41 アンデッドスクール・リローデッド
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―客間の前で―
[扉の向こうから物音が聞こえる。聞こえにくくて、左耳を扉に近づけた。
誰何の声は今日何度もきいた、先輩の声。]
センパイ? コーネリア、なん だけど、 …………センパイ、中で何やってるの?
[扉が開かない、ということは。 のろのろと回り始めた脳は隠れる必要のある存在を示し始める]
(203) 2011/12/06(Tue) 17時頃
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――でも、その前に… 見つけて……俺が殺してやるよ、
そのアンデッド、とやらをさ。
[ソファの傍らに転がった斧を拾って、立ち上がる。 一歩前に出てからゆっくりと振り返り、タハラと対峙する。]
――で、
[斧頭の短剣を、タハラに向けた。]
ゆきっちゃん、どっち?
(204) 2011/12/06(Tue) 17時頃
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[教え子の告白に、彼はただ手を握るしかできなかった。]
お前の、せいじゃない。 俺だって…
[そのあとは言葉にならない。壊れた蛇口のような瞳から、また涙があふれる]
(-156) 2011/12/06(Tue) 17時頃
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[自分に向けられた刃にも、教え子からも目をそらさず動じない。]
俺は、人間だ。証拠は出せないが。
[くしゃくしゃの笑顔をラルフに向ける。それはまるで、泣き顔のようだ。]
俺は、お前たちを守りたい。
[いい言葉なんて出ない。「人間」なんてそんなもんだ。 田原はラルフとは対照的に、刀をラルフのほうへ放った。]
(205) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/12/06(Tue) 17時半頃
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コーネリア・・・か 何をしているって、何時だと思っている 人間、睡眠をとらないというわけにはいかんのだ
[誰も信じない、と決めたばかりであるのに 後輩の、頼りない声を聞くと心が揺れる辺り 私は、きっと駄目なのだろう 非常とか、非道とか、そう言った感情は私には持てない ドアを開けてやろう、と思う心を抑えて 刀に手をかけたまま、答える]
話は、聞いたろう 今は、全員が自分だけは生き残ろうと思っている アンデットだの、人間だのは関係ない 機会さえあれば、全員が全員の寝首をかく お前も、眠る時は、誰も中に入れない場所で眠れ
…――――
誰も信じるな、勿論私もだ
(206) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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/* くっっ センパイがいけめんで殺しようがないぜ!
でも殺意、というか不信は向けるけどなぁ!女の子と同室とか超リア充><
(-157) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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―― 武器庫へ至る廊下 ――
[階段の昇降口辺りに、田原とラルフの姿あっただろうか。 対峙する二人。興味を示さない様子で、視線だけ遣って]
……
[此処で殺してしまえれば後々楽かもしれない。 けれど二人が協力でもして返り討ちにされるのも面倒だ。 両手をブレザーのポケットに突っ込んで、 気怠そうに、そのまま階上へ登ろうとする。]
(207) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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[タハラが持っていた日本刀が、からんと音を立てて転がる。 一瞥して、高橋は溜息をついた。]
ほんと、甘いのな。 ――俺が「そう」だったらどうする気なわけ?
(208) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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[こんな状況で、寝れるのか。
ああでもきっとセンパイは正しいんだ。銃にも詳しかった先輩のことだ、サバイバル物とかそんな映画も沢山見てるんだろう。きっと、眠らずに体力を浪費した所を襲われたらどうする、なんて。いつもの真面目な、冗談なんて言わなそうな顔で言うのだろう。] [考えて考えて、先輩の言いそうな事だとは思うのだけど、それでも信じ切れない。扉の向こうを見るように、目線の焦点は目の前の扉に合わない。]
……アンデッドだけ、倒せばいいんじゃないん、ですか 怪物の親玉だっていうなら、怪物に襲われない奴だとか、 そういう人を―― [殺せばいいのに。 直接的に言えないで、酸欠の金魚みたいに口を開いては閉じる。 皆が無差別に、自分以外を殺そうとするなら。どうしようもない状況は、絵本とは遠くかけ離れていて]
(209) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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だったらその時考えるさ。
[少し息を吐く]
ただ、お前が感染してる可能性はあっても、アンデッドだとは思わない。 恐らくアンデッドは、あいつだ。
[声は確信が篭っていた]
(210) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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誰も信じるな、なら ――なんでセンパイはそんな話、してくれるんですか
[力無く呟かれた声。 言外に、そんな事教えずに殺すのが、生き残りの近道ではないのかと。人間の保証もない己に話すことでは無いだろうと。]
(-158) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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恐らくアンデッドは、会長だ。
[言葉に迷いはなかった]
(-160) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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/* ゆきっちゃんに確信がある…だと?
(-159) 2011/12/06(Tue) 17時半頃
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へえ。目撃でもしたわけ? だったらなんで放っておいたのさ。
…一応、参考までに聞いておくけど?
[階段の女の姿に、声を潜めて]
(-161) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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そんな曖昧な基準を元に、誰を、どうやって殺す アンデットを殺したから、終わると言う保障もない 怪物に襲われなかった人間など、ここにはいやしないよ
だから、選択は二つしかない 誰にも殺されないように守るか 誰もを殺すように攻めるか
私は守る方を選んだが、攻める方を選んだ者もいる ただ、それだけの事だ
[扉越しに、そう告げる私の手が、震えている 私は、いつもそうだ 冷静に考えているような言葉を吐いて、真顔で話す 心の中で思っている事の、半分も言葉にしない 本当なら、ここで彼を殺してしまうべきであるのに 私には、それが出来ないでいる 私はまだ正常なのだ、絶対に信じられる相手がいる分]
(211) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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まず、フォローは俺たちの味方じゃない。
[田原はラルフが眠っている間に考えた推理>>195を話す。無論、見慣れない女生徒には聞こえぬよう]
…そのフォローが守り続けてるのは、学校にいた時から変わらない。 会長一人だ。 まぁ…
[ここからは田原がかろうじて良心で押しとどめていたこと。]
どちらにしろ、フォローの弱点が彼女だということに変わりない。 情報は引き出せるだろうな。
[それは苦肉の判断]
(-162) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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――ふうん。 ま、話半分に聞いておくよ。
[タハラに突きつけた斧を、再び右肩に担ぐ。]
じゃ、探検がてら、寝場所でも探すか…。 ゆきっちゃんも寝ろよ、起きられる保証はないだろうけど
[そう告げて、踵を返した。]
(212) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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町外れの防壁を見て、仕組まれたことだとはうすうす考えてた。 確信したのは、ここに着いてからだがな。 俺が間違ってる可能性もあるだろうが…
[ちらりと女生徒に視線を向ける]
この状況も計算されたもんだろう。
[声の一部くらいは聞こえてしまっているかもしれない。]
(213) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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私は、アンデットだろうと、人間だろうと 私に危害を加えない者を、死なせたくはないんだよ
コーネリア、生き残れ 私には、誰かを守る程の力はない だから、貴様は、自分の力で生き残れ 私はどうも、人殺しには向かない人間らしい
[小さな声で、彼に囁いた言葉 それは、壁越しの相手にしか聞こえない程]
それから、私がゾンビになった時は、躊躇い無く殺せ あんな無知で無能な輩になるのは、耐えられないからな
(-163) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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[ラルフは兎も角、田原の行動は一寸信じ難い。 武器を手放すなど>>205 余程ラルフに信頼を寄せているのか、或いは]
……あいつって?
[既に誰がアンデッドなのか予測しているか。>>210 偶々聞こえた発言だったが、気に留めた様子で 田原に向けて小首を傾ぐ。]
(214) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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/* 【緩募】斧のうまい運用方法。
好きなんだけどなあ斧。3回目に選ぶくらいには。
(-164) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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[踵を返した教え子を眺めながら、ため息をつく。 自分のなすべきこと。すべきこと。
ラルフが感染している可能性だってあるし、アンデッドである可能性もある。「あいつ」がただの人である可能性だって。 それでもラルフを信じたのは、あの涙が嘘だとは思えなかったから。]
だから甘いって言われるんだろうな。
[そう自嘲しながらひとまず、床に投げた刀を拾い上げた。 振り返ると、見慣れぬ女生徒は、こちらに近づいてきていたようだ。]
…っと、君は…
[生徒の顔は比較的覚えているほうだが、それでも記憶に薄い。ただ、あの生徒会室にいた人間だろう。 質問に答える前に先に名前を問う。 彼女は信頼に値するのだろうか。]
(215) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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[ぐす、と泣きべそかく音。 生き残れと言われて、同じ言葉を返せなかった。それが苦しい。 けれど]
……センパイ強いから、無理だよ だから――ゾンビにならないでね
[仮にアンデッドだとしてゾンビに落ちることはあるのだろうか、頭の片隅でそんな事を考えつつ]
(-165) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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[ぼやけ始めた視界を打ち払うよう、乱暴に腕で拭う。]
そんなの、じゃあ、最後の一人になるまで 終わらないかもしれないんです、か みんな、死んじゃうんですか
[答えを求める言葉ではなくて、ただ単に確認するだけの。
少し間が空いて]
センパイ、……守るだけじゃ、疑われるよ
[それだけ呟いて、扉から離れようとする]
(216) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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大丈夫だ、私は強いからな 強いから、ゾンビにはなかなかならないよ
[アンデットなる者の方が、強いのだろうけれど それはそれだ、例の薬品もあることだし]
お前も、体は休めておけよ? いざと言う時、寝不足で負けましたじゃ笑えないぞ
(-166) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/06(Tue) 18時頃
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[名を問われれば、少し気弱そうな教師を真っ直ぐ見据え]
暁シノブ。 学校あんま行ってなかったけん、 先生が覚えてなくても気にせんよ。
[此方だって誰かが田原と呼んでいたから知っているだけで 多分日常の中に居れば、 互い名前を知る関係にすらならなかったかもしれない相手。]
あいつってやっぱり、セシルのこと?
[アンデッドの正体も知っていると、そう公言した少年。 思い当たるのはそこしかなく、確認するように問を重ねた]
(217) 2011/12/06(Tue) 18時頃
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皆生きられるわけではない事は、間違いない
[そう、扉越しに答えて だからこそ、私は生きなければならない 生きて、またあの日常に・・・ 戻れないかもしれないけれど、戻る事を願わなければ そして、日常に戻りたかったら]
攻める者は、疑われないというのか? 自分を殺そうとする者より、守る者の方が怖いか? そうであれば、狂気に飲まれてしまっているのだろう 私は、どうしようもない
人を殺したがる者と、私は夜を過ごせないからな
(218) 2011/12/06(Tue) 18時半頃
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[まっすぐ見つめられ、名を告げられる。]
ああ、すまない。
[セシルのことか?と問いかける言葉には]
違うよ。フォローはただの駒だ。
[そう言って頭を振る。そう、奴はただの駒。]
(219) 2011/12/06(Tue) 18時半頃
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[その目は少なくとも、理性を持った目だった。 声を潜め、囁くように告げる]
フォローは矛盾してる。アンデッドが誰かを知っていると言いながら、それを教えず、でも倒せと言い。 ここから導き出されるのはあいつが手を下せない相手と言うこと。
[低く囁く声]
恐らく、アンデッドは会長だ。
[それは恐らく、しのぶにしか聞こえないだろう。]
(-167) 2011/12/06(Tue) 18時半頃
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…まぁ、俺の推測は外れている可能性だってある。
あくまで、俺はこう思うってだけだ。
[それだけ伝えると、田原はまた玄関ドアのバリケードの前へ。 少しでも生徒を守るためなら、睡眠や休息は必要ない。 「あいつ」がこちらに襲い掛かる可能性だってあるのだ。]
(220) 2011/12/06(Tue) 18時半頃
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