに其処だけを問い返す。
しかし逃げようとして聞こえた銃声に、そして穏やかな物腰ながら尚のこと近づいてくる相手にへなへなと膝の力が抜け座り込んでしまった。

どうして、自分がこんな目に。
────祖先からの天刑としては、余りにも無慈悲ではないか。
血の臭いには慣れてしまった。
しかし、死霊の存在など知らぬ。
自分が殺した者が生き返る恐ろしさは知らなかった。
況してや誰が、何故、発砲したと言うのか]

い、や、────来ないでくださいまし………!

(168) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[逃げなくてはならない、それは分かっているのに体が言う事をきかなかった。
今目の前で起こっている事を拒絶するように双眸を固く閉ざし、言葉すら聞くまいと────死霊に惑わされまいと耳を塞ぐ。
はらはらと透明な雫がこぼれ頬を濡らしていった。

こんな時。
────念仏の一つも唱えられない程の不信心者だから、兄共々天刑を食らったのだろうか。
それならあんまりだ、それが大事だと自分たちに誰も教えなかったではないか。
清めの塩でも持ち歩いていればよかったか。そんな、今となっては考えても仕方のない事ばかりが脳裏を過る。
傲慢なこの娘も、今は目の前の死霊が自分に害を成さぬよう祈るばかり。
細い肩を小刻みに震わせて、信じもしない神仏に祈りを捧げていた。

────せめて、立ち向えるだけの武器が欲しい、と]**

(169) 2016/02/27(Sat) 13時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 13時頃


【人】 看板娘 櫻子

いいえ、いいえ存じません…!
それは、貴方様の大切な方のお名前なのでしょうかと……。

[聞こえた疑問符に、瞳を閉ざしたままふるふると首を横に振る。
ただ、その名を繰り返した時の優しげな声から大切な"誰か"なのだろうかと推測してみた。
人を思いやる時の声は穏やかになるのは知っている。知っているからこそ装う事もあるが、今の男がそうであるか否かは分かることが出来ないでいた。
艶やかな黒髪の先が首を振るたびに舞を踊る。
涙を零してしゃくり上げ、どうしてこんな恐ろしい事になってしまったのか────情けない事になっているのかと、怒りすら覚え始めていた頃。
現実は残酷で、見ようとせずともその姿を無理やりにその姿を誇示してくる。
目の前にしゃがみ込み、視線すら合わせようとする。その片方は空洞だと言うのに。
ビクン、と体を跳ねさせては相手を見上げた。
固く閉ざした両耳は片方は無理やり手を剥がされて、抗いようもなく。
抗った所で、今の男には力では敵うはずも無い。
だから、軽く力を込めて抵抗の意思を示したものの、それだけで無駄な抵抗はしなかったが────]

(172) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[紡がれる問いには目を見開き、そして一度伏せる。
長い睫毛が娘の目の色を覆い隠したが、繋がれていない手の側、袖でその涙をそっと拭っては相手を真っ直ぐに見つめなおす。

────嘘偽りを述べた所で仕方あるまい。相手が死霊ならば、いずれ嘘は暴かれてしまうだろう。
誤魔化すにしても、悪い事はしていない筈なのだ。何故ならば────]

────薬にさせて頂こうとくり抜かせて頂きました。
ニック様はお亡くなりになったとばかり思っておりましたから。
生きていると存じていればそんな無体な事は致しませんでしたが……申し訳ございません。

(176) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そう。死んでいる相手だから、それを特効薬として得ようとした。
まるきり死んだようであった。否、恐らく彼は確かに死んでいた。
だとすれば目の前に居るのは死霊。
死を認識できていない、哀れな魂に過ぎぬのではないか。
だから、此方も情けなく怯えるのは止めよう。
そうは思っても、心の奥底ではこの異常さに怯えを消しきれてはいない。
だが高みに立つ事で、優しく接してやる事で、その虚栄心を保とうとしていたのだ。
一応形ばかりの謝罪は述べたが、空洞を見つめるのが苦になりそっとまた視線を伏せる。
相手の右手を握り締めては、諭すように穏やかな声音を向けた]

ニック様………、あなた様は、ご成仏されては如何でしょう?
手にかけた私が言うのも、申し訳ないとは思いますが……。

(177) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そうしながら、空いた片手を相手の左胸に伸ばした。
きっと心の臓は止まっているはずだ。
これは一度死んだ者だ。
死霊に負けてたまるか。
繋いだ相手の右手、そこから伝わる温もりめいたものはきっと偽りだ。
自分の怯えからくる幻だ。

目を覚まそう、覚まさなくてはならない]

あなた様はどうすれば、ご成仏できるのでしょう?

[しかし、根底に残る怯えは判断を狂わせる。
相手に成仏と言う概念が当てはまるか否かすら、今の自分には判断できないでいた。
そして信じ込みたかったのだ。
相手はもう死んでいるのだと幻だと。

────この、手から伝わる温もりは幻であると。
目の前にある筈の現実を、娘は知らずに拒否していたのだ]

(178) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 16時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[自分とそう年も変わらぬ娘が居るならば自分の悲嘆も理解できるかもしれぬ。
否、矢張り理解できないだろう。人を、女を人形と見下すような男では。
娘をいくら可愛がっていても、きっと籠の鳥にしてしまう人種なのだろう。
────それでも娘が想像を巡らせる事が出来るのはそれまでだ。
まさか、籠の鳥どころか窓辺の人形にされているとは思いもしない。
あゝそれでも生きているならばマシなものを。
しかし病について問われればつい口にしてしまうのは、それが自分にとっての理由であり言い分だからだ。
これさえ無ければ、自分は────]

天刑病、または癩病と言いますの。
遺伝病と言われております、人に移る事は無けれど子孫に病を残さぬ為に子を成す事を禁じられますわ。
……兄がそれに罹り皮膚を歪めましたわ。
私も、いつか────けど特効薬があれば……。

(186) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そんな風に囀りながらも、その特効薬は何だったのかを思い出せば口を慎んだ。
思えばこの男は静寂を好むようだったと、あともう少し早く思い出していればもっと取り繕えたのかもしれない。
しかし娘はお喋りだ。
女の園で育ってきた姦しい娘だ。
だから、押し黙るのは常に窘められてからだったから、今はコレでも早い方。
然しそれでも、遅かったかもしれない]

────目には、目、を………?

[その法典の名は聞いたことがあった。
そして、覚えのあった一説に目を見開き、握られた手を引こうと試みる。
しかし続いた言葉では、目は惜しいと言う。ならば、何を?
何で贖えと言うのか、この男は?
そして、娘に会わせてくれたとは?

まさか、この男、実の娘に何を……………?!]

(187) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[その命────
そう思考が巡るまでにそう時間は掛からなかった。
だがそれでも遅すぎた。
手を引こうとしていた所、その力に沿うように抑え込まれれば資料の散らばる床に黒髪が散り背を強かに打ち付ける。
ぐ、と喉の奥が狭まり呻きとなったが、咄嗟に叫ぼうとして────]

(*49) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

ひ────っ、あっ、かはっ?!
ん、んぶっ……んん……っ!!!

[口内に何かを押し込まれる。
冷たい。────熱い?熱い、熱い、痛い!!
始め感じたのは鉄の味。
そして先程味わったのに似た血肉の味と、金属の冷たさ。
そして口蓋と喉奥とに酷く冷たく────熱く────痛みが走る。
切っ先はどこまで押し込まれたか。
少なくとも口蓋を削り頬の裏側を刻み、喉奥の柔らかな部分にその尖った切っ先は僅かにでも届いたようだ。
最初は唐突な遺物に嘔吐感を覚える。
しかし何が口内に押し込まれたのかを知れば、必死に嘔吐を堪え、溢れた血を何とか飲み込んではフーッ、フーッ、と鼻で荒い呼吸を繰り返す。
嘔吐感にジワリと涙がこみ上げたが、ギリと相手を睨みつけては両手は相手のナイフ握る手を掴み、それ以上押し込めてくれるなと抵抗を示した。
胃からせり上がってくるもの、喉奥から溢れるもの。
どちらも堪らなく苦しくて、────堪らなく憎らしかった]

(*50) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

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