212 冷たい校舎村(突)
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[――制服とか、ユニフォームとか。 デザインは好きだし、機能的に優れていることは分かるんだけど。
どうしてみんなで同じ服を身に纏わなきゃいけないのかなって、思うことがある。
囚人と何が違うの。**]
(242) 2017/03/09(Thu) 13時頃
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/* そうか 学校の先生をNPCに出す時は、みんなに使ってもらえる形にしないといけないんだな
(-100) 2017/03/09(Thu) 13時半頃
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/* アーうっかりせっかくだからって入れ込んでネル先生つかってすいませーん!
(-101) 2017/03/09(Thu) 14時頃
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/* 友達の事全肯定するウーマンにちよはなる(ただしサボりはゆるさない) それにしても灰で喋る余裕無くってびっくりするな…!回想も縁故も苦手だから胃をキリキリさせながら頑張っております
(-102) 2017/03/09(Thu) 14時頃
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― 回想:文化祭のこと ―
[文化祭の日は学校に行かずに寝て過ごすつもりだったのに、 いつものようにおせっかいが朝から張り切って迎えに来たのでしょうがなく登校はしていた。
さすがに来てしまえば制服で門を出て行くのをごまかすのも面倒で、見てまわりたいものもないし、日当たりのいい空き教室で優雅に昼寝をしていた。
やがて、日が落ちてきたころ、体の震えに目を覚ます。 お祭りの熱気もだいぶ落ち着いてきて、 ざわめきも遠くなっている。
体を伸ばして立ち上がり、教室を出る。 クラスに戻っては片付けを手伝わされそうだから どこに行こうか、中庭に面した窓を覗いて思案する]
(243) 2017/03/09(Thu) 14時頃
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[すると、渡り廊下の向こうに昴の姿が見えた。 エプロン姿で手に持っているのは何かの皿だろうか。
休憩で出てきたにしてはしょげているようにみえた。
自分を探しにきたのか。 きっと力の抜けた声で人の名前を連呼して歩いたのだろう]
ったく。しょうがねーな。
[吐き捨てるような口調とは裏腹に 声音はやわらかい]
(244) 2017/03/09(Thu) 14時頃
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[渡り廊下を渡って、昴のところまで行き、 後ろから、軽く肩をたたく。 ……驚かれただろうか。
『おまえの分』とパンケーキを差し出されれば ありがたく受け取って]
昔よりはだいぶ上達したんじゃねーの。 でもわざわざこんな日に探しに来なくても、 いつでも作りにくればいいだろ。 焼きたてのほうがうまいんだし。
[行儀悪くもその場で窓に寄りかかりながら食べつつ、 皿をつき返して、片づけから逃げる算段をしていた*]
(245) 2017/03/09(Thu) 14時頃
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―現在:学校前―
[頭をさする入間の様子>>133に強くたたきすぎたかと 一瞬だけ逡巡が目に浮かぶがすぐに視線をそらす。
降り積もった雪でどうにもおぼつかない足元を 力を入れてざくざくと進んでいく]
……なんか、静かすぎねーか。 昼過ぎに学校行くときみたいな。
[よくやる午後から出席のときは不思議な静けさがあるが 登校時間でこんなに人がいないものだろうか。 やっぱり何か警報がでたとか。休校になったとか]
(246) 2017/03/09(Thu) 14時半頃
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[確認するのに携帯を取り出そうとして、 もこもこの手袋のせいでつるりと滑らせてしまう。 拾おうとしてバランスを崩し、踏みとどまるものの、 携帯は無惨にも雪の上へ落ちてしまった]
はぁ……。
[ため息ついて拾い上げる。 やわらかい雪に埋もれた携帯の表面を手袋でふいて、 無事か確かめるために電源ボタンを押す。
――反応がない]
あーー……。
[先ほどよりも長いため気がこぼれた。 アスファルトに落ちて画面が割れるよりはましだったのかもしれないが、 学校について乾かしてからもう一度確認が必要そうだ]
(247) 2017/03/09(Thu) 14時半頃
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[昴が声をかけている>>240のに目線を向けて]
健士郎、その首、寒くねーの。
[マフラー2本巻きの自分と違い、 コートのみの姿に見ているだけで寒くなる気がした。
気だけではなく、 先ほど携帯の雪をぬぐった手袋から じわりとつめたい水分を伝えてきて、震えてしまう。
足を速めてさっさと昇降口から中に入る。 寒さが少しゆるんで、あったかいと息をついた**]
(248) 2017/03/09(Thu) 14時半頃
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あれ、どうして俺は、『あったかい』なんて思えてるんだ。
(-103) 2017/03/09(Thu) 14時半頃
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―回想:文化祭―
[「ひゃッ?!」>>245
完全に油断していた能久は びくんと飛び上がった。 犯人は堆。
「ふ、不意打ち禁止だぞ!」
などと言いつつ、しっかりパンケーキは手渡した。やはり焼き立ての用にはいかないものだけれど。
「へへ、そっかな。 ならうれしいなーー、……、
…まあ、それはそうなんだけど、 せっかく文化祭なんだしさ、 こう、雰囲気食べるっていうの?あるだろ?ない?」
ないかなぁ、と最終的に自信なさげな声になって視線が斜め下に逸れた。]
(249) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[「うん、また作りに行くし、まかせろ」
フルーツを入れたり、 アレンジをきかせたものの 試食係も頼んでいるのだった。
窓に寄りかかって食べるのを、行儀悪いと咎めることもなく窓辺の隣で待っていた。 窓枠に頬杖をついて、ふと、能久は呟いた。
「……たかしはさ、 ………どっか行ったり、…しないよな…?」
問いかけと謂うにはずいぶん弱い。 希望。願望。祈り。そういった類。
だから、皿を突き返されれば 話はそこまで。 ほんの少し、困ったように笑った*]
(250) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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─ 回想・いつかの放課後 ─
[すごくはない、って>>165さらりと言う姿に、 そこがまた偉いなあって、じっと見詰めたりして。 そうしたら、顔が背けられてしまうものですから。 照れたのかしら、って 微笑ましさに頬を緩ませます。
ほろりと零した愚痴に、同意が返ってきて それが嬉しくって、滑らかに動く口。 本当は、父には感謝ばかりしているんですけれど やっぱり、不満が一つも無いのとは違いますもの。
他の友達には、こんな話は出来ません。 父と二人暮らしだと零した事はあっても、 不満なんて無いみたいな顔で、にこにこしてきただけ。
だって、共感なんて貰えませんものね。 一人で父を支える気持ちは、同じ境遇の彼だからこそ、 解ってくれるものなんでしょう]
(251) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[……だからでしょうか、少し、喋りすぎてしまって。 それを反省しながらも、おずと尋ねてみれば 返ってくるのが、優しげな笑みだったものですから]
ほんとに、ありがとう。
……でも、"こんな俺"とか、言っちゃ駄目だよ 私は健士郎相手じゃなきゃ、 こんな相談も出来ないんだから。 ね。
[ありがとうって、それだけ言えば良かったのかもですが まるで自分を卑下するみたいな言葉が、許せなくて いつも通りの声音で、つい、委員長らしいお節介]
(252) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[二人きりの、秘密の相談会。 ……って言う程、色気のあるものではありませんでしたが こっそり集まったり、あるいは堂々と教室で。 時折、メールなんかでも。
先生が仕事を押し付けてくる、とか。 お父さんの帰りがいつも遅いの、とか。 どうしたらちゃんとご飯食べてくれるのかな、とか。 私がする話っていえば、大体そんな感じで。 今にして思えば、度々、彼を困らせてもいたでしょう。
それでも彼は、私を突き放したりしませんでした。 どころか、向こうからも、相談や愚痴が零され始めて。 その時の気持ちは、形容し難いものがあります。 一方的でなく、彼に頼って貰えたのが嬉しくて 精一杯、答えたに違いありません]
(253) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[「会話を続ける方法? えっと、相手の気持ちになる、とか? 相手の好き嫌いを知ってれば、きっと話しやすいよ」
「今時男らしく、とか、変だよね。 やりたい事、やりたい様にやれば良いんだよ。 認めてくれる人は、お父さんだけじゃないんだから」
「お父さんって、理想を押し付けてくるよねー。 でもさ、健士郎はお家の事もあるし、 それにクラス委員なんだから、それを盾にすれば良いよ」
出来る限り考えて答えたつもりでしたが 言えたのは、耳障り良い、毒にも薬にもならないものばかり。 相談に対する答えにしては、お粗末なものでした。 さて、彼の助けに、なったのかどうか]
(254) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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母さんとか
父さんとかみたいに
おいてかれた気持は 何処で枯れるんだろう
(-104) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[そんな、心地よいやり取りを断ったのは、私の方。 何気ない普段の会話は、勿論、今でもしています。 だけど相談なんて、愚痴なんて 全てを知ってしまった私は、 口にする事が出来なくなってしまいました。
心配させてしまっていると 薄っすら、気付いてたって 踏み込んだ会話は鳴りを潜め、曖昧に笑うだけ。
でも、本当は 彼に一つ、謝らなければならない事があります。 父や家の話をしなくなったのは、 その事実から、目を逸らす為だったのかもしれません]
(255) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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[──── 知らなかったとはいえ 実は、母が生きていたんです なんて。
同じ境遇だと言い続けた彼に対して、 どんな顔して言えば良いって、言うんですか*]
(256) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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……どこで、―――こえられるんだろう
(-105) 2017/03/09(Thu) 15時頃
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/* 母という言葉はプロで表には出さんぞ!出さんぞ−!と 思っていました。おもってただけでした
(-106) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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── 現在:校舎へ ──
[ 理一を急かして、くぐった校門。
目をこらせば、校舎へと続く足あとふたつ。 見間違いじゃない と、安堵しながら、 少しでも、歩きやすいようにと、 ふたつの足あとの内、大きい方をなぞるように歩く。]
やっぱ、休校ってわけじゃねーのかな、電気ついてるし それにしたって、静かすぎる気がするけど
[ まだ、始業時間までは少しあるが、 見上げた校舎に明かりは灯れど、人気はなく。
首を傾げながらも、昇降口の扉に手をかけた。 痛いほどに冷たい、金属の温度と、かすかな重み。 力を込めれば、なんなく開く、扉。 開けたまま、早く入れ と促して。]
(257) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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── 冷たい校舎 へ ──
(258) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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[ ……。
異様に静かな以外は、いつもと同じ。 その奇妙な非・日常感に、思わず立ち止まった。
ギイ と小さく軋んで、背後の扉が閉まった。ガチャン。
そうして、凍えるような寒さは和らいだ。 マスクをずり下げながら、顔を上げて、 ようやく、少し先の人影を見留める。>>215]
(259) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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[ ふたつのほっそりとした影。 目立つのは、つばの広い、青い装飾の目立つ帽子で、 その横で、すらりと伸びる背が、 彼女に付き添うようにも見えた。
立ち姿か、醸し出す雰囲気か、ふたり並ぶと、 この異様に静かな空気に妙に溶け込んで──、]
……大和さん と、古辺。
[ ……声に出して、名を呼んでみれば、 彼女らも同じ制服を着た生徒 である。でしかない。
一瞬遅れて、「はよ」と、短い挨拶を投げかけて、 自分の上履きを取り出す。
あ。下駄箱に長靴は入らない。]
(260) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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[ 個人の下駄箱に収まりきらなかった長靴を、 適当に、下駄箱の横あたりに置きながら、 先客ふたりに向けて、質問を投げかける。]
やっぱ、休校じゃないよな 全然、人見かけなかったの、なんだったんだろ
[ 委員長たる彼女が登校しているということは、 少なくとも、うちのクラスに休校の連絡はなかった。 ……ということだと思うけれど。
首を傾げながら、視線を大和と古辺に向ければ、 おふたりはどうやら、イメージに違わず、 スマートに登校なさったよう。こっちとは大違い。]
(261) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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[ じとり と、もう一度だけ、 理一をひと睨みしておく。貴様。
それから、思い出したように、 もうひとつ投げかける問いかけは、]
── そういえば、他、誰か見た?
[ この時間に、昇降口に4人だけ というのは、 いくらなんでも、奇妙すぎて。
とりあえず、教室にでも向かうかなあと、 考えながら、マフラーを取り外した。*]
(262) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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―現在:学校―
確かに静かだよなー… 昼過ぎに学校来た事ないんでわかんないけど
[>>246サボリ魔の経験談には半目になった。
>>133 他のものも置いていかれる、というのは困るので、ここまでざくざく歩いてきたが入間は女子だし、足の長さも違う。能久もちらちら気を遣いつつ歩幅を合わせてここまで来た。 ――そんな入間も、同じ感想だろうか。]
ぁー…ケータイ平気?
[>>247ため息を聞きとめて覗き込む。 画面は真っ暗で聊かならず心配だ。]
(263) 2017/03/09(Thu) 15時半頃
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鍛えてるから…?
[>>248元賀の首元を見て そう謂ったが賛同は果たして得られたか。 ようく見れば、雪に埋もれそうな別の足跡。 登校している人は確かにいるらしい。]
うぁー、雪まみれだ…ー
[白いコートに白い雪、 何処まで払い落したか分からないほど。 雪に飲まれたのか、 生徒のざわめき、 教師の呼びかけ、 みんなの足音、 いつもの雑音がほとんど聞こえない。]
…… 、…?
[能久は首を傾げたが、人影を見つけたなら、淡い疑問は地面に落ちた雪のかけらのように溶けて消えた*]
(264) 2017/03/09(Thu) 16時頃
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