26 堕ちる、花 ―Degeneration―
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―― 地下 ――
どこが可愛いんだよ、あんな女
…――――
いや、本当にそう思うぞ
可愛くは、ない
あーゆー馬鹿な女はな、可愛いとか言わないんだ
いい女、だがな
[見張りの男が、５人
強行突破は、しない方がいいのか？
５人くらいなら、大丈夫なんだがな
左一本だろうと、素人相手なら]
殺しちゃまずいのか、その男達
ミッシェルに、何かした奴等なんだろう
(87) rhino 2011/03/17(Thu) 02時頃
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少なくともアリスは可愛いよ。
いい女、ね。
テッドの好みかな。
……気絶させるだけ、で。
[殺すのはいけないと首を振り囁き返した後、
電話する一人へと歩み寄り、その項へと手刀を打ち込む]
テッド、三人、任せるー。
[緊張感の無い声をテッドに向けた。
一人、冷たい床へと崩れ落ちる]
(88) helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[部屋の外に二人が来ている事など
知る由も無く意識は遠い。]
(89) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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マーゴは、む、悩ましいな。
magenta 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[扉を開けようとしていた男の喉元に
隠し持っていたナイフの刃を宛がった]
――…あんまり手荒な事、したくないんだよね。
[殺さぬように言うのはテッドが此方側に足を踏み入れない為]
ほら、早く開けてよ。
[急かす声は艶やかに男の耳朶に触れた。
カチャ、と、音がして開かれる扉]
……ご苦労様。
あとは少し眠っていて呉れれば良いよ。
[偽りの笑みを浮かべてナイフの柄を男の鳩尾に]
(90) helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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好みじゃねーよ、あんな女
ただ、うちの事務所じゃ一番好きだったな
あんな女、そうはいないから
[キャロルの手刀を見ると、左手で一番近い男の顔を
おもいっきり、貫き
ぐしゃり、嫌な感触がする
鼻がいったのかな、血、凄いや
振り向き、もう一人に右拳で、顎をを打ち抜く
ぐき、と自分の拳から音がした
ああ、また潰したか]
３人で、いいのか？
[最後の一人を蹴り上げながら]
(91) rhino 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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営業は足でするもんだ、と良く言うが
本当だな、足使ったや
[当分起きないように、頭を踏んでおく
死んだら死んだで、かまわん
こんな奴等に…――――
そう思うと、イライラするし
もう一本、煙草を取り出して火を付けた]
…――――
そんなかにいるのか？
(92) rhino 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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私も彼女が好きだよ。
[同意の頷きをテッドに向ける。
鮮やかに打ち負かしてゆく彼の勇姿に一瞬見惚れるが
問い掛けにはたとして頷いた]
ん、こっちもこれで終わり。
[扉の向こうに痛ましい仲間の姿が見えるのは
扉の前にいた男が膝を折った後のこと。
広がる金糸から覗く白い肌には赤と青の痕]
アリス――…！！
[横たわる彼女の名を呼び駆け寄った]
(93) helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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セシルは、いつもの服じゃないから脱いでアリスに掛けられるジャケットが無かった。
helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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……
[呼ばれた声にすぐ反応出来る筈も無く
駆け寄られたのなら
その足音に微か身を震わせて]
ぁ
[まだ続けるのだろうか、と
虚ろな眸を其方へ遣った]
(94) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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マーゴは、セシル見張りの身ぐるみ剥いだらよろし。
magenta 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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…――――
[駆け寄る、キャロル
その先にある、赤と青と、金色
気を失ったらしい男を、こっそり、踏んでおいた
ぐしゃり、と音がするほどに]
なんだ、趣味のいい罰だな
セイレーンがいるじゃん
歌でも歌うのか？
ああ、ここにゃ船乗りはいないよな
(95) rhino 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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セシルは、マーゴに頷いた。テッドがかっこよくやってくれる（期待のまなざし）
helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[スーツの上を脱ぎ、放る]
キャロル、そいつ使いな
[見たくない、と言うのとはまた違うな
涙・・・も出ない
ただ少し、ほんの少し、壊したい、かな
なんだろうと、手辺り次第に]
(96) rhino 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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テッドは、き、期待・・・だと？ どうしよう、なんも出来ｎ
rhino 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[背後で痛そうな音がしたような気がするが
今はアリスの事が心配で気には留めなかった。
微かな声が彼女のくちびるから零れる]
――…アリス、迎えにきたよ。
[生きている事に少しの安堵。
彼女の苦しみや痛みを思えば胸が痛む]
遅くなって、ごめんね。
[テッドの声に振り向けば彼の手から離れる其れを
はし、っと両手で受け止めて]
ありがと、テッド。
[礼を言って、アリスの肢体へと掛ける]
(97) helmut 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[こつり こつり こつり
歩くと、高い音がする
仕事用の革靴とスーツが、真っ赤になっちまった
仕方ない、終わったら新調すっかな
キャロルの隣に立ち、見下ろす]
…――――
[優しく声をかけるのが、仕事用の自分だろう
何も言わないのが、ケンカ用の自分だな
なら、こう言う時の自分は、なんと言うんだろう]
珈琲代、貰いに来た
[うわ、何それ 格好悪]
(98) rhino 2011/03/17(Thu) 03時頃
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……あぁ
[拡散していた意識が一点で集う
見知った顔だと解るとぎこちなく笑った]
んだ、これ
煙草臭っせえ
[切れた咥内から発した音は覚束ない
それでもスーツの馨に反射的な何時も通り
スーツを掛けられると其れで身を包むようにした]
(99) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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―――
[テッドから発せられた一言
キャロルに対しての礼を告げる前に
思わず目が点になってしまう]
……っ、ふ
は、 っ
[笑い声をあげそうになるが、
身体に走る痛みに顔を顰め]
―――、後で
[和らいだ頃、微笑と共に告げた]
(100) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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ミッシェルは、流石に恥ずかしいのかスーツの前を止め身を捩った。
じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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[アリスの言葉が鼓膜を震わす。
酷い傷だが心までは壊れていないか]
――…文句ならテッドに言ってよ。
[いつもの口調でポツと言葉を返し]
生きててくれて、良かった。
(101) helmut 2011/03/17(Thu) 03時頃
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悪いか、煙草は俺の大親友なんだよ
女と煙草なら、煙草を取るぜ、俺
[そんなの、嘘
煙草を吸ったのは、久しぶりだ
ただ、こいつが、この匂いが
多分、自分の日常の匂いなんだろう]
悪かったな、白馬の王子様じゃなくてよ
(102) rhino 2011/03/17(Thu) 03時頃
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……、あぁ、何て言うか。
その。
[何時もの調子を返すキャロルから
そっと視線を逸らし、よろよろ立ち上がる]
ありがと。
……昔はこういうの慣れっこだったしさ
こんくらいじゃ、死なないよ
[緩やかに首を振る。
スーツが肌へ直に触れるのが何だか落ち着かない
微か、隠せて居ない場所が姿勢によっては見えてしまう]
他の"連中"は？
[目を逸らしたまま、真意を悟られない程度まで
抑えた何気ない問い掛け]
(103) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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……
[白馬の王子になり切れなかった奴が
何か不器用な事を言い続けている
ふ、と困ったように笑い]
まゆげに、王子様役は期待して無ぇよ
[言い放つと]
……ありがと。
[小さな礼を付け加えた]
(104) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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ん…―――
後で、な
[こんな傷、何処で治療したらいいんだろう
アイドルなんだがな、一応こいつは…―――
いや、そんなのどうだろうと良いんだ
そんな事、気にした事もないんだ
こいつがアイドルじゃなかろうと、自分はきっと来たし
同じ事をしたろう、同じ事を言ったろう
仲が良かったか？
いいや、そんな事はなかった
ただきっと、一方的に
大事だったんだろうな、多分]
どーすっか、一先ず…―――
(105) rhino 2011/03/17(Thu) 03時頃
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如何致しまして？
死ななくてもアリスが痛いのはイヤだよ。
[アリスに手を貸そうかとも思うがそれはせず]
テッド、融通の利く病院、知らない？
私の知ってるのはオーナーに知られてるから……
[アリスを病院に連れてゆこうとテッドに問い掛ける。
身を捩り視線逸らす様に気付けば彼女から離れて]
――…服、拝借するくらい構わないよね。
[踏み潰された男の前でしゃがみこみ
躊躇いなく身包みを剥がした。
さすがに使えないだろう下着はそのままだが]
これで我慢してね。
[肌を隠す為の衣服を彼女へと差し出した]
(106) helmut 2011/03/17(Thu) 03時頃
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ペナルティを受けた君ほど
酷いことをされた子は居ないよ。
[自分の知りうる限りの事をアリスに伝え]
(107) helmut 2011/03/17(Thu) 03時頃
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……
[オーナー。
キャロルの発した言葉に一寸、身体を震わせた
あちらの真意は解らないが、
此方は絶対的な恐怖を抱いていたから。]
キャロルもまゆげも、
そういう事をさらっと言えちゃうもんな
なんていうか、さぁ
[矢張り唇が紡ぐ音は歪。
けれど、差し出された衣服を受け取ると
彼らの傍でもじもじと着替え始めた]
……
[勿論、サイズが合う筈も無く、ぶっかぶか]
(108) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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そっか
[キャロルの声に頷いて、笑う
其れは誰もが見て取れる程の、安堵。]
(109) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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悪かったな、まゆげで
あーそうだよ、面が悪い奴は期待されないんだよ
[ったく、なんだよコイツ
ムカつく野郎だ、本当に
ディーンの野郎と同じだ
ムカつく奴ほど、いなくなった時に寂しいっつーのは
どう言う心理なんだろうな、まったく
ありがと、だってよ
何がありがとうだ、馬鹿野郎が]
貴様のために来たんじゃねーよ
[会いたかったのにな 本当は凄く]
(110) rhino 2011/03/17(Thu) 03時頃
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？
[テッドの言葉にぶかぶかの袖を弄りながら
ぎこちなく、首を傾いだ]
じゃあ、誰の為に来たんだよ
[あえて、真顔で問う]
(111) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時頃
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病院は…―――
ああ、いいや、なんとかする
[プリシラの息がかかった所なら、問題ないだろう
代金はまぁ、２５００が一日で１億になるんだから
そのくらい、なんとかして貰おう]
おら、馬鹿女
さっさと来ないと、おんぶするぞ
恥ずかしいぞ、さっさと歩け
(112) rhino 2011/03/17(Thu) 03時半頃
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[アリスが着替える間は彼女に背を向けて]
そういうこと、って
何かおかしなこと、言った？
[不思議そうに首を傾げている]
そ、だよ。
[声からも感じる安堵の色。
微かな笑みをその顔に湛えて。
テッドの声には一つ頷き]
うん、何とかしてくれると助かる。
――…おんぶ、してあげるといいのに。
[ぽそ、っと呟いておいた]
(113) helmut 2011/03/17(Thu) 03時半頃
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あぁ？
決まってんだろうが、そんな事
俺の為に来たんだよ
貴様がいないと、つまんないだろうが
[素直に、君の事が心配だったんだよ、とか
きっと、仕事用の自分なら言ったろうに
他の人間が相手なら、そう言う言葉を使ったろうに]
(114) rhino 2011/03/17(Thu) 03時半頃
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気付かないのかよ
……あぁ、いい。
気にしないほうが、キャロルらしくて良い。
[さらっと気障な事が言えてしまうのなら
其れが助けになる人もきっと居るのだろうから。
に、と笑って何時ものように言い放つ。]
……
[おんぶ、の単語に
テッドを見て、キャロルを見て
思い切り顔を顰め]
(115) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時半頃
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だって、さ
まゆげはあんな事言ってるよ
[キャロルに足を引き摺りながら歩み寄ると]
私は、さ
キャロルにおんぶして欲しいんだけど
[傍で少し恥ずかしそうに囁いて]
キャロルの背中から、
まゆげの反応見てるほうが
愉しいんだ
[にや、と意地悪な事を言った]
(116) じゅりるり 2011/03/17(Thu) 03時半頃
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