76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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[薔薇は微笑む。悩める子猫に。]
(*30) 2013/03/27(Wed) 21時頃
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ああ。大丈夫だよ。 でも、君は許される。
君は好かれているから。 君は許されるよ。
きっと、誰も君を責めたりしない。
[薔薇は優しく、囁くように。 焚きつける。そう、己のままに欲望を走らせてよいのだと。]
君が幸せならば、 きっと、その彼も、シルヴァも、
[君を許すだろうと…。]
(*31) 2013/03/27(Wed) 21時頃
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それでも……
[やはり、ヤニクを抱くことは。抱かれることはできないのだろう。まだ、今は「自分」が残っているから]
お前は…幸せなの?
[薔薇にそんなものを求めるべくもないのだろうけど]
(*32) 2013/03/27(Wed) 21時頃
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――……そうだね、サイラス。 君に愛されて、幸せだよ。
[薔薇はそう、答える。 まるでシルヴァの答えのように。**]
(*33) 2013/03/27(Wed) 21時半頃
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[胸がばくばくと脈を打つ。 薔薇がいう。「幸せ」と。
抱いた自分は幸せだった?あぁ、きっと、幸せだった。 薔薇をあいすることができて
ぱりん。また、心の薄皮が一枚、剥がれた。 きっと、もう自分を保っていられるのは今日までだ*]
(*34) 2013/03/27(Wed) 22時頃
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