171 獣[せんせい]と少女
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/12(Mon) 00時頃
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/* ヴェラ、口上気に入って使ってくれたんなら むらたてまじハピネスだけれども、 ちがったっていいんだよ! 盟約の方法はみんながしたいようにしてほしいんだよ!
なんかいきなり動き出したな!!!!! おれさまだいこうふんである。 ミィは石渡しにいくんじゃろ?ろ?
(-79) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[ランタンの灯りに照らされる笑顔は ちょっとだけ元気がないような。>>181 でも優しい笑顔に変わりはなくて ユージン先生をこわいって思う人なんて、いるのかな。
もう一度、ユージン先生の指先が光る。 びっくりしたけど、こわがらないことに驚く先生に わたしのも蒼い目を丸くして、ぱちぱち。ぱちぱち。]
嵐のように強い吹き飛ばしてしまう風とか 大きな音で樹を真っ二つにしてしまう雷とか そういうのはこわいけど。
ユージンせんせいは、こわくないから。 だから、せんせいの雷も風もこわくないよ。
[昔はどうであっても、 今の先生の手は、誰かを傷つける手じゃないこと。 繋いでるわたしは、ちゃんと知ってる。>>183] だから優しく撫でてくれる先生を見上げたんだ。]
(215) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[まなびやの入口でに着けば、 屈んだ先生と目線が近くなる。]
せんせい、どうしたの?
[だんだん、蒼い目が丸くなる。>>184 世界のいろんなもの。 蜂蜜より、おいしいものも。 本の中でしか見たことのない海に、たくさんの船も。
ぜんぶ、ぜんぶ。]
(216) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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せんせいと、一緒に?
[きっと楽しいと思う。 蜂蜜を食べた時みたいに、 おいしい葡萄を一粒もらったときみたいに ふにゃりと顔が緩んだ。 先生と一緒なら、きっとなんだって楽しい。]
うん!
[大きく頷いたわたしの蒼い目は、夜空の下で 昼間のように、輝いて。 ぎゅう、もう一度放す前の手を強く強く握ったんだ。]*
(217) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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−巨大書庫にて−
練習…したのか…
[練習したと言う、ヴェラの言葉>>175に。感嘆を込めて呟く。 見上げれば、向かい合う視線。
伝わったと、嬉しそうに微笑んだヴェラから、もう一度手元の似顔絵に、視線を移して。 ほんの、数百年前。 彼女と旅立つ前までは、自分の顔だったはずの、それと。途切れた記憶を、結びつけるように。]
(218) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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………そう…、だな。
[少なくともヴェラは、覚えていた。 覚えていて、くれた。
なら、懺悔や未練を、紡ぐように。 少女たちとの旅を、記してきた私の行動も、無駄ではないのだろう…。]
……ありがとう、ヴェラ。
―――我が友。
[面と向かって、口にしたことのない言葉に。 微かに照れや、気恥ずかしさを感じながら。*]
(219) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[不思議な顔になるコリン>>203に首を傾げながら 手を伸ばして。 わかろう、と努力する甲斐甲斐しさが微笑ましい。 安堵の表情を確認すると、ここできちんと話が出来てよかったな、なんて。]
泣いた。
[本人には聞く勇気のなかった問いかけの答え>>208に 想像はしていたけど微かに気落ちする。 小さい少女に生死の話を軽々しくすべきではなかったのか、と。 友達を気遣ったコリンの言葉を胸に刻んで まっすぐな問いに向き合う。]
(220) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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考えてないと言えば… 嘘になる、…んでしょうかね。 でも僕はあのトリは幸せだったと思います。 クリスが助けてあげたいと願ったから あの時消えそうな命が生き繋いだ。 嫌な思いをしていたら決して窓辺で さえずりなんてしなかったと思います。
だから、クリスマスが謝る必要なんて どこにもないんですけどね…。
[そうさせた自分の罪深さに静かに目を伏せた*]
(221) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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― 現在、畑の隅っこ ―
[朝食を終えてから、荷づくりの終わった荷物を 部屋に転がしたまま。
向かったのは、畑の隅っこ。 小さく盛られた土の山の前で、しゃがみこんで。 いつものように声をかける。]
おはよう、とりさん。 もうすぐわたし、ここにあまり会いにこれなくなるんだ。
[旅立った後もおねえちゃんみたいに遊びにはこれるけど。 これまでみたいに来れないのは、確かだから。]
(222) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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今日は、鐘が鳴らなかったなー……。
[昨日とっても楽しかった分だけ。 ぽっかりと穴が開いたような気持ちになってしまう。
変わらず寝坊助なアヤワスカの元気な声。>>50 ヒナコとクラリッサがユージン先生と作った、 きらきらの宝石みたいなフルーツタルト。>>4 星空に咲いた光の花。>>1:419 その星空を唄う、ミツボシの声。>>46
今日はみんな支度したり、ばたばた、ばたばた。 気になるのは、朝から見ていないコリンの姿。 幼い頃、どんくさいわたしの手を引っ張ってくれた。 おそろいの怪我をたくさん作った。 わたしが悲しい時は、抱きしめてくれた。>>78]
(223) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/*あっ、これ振られるやつだ。 どうしよう。どんな風に振られるかワクワクしてきた。 すごい。楽しみ。 あっ、いや、嫌な役をさせてすみません。 でも振られたい!
(-80) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/* 続々と契約アピールが始まるのを見て、夕方の心配はやっぱり杞憂に終わるかなー?と。
そしてクリスマスはエフの方へ行くと思っていたのでちょっと意外。 あとユージンがクリスマスにアピールとか。 (これだからフラグの読めない奴は…)
(-81) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[コリンは、どの先生と並んでここを出て行くんだろう。 わたしが井戸の傍で泣いてたのを、 コリンに聞かれてたなんて知らなかったから。>>82
包帯ぐるぐる巻きの怪我した手で過ごすコリンに 着替えとか食事の片づけを、隣で手伝いながら。 エフ先生のところへなんて言うこともできなくて。
包帯が取れた時は、すごくホッとしたのを覚えてる。]
(224) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[畑の隅にいる彼女を物見小屋から見かけたことがある。 それは雪が降るようになってから。 山雀がさえずるのをやめてから。
だから多分ここにいるのだろうと思った。 心優しいクリスマスのことだから。]
[きっと言われなければそれと気づかないだろう 小さなお墓には傾いた木の枝が立っていた。
そんなお墓の前にしゃがみ込むクリスマスの背中に 心が少し暖かくなった。]
クリスマス。
[声を掛けた時、少女は何を考えていただろう。]
ずっと、言いたかったことがあるんだ。
(225) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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──むかしばなし──
[ミッシェルの色素の薄くなった髪や、交代で世話をしていた鶏。 萎れた花。稼ぐということ。コイン。 まなびやを卒業して外へ巣立つことへの意味を、ここにいる者達はどのように認識しているのだろうか。]
[デリカシーがないとも、分かってないとも。 口煩く指を指して「タダでなんてあげない!やすくないのよ!」 なんて怒鳴りながら飛び蹴りをしてくるあの子には本当に困ったものだった。
口を開けば不平不満を積み重ね、その都度お手上げだと肩を竦めたらなってない!と来たものだ。 しまいには「命について学んでこい」なんて支持する始末。 自分としてはちょうど退屈していたところだから乗ってやったのだ。]
(226) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[始めは包丁で指を切ったり、塩と砂糖を間違えたり、うっかり食物を全滅させたり湯を沸かしたまま放置してパスタが伸び切ったり。
そんなことばかりしていたのだけど、隣で椅子に乗りながら司令官よろしく指示をしていたあの子が回を重ねるごとにおとなしく食事をするようになったから、“悪くはない”と思った。]
「せんせい、どうせ私たちを食べるんでしょ?」
[ある日、試作品とばかりに作った食事を口にしながら彼女は尋ねた。 自分は獣だ。だから当然だとばかりに頷いたのだけど、]
「今食べてる卵と同じみたいに食べられるのはなんか、さびしいよ。」
[何をバカなことを。 その時は、スカして笑ったが]
(227) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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「命に重さなんて、ないんだよ。」
[寂しそうにわらうくせに、 外に行けば考えも変わるかもな? なんて気まぐれで発した自分に対してあの子は「なら、私が連れて行ってあげる。」と。
外のことを何も知らない癖に、]
「世界で一番こわがらせてあげる。」
[なんて、まだ丸くて柔らかそうな指でこちらの前髪を払って。
彼女は笑った。]*
(228) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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──おひる “ないしょ”の場所──
[あっという間に一日が明けてしまった。 残っているのは、誰だろうか。 どんな気持ちでどんな想いで各々は声をかけ決めたのだろうか。
自分はといえば引き続き郷愁へと思いを馳せるのだけど。
世界で一番こわがらせてあげる、なんて。 そんなことなどないと思っていた。 何故なら命を奪うといっても自分のものではない。 他人のものなのだから。
なのに、正しく理解した命の奪い方。喰らい方。重さ。 星が散らばる夜空の下の記憶。 いつまでも忘れないように。 たったそれだけで重さと均衡がとれるならばと生きてきた。
暗いのがこわい、なんて。 ならば光など見えなければいいととうとう伸びっぱなしの髪は都合よく表情を隠してくれていたのだけど。]
(229) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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………いつまでも待ち続けるなんて、そんなこと。
[自分には、出来ない。 それは何故か、まだ、答えが出そうになくて。]
(230) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[行くべき道が分からないなんて、今更過ぎて。]
(231) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[そんな時に迷い込む足は自然と過去の記憶をなぞり上げる。 誘われるように声の方へと>>174]
…………、
[その先にいた少女に、 差し込む光を浴びた姿に、]
ミツボシ。
[昔と同じ。 けれど口遊む方は、彼女の方。
生誕祭でも辺りを引き込んだ歌声。 それが誰かの傍で奏でられるのなら素敵なことだろう。]
(232) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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なんだ。もう誰かと行ったもんだと思ってた。
[だから彼女がこの場にいたことが意外で。 でも約束を守ってくれた彼女がいつかつまみ食いの共犯者であったとしても。
抜けるように溢れた笑みは丸く。]
君の歌に誘われてきたんだ。 ……歌ってくれないか。
[その癖して歯切れ悪い言葉は尻すぼみに小さくなる。 これが最後の機会かもしれない。
そう思うと、何度も繰り返した筈の光景だというのに。 忘れていた感情が綻び始めるのは自分と遠い太陽が小窓を照らすせいか。……それとも。]**
(233) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/* んんん 拾いたいものたくさんあるけど 眠くて頭まわらNAI
(-82) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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−アヤワスカのドレス計画−
[アヤワスカの勧誘で、仲間に加わった、パティシアと共に。>>176
話すのは、主にアヤワスカと、パティシアの二人で。 私はほとんど、聞いているだけだったのだが…]
アヤワスカが、出来ると思えば。
[言えば、意外に思うかもしれないが。 触れることのない、風景や現象を想像することは、それほど難しくは…ない。
実際は、生き物や、食べ物の次に。 見に付ける衣服のほうが、想像は難しいのだが…。
アヤワスカの言葉に、頷き。 パティシアは、どう思うだろうかと。向けた視線で、尋ねた。*]
(234) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/* エフもクリスにお誘いかけると思うんだけど、どうかなー。 と思うので、暫く様子見。
(-83) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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一年前…、僕は君の力で その子を助けなかったこと、後悔してるんだ。
[物見小屋でクリスマスの掌で力を使った時 少し覗かせた残念そうな顔がずっと引っかかっていた。>>1:31 もしかして、力を使った瞬間に亡くなったら…。 あの時の想い>>60を味合わせるのでは、と勇気がでなかった。] 僕はもう後悔はしたくない。 君を笑顔にできなかったことをやり直したい。 君のその眼が好きだ。蒼くて優しい眼が。 君の物語が終わる時、僕はその隣に居たい。
[契約の時にはどんなことを言おう 一晩寝ずに考えたはずなのに。肝心な時には出てこない。]
…だから、僕と一緒に来てほしい。
[真に迫った顔は力を使ってと頼まれた時のように変な顔だったろうか*]
(235) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/*ブローリンはそうだよね、そうなるよね。 ここは万事うまく行きそうな気がする。
わぁーなんか組み合わせできると思うときゃっきゃするね。 楽しいね! さて、僕は今後の身の振り方でも考えようかな(笑)
(-84) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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―一年前―
お、おう・・・そうか そういうことなら仕方ないな
[さらっと自分の服まで貶したアヤワスカに少し驚きつつ>>140も、自分がかなり頼られているのだと自覚すれば自然と笑みが溢れた]
・・・良し!じゃあとびっきり良いまほうのドレスを用意しないとな 一緒に手伝ってくれるか?
[彼女にそう尋ねれば快諾してくれるだろうか
その後は書庫で色んな服の資料を漁ったり実際作ってみたりもしただろう。・・・全て良い思い出だ*]
(236) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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―前日の食堂―
[旅立ち、即ち別れの日だけあって色々センチな気分になっていたのだろう でないとこんな不安は口に出さない筈だ。そんな彼女にヴェラが言った>>152言葉は割とストレートに彼女を褒めており、嬉しいと思うと同時に少し気恥ずかしさがあったか]
・・・ありがとう ヴェラもそうやってあの子達や同じ獣の私を気遣ってくれる優しさがあるんだ そう自信を弱くする必要は無いと思うぞ
[彼だって自分の立場を誇って良いんだぞと背中を叩いて元気づけてやろうとしたか*]
(237) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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/* うわあなんか面白いことになってる!!ww クリスマスがどうするかだよなあ…どうしよ
えっと、昨日のロルの続きだけは落として問題ないから落としとこ
(-85) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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