131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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『八代目大聖霊術師、カメキチ・カザミヤを継ぐ者としてちゃんと使命を覚えておくんだよ』
[大昔、卓越した力と聖力を持っていたと言われる先祖の襲名は力量が伴わなければ許されないのに。 既に確定事項の様に、十二の若年で七代目を襲名したらしい兄は黒き錫杖を片手にいつも語ってた]
(240) 2014/08/14(Thu) 09時頃
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[……そんな兄がある日忽然と消えたのが数年も前だ。 死んだのかどうかは分からない。
確かなのはローレルレガリヤが。
いつも兄が手にしていた闇黒い錫杖があの『王の錫』であり。 しかもそれがルンフィア王国の手に渡っていたと言うことを二年前に知ったばかりだ。 あの兄、とんでもない事を隠して消えやがった。
そう愚痴を漏らしても兄が。 少年が今でも最高の聖霊術師と認める大術師アマネ・カザミヤが消えた理由はまだわからない…]
ー 回想 了 ー
(241) 2014/08/14(Thu) 09時頃
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ー 現在 カーライル王国の雪山 ー
でも、ルンフィアの何処に落ちたかが問題だよね。
とりあえずは探すしかないかな。
新しい旅には地図もコンパスもいらない。
唯、神鳴りが落ちたその場所を目指していけばきっと未来にたどり着く。
………実際はそんな当てずっぽうしたら一日で遭難すると思うけど。
[さくさくと雪を踏みしめる足]
(242) 2014/08/14(Thu) 09時頃
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……あ、剣の主ってどんな人だろう。
格好いい英雄ぽい人なのかな。 守りたくなる女の子もアリだなあ。
胸大きい子だといいなあ。 ばりぼうバインバインかなあ。
………っと。コンパスよく見たらルンフィアの方角逆だった。
[まだ遠いルンフィアへ向けて。 八代目聖霊術師、「アマト・カザミヤ」は雪を踏みしめた**]
(243) 2014/08/14(Thu) 09時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/14(Thu) 09時頃
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― 回想・2年前 ―
……困ったものね。
[スリを仕掛けようとしてきた少女。 彼女の事を取り押さえたのは教団の面々だった。
武装して護衛するのも考えものだ。 何故なら、威圧的な印象ばかり与えてしまうからと。 そんな事を思いながら、兵士達を止めようとした矢先。
予想外の事態は起こる。]
(244) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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[兵士達が一瞬で昏倒させられ。 彼女の周囲を魔術の防御皮膜が護衛する。
慌てて向かおうとした兵士を制すると。 何事か呟いて、防御皮膜を消去して見せた。
続いて、催眠の魔術を発動させるが。 思った以上に彼女は抵抗して見せた。 それにはクラウディアの周囲の面々も驚きの表情を見せる。
だがしかし、彼女の抵抗もそこまでか。 何も訓練されていない以上。 クラウディアの魔術に抵抗しきる事は出来なかった。]
連れて行きなさい、丁重にね?
(245) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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― 大聖堂 ―
[魔術の戒めで抵抗できないように拘束すると。 催眠から目覚めさせたのだった。]
ご機嫌よう、よく眠れたかしら?
[彼女がこちらに何か聞いてくれば素直に答え。 それどころか、罰するつもりも無いと笑いかける。 これには周囲の神聖十字軍関係者も驚いたろうが。]
貴女、魔術の心得は……無いわよね?
[質問というよりは確認だった。 心得は無い事は分かっており。 それ故に、彼女を引き込んでどうするのかと言う者もいたが。]
(246) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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それは違うわ。
[賢者の塔時代からのクラウディアの持論。 ――魔術とは、生まれ持った魔力のキャパシティーこそが重要である。
これは決して差別ではない。 キャパシティーは増やす事が出来ないのだから。 最初から向いていないのならば別の道を行けば良いと。 賢者の塔でも彼女が教えるのは十分なキャパシティーを持った相手のみだった。]
彼女、すごいわ。 今まで教えたどんな生徒よりも、優秀な魔術師になれる。
(247) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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――その為には、貴女は一度生まれ変わらないといけないわ。
人のお金を盗んで暮らすような人間から。 生まれ変わるの。
[拘束したままで魔力を流し込んでいく。 2年後、彼女が青年に語った神のキセキの正体はこれだった>>99
見守る面々には単にクラウディアが目の前のレティーシャへと、何かを語っているようにしか見えないのだが。]
さあ、信じましょう? 私たちのお父様《神》を。
そして、十字の救済を。
[此の儀式が終わる頃には。 クロス・オブ・メサイア教に命を捧げる敬虔な信者がまた一人。]
― 回想・了 ―
(248) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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[随分と懐かしいことを思い出した。 軽く首を振って聞こえないふりをして誤魔化す彼女の言葉。 弟子にしろ、などという押しかけ弟子の如くしつこく言葉を綴る相手に、何を言うかと考えもしたが。]
あのな、俺はたまたま居合わせたお前を連れ出したのはお前がガキだったからだ。 危ない事をさせるために連れ出したわけでもなければ、見逃したわけではない。
[それでも漏らした溜息とともにちらりと視線を向けた。]
なぜだ?
[一言、合わせて静かに尋ねる。 瞳をそらして矢継早に継がれる言葉に小さく溜息をもらす。 …"嘘か"そう感じ取った。 格好いい、罪を暴く、そんな言葉に一度だけ振り返る。]
大人しくここで待ってろ。 また食い物くらいは持ってきてやる。
[レットと名乗る少女の頭を一度だけ撫でて、そのまま仕事に向かった。]
(249) 2014/08/14(Thu) 11時頃
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/* >>243 サーセンwwwwwwwwwwwwwwwwww 英雄でもバインバインでもなくてサーセンwww
むさ苦しいおっさんで何か文句あンのか、あ? wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-42) 2014/08/14(Thu) 11時頃
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[そう、それが2年ほど前の話。 仕事が終わって戻ってきた時には彼女の姿は見当たらなかった。 孤児院にいる子ども達は自分も面倒を見ていたからだが、そこを拠点にしていない子ども達にまでは眼がいかない。]
ある程度でかくなったらスラムから出ていくやつもいたからな。
[それを考えればその一人だったのかもしれないと。 ただ、その時彼女がいなくなった時の事の話は聞かなかった。 今にして思えば彼女もまた…。]
いずれにせよ、今探さなければならないのはあの子たちだな。
(250) 2014/08/14(Thu) 11時頃
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/* すげェなレティ、遅れて入ってきて一瞬で縁故組みやがった。 仁右衛門あたりも文章が手練れっぽいよなぁ… 俺も見習わねェとなぁ……
……とと、いけねェ、ヘクターはもっと強気キャラだ。 強気、上から目線、喧嘩ッ早い。インプット… 自信持ってこーぜ!俺!ヽ(・∀・)ノ
(-43) 2014/08/14(Thu) 11時頃
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『おい、そこの!』
[そこの呼ばわりされれば、若干腹立たしくもあるが、苛立ちつつも後ろを振り返る。]
なんですか?
[相手はこちらに近寄ってきて耳元で]
『侵入者がいる。上の部屋に死体が2つ、うち1つは十字軍の者だった。 十字軍に成りすましている輩がいる。』
[その輩は目の前にいる相手なんだがな。 そう理解しながらも真剣な表情で頷いて見せる。]
なるほど、それは大変な事だな。 さっそくクラウディア卿に連絡をしなければならないな。 お前はクラウディア卿に報告に、俺は他の連中に報告して侵入者を探そう。
[そう言ってその場を早急に立ち去ろうとしたが、即座に手を捕まれる。]
(251) 2014/08/14(Thu) 11時半頃
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『いや、お前も一緒に来い!』
[気が付かれたか?そう思い武器を抜き取ろうとするが、続く言葉に小さく舌打ちした。]
『あの方に報告するのは緊張するんだよ。ついてきてくれ。』
[心底知るかと言いたかった。 しかし余計な騒動を増やすわけにはいかない。 ここは大人しくついていかざるを得ないかと頷いた。]
それで、クラウディア卿はどちらに?
『大聖堂内にはいらっしゃるはずだ。 探し回るぞ。』
[…まずは見つけてから来いと言ってやりたくなった。 まあいいだろう、クラウディア卿なら子ども達の居場所を知っているだろうと。 適当な言い訳だけでも考えておく必要があるだろうなと。]
(252) 2014/08/14(Thu) 11時半頃
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― 雑貨店「イ・フウド・ウ・堂」 ―
[他に雑貨店はあったかどうか。 思案する間に店主>>215が帰って来た。]
いえ、丁度来たところですから。
[頭を下げる店主へ会釈を返し。]
高級なものは私には手が出ないので。 携帯食料と簡単な応急処置の……。
わあ。
[特に警戒もせずに店主に続いて店内に入ると。 その品揃えの豊富さに感嘆の声を上げた。]
(253) 2014/08/14(Thu) 11時半頃
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すごいですねえ。 これ全部売り物なんですか?
[はじめて買い物に連れて来て貰った子供のように。 整合性なく天井まで並べられた商品を眺めていた視線が、ある一点で止まる。]
……闇黒の書……?
[それは聖都で見かける筈のない邪教の教本>>15 視線はすぐに戸惑うように外されるが、観察していた店主>>220の目には留まったことだろう。]
(254) 2014/08/14(Thu) 11時半頃
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― 大聖堂 ―
[仁右衛門を見送ると大聖堂の内部を歩いていく。
彼はああ言ってくれたが。 こちらでも何らかの対処はしたほうがいいだろうと。]
……となると。 “彼”にも連絡を取ったほうが良いわね。
(255) 2014/08/14(Thu) 12時頃
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― とある研究資料の一部より ―
[壊滅した研究所から辛うじて見つけ出された資料。 それは人造妖精≪エーテル・フェアリー≫の心臓となるものについてだった。]
人造妖精が自我を持ち動き、また生命活動の核となるのは聖霊を水晶化した妖精の花≪ティターニア≫。 我々はそれを4つに砕き、一つを完成した少女に埋め込むことにした。
バラバラになったそれが再び集う時。 それは―――……
[この先は破れていてよく読めない]
(256) 2014/08/14(Thu) 12時頃
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/* 王のなんちゃら系も王子的には拾いたいんだけどどうするかな ヘクターと繋がり持つかなー。
(-44) 2014/08/14(Thu) 12時頃
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[神聖十字軍の中でも、諜報担当の面々を呼ぶと。
かつての王帝親衛隊。 今は“ヒロ”を名乗る男に連絡を取るように告げた。]
かならずこう言いなさい。 「ルンフィアの危機」とね。
[向こうが教団に対して全面的な好意を持って居ない事は分かっている。だがそれでも、ルンフィアの為という一点において。
自分と彼は十分すぎるほどの協力関係を構築できるのだから……今はそれでいい。]
(257) 2014/08/14(Thu) 12時頃
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― 記憶の海 ―
[雪のように、そして人々が好んだ天使の如き美しい白銀。 真紅は天使の身にも通う、春の木漏れ日のように温かな血のようで。
――それを受け継ぐ少女もまた、祝福される命のはずだった。]
『……ごめんね、 』
[幼い自分の頭を撫でた女性は、罪深き逆さ十字を背負っていた。 人と交わったのみならず人の子を身籠った天使は、決して長く生きられない。
女性は、――否。 ただ人間の男を愛しただけの天使は、分かっていたのだろう。 子供を残し逝くこと。そして、子供がどう扱われるかの未来さえ。]
(258) 2014/08/14(Thu) 12時半頃
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[最後まで真白の心を持ったままの彼女にはそれがどれほど辛いことだったか。 嘆き悲しんでも、深淵を覗きこんでしまえば後は堕ちるだけで。
独り残された少女の運命は天からの罰なのだろう。 父とのすれ違いにも気付けぬまま、闇の導きに縋る日々は過ぎて行く*]
(259) 2014/08/14(Thu) 12時半頃
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ぶえッッくし!!!
あ゛ー…… クソ、コイツのせいで風邪ひいちまったんじゃ……
[>>243 誰かが剣の主の噂をしているとも知らず、 男は、手元の剣を怨めしそうに睨んだ。 あの女と離れてからは、頭に響く声が止んでいたが]
ッたく、なんなんだこの剣はよォ……!
[>>196 あの女は「重要な遺物」だとか言っていたか。 嗚呼、こんな疫病神みたいな剣、くれてやれば良かった!]
(260) 2014/08/14(Thu) 12時半頃
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全部テメェのせいだッ オラァ!
[憎らしくなって、剣を思い切り地面に叩きつけようと。 ……だが。次の瞬間、思わぬ事が起きた。]
!? なッ……
[男がいくら剣を棄てようとしても、 剣の柄が、男の手に吸い付いて離れないのだ。 それどころか、装飾されていた蕀かひとりでに動き、 漆黒の触手の如く、男の腕に次々と絡み付いてくる。]
はァ!? おい、どうなってやがる!!
[何十回と試してみても、結果は同じ。 まるで、剣が棄てられるのを嫌がっているかのよう。 その強情さに、とうとう男は疲れ果ててしまった。]
こんな…事が…あって…たまるか…クソ……!
(261) 2014/08/14(Thu) 12時半頃
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……………………………。
[この世の終わりのような絶望の表情で剣を見。 その場に硬直すること、数十秒。]
遺跡荒らしを呪ってるつもりか、知らねェけどよォ…
分ァったよ、棄てねェから! だから、せめて鞘に入れ。いいな!?
[そうなのだ。 街中で大剣を持って彷徨くと、物凄く目立つのである。]
どっかに武器屋か道具屋でも…………
[ルンフィアの時代とあらば、鞘を売る店は在る筈だ。 せめて剣を収めるものは無いものかと、裏路地を歩く**]
(262) 2014/08/14(Thu) 12時半頃
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/* メモ見たらイアンが博史ンとこ行こうとしてんな。 なら、俺はどっかに寄り道でもすっか…… ま、鞘くれェ何処でも手に入んだろ。
(-45) 2014/08/14(Thu) 13時頃
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[大聖堂内部をうろうろと歩き回りながら、十字軍の人間にすれ違う時に聞くのは『クラウディア卿がどこにいるのか?』ということだけだった。 別にどうでもいいのだが、侵入者が来ていることを何故伝えないのか? 許可を得ないと伝えられないのでは、あまりにも無駄と無意味が多いものだと。]
先ほど諜報担当を呼んだと言っていたな。 他にもなにかあったのかねぇ。
[一緒に歩いている人間に問いかけて首を傾げる。]
『あの方も仕事が多いのだからな。たかだか侵入者に構っている暇もおそらくないだろうが…。』
[じゃあ行くだけ意味はあまりないのではないだろうかと考えつつも、後を続いて、ようやく件のクラウディア卿の姿を目にした。]
(263) 2014/08/14(Thu) 13時半頃
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[報告、さて、どういうつもりなんだろうと頭を抱えながら行動を共にしていた男へ視線を移した。]
『侵入者がいたので連れて参りました!』
[クラウディア卿の前に出て初めの一言がそれだ。 あまりに突然の出来事で武器を構えるのが遅れた。]
仮にも十字軍の人間か、さすがに気が付いていたわけか。
[とはいえ、慌てふためくことはしない。 視線をそのままクラウディア卿へ移す。]
スラム街から連れ去った子ども達はどこだ? あの子達を連れて帰る以外に俺の目的はない。 暴れる理由も今のところないからな。
[優先事項は子ども達の無事、それ以外の事は子ども達を助けてから。 憎悪は静かに身の内に隠しておくことにして。]
(264) 2014/08/14(Thu) 13時半頃
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ええ、そうね。
神聖十字軍の服を奪うまでは良かったのだけれど。 生憎と、私以外の人間でもメンバーの顔は知っているもの。
[そう言って笑う。 しかし、目の前の彼の言葉は意外なものだった。]
子供達……ああ、あの子達の事ね。 連れ去ったなんて人聞きが悪いじゃない。
[そう言いながら彼の表情を見て。 断罪の子羊とは無関係なようだと判断した。
仮に、手引きをしていたならばこんな風に自分に話かけて来る事は無いだろうと。]
(265) 2014/08/14(Thu) 14時頃
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