196 水面に映る影より遠く
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[ 私がほんとうに求めているもの、 それは………──── ]
(184) 2016/08/20(Sat) 10時半頃
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[ 喉が灼けつくように、あつい。 ]
(*3) 2016/08/20(Sat) 10時半頃
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[ 貴方なら、宝箱に何を綴じ込めますか? ]*
(185) 2016/08/20(Sat) 10時半頃
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[あっ と、私は声をあげました。 私の園の扉の前、此方を振り向いたままの大原さん。 彼の元へと駆け寄りましょう。]
(187) 2016/08/20(Sat) 11時頃
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どうしても、というのでしたら。 ……アイスクリーム、食べたいです。
(-66) 2016/08/20(Sat) 11時頃
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[こそっと、耳打ち。 これくらいのおねだりなら、赦されますでしょう? はにかんで見せれば、私は再び所定位置。 帰るであろう彼の後ろ姿に小さく手を振りました。*]
(188) 2016/08/20(Sat) 11時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2016/08/20(Sat) 11時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2016/08/20(Sat) 11時頃
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─ HR─
[今日も今日とてご挨拶。 団十郎どのがやってきて、出欠をとるのです。 私の小さな声も、団十郎どのは捕らえてくれますから、 本当に感謝するばかりです。 私も、団十郎どのの 恋 の いと に なることができればいいのに。と。 彼の胸中に僅かながらに芽生えているであろう 細やかな心情の変化に気づいていたならば、 思っていたことでしょうね。]
(200) 2016/08/20(Sat) 12時頃
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─ プールサイド─
[照りつける太陽は、私たちの体力を奪います。 アメニモマケズ、カゼニモマケズ。 夏の暑さには、負けそうであります。
てるてる坊主の いと は、更衣室を抜け出して、 プールサイドにしゃがみ込んでいました。 きっと、みんなからは離れた場所です。]
………───── 。
[水面に映る自分自身、 手を振れば同じように手を振り返してくれます。 私はその影に、そっと微笑みかけました。]*
(201) 2016/08/20(Sat) 12時頃
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[水面は揺れます。 私とそっくりな姿、だけれども。 眼鏡で隠された眸は露わにされて、 長い髪も後ろでひとつにゆるく纏められています。 細まる眸は、艶やかで。 私とは同じだけれど、私とは違う存在です。 ………いいえ、本来の私なのでしょう。
『Hi,tiny. 西の魔女から贈り物よ。 早く、帰っておいでなさいな。』 ]
Hi,ducky. 贈り物?何でしょう、でも。 もうすこしだけ、待って欲しいのです。
[ぽそり、小さな声で私は私に話しかけます。]
(*4) 2016/08/20(Sat) 12時頃
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[ダッキーは、私の良き理解者であり、友人であり そして、良きパートナーです。 今は、私の姿をしていますけれど、本当は違います。 私の代わりに向こうの私を演じてくれているのです。]
まだ、本を読み終えてないから。
[ それは、此処に留まるための、 本当の理由だったのでしょうか? ]
(*5) 2016/08/20(Sat) 12時頃
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[眼前の水面は、プールを得意げに泳ぐ下々の者たち。 彼らが波立てるお陰で、水面に反射する私は、 掻き消えて行ったことでしょう。 先日補講を休んでいた者に、泳ぎの教えを請いながら、 ほんの少しの成長を見せるひとがいれば、 溺れたように足をジタバタさせて 前へと進むひともいたのでしたね。
そんな、俯向く私に声が降ってきたのは、 少ししてからでしたでしょうか?]
(239) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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[ 久水さん。>>222 水面が翳り、私がまたよく見えなくなりました。 声のした方に少しだけ顔を向け、 ぽかぁんと、口を開けました。
雨が降らないのは、私のせい!?!? 久水さんが おこ でいらっしゃいます!! 嗚呼、我が眷属にせしめんと思っていたのに、 敵対心を持たれてしまっては、 もうどうしようも、ありません! と、脳内では必死に自責の念に駆られていました。]
ぇ、ぁ………ご、ご、めんなさ………
[何とか振り絞った声は、久水さんに届いたでしょうか? そのまま、横たわる彼女を視界に収めつつ、 どのように言い訳をすれば良いのだろうかと、 雨乞いでもすると伝えればいいのか、と。あわあわ。]
(240) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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[ ちいさな、ちいさな弱気な声は。 私の耳に届いたことでしょう。 久水さんらしくもないように感じました。 視線も、意識もどこか別の場所へ向いている。 そんな気がしてなりません。
私は、その噂をここでようやく耳にしたので、 神山さんがそこらじゅうで言いふらしていることに 気付けなかった自分に対してまずは落ち込みます。 それよりも、です。]
ぁ、………ぁ、久水、さ………
[言葉は最後まで音になることはありませんでした。 顔を覆う彼女に、私は手を伸ばして、 その頭をゆるりと撫でることでしょう。]
(241) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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私ではなく、他の誰かさんが転校しないか。 それが気になるのでしょう?
(-87) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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[久水さんの方へ顔を向けて、 私は、静かにそう囁きました。
口許を若干ゆるめ、微笑ましげに見てやりましょう。 結局質問への返答は、泡の中に隠しましたけど。]
(242) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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[そして、補講後のお誘いに私は瞳孔が開いてる! と思われるんじゃないか、と思うくらい。 目を見開きました。
……誰かに誘われるのは、初めてかもしれません。 予定なんてありませんから、……… ぁ、読まなきゃ行けない本はありますが、 まだ大丈夫です。 まだまだ時間はあります。 アヒルさん、早く帰れない私をお許しください。]
いいん、ですか? ……他の皆さんが、 ご迷惑でなければ、いきたい。です。
[と、遠慮がちに俯いてい言ってみましょう。 空気の私なりに、元気のなさそうな眷属候補の彼女を 気遣えていたらよいのです。]*
(243) 2016/08/20(Sat) 16時半頃
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ねぇ、Ducky. みんなには、内緒の方がいいですよね?
[水面で、ほんの少しだけ笑っている彼女。 請うた助けの返事はなくって、 ウインクだけして波の中に消えてしまいました。]
(*6) 2016/08/20(Sat) 17時頃
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[私の予想は、ばっちりだったようなのです。 だって、この沈黙はそうに違いありません。>>244 私は、彼女をあやすように。 その頭をゆるゆると撫で続けたことでしょう。 伸ばした掌が嫌がれなくってよかったと、 こっそり安堵もしながら、慰めるという理由をつけて。
意識にあるものと、無意識なもの。 其れは、人間に潜在するイドや超自我の部分。 科学的に解明するには、まだ難しい。 と、先日読了した本に載っていました。]
(252) 2016/08/20(Sat) 17時頃
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[大義名分、久水さんを癒すためと思いながらも、 自分自身の気持ちもやはり、其処に上乗せしてました。 私の遠慮がちな言葉に、帰る言葉。>>247 私は、眼鏡の位置を直すふりをして、 視線を横へとそらしました。
─── 胸の奥に灯る暖かさ。 これが、友人(なんて烏滸がましい)と帰りに 寄り道をするというイベントなのですね!]
たのしみ、………
[両手で、口許を覆い隠しながら。 ちいさく呟いてみました。 鈴宮さんが来れないことを、>>245 後々知って、内心落ち込みますが、 他の女の子たちはどうだったでしょう? 胸の高鳴りは、鳴り止まぬまま。です。]*
(253) 2016/08/20(Sat) 17時頃
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[この2-Dで、空気の私が転校したことで、 誰かが寂しがることはあるのでしょうか? せめて団十郎どのには、寂しがってほしいと。 切に、願ったりはしますけれどね。
久水さんも、鈴宮さんも、東明さんも、丹野さんも。 大原さんも、千島さんも、切原さんも、 若菜さんも、樫木さんも。 みんな、クラスの穴がひとつ空いたことに対しては、 悲しんではくれるでしょう。 けれども、 いと という存在が消えたところで、 誰かの心に大きな穴が開くわけではないのです。 三年生を迎え、受験し、キャンパスを練り歩き、 就職をして、子供を産んで、おばあちゃんになって。 死ぬ間際の走馬燈くらいに、
ああ、あんな奴いたな。
と思うくらいにしか、記憶には留まらないでしょう。 むしろ、走馬燈に出るのすら烏滸がましいものです。]
(254) 2016/08/20(Sat) 17時頃
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[はじめから、そのつもりでした。 誰かに強く干渉しては、別れが強くなる。 別れが辛いことは、重々承知の上ですから。
西の魔女からの、贈り物だって。 本当は早く受け取りたいくらいなのに。 此処にとどまる理由は、……………]
(*7) 2016/08/20(Sat) 17時頃
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[でも、少しくらい。 少しくらい。 誰かの人生の いと を繋げられたら、 いいのになぁ、なんて。 そんな我が儘が芽生えてしまったのは、 いったいぜんたい、何故なのでしょうね?
他の誰かが転校するくらいなら、 私くらいが被害も少なくてちょうどいい。 そう、思っていたのですけれど。 転校、 この噂が広まると同時に、 私はそんなことを考えていたのでした。*]
(255) 2016/08/20(Sat) 17時半頃
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[ ─── 約束、それは積み重なっていました。 1.ぺかちゅうの描き方のコツを教えること。 2.大原さんからお礼を頂くこと。
ですが、5W1H中。 when where。肝心なここが決まってません。 だから、今日はあんみつでいい筈、です。 補講はまだありますし、だいじょうぶ。
久水さんが他の女の子に声をかける様子を横目に>>248 私は髪を、一生懸命タオルで押し拭きしつつ。 そんなことを、ぽや〜と考えていました。]
(257) 2016/08/20(Sat) 17時半頃
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─ 補講終了後─
[HRが終われば、あんみつタイムです。 結局、丹野さんも先約があって、 鈴宮さんもお約束があって。 東明さんは、どうだったでしょうか?
どちらにせよ、いつもは真っ直ぐ図書室へ向かう足は。 そそそ、と久水さんの傍まで向かっていました。 そう、もしもの話ですけれど。 久水さんが声をかけた、思春期の野獣たち。 彼らの中で、誰かも行きたいとか言う人がもしいたら。 久水さんが元気になるんだったら、 来てもらった方がいいので、嫌がらないでしょう。 胸を張る彼女の小さな丘(?)に、 私は、となりでこっそり笑っていたのが バレないといいのですけれど。]*
(258) 2016/08/20(Sat) 17時半頃
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[私が、返事をしてもよかったでしょうか。 するのも烏滸がましいように感じてしまいますが、 用事を済ませたら来るという丹野さん。>>256 彼女の申し出を断る理由など何もありません。 こくこく、ちいさく頷いて。]
もちろん、 ……待っていても、いいですか?
[なんて、久水さんに確認を取るように、 ちらりと視線を向けてみましょうか。]
(263) 2016/08/20(Sat) 18時頃
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あ !
[私にしては大きな声が出てしまい、 両手で口を押さえて隠します。 図書室を放りっぱなしでした。 私は、久水さんに許しを乞いましょう。]
図書室、締めてくるので、 昇降口で待っていてもらえませんか?
[そう、告げて。 返事はきっとおっけーに違いないのです。 私は、たたたっ と図書室への道程を進みます。 図書室の扉、開けっ放しでしたからね。]*
(264) 2016/08/20(Sat) 18時頃
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/* はわぁ、睡眠不足すぎてすぎょいやばい。
(-125) 2016/08/20(Sat) 23時半頃
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[5W1Hが決まっていない、 そう思っていたのはどうやら私だけだったようです。 きっと、私の意識は既に図書に向いていたせいでしょう 放課後は、今日の放課後だとは思っていなかったのです それならそうだと、教えてくれれば良かったのですが。 私は、図書室へと辿り着くと、 closeの看板を立てて鍵を閉めました。
その後でしょう、大原さんが図書室へ来たのは。>>282 私はもう、その場にはいませんでしたから、 見つけられる筈もなかったのです。 だから、私はすっぽかしたつもりもないですし、 軽い口約束でしたから、 その約束が叶えられなかったとしても 何も文句を言うこともありません。 ただ、残念だな。 そんな気持ちが残るだけ。]
(360) 2016/08/21(Sun) 01時半頃
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[そうして、私は。 昇降口で待つ、久水さん。丹野さん。東明さん。 彼女たちの元へと駆けつけるのでした。]
(361) 2016/08/21(Sun) 01時半頃
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─ 昇降口─
お待たせしちゃって、ごめんなさい。
[ぺこり、頭を深々と下げましょう。 私よりも丹野さんの方が戻ってくるのが早かった。 おかしい、どうしてでしょうか。 図書室に行って、戻ってきただけだというのに…! 私よりも、丹野さんの足腰の方が丈夫で早い。 そういうことなのでしょう、ね。
私が辿り着いたときには、大原さんも切原さんも。 既に昇降口を通り過ぎた後でしたから、 錯綜した情報を訂正することは、 永遠に叶わぬものとなるのでしょうね。]
(362) 2016/08/21(Sun) 01時半頃
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