255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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兄さん、手紙なんだった?
[水筒と、氷水、 戻れば、兄の頬を冷やそうとしたのだけど。 眼を丸くしたのは、兄の言葉のせい。]
空き巣って兄さん大丈夫? …数日続いていたなんて、 なんで教えてくれなかったんだよ
[唇を一度引き結ぶ事が気になったけど それより、歪んだ内容が気になって。兄をじっと見つめ]
(183) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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おふろ、はいってきます。 すぐ出るので……。
[クローゼットから私服と、 下着(ちゃんと見えないように隠した、つもり)を 手に持って。
あたしは、お風呂へと向かう。 クローゼットに隠した段ボール。 あの服と下着は、視界にいれないように]
……………… っ、
[急いで、パジャマと下着を脱いで。 洗濯機に入れようとしたその時に、 あたしはようやく気付く。
洗濯機に入れてあったはずの下着が、 なくなってるって]
(184) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[――どんな、嘘が出るのかと。 兄の唇をじっと双眼は、暗さと戸惑いを含み]
え――――
[家人。って―――]
(185) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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ちょ、ちょっと兄さん何を言って。 花屋の店長にって急に無理だよ。
そんなこと。
兄さん心配しすぎ……
[落ち着いて、と兄に繰り返す。 兄の不安、焦りが分からない妹は戸惑ったまま 氷水を押し付けるのだけど。
――酷く混乱していた]
(186) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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兄さんが、私を心配するなんて
[そんな事あるんだって。 ぽつり、呟いた声は、思わず冷たさと 嬉さを孕み、兄につい頼るような、視線を投げ
どこか、助けを、震えを孕むように目は揺れ]
(-106) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[声をあげそうになったけれど、我慢した。 だって、服を脱いでしまったから。
カメラはもう残っていないんだから、大丈夫。 自分に言い聞かせて、 あたしは急いでお風呂に入る。
そこに『仕掛け』があるなんて、 気付くこともなく]
(187) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[髪の毛は乾かすのに時間がかかるから、 洗うのは身体と顔だけ。
ボディソープでしっかりと身体を洗う。 朝起きて濡れてしまっていたそこは、入念に。 だって、朝起きて下着が濡れてたなんて、 恥ずかしくって]
………… よし。
[急いで洗顔も終えて、泡もしっかり流して。 着替えも素早く終えたら、脱衣所から出る。
そーさんを待たせられないって急いでたから、 お風呂場からバタバタ音が聞こえてたと思う。 ……それはそれで、はずかしいかも]
(188) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[なんだか、身体があったかいなって。 今は、そう疑問に思うだけ。
―― その効果が表れるまで、あとすこし*]
(189) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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そ
[いなくなる。連れていかれる。 視線を逸らす兄に。]
そんな、誰かをたよるって 私には兄さんしか、もう家族はいなんだよ
[他人に押しつけられ 最初は、向こうも、分かりましたと良い顔をしてくれるかも でも、それが延々と続いたらどうなるんだろう。
考えて、はっとした。はっとしてしまう]
(190) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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…私のこと、押し付けたいの?
[私が他人だから。 兄は、私をうっとおしがったのか それなら、家に帰ってこない事も分かる。分かるけど。 ならなぜ今になって。行動を起こしてしまってから]
(191) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[貴方を狂おしくも憎み、愛してから―――]
(-107) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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…兄さん、今まで ろくに家に帰らなかったじゃない。 それなのに、守るとか
[責めるような、声は強く。 足がそうだからとか関係ないという思いを強くこめれば 言ってからはっとして。目線を逸らせば]
(192) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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とにかく、バイトに行くから …店長には話をするけど
兄さんは、自警団に話しをしにいったらいいよ
[自分の身に危険が降りかかってないから 他人事のように。思っていても口にはしなかった事を 言ってしまったことが、情けなく。
兄から離れるように水筒と氷水を押し付け バイトへ向かおうとする。
後で連絡するから、ちゃんと電話には出てって残し**]
(193) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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/* ぬいぐるみこれから送ろうかなと思ってて。 なんか赤いインクでもぶちまけたの送ろうかなって。 まあいいか。
(-108) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[私は泣いているお義姉さんを見たのは。 これが初めてだった。
目元をごしごしと擦って。 そんな事したら目が腫れてしまうのに。 そんなに怖かったのか。
いつもほんわかと暖かくて。 優しくて笑顔を絶やさずに。 大らかなお義姉さんは強い人だと思ってた。
鈍いからだ、なんて思った事もある。 愚鈍だから何時でも笑っていられるんだと。 そう思っていたけど。]
(194) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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別に心配なんてしてませんもん。 ちょっとした気紛れですから。 勘違いしないでくださいねぇ。
……お兄ちゃんならこうするんだろうなって。 そう思っただけですぅ。
[つん、とそっぽを向いて。 それからちらりと視線を向けて。 ハンカチを差し出した。]
本当は冷やした方がいいと思うんですけど。 そのままじゃ瞼腫れちゃいますしねぇ。 お義姉さんの顔がそれ以上丸くなっちゃうなんて。 私見てらんないですから……、
(195) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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すっきりしてて悪かったですねぇ……っ!?
[ぐぐ、と悔しそうに唇を噛んだ。 悪気なさそうなところが憎らしい。 べしっと差し出したハンカチを投げつけて。 それから私はさっさと更衣室で着替えを済ませた。]
(196) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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― 陽だまりパン工房 ―
[パン屋へ行けば自警団の人がいた。 私はぺこりと頭を下げて。 するりと店内へと入っていった。
中はガラスが散乱していた。 それを箒で集めて新聞紙に包む。 その他にも色々と片付けをしていく。 だからお義姉さんが写真を見ていた事に気づかなかった。]
(197) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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お義姉さん。 治療院で聞いた噂なんですけどねぇ。 なんでかは分からないんですけど。 収集かかった人達、被害にあってるみたいなんです。 誰が何の為にしてるのか分かりませんけどぉ。 お義姉さん気をつけてくださいねぇ。
[さて、あらかた片付いただろうか。 その頃にはピスティオからのメールも届いて>>171]
お義姉さんこの後用事あるんですよね? なら私帰った方がいいですよねぇ。
[本当なら泊まっていけばいいんだろう。 きっと一人で心細いんだろうし。 でもそれを言えるなら今までの態度もないわけで。]
(198) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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もし何かあったら電話していいですから。
[結局言えたのはそれだけ。 きっと兄が見ていたら嘆いていただろう。 もっと仲良くしてくれと。 だけど残念ながら私は私で変われないので。 お義姉さんをお店に置いて出て行くのだった*]
(199) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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― 本屋 ―
[薬屋から一度家に帰り、本屋へと戻ってシャッターを開ける。 一応これからが今日の開店時間ということで許してもらおう。
鼻歌を歌いながらカウンター内の椅子に腰かけ、本屋にあった図鑑を開き、ぱらぱらめくる。 夕方が楽しみだ。]
(200) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/05(Wed) 22時頃
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[カウンター内の荷物置きに置いてあるのは、家から持ってきたサイラスの手帳と、薬屋で盗んできた3本程適当に持ってきた茶色い小瓶に入った薬だ。 薬のラベルは門外漢の自分が読んでも難しくてよくわからないが、そのマークや赤字を見るだけでも、何となく危ない薬だということが分かった。
今は、薬学図鑑でその文字の意味するところを調べている。]
言わないんだ。 やっぱり、だれにも頼らないんだ。 もしかしたら、自警団の人にも言ってないのかな。
(-109) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[そして、目的のページを見つけ、微笑んだ。]
本当に、言ってないのかも。 これ、自警団でも落ちてないか探すポーズくらいは見せるレベルの薬でしょう。 ていうか、わたしにくらい危ない薬に気をつけろって助言してくれたっていいのに。
[むすっと頬を小さく膨らませた後、思わず吹き出す。 そして、先ほどよりも暗い笑みを浮かべて呟いた。]
駄目だよ、タツミさん。 隠そうとしたって、ばれちゃうよ。
(-110) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[>>180何故狙われているか。 その答えは『犯人』しか知らぬことだろう。 ノッカに送られてきているメールの内容は実際に見てはいないが、 服に皺が出来るほどに怯えるくらいの代物なのか。
端末のほうはノッカがお風呂に入っている間に始末しておくとしよう。 このままでは暫くの間はメールが届いたことを知らせる振動は止まることはなさそうだ。
>>182ノッカが辞退したので、自分は]
では――
[と足を上げて、箱に入れた隠しカメラに振り下ろした。 砕けていくプラスチックの音、金属の音。 ばらばらと散っていくパーツは元の形が残らぬほどに踏みつけられて、 害意の一つを潰してしまう]
(201) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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うん、これで安心だ。 ノッカさんはゆっくりお風呂に入っておいで。 自分は始末をしておくからね。
[>>181お風呂に入ることにし>>184着替えを持って風呂場へと向かったノッカを見送って、 自分は壊した隠しカメラの残骸を粗大ゴミの袋に詰め込んだ。
ノッカの端末は端末の電源を落としておいて、 残っている物を寄付するものと捨てるものに分けて仕分けていった]
(202) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[>>169そうして作業をしていると自分の端末が震えた。 首を傾げて作業を止めて、ピスティオからのメールだと分かると内容を読んだ。
どうやらピスティオの方でも不法侵入があったらしい。 自警団には既に連絡済ならば問題もないだろう。 そう踏んで、自分はメールの文面を打っていく。
『手間なんかではありませんよ。 こういう時のための自警団ですからね。 それにしても昨夜だけで3件も通報があったそうです。 あまりそういう事態もないので解決が遅くなってしまうかもしれません。 力不足で申し訳ありません』
そう――自警団の力不足ということを素直に認めて、メールを送信する。 今後は多数の事件が起こった際の対応も考えなければならないだろう。 これまでが平和すぎたのだ。 平和に浸かりすぎていると、人は火急の際に動けないことは今回でよくわかったことだった]
(203) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[ピスティオにメールを送り返してはまた片付けを続けていく。 お風呂場からはシャワーの音くらいは聞こえようがそれだけだ。 自分は努めて平静に手を動かしていった。
ノッカがお風呂から上がってきたのは>>188ある程度綺麗になった頃だったか。 バタバタという音がし始めれば自分は微笑まし気に笑みを浮かべて、 ザックからレモンを取り出すとお風呂上り用にとホットレモンはちみつ入りを作り始めた。 勝手に台所を借りるけれど問題はないだろう。
温かいものを飲めば、もっと落ち着くはずだから*]
(204) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[昨日の日中は注意深く手元を見ておらず 二人が語らう姿を描いていたにしても 細部まで観察するまでには至らなかったから 分からなくても当然だとして 昨日の朝はフローラの袖口に覆われた手首よりも 告げなければいけない内容の事や、 泣き崩れてしまった彼女を宥める事ばかり考えていた。
それでも手を伸ばされた時だったり、 注意深く見ていれば、>>1:221気が付けた事なのに、 あの時、余程余裕が無かったのだと今更悟る。 悟ったのが痛いと声をあげた今なんて>>179 だが、暴漢に襲われた訳ではないと分かり それに安堵したせいで部屋の中に戻らせてしまった。
万が一異常者が潜んでいたらと思うとぞっとしないが 封筒の中身に注意を惹かれていた為 そう待ったという感覚もなく。]
(205) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[手紙の内容は――― アトリエであった事を説明する事で流した。 善良な彼女がこの手紙を見て、 心配の種を増やすことなんてわかっている。 それに、アトリエの被害については 共有しておく必要性があった。
語る間、自分で再度起こった事を 頭の中で張り巡らす。
考えれば考える程分からない。 ――本当に何故。
立て続けに嫌がらせで悩まされている。 自警団で勤めていた時期に遭うならまだ解る。 酔っ払いの仲裁で手も出るし、 未成年の喫煙を親に報告して恨みも買うだろう。
でも何故、どうして、今なのか。]
(206) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[アポロは、分かろうとしていないのだ、今でも。
自分の父親と義母を内心で呪ったとして 罰に値する咎だと 他人に謂れを受けることはない。 アポロが毒薬を二人に飲ませでもして 病死に見せかけた殺人を行ったならまだしも。
故人の死顔に五寸釘を穿たれた不気味なモノを 何故他人が持ち帰るのだと。
更に、フローラの身の危険を仄めかすような 悪質行為をする割に 彼女に起こった被害といえば 山羊頭のお化けが出たという噂が気になった程度。]
(207) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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