97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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では、まず…中でその手当てをしましょう あなたは、相当深い傷を負ってます
それを癒して、それから…彼を
[オリーブ色の目を瞬かせた仔犬を見つめ ふわりとほほ笑みながら、いい聞かせ、聖堂内に戻った]
(219) 2013/10/04(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/10/04(Fri) 01時頃
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――大丈夫なの? 俺も一緒に。
[軋む鍵盤楽曲、光の天使を前に激しさを増す連符。 喉途切らせ、ゴートリンゲン漏らすチェレスタを見遣り]
ううん、やってみる。
[微かな戸惑い。だがそれが《指揮者》の提示する旋律なら従おう。 天使へ投げ掛けた独唱、抗い導く祈りを分解。 改めて、喉を傷つかせ、その身の限界を迎え掛けているチェレスタへと、奏でる旋律を再構築する]
(220) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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マスター、お願いします
[大聖堂に戻り、パイプオルガンの部屋へ向かい そばを歩く白い鼠に声をかけて]
今の私には癒しの声《ヴォイス》は使えませんので
(221) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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सेकाइहा मिनिकुइ 《醜き世界は必要ない》
सेकाइहा कानाशिइ 《悲嘆の溢れる世界ではいけない》
सेकाइनि हिकारि अरे 《だから私は奏でよう。浄化の詩《プリエール》を》
[古の旋律。 澄んだ歌声は一点の曇りもなく、 ただまっすぐに滅び《浄化》を歌う]
(222) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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……悲しい音を、鳴らさなくてもいいんだよ。
[慈愛の天使は、狂想を鳴らす楽器の前(>>208)へと降り立った]
大丈夫、私が世界を浄化する。 今度こそ、この世界を美しいものへ。 だからもう、苦しまなくていいんだよ。
[微笑んで手を伸ばす。 優しく撫でようと、慈悲の手を伸ばす]
(223) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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”やーっ!”
[中へ、告げられた声よりも 行きたい方向へいけないことのほうが仔犬には大問題だった。 一度は諦めた抵抗を、再びばりばりと引っかく事で試みる。 仔犬の爪なんで大した手傷も負わせられないだろうが]
”やぁ、だ” ”ぐうぇんのとこ、いく”
[獣はここで反旗を翻さなかったら後悔するとばかりに 何度も何度も啼いては抵抗を繰り返したが 蓄積されている体力が多いわけではない]
”だめ” ”やだ” ”そっち、いかない、やだ”
[きゅうきゅうと貧相な啼き声を繰り返しながら 結局は無駄な抵抗に終わって、ゆれる足と短い尾**]
(224) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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/* システム的にはベネ吊りつつセレストmgmgしたいけど (セレスト魚だよね?) 昨日襲撃もらして今日既にセット宣言してるので……うん、明日セレストが生きてたらmgろう。 でも他に落ちそうなところが見えないので心の中でもぐっておく。
(-93) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/10/04(Fri) 01時頃
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/* ふんぎゃあああこまめしばギャワイイイイイ!!
でもこれ襲撃しにくいけどいいのかな。 かといってまた生存させたらまずそうなのでちゃんと食べる。
(-94) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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/* わんこてきに蘇生薬使えそうな相手に投票を(鬼
(-95) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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よし、了解…じゃあ、オルガンの部屋で あそこなら、色々落ち着くだろうしね
[鼠はそれに人語で答えた 《音楽》が目まぐるしく変わり 時空が落ち着かないせいか
アスランとセシルも落ち着かない 故に傍目からでは どちらかもう分からない混ざり具合になっていた]
(225) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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ー 紀元前の記憶 ー [響会機関《コンデンススコア》が捻れている。] [ゴートリンゲンと対比位置にいる集団。 音域天使によるゴートリンゲンの封印。 その封印を維持するため、 より良い音を奏でるため。 音域天使は人としての自由が 大きく制限されていた。]
[より良い音を。調べを、旋律を。]
…………君は、この楽曲を 本当に望んでいるのかい? それだけが、本当の世界かい?
[《テノール》が《アルト》が このままだと、響会機関によって その旋律を潰されるだろう。 束縛故に生じる旋律に耳をすませながら……*]
(226) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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[アルトの独奏は、それでもあの真祖に、 言葉を問い開ける。けれど。 かえる独奏にさらに眉を寄せる。]
…………罪を犯してまで イーシュが見せたかった意味さえ 考えもしねーで……
[小さな舌打ち。 ……世界は確かに負の感情や、 醜い姿、悲しい出来事、遣る瀬無い絶望 そう言ったものも溢れている。けれど。]
(227) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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[鳴らさなくてもいい、と。 天使の慈悲の手が、伸びる。 喉は悲鳴をあげるのを止め、不協和音の代わりに、チェレスタははらり、涙を落とした。]
……じょう、か、
[拙い声が、天使の言葉をなぞる。 天使の声《チェレスタ》は天使の声《プリエール》へ]
(228) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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こらこら、君は…もう少し大人しくして 治るものも治らなくなるよ
[抵抗を見せる黒い仔犬へ白い鼠はお説教 仔犬はどう反応しただろうか?
反応出来ずとも、元々仔犬は抱き上げられて 鼠に何かを出来はしなかっただろう]
う…ん、会いたいのは分かるけど 一番近い特等席まで連れてくよ
…君にとっては悪い話でないはずだ もちろん、治れば解放してあげる
[鼠は少し偉そうに、エヘンと言わんばかりに]
(229) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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……むしろ、お前さんが飲み込まれるなよ?
[と、アルトの >>220に、くすりと笑ってから]
純粋な魂が洗脳される前に、頼むぞ。
[と。その声は真剣に落ちて 真祖の歌声を聴いても まだ、呼びかけを行ったその心根に チェレスタの命運を頼む。]
(230) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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[構築先は《再現部》からの展開。再び先程の静かなる協奏曲の続きを。 語り掛ける歌の始まりは、更に静かに、そして此方へと導いて]
――ッ " さあ静かな風に 身を揺蕩えて "
" 耳を澄ませて 風の眠り詩に "
" 寄り添い 身を寄せ合い 魂を安らかに "
[チェレスタへ向ける様、優しく歌い掛ける。 先んじる様に誘いを掛けた、慈しみと穏やかな愛溢れた天使の声と綱を引く様に。 やんわりと、その慈悲の手に、もうひとつの手を怖恐和音に喉を痛める音色の器へと並べる]
(231) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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── 南天の狂奏曲 ──
[その日の事は、決して忘れまい。]
[ひとりが終わった、その日。
"きみ"と出会えた喜びを。]
(232) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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── 南天の独唱曲 ──
[その日の事は、決して忘れられまい。]
[ふたりを裂かれた、その日。
"きみ"と別れた悲しみを。]
(233) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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── 南天の夜想曲 ──
[内側から受ける侵食は、酷い苦痛を伴った。 戯れて過ごした穏やかな時間へ戻りたくて、けれど何を紡いでも、端から壊れ、壊していく。 耳にするものさえねじ曲がるほど、身の内側で"罅"く不協和音たち。
少しでもその苦痛を和らげるには、誰かを引きずり込むしかない。]
" ──── "
[鳥は"囀り"を覚え、ますますその"声質"を歪めていく。 拗れ、歪み、けれど鳥は、自らの命を絶つ事だけは願わなかった。]
(234) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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"もう いちど"
[不協和音に囚われながら、願い続けた思い。 欲望を増幅させる音が相手だったから、それだけは狂いながらも手放さずにいられた求め。]
"きみに、"
[引き離された、あのけものを。
幸せをくれた彼に、 もうひと目でいい、 逢いたかった。]
(235) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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[求めながら死し、魂は巡り。 永きを経て、血脈の末に再び命を得て。]
" あいたかった "
[願いが叶うその時、鳥の心はもう、殆どが霞んでしまっていたけれど。
その心だけは、虚構の中のひとしずくの"ほんとう"*]
(236) 2013/10/04(Fri) 01時頃
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[しばらくして、パイプオルガンの部屋に辿り着く 《指揮者》と《楽人》はチェレスタを救うため 《奏で》ていた]
では、マスター…お願いします くれぐれも、うっかり落としたりしないように
[念を入れて注意する それは一見したらセシルのようではあったが アスランにも見え、それこそ神のみぞ知る]
(237) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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[醜くあるから、美しくあろうとする。] [悲しみの分だけ、喜びは尊さを増し。]
[醜くなるほどの執着は、 強い拘りと意思となる。]
[痛いほどの悲嘆は、 思いの真檄さと純度を表し。]
[世界は世界自身で浄化される。 自分たちの手で。]
だから、その歌声をは……毒奏はさせない。
[浄化を願う祈りのアリアなら、 その願いもまた美しい旋律に慣れど。 浄化の詩を独奏はさえないよう、取り囲む音色]
(238) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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[――――マズい。侵食の旋律が早過ぎる。 天使の声《プリエール》に直ぐにも染まりつつあるチェレスタの意識。
純粋な魂は、余りにも純粋なだけに、洗脳が。 旋律の侵食は早く、余りに儚く旋律は巻かれる。
少年が手向ける旋律にも、染まりはするだろうか。 このままだと、浄化の天使福音《エヴァンジール》に。 誉れ高き世界救済詩《プリエール》を奏でる天使の歌声に全て乗っ取られかねない]
(239) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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नाकानाइदे 《痛みも、悲しみも》
वाताशिगाइरुयो 《全て私に預けてしまえばいい》
दाकारादाइजोउबु 《私に身を委ねて》
[浄化の天使は優しく歌う。 涙を零す悲しきチェレスタへと。 救済《エグゼキュシオン》を高らかに]
(240) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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[最悪の場合、もしゴートリンゲンに続いてその旋律の歌が。 天使が奏でる滅びの詩《プリエール》にまで利用されてしまうなら。
『アルト』の詩を――深き眠りをチェレスタへ唱還する手は存在する。
殺す事も無い、負の旋律にその身を破壊する事も無い。 だが、今の状況で、一度チェレスタを眠りの淵へ誘えば。 目覚めぬ深き眠りにどれ程の時を封印する事となるだろう。
そうならない為にも、どうか声に振り向けと、心で祈る]
(241) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/04(Fri) 01時半頃
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── 現在/大聖堂の上 ──
" い でぃお、"
[涙する雫が、光にも見えた。]
(242) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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/* 救済と書きつつ、エグゼキュシオンとは「処刑」の事。 真祖さんのスタンスがよく分かりますね。
(-96) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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[白い鼠はくるくると1人と1匹の回りを回る それは幾何学模様の軌跡
知る者が見れば、何かの文字と分かっただろう その文字は、道化師《アルレッキーノ》の力 その一部を解放するための、言葉]
(243) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/04(Fri) 01時半頃
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[白い鼠は強く光輝いて、こてんと眠り始めた]
(244) 2013/10/04(Fri) 01時半頃
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