212 冷たい校舎村(突)
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── 現在:1F保健室 ──
[ ようやく出会えた面々と別れて、 ひとり、たどり着いた保健室。
扉にはめ込まれた、半透明の窓から分かるのは、 電気はついているということだけで、
ノックをしてから扉を開いた俺の、 その真面目さに気づいてくれる人は、いなかった。
つまり、無人の保健室に、ご到着。]
(367) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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/* ィ�ゥ�ェ繧ゥ譁�ュ 豁」縺励¥譁・ュ 表示されるかなー?
(-125) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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[ ズボンの確保を応援(意味不明)された>>364ものの、 俺は割とめんどくさがりで、こだわりも強く、
食べ物をシェアする のとは、 まあ、割と違う意味で、 学校の制服借りるのは、ダルいから、嫌だ。
そんなこんなで、目標は、 擦りむいた掌のための消毒液と、乾いたタオル。
だから、程なくして、 更なる来客>>330が来ても、大丈夫。 着替え中なんてことはないし、入ってこればいい。]
(368) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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— 教室 —
[そこのドアを開けば、先客はいたかどうか。 いたとしても相変わらず、いつもよりは少ない人数。 賑やかな朝トークも何も聞こえない、静かな教室。]
さっむい。
[颯爽と暖房のスイッチを入れて、暖める。 自分の席について、暖まるまでは、防寒着を脱がずにそのまま。 窓の外でも眺めていようか。
脱いだら、いつもと代わり映えしないブレザーの制服がそこにあるわけで。鬱屈した気持ちが込み上げる。 私が好きで嫌いな、囚人服。]
(369) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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/* ごめん。タオル借りるって言ってたの忘れててズボン確保応援しちまった!!
(-126) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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[ そうして、またひとり、 見知った顔がやってきたなら、
俺はやっぱり反応に数秒要した後、 あれ という顔をして、声をかける。]
── 入間。 服、濡らしたの それか、また、バンソーコー?
[ リュックサックの奥底で、 ちょっと箱ごとクシャッとなってる絆創膏。 部活してた頃の癖で、入れっぱなしになっている。
以前、おすそ分けをして、知ったけど、 女子っぽい見た目とは裏腹に、 入間悠は、ケガが少なくないらしい。]
(370) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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「おねえちゃん学校に着いたよ」 「遅刻おめでとー」 「(パンダが見下すスタンプ)」
[スマホの端末をいじって、弟のふぶきにトークを飛ばす。 流石にそろそろ起きたでしょう。ねえ。 母の車で学校に向かってきてるんでしょう。 そうじゃなきゃ本当に遅刻確定だもの。]
……。
[1分。2分。返事がないどころか、既読すらつかない。 授業中でさえ30秒以内には返事を返すようなスマホ中毒者のふぶきが。 わたしにして見れば異常事態。]
(371) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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[ だから、俺は入間の顔を見るなり、笑いながら、
今日は、あんなのじゃなくて、 保健室のちゃんとしたやつがあるけど。
って、保健室の備品から、コットンと消毒液、 それから、きれいな絆創膏を何枚か取り出す。
ほら、保健室きたついでだから。 俺も、きれいなやつ使ってしまおう、って魂胆。*]
(372) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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ふぶき、死んだ……?
[極めて大真面目な顔で、ぽつりと呟いた。
……なんてね。 かわいい愚弟はまだ寝ているのかもしれない。あいつめ。
そんな風に思ってトークを閉じた瞬間。 画面に表示されている「圏外」の文字に、眉をひそめた。*]
(373) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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[ うふふ って、笑い声>>364。 古辺通も がんばれー とか、 橘に続いて声を投げながら、 きゅっ と、 上履きの音を立てて、目的の場所へ向かう。 まあ、 保健室と反対方向とはいえ、職員室は一階。 要はすぐそこだから、 そう時間はかからないで、たどり着く* ]
(374) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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/* パンダが見下すスタンプってなんだろう(探せばありそう
(-127) 2017/03/09(Thu) 22時半頃
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「 ―― それ は。 大変だったなあ… 」 [ 職員室の思い出。 最近のものは、進路相談とか、 それこそ、皆方に怒られたあの時とか。
そのほかにも印象に残っているのは、 二年の頃の担任との会話。初邂逅。 俺の"今まで"を聞いて、迷う様子。 とうとう絞り出した声に 俺は、 今、横にいる橘ほどじゃあ ないけれど、 声にこそ、出さなかったけれど、 内心、 穏やかに笑っていた 気がする。 ]
(375) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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― 1F・職員室 ―
[ 扉を開いて、見えたのは。 そんな何時かの光景じゃあ なくて。
――― 無人 の。 ]
(376) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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―昇降口から― おーはよー
[昇降口で集合できた皆には挨拶を。 マフラーを解けば首元がひんやりとする。 いつもより静かなせいだろうか。]
入間さんいってらっしゃー、 おれは教室先行ってるー
[舌打ちする堆>>350にあちゃー、だめかーと、苦笑を一つ。 上履きをはいてとんとんと歩いて行った。]
……さすがに連絡忘れはなくないか? こんな雪だし、電機はついてるし…
暖房も、ほら
(377) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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………、 なあ 橘、 流石にこれさあ、休校じゃないの。 それか先生のどっきり とか、あると思う? 対抗で皆方のど忘れ。
[ 流石に、これ以上どう言ったら良いか、 分からなかったから。
見ろよこれ って。 指先で 職員室の中を示して、 前髪の下から、橘を見た。 ]
(378) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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─ 通学途中 ─
それじゃあ、私が負けたら、 購買でパン奢ったげる。
[勝手に始めた賭けは、そんなに本気でも無く 何を賭ける>>334という彼には、 軽い調子でそうやって返したでしょう。
彼はその時、何を賭けると言ったんでしたっけ。 実際、それが叶えられずとも良いのですが 賭けの勝者は、どうやら。私だった様ですね*]
(379) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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─ 教室へ ─
[手を振る通>>340に手を振り返して、廊下をとぼとぼ。
三年三組に向かうまで、幾つかの教室を通りました。 ですが、聞こえる筈の喧騒は聞こえません。 いいえ、昇降口の方からする話し声は、 未だ小さく聞こえてきてはいましたけれど。 でも、それだけだなんて、おかしいじゃないですか。
一人きりで歩いていると、まるで そう、何処か知らない場所に迷い込んだみたいな。
次いで湧き上がるのは、先生への静かな怒り。 何故って、もうすっかり、 休校の連絡が来ていなかっただけだと思ったので。
休校だったら、メールで起こしてしまっただろう 堆に、謝らねばならないかもしれません。 ……やだな。知らんぷりしてしまいましょう]
(380) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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[ がらり、開く教室の扉。 その先に見えるのは、机と椅子ばかり]
(381) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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……あれ?
おはよう、ささら。 何だか全然、人が居ないね。
[──── 誰も居ない。 一瞬そう思ってから、先客>>369に気付きました。 いえ、それにしたって、少なくないですか? 連絡がきてないっていうなら、 この時間、他にももっと、来ていても良いでしょうに。
首を捻りながら、自分の席に向かいました。 窓際の、前から2列目。 鞄を置いて、コートやマフラーを外して。 通に貰ったコーンスープで手を暖めながら、 帽子の下、困った風に眉を下げるのです]
(382) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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休校の連絡、来てない筈なのに。 皆、自主休校でもしてるのかなあ……。
[カシャン、プルタブを開く音。 宛も無い呟きと相まって、実に寒々しく響きました。
それに重なる様に聞こえてきた、声>>373]
えっ!?お、弟さん? なに、死んだの!?
[死んだ、なんて。 取り乱したとはいえ、なんて失礼な言い方。 慌てて、「……お亡くなりになったの?」なんて 言い直す私は、ちょっと 取り乱しすぎ、でしょうか*]
(383) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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/* あっ ブレザーって確定してなかったか(Wiki確認
なんか思い込んでた……
(-128) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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/* 莉緒のヒーロー、立候補したいなと、思いつつ。別の方のが良いかしらなどと…ふむ
(-129) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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── 回想:文化祭/逃亡からの ──
[昴が諦めずに追いかけてくる>>346 ごまかされてくれなかったのは誰かからすでに頼まれていたからか。
誰か、と考えて思いつくのは一人しかいない。 あの真面目なおせっかい委員長さま>>324
しばらく逃げていたが、逃げ続けるのもばからしくなり おとなしく昴につかまって教室へ戻る。
そして、ため息つきつつ片付けの手伝いだ。 もちろん、見えないように手は抜いて。 邪魔くさくて髪をかきあげていたら 蝶美が結んでくれたのはありがたかったが、 サボりを見逃そうとしないその姿勢は、 苦手意識を深めていた*]
(384) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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─ 現在:教室へ向かいながら ─
電気も暖房もついてるみてーだけど。でも。
[静かすぎる廊下。 自分たちの教室に向かう前に2階の教室を覗き込む。
1つ目。誰もいない。 この雪だ。登校できないクラスがあってもおかしくはない。多分。 2つ目。誰もいない。 2クラス誰もいなければ静かなのもうなずける。 3つ目。ここも誰もいない。 ……おかしくないか。
4つ目、5つ目。どこにも、ほかに人がいない]
どういうことだ。
[思わず声がこぼれていた。 やはり、今日は休校なのではないだろうか]
(385) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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― 回想/文化祭と写真 ―
[そーだね、ってはるちゃんに応えながら、>>332 スマートフォンのカメラ機能をオンにした状態でそれを男子たちに向ける。 その時、怒りの会計の平手打ち(背中狙い)がりーくんの背中に炸裂する―――― >>144>>159
『カシャッ』
思わず反射的に撮影ボタンをタップしたけど、 撮れたのは全体的にピンボケしている写真だった。 わたしにはスクープを撮るスキルはなかったらしい。
なんだかピンボケっぷりがかえって面白かったので、 消すに消されぬまま現在に至る*]
(386) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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これで実際休校なら昴は殴るし 蝶美には嫌味を言う。
(-130) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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― 回想/パンケーキとチョコバナナ ―
[「……いいの?」
そう昴くんに問い返すわたしは遠慮がちな姿勢。>>326 女子にとっては体面の問題も体重の問題くらいに大事なわけで。 「あんまりお手伝いしてないのに悪いよ」、って、 何度か首を横に振ってたんだけど、 結局誘惑には勝てなかったので一切れいただいた。
今まで食べたパンケーキよりも美味しかった。 お礼にあとで陸上部の屋台のチョコバナナをこっそりあげた。自分でチョコかけてトッピングしたものを*]
(387) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/09(Thu) 23時頃
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[那由多の惨状を見て、思わずズボン確保応援したものの、 そういえばなゆたーんはタオル借りるっつってたっけ? まあいい、細かい事は気にするなよォ。 ほらァ、通も応援してくれてるしサ。>>374
さァ、行こいこーっつって、 揚げ物下準備から若干、湿気った衣へ 変容したコートから水滴を垂らしつつ、レッツゴー!]
(388) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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/* 三星さんいいこー!!わぁい
(-131) 2017/03/09(Thu) 23時頃
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[ 誰かを労わるような、声が聞こえたんだ ]
(389) 2017/03/09(Thu) 23時半頃
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