76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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[音が聞こえる。自分が伝えた薔薇から情事の音。 聞こえる声は自分も一度、腕の中に抱いた彼]
……う……、っ、……
[吐き気すらこみ上げてきそうだ。 夢の中で吐くものなんてないのに。 生生しさに酷くえづいてしまって
苦しさに顔をゆがめながら小さく願う。 何も聞きたくない。逃げたい。目覚めたくない。 もう、きっとヤニクも自分を軽蔑している筈]
愛される、幸せ……。
[薔薇が咲いても、ヤニクがまだ想ってくていれたら 自分は目覚めることを望むだろうか。
ただ彼から愛されないなら、もう目覚めたくない、と*]
(+30) 2013/03/29(Fri) 23時半頃
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可哀想なサイラス。でも 誰よりも幸せなサイラス……。
[呪文のように、そうつぶやく。 そう、薔薇のときにみている、彼らの深く激しい恋情を。]
(+31) 2013/03/30(Sat) 00時頃
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ああ、僕もあんなだったら……。
[嫉妬と憧憬と……やはり、持ってしまったほのかな恋情を。 ため息とともに押し隠す。]
(+32) 2013/03/30(Sat) 00時頃
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