278 冷たい校舎村8
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……どうせみんな、怒るんでしょ……。 人騒がせだって、責めるんでしょ……。 やだぁ、帰りたくない……。 やだやだやだ……。
[ぐずぐずと泣き喚きながら、ワガママを言う。
……死を選んだはずの理由、ここに残ろうとしたはずの理由、 並べ立てたそれらの理由はいつの間にか掻き消えていて、 最後に残ったのは、そんなくだらないワガママだけだった。**]
(215) 2020/06/23(Tue) 17時頃
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人の生き死にに、人騒がせも何もあるかよ。
[俺は、葉野の左腕をがっちりと掴みながら>>215 ぐずぐずと泣く彼女をまっすぐに見据えていた]
死にたいと思うほどに悩んでる奴を もしも笑う下衆がいたなら、 俺が蹴散らせてやる。
[それから、にっと歯を見せて笑って]
(216) 2020/06/23(Tue) 17時半頃
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こんな大の男3人に囲まれて、 やだやだ帰りたくないって 大立ち回りしてるんだ。
今更、帰って怒られたところでなんだ。 心配したぞって責められたところでなんだ。 屁のツッパリにもなりゃしないだろ。
……諦めろ。 葉野が生きるって言うまで、 俺はこの手を、離さない。**
(217) 2020/06/23(Tue) 17時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/23(Tue) 17時半頃
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[ぼろぼろと葉野が泣いている。 颯真が差し出したハンカチすら受け取らず ぼろぼろと泣いている。
辰美はそれを少し困ったように見下ろして、 お前な、と、小さくため息をついた。]
怒るったって、 みんなお前を心配して怒るんだって。 離れていくとか、嫌いとかじゃなくて。
(218) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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……だいじょーぶだよ。 どうしても許せねえってやつがいたら 俺が一緒に謝ってやるし。 …………だめか?
[ちょっとくらい叱られておきなさいよ、と思いながら 辰美は困った顔をして、 泣く少女を見下ろしていた。**]
(219) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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ったく、なんで伝わんねえかなあ。 俺達がこうやって意地でも連れて帰ろうとしてんのはさ、 怒ったり責めたりするためじゃねえんだけど?
また一緒に笑い合うためだよ。 他の奴らだってきっと、今頃スゲー心配して待ってる。
[ 困ったように笑って、 ハンカチで優しく紫織の涙を拭いつつ、 懸命に語り掛ける。]
(220) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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もし悪いことしたって思ってるなら、 それこそちゃんと帰って謝んなきゃだろ。 そしてそんな奴を、 絶対許さないーなんていう奴、きっと居ねえよ。
むしろ帰んなかった方がさ、 何勝手に死んでんだーって怒るし悲しむって。
あっちに帰るの、怖いかもしんねえけど。 ちょっとだけ、勇気、出してみようぜ。 大丈夫だって、俺らがついてるから。な?
[ そう言って、安心させるように、優しく微笑んだ*]
(221) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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―― 現在:病院前 ――
[ 足音を聞いた気がして顔を上げて、>>+162 誠香は大きく目を見開いた ]
千夏ちゃん。
[ メールではただいまと打ったものの、 いざこうして実際に顔を合わせると、 なんて挨拶したらいいのかわからない。 ただいま、はメールでもう言ったし、 こんばんは? ……変だ ]
(+163) 2020/06/23(Tue) 18時半頃
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あ、うん。 僕は好き。
[ 手元のペットボトルを指差されて、 釣られたように誠香も視線を落とす。 自分の着ているコートも目に入って、 ああ、そういえばこのコート、 一度は千夏にあげたんだった、なんて思った ]
……千夏ちゃん、風邪、引いてない? [ ぽつりとそんな言葉が口をついて出た。 あれは紫織の作った世界で、現実ではなくて、 だから、そんな心配をするのはおかしいのかも しれないけれども ]
最後に見た千夏ちゃん、ちょっと寒そうだったから。 風邪ひいてないかなって、ちょっと心配だったよ。*
(+164) 2020/06/23(Tue) 18時半頃
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/* あとは葉野ちゃんが帰るって言うかだなぁってのんびり地上を眺めている
礼一郎が冷たい校舎で得たもの、諦めなんじゃないかなって思うけどそのへんはエピのロルで言語化できるといいね
(-115) 2020/06/23(Tue) 18時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/23(Tue) 18時半頃
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/* 今でも結構必死っていうか まあ必死なんだけども なんか辰美が思春期の娘を前にした父親みたいなことになっててじわじわくる
困るんじゃないよ もっと優しくしろよぉ…
(-116) 2020/06/23(Tue) 19時頃
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/* 実際、怒られるだろうなとは思ってるし 責められるだろうなとも思ってるからそこらへん否定しないんだけどちゃんと否定してほしい
(-117) 2020/06/23(Tue) 19時頃
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/* えっ、この状態から選べる残留ルートがあるんですか?
ないよ
(-118) 2020/06/23(Tue) 19時頃
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/* ごめんねぇ…… わがまましか言ってなくて、何もかも自業自得なホストなんだけど 説得されて中の人はガチでべそべそしてる……なんでだ……
(-119) 2020/06/23(Tue) 19時頃
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-- 現在/病院前 --
[ 名前を呼ばれれば、呼び返す。 社会に組み込まれているとより認識できて、 いいよなあ、と千夏は思う。>>+163 相変わらず顔色はよくないけど、 千夏はほわ、と笑った。 ]
誠香ちゃん。 誠香ちゃんが好きなそれにしよーっと。
[ なんてない飲み物の決め方。 自販機に小銭をぴったりいれて、 ジャスミンティーを代わりに手に入れた。 ]
(+165) 2020/06/23(Tue) 19時半頃
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[ 手に入れたペットボトルをつまみあげる。 質問が飛んできて、首を傾ぐ。>>+164 ]
あ、やっぱり私も、 夏美ちゃんみたいになってたんだ? 雪の上にダイブインしてたでしょー。
[ そっか、そっかと千夏は頷いた。 ] 最初は、自分があの世界を創ったと思ってたから、 自分のマネキン?が他の人に見られるなんて、 ちょっぴり予想外だったな。
[ マネキン、と語尾は上がる。 うんうん、と千夏は一人で頷いて。 ]
(+166) 2020/06/23(Tue) 19時半頃
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心配ありがとう。 風邪ひかないようには気を付ける。 なんたって受験生だし、 ここちゃんにも無駄な心配かけちゃいそうだし。
[ 中に入ろうかな、と千夏は付け足す。 誠香ちゃんも風邪ひかないように、と言って、 一緒に行きませんかとはお誘いをば。* ]
(+167) 2020/06/23(Tue) 19時半頃
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離してよぉ……。 おねがい……。
[右腕も左腕もがっちり掴まれているから、 ハンカチを受け取って顔を拭うこともできない。 >>220されるがままに颯真くんに拭われる。 とても惨めで恥ずかしい。]
(222) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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[謝らなくちゃいけないことは分かってるけど、 やっぱり責められたくないし、怒られたくない。 きっとまた逃げちゃうんだろうなって。
……でも、今更、だなぁ。>>217 言われてみれば、何度もそれを繰り返してきたんだし。 またひとつ増えただけなのかなぁ。]
(223) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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[>>219一緒に謝ってくれるのも、 >>221みんながついててくれるからというのも、 こんなワガママにそこまで付き合ってくれるなんて、贅沢すぎるし、 でも、それに縋り付いて引き摺られたいほどには、嬉しかった。 ……嬉しいに決まってるじゃんか!]
……見捨てないでよ、 こんな、わたしを生かすんだから、 わかってんの、ねぇ……。
努力はするけど、さ、どうしても、嘘ついちゃうし、 逃げちゃうこと、たくさん、あるし、
……死んでたほうがマシだったって、 そう、思ったら、死ぬからね、わたし。
(224) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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[最低な自分が、それでも生きてもいいの。 嘘が真実にならなくとも、嘘が嘘のままで生きてもいいの。 紫色の化け物でも、みんなのところに居ていいの。
泣き腫らした顔で、情けなくしゃくり上げながら、 ——こんな嘘吐きを連れ戻そうとする、“共犯者”たちの顔をようやく見つめた。*]
(225) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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―― 現在:病院前 ――
[ ジャスミンティーを手にした千夏は、>>+166 これでも遠回しに言った、つもりだった誠香の問いに、 なんてことないように直球で返事をくれた。 雪の上にダイブイン。 ちょっとだけ決まり悪くて誠香はうん、と 頷いたけれど、 続いた千夏の話にそんなものは吹き飛んだ ]
千夏ちゃん、あの世界作ったの自分だと思ってたの?
[ つまりそれは、あんなメールを送る 心当たりがあったということだ。 誠香はなんとも言えない気持ちになる ]
(+168) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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……そっかあ。
[ 一緒にクレープを食べた夜のことを思い出す。 あの夜、千夏ははしゃいでいて、 いつもよりテンションが高く見えた。 あれは、自分が世界の主だと思っていたからだった? ]
(+169) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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[ でも、千夏は風邪ひかないように気を付けると言った。 受験生だから、とも。>>+167 それはつまり、少なくとも今は、 生きていくつもりがあるってことじゃないかな。 誠香はそんな風に思った ]
ううん。そうだね、受験生だもんね。 お互い頑張ろうね。 ……あ、でもね、まなっちと話してたんだ。 こっちの世界に帰ってきたら、みんなで千夏ちゃんから メイク教えてもらいたいね、って。
[ 受験勉強も大事だけど、 メイクの勉強もよろしくお願いします、先生。 そんなお願いをしてみる ]
(+170) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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[ 一緒に行きませんかと誘ってもらったけれど、>>+167 ありがとう、でも、もうちょっと待ってる、と 誠香は首を横に振った ]
しおちゃんが帰ってくるかどうかって、 しおちゃんが生きたいと願うかどうかじゃないかなって そんな気がしてて。 そのために、きっと、あっちに残ったみんなが 頑張ってくれてると思うからさ、 僕はもうちょっとここで待ってみるよ。
[ 風邪ひく前に入るから大丈夫。 またあとでね、と笑った** ]
(+171) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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/* しおりちゃん〜〜〜〜かわいい〜〜〜〜 かえろう。共犯者なるよ帰ろう……
(-120) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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/* 手はなんか放してあげればよかったなっておもう おもった ごめん そらハンカチうけとれんわ
(-121) 2020/06/23(Tue) 20時頃
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見捨てるかよ、ばーか。
[ぽふり、と辰美は葉野の頭を撫でた。>>224
縋りつくような言葉の一つ一つを 嬉しいと思ってしまうのは、 可笑しい感覚ではないと信じたい。]
(226) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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お前は嘘つきのくせに嘘つくのが下手で ちょっとわがままなやつだけどさ…… 嘘ついて逃げたら、逃げんな、って追いかけてやる。
ダメな方に進もうとすんならやめろって叱るし、
それでも頑張ってんの、ちゃんと見てる。
お前と楽しいこと、 これまでも、これからもしたいって思ってる。
(227) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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……なあ、葉野。 俺はお前に生きてほしいよ。
帰ってこい。
[共犯者の1人は、 紫色の怪物を見つめ返し穏やかに笑った。
ようやく彼女の右腕を放すと、 逃げ出さないように気を払いながら、 ぽふりぽふりと、優しく葉野の頭を撫でていた。*]
(228) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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