241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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「ちと骨が折れそうだ。 数を減らすのを先にして… …頭の悪い方法ね。
──ここで倒せなきゃ俺らは仕舞いだ。 一緒に馬鹿になろうじゃねぇか!」
[つまりは後ろは頼んだぜ!と。 こたえになっていませんが。
低い姿勢からの突進、拳を引いて。突き出しますれば 動きの鈍い熊の顔を下から捉えた。]*
(374) 2018/05/14(Mon) 22時頃
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[手に伝わるのは、硬いもの同士のぶつかる音。 短い尾を引いて軌道を描く炎は 止まることを知らず、不定形に揺れる。]
「──ッふ、」
[降り下ろされた爪は右にかわす。 ずしゃ、と水混じりの足場は時間の経過を知らせてくる。
何度か拳を叩き込んでわかったが、 動きは決して避けられないものではない。 ただ命中した際のダメージの大きさを考えると ヒットアンドアウェイを繰り返すのが確実ではあった。]
(402) 2018/05/14(Mon) 23時半頃
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[視界の端>>386>>387では、パートナーが 何か良い方法を思い付いたらしく。
『動いたら死ぬ』>>388─死というワードに 実によく反応した身体は ビタッ 、と一瞬停止して。]
(403) 2018/05/14(Mon) 23時半頃
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「──、」
[────音は、したのだったか。>>389 出会い頭にお見舞いした個体は 熊あらため針ネズミ、或いは山嵐に変化して。 ちからを亡くして、風に拐われた。]
「─おい、ゼン。 ……大丈夫か?」
[霧散は見届けず、足元を狙ってきた横殴りの一撃を ひょいと飛んでかわし。パートナーの隣に一度戻る。
汗伝う頬は笑っていた笑っていた残滓はあれど いつもほどの余裕は見えない。]
(406) 2018/05/14(Mon) 23時半頃
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「─あァ。任せろ、余裕だ。」
[もっともそれは、己も同じであるが。 早鐘をうつ心臓、燃えるような身体、 継続戦闘に向いていないのは共通点。
─パートナーが頑張りを見せてくれたのだ、 ここで男を魅せないでどうする?]
「通さねぇよ。 力比べしようぜ、熊公!!」
[灯した、ふたつ目の炎。 ─片手で殴って駄目なら両手で殴ればいい。 戦いやすいように整えられたフィールドがあるのだ 暴れなくては敵に、ゼンに、失礼である!]
(411) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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[地を蹴って再びの発進。 熊はデカイ、力も強い、 ならば他の勝っているもので戦えばいい。 相手の土俵で無理に戦うことは無い。]
「よォ熊公!鬼さんこちら、っと!」
[此方を視認はしているらしい熊は 片手を上げてゆらゆらと不安定に揺れていた。 やがて近づくたびにその揺れは少なくなり─
ぴた り
止まった瞬間、真っ直ぐに俺の頭をかち割らんと。 降り下ろされた爪は─]
(414) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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──ズ ン!
[直前に、拳の炎をブーストにして身体を横に回転させて 頬を掠めた一撃は首を首をいっぱいまで反らして回避とする。 土煙はあがらない。]
「んの、勢いを、……ッッッ!」
[まず一撃、右の拳でアッパーカットを御見舞いしてやれば 跳ね上げられ──しかし…倒れない、どころか熊は 空いた手を引いていて。次の一撃の準備がある!]
[足りない、ならば]
「……」
[増やせばいい。]
(418) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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[轟!!]
「らァあああああああああ!!!」
[新たに踵に炎を灯して。 推進力を蹴りに回して。 左脚を軸に、独楽のように。 痛いほど地面を踏みしめまして!]
「寝てろッ…!!」
[爪先は熊の腹部に突き刺さり、 巨体はそのまま、飛んでいったかもしれない。
壁に叩きつけられれば小さな嗚咽を漏らし さらさら、風も無いのに消えていった。]
(420) 2018/05/15(Tue) 00時頃
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「は、っ─はぁ、」
[倒れそうで倒れない、がら空きの背中。 意思を示すかのように未だ炎は煌々と燃え続け 口許を雑に拭えば、自然と笑っていたかもしれない。]
(422) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[だからその素敵スマイルをおやめなさいな。 残り一体の熊を探して、瞳はきょろきょろと。]*
(423) 2018/05/15(Tue) 00時半頃
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[─上手いことあちらも進行していたようで ぶっ飛ばした先にいた不運な最後の熊は 綺麗に終わりを迎えていた。>>431]
「はーーーァ。やったか? …あ、いや、こういうときは言わない方がいいのか。」
[やっちまった、と口をつむぐが フラグが回収される様子は無いので やっと安心して、炎を消火する。]
(456) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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[涼風は頬を撫でてさらさらと流れていく。 人間、やれば出来るもんだ……と掌を見つめていると 隣に立つ気配がありました。>>434]
「……おう、そうか。 ありがとな。」
[無意識に上げた腕はパートナーの頭を撫でようとして。 いや、そんな年齢じゃあないな、と我にかえる。]
(458) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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「さっっすがに燃えすぎた。 このサイキックが服も燃える仕様じゃなくて良かった。 ……ん?なんだそれ、っと。」
[小さな金属音がして、音源にパートナーが歩み寄る。>>447 投げられれば>>448受け取って、しげしげと眺めてから懐に。]
「へぇ、これが報酬か。 ホーリーなんとか、ってやつか?」
(464) 2018/05/15(Tue) 01時頃
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