35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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[茄子の話が出ると、朧の背中を大きな掌でたたき]
はは、良かったなあ? 家族ってなあ、ありがてえもんだ。 故郷の味、旬の味ってなあ。
[それから一平太にも、嬉しげな顔を向け]
ん?メシか?おお、もちろん楽しみにしてきたぜ。 ああそうだ、俺もたいしたもんじゃねえが、酒の肴を持ってきた。 悪いが、後で一緒に出してくれねえかな。
[持ってきた籠を、ちょっと挙げてみせた**]
(208) 2011/08/11(Thu) 03時半頃
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わ。な、ななな、何ですか?
[ガラッといきなり、何の前触れもなく部屋の戸が開けられる。 その人物はズカズカと中に入ってくると、女の前に座り込んで勝手に色々話し始めた。 やっと解った繋がったと独りで何やら納得している。]
…そんなことより、部屋、掃除して下さいね。仁右衛門さん。 その後じゃなきゃ、お話は聞けません。聞きません。
それに、僕は今、それどころじゃ…
[膝の上の真昼に視線を戻せば、彼も今気付いたかのようにその餅兎を見て目を瞬かせた。]
―――…
…濡れた布巾で身体を覆ってあげるといいんですね? あ、はい。ありがとうございます。
[事情を離せば、そこは変わり者とは言っても並はずれた知識の学者。 さくっと対処法を提示する。]
(209) 2011/08/11(Thu) 04時半頃
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[しかし、感心するのも束の間。]
って、ちょ…何処行くんですか? 掃除、部屋、掃除して下さいってば。
[男は急に立ち上がると、用事を思い出したと言って、奇声をあげながら何処かに走り去って行ったのだった*]
(210) 2011/08/11(Thu) 04時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 05時半頃
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―団子屋―
そうなんです。 仁右衛門さんはいつでも仁右衛門さんだから…。
…ふふふ。かぐや姫のお話は好きだわ。 姫の故郷が月の世界って、素敵。 月へ帰ってしまう姫とおじいさんたちが会えなくなってしまうところは、悲しいけれど。 お話の中に仁右衛門さんがいて、登場人物たちにその船を作ってあげれば幸せな結末になるのかしら。 …それにしても。 そのような船を、ほんとうに作れるなら…
[やや口ごもってから、 便利でしょうね、という、無難なところへ落ち着かせた。
半透明の葛きりをまた口にし、遠い所へも行きやすくなるという意見をまた噛みしめる。]
(211) 2011/08/11(Thu) 07時頃
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>>169
――ないしょ?
[驚いたように瞬いてから、]
…あ、はい。
わかりました。
[くすぐったそうに頷いた。]
(212) 2011/08/11(Thu) 07時頃
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葛きり、とても美味しかったわ。 御馳走様でした。 こちらこそ。お話できて楽しかったの。ありがとう。
[都の話までしてもらって…、と、双眸を細めた。]
……ひさしぶりに朧さんに会えて、嬉しかったわ。
[ありがとうございました。 また礼を述べ、ひときわ丁寧に頭を下げた。
葛きりが美味しく感じられたのは、 一緒に食した相手が相手であったおかげでもあるのだろう。]
[いってらっしゃいと告げ、朧を見送った頃には、 日向の傍の葛きりの皿と麦茶の器は空になっていた。]
(213) 2011/08/11(Thu) 07時頃
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[やがて。 店員にお辞儀をして店を出ると 毬を小脇に抱え、海の方角へと向かった。]
(214) 2011/08/11(Thu) 07時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 07時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 07時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 07時半頃
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――神社――
確かにここは静かで、涼しいね… ここだけ、周りと時間の流れが違っているみたい。
[若干、元気を取り戻した餅兎を膝に、木陰に身体を凭せ掛ける。 傍らの籠の中には水筒と濡れた布巾が数枚。 ついでに、先日呉服問屋の主人から頼まれた着物の直しをしようとその材料も持って来ていたりもする。
忙しいこの時期、そう簡単には時間を貰える筈はなく、部屋主である仁右衛門に使いを頼まれたと嘘を言って旅館を出た。 主人も常連の上客である彼には文句は言わない。 寧ろ、変わり者過ぎて苦手としているのをこの女中は知っていた。]
…意外に役に立つんだよね、あいつ。 部屋の汚さは、許せないけど。
(215) 2011/08/11(Thu) 12時半頃
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おみつは、時々、白兎を包む布巾を替えつつ、針仕事をしている。
2011/08/11(Thu) 12時半頃
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─ 神社 ─
[ゆっくり、ゆっくり道を行く。 時折り、すれ違う人と挨拶を交わして。 その時に外を出歩くのは珍しい、といわれると、微苦笑を浮かべるしかできなかったが]
せっかく出てきたのだし、お参りをしてから戻ろうか、紫苑。
[道の途中でふと思いつき、ゆっくりと神社へ足を向けた。 木々の枝が幾重にも重なり、織り成す日陰の空気は心地良い。 その涼しげな感触を楽しみながら、境内まで進んで]
……おや? こんな所で、お仕事ですか?
[針仕事をするみつに気づくと、ゆるく首を傾げながら声をかける。 肩の小鳥も、同じ方向に首を傾げた]
(216) 2011/08/11(Thu) 13時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 13時半頃
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[船大工の伯父さんは、少し迷って私を呼んだ きっと、夕ちゃんと見わけが付かなかったんだろう 黙っていると、よく間違えられるし 着物の柄を意識的に変えている事以外は、同じだから 仕方ないな、とも想っている]
…――――
星を覚えたら、船に乗っても大丈夫なの…――――?
[そうか、帰ってこられるのか なら、頑張って覚えよう 三角の星は、星の降る方角…――――]
…――――
[心の中で、*何度も唱えながら*]
(217) 2011/08/11(Thu) 14時頃
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―――――真昼?
[針仕事に没頭していると、不意に膝の上の白が顔をあげる。 常にくたりと垂れている耳がぴくぴく反応する様に、女も仕事を中断すれば、落ち着いた声と共に首を傾げる青年の姿が視界に入った。]
そう、だけど……
[真昼の様子がどうにも初対面のそれに対するものとは違う。 それは解るのだか、どう記憶を探っても目の前の青年に関する情報を引き出すことは叶わず。]
ごめん。もしかしたら、失礼なことを聞くかもしれないけれど、僕、貴方と以前にお会いしたことありましたっけ?
[そのまま、直接本人に聞くという手段に出た。 餅兎は明之進の肩の小鳥をじっと見つめている。]
(218) 2011/08/11(Thu) 14時頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 14時頃
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ああ……そう言えば……お会いするのは、初めて……かも知れません。 私も、出歩く機会はここ数年で減っていますので……。
[僅かに苦いものを帯びた笑みを浮かべながら、言って。 それから、肩の小鳥を見上げる兎の方を見る]
こちらの兎さんには、何度かお会いしているのですよ。 たまに、我が家の庭先に遊びにいらっしゃるので。
申し遅れました、私、神楽明之進と言います。
[村外れの邸で療養する青年の名は、以前からついて回る噂話──片親が名を公に出来ない人物である云々──とも相まって、村ではそれなり、知られているか。 もっとも、当人があまり出歩かないため、こうして名乗らなくてはそれと伝わらない事が多いのだが]
(219) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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……だよ、ね。ああ、良かった。
[明之進の笑みに含まれるものに気付いているのかいないのか、女はほっとしたように微笑みかける。]
そ、そうなんだ。この子がそちらに… 全く、僕に黙ってあっちこっちふらふらするんだから。 その挙げ句、倒れるし。
[ぶつぶつ。]
あ、ごめん。この子、真昼って言うんだ。 なんかお世話になってるみたいだね、ありがとう。
(220) 2011/08/11(Thu) 15時頃
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[餅兎の耳をびよーんと引っ張りながら、挨拶をさせて、差し支えなければ、青年の肩の小鳥の名前も尋ねる。]
神楽……ああ、源蔵さんから聞いたことがあるようなないような。 それに、どうでもいいような噂も少し。そっか。
[噂については全くと言っていいほど意に介していないらしい。 それは女も母が再婚して、ある意味家族から弾かれた身の上だからか。 そうは言っても、明之進の場合とは土台となる身分が全然違っていたりはするのだが。]
(221) 2011/08/11(Thu) 15時頃
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おみつは、でも、やっぱり僕とは違って佇まいが上品だなぁ。と溜息。
2011/08/11(Thu) 15時半頃
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[向けられる微笑に、苦いものは押し込める。 悪い方向に考えすぎるな、という注意は常に受けているから]
ああ、いえ。 遊びに来ていただけるのは、構わないんですよ。 私としても、気が紛れますから。
[ねぇ、と、同意を求めるように兎に向けて笑みかける]
ああ、この子は紫苑、といいます。
[小鳥の名を尋ねられると、手の上に乗せて、軽く、差し出すようにする。 肩から手に移った小鳥は、挨拶するように鳴いて、ぱたた、と羽ばたいた]
そうですか……先生には、色々とお世話になっていますから……どんな風に話されていますやら。 いい患者、とは言い難いですし、私。
[源蔵の名が出ると、冗談めかした口調で言って、笑う。 噂が『どうでもいい』扱いをされる様子には、内心安堵してもいたが。 みつの事情は知らぬ身、随分あっさりしているな、という感想もひっそりと抱いていた]
(222) 2011/08/11(Thu) 15時半頃
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…こらこら、調子に乗っちゃ駄目だぞ。
[明之進に笑みを向けられて、嬉しそうにする真昼を窘める。]
紫苑…くん、だね。うん、君もありがとう。 真昼の相手をしてくれて。
ほら、真昼。見習え。
[羽ばたいて挨拶をする小鳥に視線を合わせてお礼を言って、膝の上の白にはまたお小言。]
いやいや。源蔵さん、なんか貴方の所に往診に行くのを楽しみにしているように見えたかなあ。 まぁ、何話してたかとか、実はあんまり覚えてないんだけどさ。 少なくとも、悪いようには思ってない感じだったと記憶してる。
―――…けど、これ、僕の記憶違い?
[明之進が笑えば、こちらも合わせて冗談を口にして。 そうして、にこりと穏やかに笑ってみせた*]
(223) 2011/08/11(Thu) 16時頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 16時半頃
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[兎に小言を向ける様子に、仲がいいのだな、などと考えながら、小鳥をまた、肩へと戻す]
楽しみにしていただけるなら、よいのですけれど。 本当の所はどうなのか……機会があれば、直接お聞きするのも良いかも知れませんね。
[返された冗談に、楽しげに笑い]
……おっと、つい話し込んでしまいしまたが……お仕事の邪魔をしてはいけませんね。 私も、あまり長く外にいると、またゆうに叱られてしまいますし。
少し、涼んだら、戻るとしましょうか……。
[止まってしまった針仕事の道具を見ながらこう言って、それから、空を見上げた。**]
(224) 2011/08/11(Thu) 16時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 16時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 21時半頃
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はっは、凄いな一平太。元気にしてたか?
[予想を裏切らない反応に満足そうに笑って、ぱっと離れた。 そして、見上げてくる弟に微笑みを向けて。]
ただいま。……ふふ、この時期になると早く帰りたくなってうずうずしていたからね。 急な用事で予定が1日遅れそうだったんだが、予定通りついてよかった。
[ふと見やれば、朝顔が不思議そうに見つめていただろうか。 目が合えば、彼女にも優しく微笑んで。]
今度、親しい人にやってごらん。その時は気づかれないようにね。
[そんな薦め。少々子供っぽかったかな、と団十郎の口元を見て思ったのだった。]
(225) 2011/08/11(Thu) 22時頃
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――海沿いの道――
あめのうみ くものなみたち つきのふね ほしのはやしに
[何とはなし、聞き覚えた歌を口ずさみながら歩いていく。
いくらか陽は傾いたけれど、海にはその光が反射してまぶしいほど。 まだ月が昇るには早いようだけれど。 そこまで考えて歌を選んだわけではない。
ただ、最前のよりも『きれいな歌』をあれこれ思い出して口ずさんでいた。]
(226) 2011/08/11(Thu) 22時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 22時頃
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ようし、んじゃそのうち、俺が朧に仕掛けてやろう。
[剣で身を立てる青年の、子供じみた悪戯の勧めを耳にして、口の端を上げ]
はっは、無理だな。 俺が後ろを取るのに気づかないようじゃ、とても剣でおまんま食ってけねえ。
[大きな体を揺らして、笑う]
(227) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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おっと、済まない。多少日差しは和らいだがな……まだまだ暑い。 今日も先生の屋敷に邪魔するよ。
[代わりに前話していた酒だ、と源蔵と団十郎に陶器瓶をうれしそうに見せて。 団十郎の籠を目ざとく見つければ、うむ、と満足そうに頷いた。]
久々にいい肴が食えそうだ。ありがとう、団十郎。
[魚と肴の掛詞。上機嫌で屋敷までの道を練り歩く。 一平太が昔の話を持ち出せば、ふふ、と小さく笑った。]
祭りの景色に夢中になっていたら、後ろに居た一平太が居ないんだもんな。 どこではぐれたのか分からなかったからなぁ、あの時は。
[苦笑がちに笑う。 が、しかし。同じようなことを自分もしたことがある。 とは、一平太には言っていない。もしかすると、源蔵や団十郎なら知っているかもしれないが。]
(228) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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そういや、朝顔。 神楽の……坊ちゃんは、変わりねえかい。
[ふと思い出したように、尋ねてみる。 相手の返事を聞けば頷いて]
そうか。 そのうちまた、船でも見に来てくれりゃあいいんだがな。 ああ、それより先に、祭りで会えるかね。
[一度、使用人とともに、船を作るところを見てみたいと訪ねて来た青年。 あれは今ほど暑い季節では無かったと思うが、その後疲れが出たのか、 しばし体調を崩したと聞いている]
(229) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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ふふ、もし私が後ろをとられたら、剣士失格だな。 寧ろ、団十郎が剣士をやればいい。
[案外向いてるかもしれんぞ、と男の笑い声に、つられて笑った。 星の話になれば静かに聞いていた、感心したように頷きつつ。]
おお、茄子。流石一平太、私の好みを理解している。
[良い弟を持ったなぁ、と嬉しそうに言う。 団十郎に背中を叩かれれば、おおっと、とおどけたように前のめりに姿勢を崩す。]
ああ、コレのために帰ってると言っても…… 過言ではないぞ?半分くらい。
[真顔に真剣な声でいえば、ふと笑う。]
(230) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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はっは、俺に剣? ダメだダメだ、まあだ丸太ん棒でも振り回してた方が、モノんなりそうだ。
にしても…… 相っ変わらず、旨えもんに目がねえなあ。
[酒肴の籠をみつけ、更に機嫌を良くしたらしい朧へ、苦笑する]
ま、そんだけ元気な証拠だな。何よりだ。
[祭りで弟とはぐれた話に及べば]
ああ、あんときゃ、大騒ぎだったなあ。 一平太も心細かっただろうが、朧のやつも、血相変えて一平太を探し回って、なあ。
[懐かしげに頷く]
朧はいい弟を持ったが、一平太もいい兄貴を持ったよ。
[朧自身が迷子になった話には、触れない。とっておきのネタである]
(231) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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/*PLです。
歌の出典は万葉集から。
天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 柿本人麻呂の作です。
一般的に節をつけて歌われたかどうかは、知りません。 たぶんそんなことはなかったんじゃないかな。 でもこう、叙情SFちっくに解釈できる、不思議な雰囲気の歌だと思います。万葉ふう表現ならでわというか。 人麻呂だと、こんなのも、この村のイメージに合っていていいですね。
夕星毛 徃来天道 及何時鹿 仰而将待 月人壮士 夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士
(-42) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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[一平太と朝顔が真顔で交わす会話を、口挟まずに見守る。どうも二人が似て見えて、存外気が合うのかもしれんなぁとか傍から思う]
星の導きか。うむ、星を覚えるのは良いことだ。
[近頃は蘭書で得られる西洋天文方の知識に傾倒しているため、若人二人が星に興味を持つのはおおいに歓迎すべきこと]
星を想うは良い事だ。いかに世界が雄大で、己が矮小であるかを認識できる。
[朝顔に袖引かせたまま、屋敷への道を辿る]
(232) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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[一平太が祭りで迷った時の話。自分をすっかり棚に上げて離す朧の様子に、思わずぷっと噴きだして]
まぁ幼子は誰でも、迷うのが仕事のようなものだよ。 そう、「誰でも」な。
[そう言って、朧ににやりと笑って見せ]
迷うは好奇心の旺盛な証拠。子供の好奇心は明日の標。 周りの大人がしゃんとしていれば、何の問題もあるまいさ。
(233) 2011/08/11(Thu) 22時半頃
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[団十郎の口から神楽という言葉を聞けば、静かにその会話を聞いていた。村に居た頃はともかく、村を出てから彼にあまり会ったことがないためどういう状況になってるのかは知らないが。 今も身体が弱いというのは本当らしい。 ただ団十郎の様子をみる限りでは、以前よりも村に馴染んでいるのは確かなようで。真剣に耳を傾けていた口元が緩んだ。]
仕事柄、身体が資本だからな。 元気でなければ都と村の行き来すらままならぬ。 旨いものを食い、仲間と交わす旨い酒を味わい、活力を得る。 それが私の健康法だ。
[医学的には無茶苦茶なのだろうが、と笑って。]
(234) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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む。
[団十郎の話に相槌を打っていたが。 源蔵が吹き出し、口を挟めば暫し表情が固まって。 何かを隠すように一回咳払いをした。]
まぁ、確かに。周りの大人がしっかりしていれば。 村の中なら心配ないな。皆が知り合っている顔だし。 都で、となるとまた話は違うんだろうがな。
[人情、温かみ。これも人の多い都とは違うものだろう。 そんなことを考えつつ、歩いていれば屋敷についただろうか**]
(235) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 23時頃
船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 23時頃
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雄大な世界、ねえ。 毎日毎日海を見てるだけでも、そんな気分にはなるもんだ。
[源蔵の言葉に、空を見上げる]
広い広い海の向こうに、見たことのねえ町や、城があって、会ったこともねえ連中が、わんさか住んでるんだって考えると、この村なんてのは小せえもんだ。
……暑いさなかに歩き回るにゃあ、広すぎるってもんだがな。 お志乃の傘、早く直してやらねえとなあ。
(236) 2011/08/11(Thu) 23時頃
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