278 冷たい校舎村8
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[ それぞれの思惑に気付いていたか、 気付いてはいないかはさておき。 心乃の役割はいつだって、 困っている人を助けることなので 全般的なお手伝いができるよう、 各班の進捗などを確認して回っていただろう。* ]
(371) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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―― 現在:コンビニ ――
[ そんなつもりはなかったけれど、どうやら少し、 誠香は身構えていたらしい。 安心したという怜の返事は予想外で、>>277 誠香はまたぱちりと瞬きをすることになった。 紅く色づいた唇が綺麗に弧を描き……までは、 まごうことなき美少女なのに、 歯まで見せてしまうと、少々少年めいてくる。 そんな、表現しがたい怜の笑顔に返す表情は、 きっと間が抜けていたと思うので、 誠香はぐるぐるマフラーに再度感謝した。
レジに向かう怜の背中を慌てて追いかける ]
(372) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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無理、というか。 まー……うん、 あんまり、触れられたくはない、な。
[ 無理をしていると思ったという感想に、>>278 誠香はぼそぼそとそう返す。 文面だけなら、“特別扱いしないでほしい” というニュアンスにもとれるそれは、 実際のところそうではなかったけれど、 そんなことまで言うつもりはない。 言えるわけがない。
伸びてきた右手に頭をわしゃわしゃされるのは、 やはり怜以外の男子、例えば阿東あたりにされてしまえば 「恥ずいわ!」の断固拒否案件だったが、 やはり怜は見た目美少女なので、 なんとなしに受け入れてしまうのだった ]
(373) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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[ 兄に、頭を撫でられるのが、好きだった ]
(374) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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おー。 目指せ、合格! ってな。
……氷室は、大学行ったら、どんなの着んの?
[ ふつーにという怜に軽く返しながら、 軽い調子でそんな疑問を投げた。 作家業に触れられた意趣返しというつもりはなかった。 単純に、ふと気になったのだ。 気安いこの空気なら、許されるような気がした* ]
(375) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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…………まじか。
[ そんな風に油断していたら、思わぬ爆弾が降ってきた。 終わったと思った話が終わり切っていなかった、 それもうかつだったけれども、それだけじゃなかった。 誠香の作家業のことになど、 今の今まで何の関心も向けたことがなかった、 ように見えていた怜が、全部読んでいただなんて ]
…………まじか。
[ 思わずもう一度繰り返してしまった。 けれど誠香には、それ以上の言葉がない。 出版された作品に才能がないということも、 誠香に才能があると認めることも、 どっちもできるわけがない。 だからマフラーに顔をうずめて、 財布の小銭を探している、フリをした* ]
(-87) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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/* 希望村人だな。
このキャラで狼とか死ぬのか?って感じなので村人でお願いします(社交性は殺してきた
(-88) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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── 通学路 ──
[ 静かだった雪景色は一変してうるさくなる。
千夏がにこりと微笑むので、>>311 郁斗は嬉しくなって喋りが加速した。 はやみんはやさしい。話聞いてくれるし。 それが喜多仲郁斗の認識だった。
すこし疲れるんだって、言ってくれたんなら ごめーん。って言って声を小さくしたけれど。 もしくは、ボリュームの問題ではないかも知れない。 ]
そーだよ慣れ慣れぇ〜。
[ 実は転びそうになってたってなんだって、>>283 誉め言葉は大袈裟に受け止めたい所存で。 ]
(376) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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[ 柄の先を持って伸ばしてくれた傘に ありがと〜〜。と緩く返して恩恵を受ける。
こんなに雪が降ることは無かったので知らなかったけど 大雪の日に登校するのは、結構しんどい。 ]
チャリ分歩くのはつれーわ。 若ちゃんに送って貰お。
[ 渋い顔をしながらも、窓の外を見て 結局家まで送ってくれる担任の姿を想像する。 ヨユーでありえそうで、ちょっとウケた。 生徒全員送っていくなら、何往復だろう。 ]
(377) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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[ んで、メールが来たりメールを見せたりした。 心配だったんだよ、の言葉に>>313 はやみんはやっぱやさしい。と再認識する。 ]
うーーーん。
[ でもやさしい答えって、時に納得できないものだ。 不満そうに口を尖らせながら返信を打ち込んで、
あ、てゆーか、 ]
そだ!おれ、はやみんのが心配なんだけど! 大丈夫?吹き飛ばされねえ?
(378) 2020/06/11(Thu) 21時半頃
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[ 千夏は細い。強風で飛ばされそうなくらい。 あるいは、転んでしまえば、折れそうだ と、思わせてしまう程度には。
雪空の下ではいつも以上に青白く見える彼女に 今更ながら、ヤバくね?などと戸惑う。 ]
脂肪ないからチョー冷えそぉ。 実はめっちゃ寒い?
[ 家から近いから、っていって のんびり歩く派の郁斗なのだけれど。 早歩く?とかって尋ねるくらいには このクラスメイトのことが、好きだ。 ]*
(379) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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── 現在/通学路 ──
[ 前方で騒がしい声がする。 明らかに礼一郎の知っている声である。
実はすでにその傍らでは別の級友が、 そいつを宥めにかかってくれている>>313。 が、そんなのは当然礼一郎の知らない話だ。
できるだけの速足でよく滑る道を行き、 何度かバランスを崩しそうになりながらも、 やっとのことで声のもとへとたどり着く。]
(380) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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イクト、来てたんだな。よかったわ。 でもマジうっせえ。 めちゃくちゃ遠くからでも声聞こえたけど。 近所迷惑だから道端で騒ぐのやめろ。
……早未もおはよ。 あ、なんかさ、休校になんないっぽい……
[ 歩きづらい道をとっとこ急いできたせいで、 礼一郎はちょっとだけ疲れた。大きく息を吐く。
はあっと吐いた息が白く大気を漂って、 そこでようやく一息つけたって具合に顔を上げた。]
(381) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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……つかマジ、 ここまで来ても人いねえのか。
なんかちょっと気味わりぃけど、 寒いし、とっとと学校行こうぜ。
[ 少しだけ急かすように、礼一郎は言う。 寒い中に留まるのは健康上よくない。
おそらく。きっと。 礼一郎は、詳しいことまでは知らないので、 それは余計なお世話かもしれないけれど。*]
(382) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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──回想/学校生活──
[ 担任の若林は少し変わった教師。 ──と、礼一郎は少なくとも思っている。
長い髪。こけた頬。 顔色が悪く、いつも白衣を着ている。
それから──、 ここが高校であることをどう思っているのか、 授業外で彼の手伝いをしたり、 使い走りを頼まれたりすると、お駄賃をくれる。
たいがいは購買で買えるような駄菓子だった。 飴玉ひとつ、チョコレートひとつ。ビスケットひとつ。 ごくまれに運がいいと、缶ジュースを一本。
役職柄、礼一郎はそれをもらうことが度々あり、 制服のポケットに忍ばせていることがしばしば。]
(383) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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[ その病名を知らないわけではない。 とはいえ、詳しいことも礼一郎は知らない。
ただ以前、偶然場に居合わせて、 偶然持ち合わせていたモノを渡しただけ。
事情を説明してほしいとは思わなかったし、 適切な対処がわかるわけでもないから、 どうしたらいいかと聞いて、そうしただけ。
クラス委員のメンバー。クラスメート。 早未千夏との関係性は、そのままであるはずだ。*]
(384) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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-- 回想/病院 --
[ ふてくされていたのだ。 千夏は何も悪くない。
君の身体はもう普通じゃない。 普通に生きるために注射を毎日してくれ。 そんなことを言われても、信じられない。
注射なんてしなくても、 千夏は千夏として生きてきた。 し、これからも生きていける。はずだ。 ]
やだ。ぜったい行かない。
[ 幼児並に、つーんと横を向いた。 ボランティアが談話室に来ている、という。 読み聞かせにいっておいで、 という看護師の勧めを千夏は叩き潰す。 ]
(385) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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なんか変だよなあ。 まあサボってる奴とかもいるかもしんないけども。
[ しかし、黄冬高校は不良校というわけでもないし、天気が悪いからといってサボる奴はあまりいないだろう。 委員長ではなく若林先生の連絡ミス、の可能性もあるだろうか。 あの人もそんなにうっかりするようなタイプではない気はするけど。]
とりあえず行ってみようぜ! 少なくともうちのクラスの奴らは来てそうだし。 それで休校だったら皆を雪合戦に誘ってみよ!意外とノってくれるかもしんないしな!
[ どうするか聞かれて>>292、俺も学校に向かうに一票入れる。 ほんとにクラスみんなで雪合戦できたら楽しいだろうけど、実際はすぐ帰って勉強する、って断る奴が多そうだ。 でも俺相手ならともかく、紫織ちゃん相手に誘われたら断りにくいのでは、なんて思ったりもする。]
(386) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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ボランティアとか、心の中では、 病人を馬鹿にしてんだよ。
高いところに立って、 手を差し伸べて自己満足ってわけ。
[ 思い返せば恥ずかしい言葉を吐いた。 千夏は思い出せばすぐさまに死にたくなる。
呆れた視線が突き刺さる。 千夏ちゃんと同じ年の子が来てるから、 気が向いたら行ってみて。 看護師はそれだけ言って、千夏のもとを去った。 ]
(387) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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[ 気が向いたわけじゃない。 どんな面をしているのか、拝んでやろうと思った。
松葉杖をついて、談話室に向かった。 後ろの扉をそっと開いて、顔を覗かせる。 ボランティアの活動は始まっていたようで、 おだやかな声が談話室に満ちている。 楽し気な声に、楽し気に細められた目。 体形が、気に入らなかった。 夏を境に、千夏は全体重の10%以上失っていた。
持っていないものが、羨ましかった。 ]
(388) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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愛に心解かされる 解かされるきっかけが欲しかっただけ、かも
(389) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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[ 壁にもたれかかって聞いていた読み聞かせ。 名も知らないボランティアの子が、 2冊目に手を伸ばすころには、 千夏は小さな椅子に座っていた。
走るばかりの千夏が本の世界を好きになったのは、 愛宮心乃の行いが理由である。 ]
(390) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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あっ、でもこんな天気の中雪合戦してたら風邪引いちまうかな? 俺ら受験生だし体調崩すのはマズイよなー、んー、悩ましい……!
[ むむむ、と割と真剣そうに悩んでみる。まあそもそも休校でない可能性も普通にあるのだが。 暖房の効いた教室でぬくぬくしたい気持ちもあるのでそれはそれでアリ。
そんな話をしながら2人で歩いてれば、そのうち学校が見えてくるだろうか*]
(391) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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[ ボランティアには病室以外に帰る場所がある。 読み聞かせが終われば、 小さい子に混じって千夏は拍手を小さく送る。
ぺこり、と頭を下げる彼女に、 千夏はおずと話しかける。
名前はなあに?本当に同い年? ねえ、どこの高校受験するの?と。* ]
(392) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* 千夏ちゃんの症状知って、飴持ち歩くようになったエピソード入れたいんだけど、きっかけ……きっかけ……
(-89) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* そういや、言っておくけど、男女バランス的に男にするか。って性別変わったけど、もともと女子で考えてたキャラクターだから、喋り方はJK。くらいの気持ちで書いてます。
(-90) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* 若林先生も同じだーーー!きゃっきゃ 低血糖のあれそれもだしたいんだけど、どうだそうか。 ここのちゃんのまえで蒼白になって倒れたかったけど、ふつうに名前とか知りたくて……
(-91) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* マナチップあたりで、ちっちゃくてちょっと大人しそうにも見えるけど、ギャル。みたいな子を考えてたのだけれど、 男になったし、似合いそうな顔…と考えて選んだらそれなりにタッパがありそうで、やかましい迷惑な男になってしまい、笑ってる。 これはこれで、実に楽しいです。
(-92) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* ちゃうわ!先生がはやみのために(?)用意した駄菓子をれいいちろーくんももらってるぜ、ということだな。 おーけー、ありがとう!
(-93) 2020/06/11(Thu) 22時頃
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/* 心乃ちゃん千夏ちゃんかわいい!かわいー!!
(-94) 2020/06/11(Thu) 22時半頃
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