268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[待ち合わせの時間よりもだいぶ早くマーケットに着く車を手配してしまったのは。 うん、はしゃいでいるからだ*]
(143) 2019/07/31(Wed) 00時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 00時頃
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[認知は主観に左右されるもの。 流れ星を探しながら人を待つような場合、時間はゆっくりと肌の上を流れていくらしい]
こんばんは うん、待つのも楽しいから構わない
[フードに隠されていない顔が人波の向こうから近づいてくる。 不意に周囲の蝋燭の灯が強くなって、眩しさに目を細めた。
修辞で飾ることをしない、率直な声で彼を迎えた]
(213) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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?それ
[差し出された手袋は見覚えのある、艶めいた生地の黒。 自分は驚いた顔をしたはずだ。 自分のものだ、とは言わないが、捨てたはずのものがここにあるというのはそういうことだろう] [手を出して、手袋を受け取る。
肌の近くに収納していたのだろう、人肌の温度を含んだ布の感触]
……
[相手の顔を見つめる。 指で触れた体温は違和感なくそのまま馴染み。手袋を軽く畳んで胸ポケットに入れた]
ありがとう。必要なものなんだ
[今、感動したと言ってもたぶん、何が?となりそうで、少し笑った]
(214) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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─ 舶来市 ─
[舶来市は今年が初、らしい。 たしかに去年は見なかった気がします、なんて話しながら]
[いかにも童話風の街の一角に、渾然と香る異国のいろ。 スパイスとアロマと火薬のような。
縁をリボンで飾ったテント群へ入る。 価値の知れないシノワズリの壺、赤いペナント、異装の人形] [向こう側を指差すニーラントに顔を上げ、]
……オリエントか 好きだ。行ってみても?
(215) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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見たことがないけれど知っているのなら お祖母様のことを君に伝えたのはご両親?
[優美な曲線の水煙管に視線を移し、鮮やかな青いタイルの詰め込まれた箱を覗く]
む
[装飾付きのオイルランプの並んだ飾り台を見て、吐いた息に声が混じる]
あれ良いな。買おう
[いかにもこう。いかーにも磨いたら何かイベントが起きそうな、いかにも!何か出て来そうな!あの例の形の魔法のランプに、テンションゲージがぐぐっと振る。 お土産にしよう。「アリババ」に]
(216) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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[実は財布の紐は硬い。 マジックランプについはしゃいでしまったのは置いておくとして、やがてテントの奥まで着けば]
ああ、触れても構わないだろうか
[店主に断って、平積みになったカーペットにそっと手のひらを載せる。 チクチクと刺さるようなウールの感触]
[サイズ的にも超高級絨毯ということはあるまいが、前のめりにセールストークを始めようとする店主から視線を外して。 連れの上着の裾を少し、素手でつまんで引いた**]
(217) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 17時頃
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[見るからに苦手そうだったのに、あのキリムに触れてみたのは>>217彼のルーツに連なると聞いたからだ。 褐色の肌の店主、優れた職人だったという祖母。 でもそこを覗き込んでも、乾いた熱い風は吹いてはおらず]
(235) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
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[舶来市での戦利品は、オイルランプと、その前に購入した缶入りのお茶の葉。 あまり流通していない珍しい茶葉だったが、それがラベルだけなのか中身が本物かは開けてみてのお楽しみ] [少しだけ重くなったバッグ]
……
[テントを離れ、ガイドに従って移動を始めていた]
……
[人間が多く行き交う場所を歩く時は、衝突回避に意識を注ぐから口数減るけれど、 この時はもっと] [憮然としたような沈黙]
(236) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
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[自分の機嫌を傾けた要素を分析する。 感情は──それがパニックでないのなら──手綱をかけられるもの]
ニーラントさん。 ……君、ファーストネームは?
[しばらく言葉少なにマーケットを歩いた後、素っ気ない声でそう尋ねた*]
(237) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
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[深く昏い空気。 祭の雰囲気は好きだけど、それはそれとして人混みから離れると皮膚感覚は安堵する]
[冷ややかな夜の抱擁]
(253) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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ヤニク?
[音を紡いだ声は、少し熱をもつ]
さっきの店で。 方便で言ってくれたんだろうけど 俺は君の”ご主人”ではない
[案内を頼み、対価は支払うけれど。 契約はそういうものではない──ない]
今日のこの後は、誰にもそういう風に思われたくない だからまず、今から君をヤニクと呼ぶことにしたい
いいかな?
[だめと言われたらのその先はまだ考えていない*]
(254) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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/* 急に箱が再起動はじめて
悲しみとともにすまほぅでうったけど内容がさっきと違う?な?
(-64) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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[構わない、と返ってきて>>270頷いた。 人間と親しくなる方法を思いつかない、それに何の不便も感じて来なかったけれど、そうかこういう時に困るというわけ]
そこ? ……穴場だな
[地元民に愛される店、というやつ。 なるほど。ガイドブックに載らない店]
(278) 2019/07/31(Wed) 23時頃
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─ 食堂 『Ruokala Lokki』 ─
[勧められた席は、マーケットの灯が煌めく港と、夜空を描いた絵画のような窓の側]
ああ、…美しいな
[椅子を確かめて、少しぎこちなくそこに座る。 バッグを横に置いて、ヤニクを見た]
そ、うか
[ウインクされた。 一度手元まで視線を落として、もう一度顔を見る] [特別]
(283) 2019/07/31(Wed) 23時頃
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では、君の好きなものと同じのを飲みたい……ヤニク 炭酸以外ならなお嬉しい
[彼の名を呼ぶ時は、少しゆっくりしたトーンで]
俺はあまり量を食べられない。ヤニクのお腹が空いているなら、たくさん注文できるけど
[胸ポケットの手袋を取り出しながら。 口元が緩く綻んだ*]
(286) 2019/07/31(Wed) 23時頃
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