97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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……きみ、だ。
[風だ、と認識する。 鍵を渡してくれた風だ。声も、気配も、彼のものだ。 掠れた記憶、そして手助けをしてくれた想い、手を伸べられる今。 折り重なる系譜。]
ちゃんと、きた、よ。
[いいこだね、と認めてくれた。 アルトの真横を抜けて、真っ直ぐに駒鳥の呼び声のもとへ。]
(337) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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――…いっ!?
[真横を綺麗に抜けられ、チェレスタの姿は不協の呼び音に真直ぐと]
ふ、ざけるな!! 演奏てのは、そんな悲惨な旋律の為の物じゃない!
それに――チェレスタは、楽器じゃないっ!!
[当然の事、とチェレスタを楽器扱いする声に反発を示して。 もういちど。チェレスタを無理矢理引き戻す為に、その腕へ手を伸ばした]
(338) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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/* >>338 いえ楽器です
(-105) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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[終焉を奏でるもの。 知らずにそれをうたうもの。 枯れてゆく小さな箱庭に残された猶予は最早少ない]
──…。
[青年が徐に動き出したのは、すこし時間があいてからだった。 手立てになるかは解らなかった。 けれど、それは少なくとも可能性の一つ]
さっさと、帰れ。いいな。 出来ればあの大きいのも連れて行け
[少年にもう一つ念を押す。 それが少年に可能なことなのかどうかはしらないが、 楽器に手を伸ばした様が捕らえようと捕らえまいと、 やはり青年にはそれほどの感慨は覗かない]
(339) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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──今のお前に、浄典を披かせるわけにはいかない。
[雛鳥であったものへと視線を滑らせるその手には黒耀]
(340) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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――――……ぼくは、チェレスタだ。
[腕を掴まれる。掴まれたまま、振り向いて。 表情のない、色の薄い声がそう答えた。]
だれかのため、に、うたうもの、だよ。
[瞳は、アルトに向いていながらにして、アルトを見ていない。]
(341) 2013/10/01(Tue) 23時半頃
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…あ、明之に何が?
[歌い終わって明之を見れば。 背中に現れた純白の三対の翼と。 うら枯れたような、森。]
ねえ、神父様…あの《音》はここからじゃない?
[かなり、消耗はしていたようだが。 狂気に乱れた鈴の音は鳴り止んでいる。
多分、《ソプラノ》は《調律》された。]
(342) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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"そうだよ。"
"よく来たね。"
"君を待っていたんだ。"
[>>337やってくる少年姿の楽器を、両手を広げ迎え入れる。]
"僕と奏でよう。"
"僕の声に応えてくれた、たった一つのチェレスタ。"
[>>338叫ぶ音域の一人に、駒鳥は既に視線をくれない。]
(343) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[少年に告げた青年は何の迷いもなく滅びを口にする]
───誉れと共に、滅び在れ。
[唇がうたうのは自らの滅び。 森が終焉を迎えるためのうたを]
───我は 浄典と共に死の誉れを戴くけもの《Karen》
遙かなる真理の終焉を以って、災いと共に始原の音律《コール》を封ずる
[浄典とは始原の音律を秘めた譜面。 獣が眠ることで守り通してきたのは、譜面を開くための扉。 森と共に獣が消失してしまえば、それは永遠に披かれることは無い。 たとえ、鍵が存在しても、開けるべき扉はそのときにはもうないのだから]
(344) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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明之…お疲れ様、しばらく休めば大丈夫
《調律》された《ソプラノ》は きっと全ての《欠片》が集まるよ、安心して
[明之の頭を優しくなでた。]
(345) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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───何人たりとも、我の"死"を覆すこと能わず
[小さな箱庭は、黒耀から滴り落ちたものが 大地に吸い込まれた瞬間から崩れ始める。
枯れた木々を揺らす、乾いた風が流れていった。 砂の城が波に攫われていくかのようにざらざらと、 蟻地獄に埋もれていくかのごとく、森が音をたてて
こわれてゆく]
(346) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* なんかこう、グウェンドリンが振り向いてくれないから 死に増すみたいな流れに見えますが
単純に中の人がぐだぐだなだけです…。ねむつら。
(-106) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[アスランにも、歌ってくれてありがとう と、声をかけながら頷いた。]
…………それに、しても不安定、な……
[ >>339 もう、そこは潰える。 どうしてだろう、青年にはそれがわかって。 明乃がどうやら、繋げているらしきだけれど。
そこに、見知った姿……アルトの背中、 チェレスタ、ロバート、それにイーシュと もう一人知らない人物が見えて。]
アルト……チェレスタ、ロバート君、イーシュ! それに知らない方も、そちらは危ないですよ!!
[明乃ごし、見える空間に声をかけて]
(347) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* ベネット襲撃?かな? */
(-107) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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"チェレスタは楽器だよ。"
"ただの楽器よりもずっと幅広く、生きた音を奏でられる、"
"最優の体鳴楽器。"
[ゴートリンゲンは常に人の心に在る。 故に知る。
人と楽器。 魂と肉体。 乖離した存在を創りだしたのもまた、人の欲望(ねがい)なのだから。]
(348) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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――そんな旋律、奏でたらだめだッ!
[表情の無い声、少年の事を映していない朧の瞳。 駒鳥から遠ざける様に、無理矢理チェレスタの腕を引いて、引き離した]
歌うなら誰でもいいの! お前自身の、嬉しいとか嫌とかはどうなんだよ!?
それ位なら、鍵盤は専門外で、ドへたくそな俺が弾く方がずっとマシだっ!
[間を空け、指示の様に言われた男の言葉に、従う様。 そのまま強引に、チェレスタの身体を遠ざけようと腕を引き始める。 長身の男、天使の様な風貌をした、彼はどうしていただろう]
(349) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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"僕のたった一つの楽器には、たった一つの名を。"
"イディオ" "第一楽章から、始めよう。"
[新しい名でもって呼び、広げた手指を"鍵盤"へ伸ばした。]
(350) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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あ……私…… 明之は、一体……
[頭の中を掻き回された様な疲労感。 それでも《調律》された音は次第に落ち着きを取り戻して行く]
アスラン、殿…… ……ん。
[温もりのある手が頭を撫でる。 冷たい肉体しか持たぬ天使は、 その温かさに嬉しそうに微笑んだ]
(351) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[その背後には、滅びの源流と 壊れ行く森とを繋いだ《門》 《己》を知る者達の、姿**]
(352) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 00時頃
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[その時、少年は迸る黒曜を確かに視た]
……あ、の黒色……。 橋で見た、竜と全く同じ色した……。
――おいお前っ!まさか俺の服びしょびしょにした――…!!
[同時に奏でられだした旋律に、少年は口を閉ざす。 終焉を迎える、滅びの歌蓮。死の誉れ高らかに響く、消滅のグロリア]
(353) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[壊れてゆく。消えてゆく。
森を出ようとするものが、この場所を去るのを見計らったように 真理の森であったものは壊れて消えた。 青年であった3も、ずっと眠り続けていた7も何の欠片も残さず。
通じる場所が消えてしまった女王の庭の真円が披くことは無い。
ただ、最後にこちらを垣間見た故なのか 出ようとしたものが、まず最優先で放り出される先は こちらに呼びかける聲を投げた男>>347のいるその場所だった**]
(354) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[広げられた両手>>343。そうするのが自然であるように、そこに身体を収める。 アルトがまだ腕を掴んでいたとしても、自ずから拒絶して振り払っただろう。]
……まっていた? どうして。 ごめんなさい。
[奏者を待たせていた、ということに、謝罪を告げる。 背のほうから、聞き覚えのある声>>347がした。]
(355) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/10/02(Wed) 00時頃
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"カレン?"
[>>340呼ばれただろうか、と。 雛が首を傾け、青年を見る。]
"……ごめんね、今の、よく聞こえなかった。" "待っていてね。"
"静かにしたら、ちゃんと、きみの声を聞くから。"
[嘘ではない。 間違っていたけれど。
聞こえているけれど、理解まで届いていない。]
(356) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[チェレスタを駒鳥から離そうと引く腕、それは]
……ッ うわ、ああっ!!
["楽器"に与えられしひとつの名。 駒鳥の音色が、"楽器"を呼び、"鍵盤"に触れた時。 強い衝撃と共に、少年のみが拒絶に弾き飛ばされた]
(357) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* あれ?
あれ?
っ24h更新かーー!!????!?
(-108) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* あれ あれ、48……あ、そうか昨日僕がほとんど あーーーーー!!
(-109) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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――どうして、そんなふうにいうの。
[乱れた《調律》。感情の抜け落ちたようなチェレスタが、強い刺激にようやく一欠片見せた感情。 腕を引き、強引に離されそうになる>>349。その強い口調、向けられる感情に、見せた答え。]
……、
[それこそが"嫌"だった。]
(358) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* これは……。 よしんば襲撃が存在したとしても
投票:イーシュ(ほぼ固定) 襲撃:チェレスタ?(魚人だとか現在の状態的に) がありえて。 ベネットが生き残る未来しか予測できないに50ぺりかを進呈しておきます ね !! wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-110) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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/* はっおすかー たいみんぐ
ひい!
(-111) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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[弾き飛ばされる前、既に腕は振り払われていた。 拒絶された腕、色の無い眼差しに、微かに感情が覗いた筈なのに]
――――……チェレスタ……?
[確かに感情が覗いた筈なのに、チェレスタが少年へ向けた答えは。 拒絶。自我を無くした様子の時と、変わりもしない、拒絶。
何故なのか、理由も解らず。 少年は呆然と、既に草も枯れた荒土に、両手を付いて]
(359) 2013/10/02(Wed) 00時頃
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