255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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……わたしをみてほしい
[―――シンプル。だけど 母の言葉を、母の後ろめたさを知る身はくるった。 兄と慕った人を、兄の貌を被った人を暴く為 ひとつ、ひとつを積み重ねてその結果が
愛おしい人に向くのは道理でしょう**]
(-170) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[明日出かけるのなら軽く摘める物を作っていこう。 サンドイッチがいいだろうか。 赤いモノを誤魔化す為に。 卵は焼いてパンにはケチャップを塗ろう。 少しマスタードを効かせて。 あとは胡瓜を挟もうか。
彼の血肉になりたい。 食べてもらえる幸せを頂戴。
愛する人に食べて貰いたいって。 そんなに贅沢な事だろうか。
彼と一体になれば。 彼が死ぬその時までずっと一緒にいられるもの。
そんなしあわせな事ってないわ**]
(-171) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[あまり食欲は沸かなかったが、悪くなっても困る。 隣人から貰ったシチューを温め直し、 食事を取ることにする。
パピヨンからメールが来ていた。
『今夜は上客が来ているから、 閉めるのが遅くなるんだ。 約束の時間には行けない 昼頃でもいいかい?』
それならば今日行かなくて丁度良かった。 込み入った話を他の客には聞かせられない。]
どうするか……いや。
[流石にメールで伝えるのは気が引けた。 悩んだ末、分かった、と返信を作る。]
(315) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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― 夜、ベッドの上で ―
[お風呂を出てほかほかになったあたしは、 ちゃんと髪を乾かしてから、布団に潜り込む。
パジャマなんて可愛いものはなくて、 冬用のトレーナーとジャージのズボン。 いつでも外に出られるスタイルは、 意外と便利な時がある。
今日洗ったばかりの下着からは、洗剤の香り。 清潔感のあるこの香りが、結構好きだ]
母さん。あたし、大丈夫だよね。 頑張れるよね。我慢、できるよね。 ………… 怖くない、よ。大丈夫。
[ベッドの上で絵本を広げて、呟く。 母さんに向けて言っているようで――、 それは、自分に向けた言葉なのだけど]
(316) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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/* 抜粋は1つだけかな……??
(-172) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[雑貨屋で買った盗聴器とカメラ。 特にカメラは高性能で端末で見る事が出来る。 ボールペンの形をしたカメラ。 それをどこかに差し込めばいい。
カメラだけじゃ足りない。 何を喋っているのか知りたいから。 だから盗聴器も用意した。 これもまた端末と連動して聞く事が出来る。
これを仕掛けるチャンスは寝て起きてから。 ピスティオが仕事に行っている間。]
(*22) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[侵入者を容易く見つけてくれる軋む床。 寝てる横でそっと忍び込んでなんて無理だろう。 大体こういうものは隠れてやるからいけない。 堂々と正面から入って出てこれば案外バレない。 きっとそうに違いない。
男の部屋に女が出入りすれば変な噂が立ちそうだけど。 所詮イルマとピスティオだ。 そんな色気のある関係などと思う人はいない。 どうせ飯でも持ってきたんだろう。 なんて思われるだけだ。 今はそれで嬉しいけど、少しだけ複雑だ。 遊ぶと約束した。 その遊びが何かわからないけど。 何時もよりお洒落していこうと心に決めた**]
(*23) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[シチューを平らげ、 塗り薬を額に塗り終えて。 家に帰ろうか、
昼ならこれから帰ったって構わない。 だから、一瞬考えるも もし、あの人物が今後も何かしてくるなら。 住居を特定され、家にまでもし、来たら。
アポロは、フローラの泣き顔を脳裏に浮かべる アポロは、“あの一家”のひとりじゃない。 でも、フローラは大事な存在なのだ。 そう、大事な―――…なんだろう。]
……いいか帰らないで。
[食器は洗うのが億劫で、流しに置いたまま。 ソファに移動して寝付こうかと 車椅子を動かした時。]
(317) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[暫くすれば、眠気がやってくる。
ふわあ、っておおきな欠伸をしながらも、 あたしはちょっと、安心した。 ちゃんと眠くなってくれた、自分の身体に。
この眠気を逃したらいけないって思ったから、 絵本をベッド脇の引き出しに仕舞って、電気を消す。 改めて布団に潜り込んだら、寝る体制は万全。
なんだか、身体がぽかぽかする。 久しぶりに、湯船に浸かったからかなあ……*]
(318) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[玄関の方で物音がした―――――
気がする。]
(319) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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/* 夢見るところまでやったほうがいいな つぎは翌朝〜昼だし
(-173) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[フローラちゃんは子供のように見えるけど。 むしろ、純真だからこそ勘の良さがある。>>305 ちょっとした仕草で察せられる、不安]
私は、大丈夫よ……。 だいじょうぶ、だから……、
[その言葉を、三年前から言い続けてきた。 三年前から、笑顔でい続けた。 とてもとても癒えない傷を抱えながら。
――だから、ある意味では”いつも通り”だった]
(320) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[誰か頼れる男の人を、なんて。>>306 フローラちゃんが心配して言ってくれるから。 私、少し悩んで――]
ううん、フローラちゃん。大丈夫なの。 この程度で誰かに迷惑かけちゃ、いけないわ。
[ふるりと、首を横に振る。 山羊の頭が怖いから自警団を呼ぶ? そんなの、笑い話にもならないわ。
次々と頭に過る常連さんの顔も――。 ああ、ダメだ。 その中にあの封筒を送った人がいたのならって。 そう思うと怖くて誰も呼べないの]
(321) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[別れ際、私は背伸びをして。 そしてピスティオの耳元に唇を寄せる。]
今度豪勢にビーフシチュー作ろう。 美味しいパンとねぇ。 後はサラダと、それからワイン。 たまには大人同士の付き合いもいいでしょ? 今までそういう風に飲んだ事ないもんね。
ね、楽しみだね。
[弾んだ声は甘く響く。 想い出を作っても何時かはいなくなるのに。 こんなに虚しい行いがあっていいのか。 そう考える事がきっと普通。 でも私は。]
(322) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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好きな子と、最後まで一緒にいたいよねぇ。 ピスティオの好みって知らないけどぉ。 まあ、贅沢は言っちゃダメだよね。 可愛い、可愛い私で我慢してねぇ。
[そう言って笑った。 私は寂しくないんだ。 だって別れなんて―――――――許さない**]
(323) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[ノッカがお風呂に入る様を自分は夜陰に紛れて歩きながら端末越しに観察をしていた。 >>308女子とは几帳面なもので洗濯物をきっちりとネットに入れておくものらしい。 なるほど、勉強になる。
胸のサイズはそこそこであり平均よりは小さめだろうか。 弄り甲斐がありそうで結構なことである。
キングスにとっては胸のサイズは二の次らしい。 やはり『繁殖用』ともなればお尻や胎のほうが重視されるのだろうか]
(-174) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[心配をかけるはずじゃなかったのに。 困らせるはずじゃなかったのに。 気付けばフローラちゃんが私を気遣ってくれている。 夜も随分遅いのに。>>307
それが申し訳なくて。 傷を隠せない自分の不甲斐なさが、情けなくて。 だから、フローラちゃんに一歩近づいて]
ごめんなさい、フローラちゃん。 ……ありがとう。
[ぎゅっと抱き締めてあげるの。 両手をフローラちゃんの背中に回して、視界から遠ざけて、誰にも見えないよう、隠す]
(324) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[そうして、街灯に晒された右手から。
ぽたり――、
血が、涙のように零れて落ちた]
(325) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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しかし――案外伝わり難いものですかね。
[ぽつりと呟く。 普段の生活を観察するためにあまり痕跡を残さぬようにしておいた。 >>311それが裏目に出たのかノッカはどちらかと言えば気づかぬフリをしようとしているようでもあった。 >>314化粧を落としたノッカは未だ少しあどけない顔立ちをしているようであり、 十一年前より知る少女が女へと変じていく最中のようであった。 頭の上で纏められた髪はしっとりと湿り艶やかであり、 露わとなった項は艶めかしい。
保護をした際には、その辺りもしっかりと確認させて頂くとしよう]
(-175) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[ふっと体を離して、また右手を背中に回して。 そうして、顔色はまだ悪かったけれど、でも、随分と気分が落ち着いて微笑みかけるの]
ありがとう、もう随分と良くなったわ。 だから、大丈夫。 もう夜も遅いわ、フローラちゃんも早くお家に帰って?
[また左手で頭を撫でてあげて。 大丈夫、だいじょうぶだよって言いながら、でも]
……明日は、お店を閉じると思うわ。 少し、気分が悪くって。
[なんて、心配させる異変を隠せない私はどこまでも。 どこまでも――役立たずだと思ったの。*]
(326) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[花屋の長話とアトリエの片付けで、思いの外時間が掛かった。 店に帰り見ると、張り紙に詳細な時間を書き忘れていたことに気付いた。 …来た人に失礼な事をしていないと信じたい。 はぁ、と長い息を吐きながら、鍵を開け、店の中へと入って行った。
――違和感は、少し。 まず、薬がいくつか、棚から落ちていた。 出掛けに倒したのか、あるいは窓からの風で落ちたのかと、 その時はまだ楽観していたが。
そして、薬品の匂いが消えたのを確認し、換気は終わりと窓を締めに行く。 その隣の窓に、小さな罅を見つけた。 出掛ける前には無かったものだ。 鳥がぶつかってできるようなものではなく、 細い何かで殴りつけたような。]
(327) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[――嫌な予感がした。 窓枠こそは綺麗だったものの、 恐らく、"窓が開いていると気付いた者がいる"。
店内を見回すと、危険物を扱う棚には鍵が掛かっていたからか異変はない。>>144 だが、先程見た棚の付近、 消毒液と包帯の数が明らかに減っている。]
……泥棒、窃盗?
[血の気が引いた。 今まで大丈夫だったから、 大通りに面しない窓だから、 そんな油断はあった。 店のレジスターを見、急いで2階への階段を駆け上がる。 自室の金庫、店の権利書や判子の貴重品が入ったそれも開けた。 金目のもの、貴重品、そして鍵は無事だった。]
(328) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[男は自室の机の前でしゃがみ込む。 深く深く息を吐いた。 どうやら犯人は店に用があったらしい。 住居側は特に目立った荒らされ方はない。
いや、それでも良くはないが。]
自警団に連絡… いや、これは俺の不注意か。
[戸締まりをしなかったから。 …だが、窓を割って入ろうとしたのだから、 きっとそこに意味はない。]
(329) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[悩んだ末、夜の営業を終える前に自警団の本部へと連絡を入れる。 店の評判を落としたくはないが、 何も男の過失だけが原因でないと判断した。 見回りを強化した方がいいだろうと。
だが、盗まれた物は消毒液と包帯数点。 窓が割れてはいたが報告した被害はそこまでで、 どれだけ強化してもらえるか。 それはわからないが、しないよりはマシだろう。 周囲の店への注意喚起にもなる。
割れた窓はどうしようもなく、 ただガムテープで補強するだけ。 だが、何もしないよりはマシだ。 もう換気に窓は使うまい。]
(330) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[車椅子を進め、アトリエの出入り口へ近寄る。 覗き窓を確かめる。 人影が遠ざかっていく―――]
っ………、
[低い位置にあるドアノブを回して 扉を開き、 ぱさり、と大きめの封筒が落ちる。 扉の隙間に挟まっていたらしい。]
(331) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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[そうして今、>>318自分は電気が消えたノッカの家の近くに居た。 >>316ノッカは寝るときまでしっかりとしており、 これが女子かと自分は唸ることになる。
これが女子の平均なのかは定かではないが、 ――だがこうした細やかなところが選考基準なのかもしれないのでしっかりとカメラに被写体をおさめていく。 電気が消えても暗視機能があるのでカメラは動いたままだ。 きっと今月の光熱費はお高く掛かってしまうだろうが払うこともなくなるので問題はない。
あとは――寝静まるまで待つばかり*]
(-176) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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…………。
[すぐさま封筒の中身を破り、 内容を確かめようとする。
その刹那、むあッと獣臭い悪臭を感じたかと思えば 血まみれの花が破れた隙間から零れおちた。 花に詳しい訳じゃない。 ただ、リコリスは良い意味も持たないと聞いた事がある。 血まみれな時点で良い意味も悪い意味も無かろうが。
手紙を開き、 男は花に唾を吐き捨てた。 足があればきっと踏みつけていた]
(332) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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[山羊の頭とヌヴィルへの悪質なメール、 それに薬屋への窃盗と、変な事が重なった日だった。
夜の営業を終え、中断していた毒物を詰める作業を再開する。 一つ、二つと容器を数え、漸く次の盗難に気付いた。
薬品を落とした際に、横へ置いた二つの薬品、 それだけしまい忘れていた事に。 そして、その二つも窃盗にあっていた事に。]
……これ、は
[こればかりは明確な男の失態だと、顔を顰める。 薬品の量は商社に伝えてある上、 危険物をいい加減に取り扱っていたとなれば、 信用問題にも関わるのだから。]
(333) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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[彼の顔に、泥を塗って終わりたくはない。]
―――はぁ。
[落ち着くために深呼吸をする。 跳ね上がる脈が落ち着く気配はないけれど。 とりあえず、箱詰めだけでも終わらせ、 シャワーを浴びて、そのまま眠りにつく。 セイルズに貰った書類は自室の机に置いたまま。 細かい字を読み、理解する気力は蒸発していた。
その眠りについた部屋にも、忍び込まれた形跡があった事は、 結局その晩には気付けなかった。**]
(334) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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[掃除は明日にでも人を呼んで頼もう。] 忌々しい――、
こんな嫌がらせをして 何が楽しいんだ。
[どうせ、あと数日で男はこの街から消えるのに。 どうせ、こんな嫌がらせをしなくたって このアトリエだって、無くなるというのに。
手紙の主は同じだろう。 山羊の頭におそらくは山羊の血と思わしき家畜の腐臭。 顔を思い切り顰める。]
(335) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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