196 水面に映る影より遠く
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― 昇降口 ―
[おしゃべりをしながら、いとちゃんを待ちます。 葵のような年頃のことを、お箸が転げてもおかしい年頃と言うそうです。何気ないおしゃべりは尽きず、押しては引いていく波のように笑いが起こります。 レジャープールの話題にもなりました]
あっ、そこな! こなっちゃんと行く約束してん? 一緒に行く?
[そんなお誘いをしてみましたが、反応はどうだったでしょう。 晶ちゃんと樫木君が発案者という計画>>237については聞けたでしょうか。教えてもらえたなら、一も二もなく大賛成です。
転校の話題は葵からは出しませんでした。せっかく楽しいこの空気に、これからあんみつを食べに行くというのに、水を差すようなことをしたくなかったのです。 それに、葵は単純ですが、そんなに馬鹿でもないのです。 気づいていました。あの時、密やかに問いかけた質問に、答えてもらえなかったことは]
(299) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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/* ゆたかめっちゃかわいいし俺のツボついてくるんだけどどうしたらいいの????
(-110) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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あ、今帰りなん?
[大原君と切原君がやってきたのはどのタイミングだったでしょう。>>295 切原君とは、やっぱりなんとなく気まずいです。でも、別に避けようと思っているわけではありません。 そしてようやく、葵は昨日何度も繰り返し自分に念じたことを思い出しました。 こういう時は、なんでもない顔をするに限るのです。恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、恥ずかしいことになるのはわかりきっているじゃありませんか。 そう自分に言い聞かせて、へらっと、いつも通りの笑顔を向けられたと思います]
また明日ー。 ばいばいー。
[ひらひらと、ゆるい感じで手を振って見送ります]
(300) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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― プール ―
[記録更新の知らせが聞こえた。 葵>>204の満面の笑みに安堵の後、喜びの色を浮かべ]
葵ちゃんすごいすごい!
[興奮気味に褒め称え、ぶんぶんと大きく手を振り返す。
男子の一部が女子の着替えを神聖と思っている>>205らしいけれど 女子の一人である雛子は女子の着替えも男子の着替えも そう変わらないんじゃないかな、と思っていたりするのでした。]
(301) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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/* うわ、>>299で!と?を間違えてるうううう。 「約束してん」がどうして疑問系になってるのw 聞いてどうするw
(-111) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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[大樹のガッツポーズ>>214が見えるといっそう笑みを深めた。 コツを掴んだらしい彼は危なげなく対岸へ。]
うんうん、もうバッチリだね!
[教え方のうまさもあるのだろうけど 彼の呑み込みのはやさもあるのだろうな、と思う。 喜ぶ声に、頷いて、自分も単位がもらえるようにまたひと泳ぎ。*]
(302) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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── 公園 ── [彰人が手を振り返してくれたから>>293 自転車を押して公園内へ。 「アイス食べてる」と返されれば それは見りゃわかる、とケラケラ笑った。]
ひとりなの? てっきり晶とデー… ……一緒に帰ったのかと思ってた。
[デート、と言いかけてさりげなく訂正。 自転車を停めると、隣いい?と問いながら 返事も待たずにベンチへ座った。]
(303) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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あれ、トマト無理なの? いいよ、僕食べられるから。 まぁ、多分種類あるだろ。
[炭水化物多すぎないかなーと言う思いからサラダを提案したけど、トマトがダメなら仕方がない]
なるほどね。お礼か。なんかあったんだなー。
[ドリンクバーでミックスジュースしようぜ! ってテンションも上がりながら、昇降口へ。 昇降口には久水さん達も居て>>299、また、ドキッとしてしまう]
あ、うん。また明日。
[ちょっとぎこちなくなってしまったけど、でも、久水さんは普段通りだったように思える。 そうすると、僕が気にしすぎなのだろうか。いや、でも、そんなことはない、筈。 ばいばい、と手を振って、腹減ったーっと言いながら昇降口から出て行った]
(304) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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あの さ、 “あのこと” 知ってる?
[顔には笑みを貼り付けたまま 例の転校の事について口にする。 プールで目があった時>>206 逸らされたことが、少し気になっていて。
「知ってる?」の指す内容が 違うものかもしれないってことも>>192 誰かと誰かがあーんしあう仲なことも 俺はなにも、知らなかった。]*
(305) 2016/08/20(Sat) 22時頃
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―昇降口から― [野菜はいっそなくても構わない。 提案メニューが女子か、という突っ込みはやめておいた。ぐう、と腹の虫がなく。 >>300タイミングが良いのか悪いのか、イトの姿は圭一からは見えなかった]
お、またな。
[挨拶に挨拶を返すのは、日常。 手を振る、というよりは軽くあげるだけ。 校門を出たら向かうのは近所の某イタリアンレストランだ]
腹減ったし、あっついし、先ずはドリンクバーで コーラとウーロン茶と野菜ジュースな。
[他愛のない話。相談事にはこちらからは触れない。 男子だってデリケートなイキモノなのだ。 大樹のタイミングもあるだろうと]
(306) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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/* ラリー会話が続く幸せをかみしめてる…… 俺さー 赤引いたら
性転換並行世界からの住人予定だったんだよね 俺だけ性別違ってて あと全員こっちと同じなの。
(-112) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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/* 打ち明け話するなら大樹だったろうな。 もしくは葵。
(-113) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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―サイセ―
注文いいですか? サラダ一つと、マルゲリータ一つと、キャベツのペペロンチーノ一つ、あとドリンクバー二つ。 あ、あとポテトを一つ。 大原は何頼む?
[とりあえずメニューをぱらぱらっとめくって、食べたい物を一気に注文する。 大原の注文が終われば、ドリンクバーの方に行く。 大原にはコーラとウーロン茶と野菜ジュースを持って行って>>306、僕はウーロン茶と……]
ドリンクバーって言ったらやっぱりこれだろ。
[アイスコーヒーと紅茶とコーラとメロンソーダと野菜ジュースを混ぜた物体を創り上げた。 僕は天才かもしれん]
(307) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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- 教室 -
[ぽつりとこぼれ出た小さな言の葉>>296は、 きちんと俺の耳に届いた。 俺が優の声を、聞き逃すことがある訳ないのだ。 それがどんなに小さなものでも、無意識にこぼれ出たものでも]
じゃあ、俺とデートしてくれる?
[耳元に口を近付けて囁いた言葉は、 きっと彼にしか聞こえない。 そうして、冗談交じりな楽しそうな声音で]
(308) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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冗談だよ、じょーだん。 それにデートなら昨日もしてるし?
[からからと笑いながら、 その頭をくしゃり、と撫でたんだ]
俺は優にカノジョが出来たらさみしーけど? ばかって言う方がばかなんだよ、
(309) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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それと、優とは楽しい時だけじゃなくって 寂しいときこそ 一緒にいたいけどな
(-114) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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[小さく呟いた言葉は、優の耳に届いたのだろうか。 届いていても、いなくても。 口では悪態をつきながら、笑みを含んだ声音>>298に 俺もつられるようにして、笑みがこぼれた *]
(310) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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ドリンクバーお待たせー。
[コーラ、ウーロン茶*2、野菜ジュースの中に混ざる、異彩を放つ、ドブみたいな色をしたドリンク。 まるでダークマター。]
ドリンクバーって言ったら定番だろ? 飲んでみる?
[味は……多分、普通に不味い。]
(311) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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[公園は砂地で。 重なった靴跡の上に1本の線が残る。>>303 そりゃ、そうだ。 視覚から得られる情報しか渡してない。 そうだな、とケラケラ笑い返す。]
ひとりだわー。 俺は常にろんりー、ろんりー。 丹野は女子会?らしい、あんみつがなんとかだとさ。
デー、ト……。 ……なんて甘酸っぱいものは、来世に期待する。
[返答を求めてないだろう問いかけ。 頷くころには、答えはほぼだされていた。]
(312) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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あのこと? ……どのこと?
[「あのこと知ってる?」>>305 神山の切り出し方はいつだってそう。 補講中にその言葉を切り出したのは、知っている。 神山の事だ、転校の事は絶対噂として流しているだろう。 どのこと、は、ちょっとした、悪あがき。
口角を上げて、対応する、 あーん、の内容の方であることを、願った。*]
(313) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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── プールで、 ── [転校の噂を聞いたとき、 彰人の他に、目が合ったのがもう一人。]
あきら?
[プールから顔を出す彼女>>172 ぱちりと視線が合わされば 晶はへにゃりと柔らかに笑って そのまま言葉も交わさずに離れてしまった。]
(314) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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( 今の話、聞いてたのか…? )
[なんでもないよう振舞っていたようだけど なんだか少し、違和感を覚えて。 そのあと、プールで気にかけて見ていたけど 律の手を取って何やら嬉しそうにしているのを見て>>237 気にしすぎたか、と小さく安堵した。]*
(315) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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/* り、りつぅぅぅ
(-115) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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―サイセ― [男子二人でサイセ。こんなはずではなかった。 しかし切り替えは大事だ]
あ、俺はドリアとカルボナーラ。 チョリソーとチキンも。
[全く同じ動作で、目についたものを次々に頼む。 値段を気にしないのは、左程高いものがないから]
うぉっ……大樹おま……どどめ色じゃないか
[彼が持ってきたトレイに乗っていた>>311注文の品に混じったえげつない色の物体Xを見つめる。 先ずは失った水分補給にウーロン茶。それから、足りない野菜補充に、話の間に飲む予定のコーラ。うん、普通だ。大樹ほどのインパクトが足りない]
く、負けた
[湧き上がる敗北感。 好奇心は身を滅ぼす、というが]
(316) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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ケイイチは、キルロイに「一口」と告げてコップに手を伸ばした。
2016/08/20(Sat) 22時半頃
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/* ナユタとリツチップって目元似てない???(気のせい)
(-116) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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キルロイは、ケイイチにミックスドリンクを差し出した。期待の眼差しでじっと見ている。
2016/08/20(Sat) 22時半頃
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[補講を終えて更衣室で着替え教室に戻る。 晶から貰ったオレンジジュースは爽やかな甘さが心地よい。 喉を潤し一息ついて、晶に「あのジュースおいしかった!」と 少しばかりテンション高めに感想とお礼を言う。
ホームルームが終わって、帰ろうとすると 葵から声が掛かり>>248]
ん、あんみつ? 私もいきたーい。
[二つ返事で頷いて、手を挙げ参加を表明。 朝に小夏からアイスをもらい 先ほど晶にもらったジュースを飲んで これからあんみつというのはしあわせだけど 太るかも?なんて不安がちらりと過る。 けれど友達との楽しい時間はなにものにも代えがたい。 不安を顔に出さず頭から追い出して嬉しそうに同行を決め 葵と共に晶と合流してから昇降口へと向かった>>279。]
(317) 2016/08/20(Sat) 22時半頃
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[珈琲の香りが紅茶を消している。しかし喉を通った後にふんわりと奥からせりあがってくるアールグレイの香り。コーラとメロンソーダの甘味が野菜ジュースの臭みの部分を引き立てている。炭酸はほとんど薄まっていて、若干舌触りに残る程度。苦味と甘味とえぐみのかもし出す無限のハーモニー……否、なんという不協和音! これは――――]
ぐほっ
[両手で口元を押さえて、首を振る。 何とか喉の奥へ一口分流し入れて、あわててウーロン茶を一気飲みした]
大樹、大変だ! このドリンクには酸味と辛味が足りない!!
(318) 2016/08/20(Sat) 23時頃
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/* 実際飲んだことはないので、完全なる想像です。 しかし私は過去これに近いものを作った上に バルサミコと唐辛子ふりかけ加えたので、うん 足りない(はぁと
(-117) 2016/08/20(Sat) 23時頃
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/* サイゼ組わちゃわちゃしててめっちゃかわいいんだが(n回目)
(-118) 2016/08/20(Sat) 23時頃
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[“いつも通り”は、そう意識した途端、“いつも”と違ったものになります。 “なんでもない”はそう言い聞かせれば言い聞かせるほど、“なんでもなく”はなくなってしまいます。 多分本当は、そんなこと葵は知っているのです。
対応を間違った、とあの時思いました。>>24 もたもたしていられない状況で、深く考えずに反射的に行動してしまったのだと思いました。>>0:339 ……けれどそれは、本当でしょうか?
例えば、あれが若菜君だったとしたら? 若菜君は、クラスメートの男子の中で、わりと気の置けない付き合いをしている方だと思っています。「小さい」「小さい言うな!」のやり取りがお約束になる程度には。 その若菜君に、あんな風にされたら? 葵は深く考えずに、反射的にあんなことをしたでしょうか?
ぶはっと、噴き出していたような気がします。「付き合いたてのカップルかいな!」なんてツッコんで、二人で笑って、それでおしまい。……なんとなく、そんなイメージが思い浮かびました。
いとちゃんの言葉に、きちんとお返事できなかったことを思い出します。>>244 無意識の中にある自分の気持ちが、葵にはわかりません。 わからなくなってしまいました]
(319) 2016/08/20(Sat) 23時頃
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