255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[同じように香辛料らしきものは入っている。 本当に口にして問題は無いのだろうかと キッチンに向かい、収納のトレーを見れば 香辛料の瓶がある事が分かった。
開けて匂いを嗅ぎ、一応は舐めてみるが 当たり前に辛く、変哲のないもので、 気に留め過ぎたかと溜飲を下げもする。
辛くスパイスが整えられているのならば 温かいお茶ではなく冷えた水は あった方が良いだろうと、傍らの冷蔵庫を開けて。 上に位置する冷凍庫を仰いだ時――]
……、なんだ……? 肉が多い?
[半透明の底が、微かに肉の原型を透けさせる。 だが、人間の肉とまで気が付ける程 肉眼で確かめる事は出来ない。]
(-29) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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………妙だな。 何日分あるんだ、いったい。
[買い置きには玉葱のみではなく、 野菜なんかもあるけれど、 ブロック肉“らしきもの”は どうしてあの状態で用意したのか。 肉屋で仕入れればもう少し細切れに 調理しやすいように買えるだろうに。]
(-30) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[車椅子が拾う“音声”を 妹が聞いているかは知らない。
何にせよ直立でなければ届かない距離。 手に取って確かめてみる事は出来ない。]
(-31) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[水のボトルを手に取り、再びリビング側へと。]
…………。 [カレーを口にし、咀嚼する。 ああ、この肉は――、そうだ、 一度“食べたもの”。 山羊の肉として出されたものと 質感や脂肪のつき方が似ているような。]
なんで、同じ肉を態々……? [しかし、その思考は次第に薄れていく。 これは、と手を止めた時にはもう遅かった。
母親の居ない家で、父親が外に出かけて 幼かったアポロは一人で食事をする。 どうしてあの頃の風景を“みている”のか。]
(-32) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[重い頭を抑え、包帯を巻いた指が震え、 ―――スプーンを落とす。]
っ、……っく…、かあさ……
[虚しさ 寂しさ 悲しみ 苦しみ
――― カレーの味もよくわからず、
低迷した意識を保ちきらず、項垂れていた]*
(-33) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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/* 結局(ピスティオ自身の観点から)いいやつの呪縛から逃れられないヤツにしてしまった……
(-34) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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/* すごいほのぼのした会話しようとしてるしココアさんに親愛は向いてるけども、あれですね、怖がられるのと旦那さんへの嫉妬を自覚するのの二箇所はわりとブレーキがすっ飛ぶポイントになっている気がしますね……
怖いことはなにも持ってこない>>6:+97、って言ったセイルズだけども、本人が怖いことをする可能性については捨てきれないと思っている (そして「持ってこない」って言ったセイルズはわりとピンポイントに恐怖の形を考えていたはずなんだけども 今思い出せなくて困っている…便箋とソーセージとパンの話だけだったか…?
(-35) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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/* ココアさん、パン自体だけでなくてパン屋と紐付いた記憶>>5:+82なんかも駄目になっているようなので、旦那さんの記憶(と、旦那さんの死を突きつけられたパン屋での一件)が引っ張り出される結婚指輪についても、割とトリガーになるのではないのかなと思っている…
まあつまりあれだ セイルズが旦那さんへの嫉妬強くなってきたりとかで、ココアさんが指輪の意味を改めて認識したとき、これまで支えにしてきた指輪を自ら手放したりするのかなあという話です。 想像だけで背徳感がすごい。
(-36) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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/* 私はお義姉さんの可愛さの半分くらい貰ったほうがいいと思う。
(-37) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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[見てしまう。聞いてしまう。 兄と妹はすれ違ったまま。誰かを案じる貴方を見る。 そのことに私は堪えられなくなる。
兄の事を、思えば思うほど 嵌る深みから、抜け出せず、寝室で呼吸を整えた。]
(-38) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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言わなきゃ、嘘をつかなきゃ。 本当のことを、言わなきゃ。 天秤にまた新たな荷物がのしかかる。 私の身を、家族の身、を案じた兄の事をよくしらず
――愛する女を、求める兄に]
(-39) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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[その兄に、貴方の好きな人は お腹の中にいるよ。と教えないといけない]
(-41) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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/* 本当はメロンパンが好きだけど、見ると涙ぐみます。 あんパンなんて見た日には泣いて丸まります。
辛い思い出しかないんじゃよ……。 思い出すとココアが耐え切れないんじゃよ……。
(-40) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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[貴方が、愛するのは私でしょ]
(-42) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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[半透明の秘密は、秘されたまま それこそ、一番口にしてはいけない秘密だ。 山羊の肉、悪魔の肉は、冷凍されても、尚おいしく。
ただ、兄が怪しむのなら『破棄』を考え。 そっと扉から覗く。]
……兄さん
[見ている、私はみる。 冷蔵庫を確かめる兄を、香辛料に疑問を持つ兄を。 そして、カレーを口に運ぶ兄を。それは、一種の薬物だ。 私はそれに頼る――頼ってしまうこと。
言葉を選ぶはずだったのに]
(-43) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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アポロ……
[結局、そう呼んでしまう。 ごめんなさい、兄さん。ごめんなさい、……。 どうすればいいのだろう、そっと近づいて。 落ちた、スプーンを拾いあげれば、兄の血がにじむ手を。 優しく撫でた。大丈夫、とおそるおそる
確かめる聲、項垂れる貴方に]
(-44) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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……スキで、ごめんなさい。 『アポロ』……
貴方の、大切なひとを。
[――卑怯な事を口にする]
兄さんの大切なひと …呪えっていうから、ううん
(-45) 2018/12/12(Wed) 23時半頃
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私の意思で ――殺したの。
[手を伸ばす。 母親も、父親もいない、仮初の家で。 貴方の頬に触れた、引き寄せる。そっとそっと。 ざらついた男の、形にふれて
――、触れるだけのキスをした。]
…私が、――したんだよ。
[兄さんが、選んだ服はきっと似合わないね*]
(-46) 2018/12/13(Thu) 00時頃
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/* そういえばそうなんですよね 私も村予定をスケジュール帳に入れてる段階…というかえびさんが吊られるまで、最大延長で15日の朝終了というスケジューリングをしていて… (1d地上5組>2d5組>3d4組>4d3組>5d2組>6d1組>EP想定/人形遣い追加時点で想定終了日伸ばしてなかったというミス…) イルマさんもその想定だった気配をほんのり感じます。
(-47) 2018/12/13(Thu) 00時頃
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/* >すっごくすっごく>>+36
かわいい(うめく
(-48) 2018/12/13(Thu) 00時頃
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/* ココアさんココアすきなの ココアさんのココア……(ほわほわ
これはいそいそと買いにいかねばなるまい 多分この男、パンケーキ焼いたことがあるかないかってレベルだし ベーキングパウダーは無い
(-49) 2018/12/13(Thu) 00時頃
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/* >>+41 ココアさんがここにいてくれる安心、プライスレス…
(嫉妬はトリガーになりうるけど、多分本人自覚してないというあれ…)
(-50) 2018/12/13(Thu) 00時半頃
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/* 読んで噎せて席を立って動揺のあまり食器を洗うなどしてしまった 今も語彙が息してない 息しかでない
(-51) 2018/12/13(Thu) 01時半頃
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/* やっと今後のこと考えられるとこまで至ったところで脳髄が眠気で痺れて くやしい 仮眠しとけばよかった……
いやほんとどう反応するだろうセイルズ なんか口元隠しそうではある(どんな顔になってるかが判らなくて反射的に) まさか背徳感がすごいって言ったその晩の内にこんな事なると思ってなかったんですよ ポトフの話をしているときはほんとにポトフのあたまになってそうなんだよセイルズ ブラッドソーセージ入れるわけに行かないな買って来なきゃとか思ってたらの結婚指輪 ココアさんに過去を捨てさせたという証明 貴女が泣くのは夫を思って抱けれども、貴女自身が別れを告げたのかという…
(-52) 2018/12/13(Thu) 02時頃
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[カレーの“香辛料”と“肉”に注意が向いており 寝室の隙間から此方を観察する目を悟れずに。 気配の方に顔を向けるどころか、 力なく頭を垂れて俯く始末。
この感覚は既視感があるもので、 今は現実だ、と自分自身に言い聞かせる理性を 欠片程度にだけ余すまま――――… ドッと押し寄せた、輪郭の頼りない過去の幻覚に 倦怠感を覚え、意思を奪われて 指先に巻かれた包帯を撫でる手つきは優しく、 其処に誰かが居るとは解るが、 アポロ、と呼ぶ誰かがフローラであると 妹であるとはわからない。
歪んだ視界に映る“過去”では ―――まだ、フローラは生まれていないから 父親と義母は出会ってもいない。]
(-53) 2018/12/13(Thu) 08時頃
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[ぼんやりと纏まらない頭のまま、顔を上げて。 眼前の人物を見つめる。 初めは、母親に見えていた。 けれど、アポロを兄と言う。 “過去の”アポロには、父親と母親しかいないのに。]
……………誰?
[罪の告白をしているのは、 大切なひと――母親を殺したのは、誰。
今は遠い昔ではないこと、 彼女が殺したのはパピヨンであること。 理解しようとしても過去に意識が追いやられる。
この、誰だか解らない“おねえさん”が 母親を殺したというのなら 悔しくて、許せないのに 思考力が削がれて、殴りつける気力、怒鳴る気力、 何かをしようとする意欲が薄れる。]
(-54) 2018/12/13(Thu) 08時頃
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酷い。
[憤怒をぶつける意欲を殺されてしまっているから―― 母親を殺されたと受け止めているアポロに出来るのは 目尻から塩水を流すことしか出来ない。
眦から頬に伝い、 顎を通り、食べかけのカレーに落ちていく。]
かあさんが何をしたの? どうしてかあさんを殺しちゃったの? ぼく、の かあさんは一人しかいないのに……
(-55) 2018/12/13(Thu) 08時頃
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かあさんを返して……
[肩を震わせ、やりきれない感情に奥歯を噛み締める。 唇を合わせる“知らない人”に顔を背けた。 その接吻も触れる手も優しいけれど、 母親を害した人物なら、]
嫌いだ、 お前なんか、きらい。
かあさんをぼくから奪った、 お前なんか、きらい……
[もう一度、そのひとを見る。 誰かに似ているような気がするのに、思い出せなくて。
父親は言っていた。 かあさんは“化物のもの”になってしまったと。]
(-56) 2018/12/13(Thu) 08時頃
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かあさんを、かえせよ…… 化物……。
[アポロが見ている過去は此処にない。 顔を顰めて睨む先に居る“知らないひと”は 化物ではなく人間だ。 けれど、
街のひとは皆いいひとだから、 アポロも好きで居てね、と。 母親は去る前に言っていて。
だから“いいひと”じゃないこのひとは、 母さんを奪った―――“ばけもの”なんだろう]**
(-57) 2018/12/13(Thu) 08時頃
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[そして夕暮れ時、薬屋に向かう彼女の姿があった。 雑踏が途切れる隙を狙って、店のシャッターと入口を開けて建物の中に入る。 この店を出る時に、自分が閉めたのだから、当然両方とも鍵を持っているのだ。]
…望んだ場所ね。
[同じく店内を見回す。 もはや売り物もほとんど残っていない薄暗い店。 後継者を探すのも最初から諦め気味な様子で、完全に「捨てる」気で準備をしているのだと思っていた。 しかし今、思い出されるのは、自分の準備する場所に来ないか、と誘ったときの彼の反応だ。]
まあ、監視されようが、どんな噂をされようが、居たがった場所には違いないわね。 サイラスさんと一緒に過ごした家でもあるわけだし。
あ、思い出と言えば。
(-58) 2018/12/13(Thu) 15時半頃
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