15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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ギィ…
ギィ…
ギィ…
(*1) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* で、今日はどちらかが落ちないと、だと思っている。 明日終了でいいなら、落ちなくてもいいんだけど。
ここんところは、成り行き次第だけど、 とりあえず、お互い吊り票もらうような動きができればいい。
というか私は死亡フラグがいっぱいたってるけど、LWがきついなら、今日はホリー落ちを狙っていってももちろんいいよ。
(*3) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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ギィ…
ギィ…
ギィ…
[シィラは棘を出したまま、 その場に佇んでいる。]
(0) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/*
ありだよ。 村側が強い死亡フラグたててきたら、ヨナ襲撃も方法。
(*5) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* で、ごめん、そろそろ寝る。限界近くなってきた。
セシルはおつかれ、無理しないでね。
(*6) 2010/07/23(Fri) 04時半頃
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― ラルフの眠る部屋 ― >>3
[フィルの声が聞こえて、ぼんやり、そっちを向く。]
――……行きたい。 ここ(ラメトリー)じゃないどこかに。
誰かが一緒に行ってくれるなら……。 誰かが連れて行ってくれるなら……。
――…今、ラルフは、連れていってくれそうなの。
[それは、町を出る意味ではないのかもしれないのに。]
(8) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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>>13
見える? フィルには見えない の?
そこに、いるのに。
[何でもない、というフィルに問いかける。]
――……
(14) 2010/07/23(Fri) 09時頃
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ヨーランダは、フィルに続いて、部屋を出る。ラルフの身体は一緒じゃないけど、ラルフなそれとは一緒に。
2010/07/23(Fri) 09時頃
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― 回廊 ―
…?
[フィルと出てきた廊下。 ふと何かが低く横切って、なんだろうとしゃがむと、 そこには、飛蝗鼠の姿……。]
――……おまえ、どうしたの?
[その小さな目がこちらを眺めているようで…。]
(15) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
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ヨーランダは、飛蝗鼠から声が聞こえて、瞬いた。
2010/07/23(Fri) 09時半頃
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/* あー、えーっとどのお願い…というかきっとあれだよね。 半分たべてくれる。
(-8) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
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――……お願い……
[そして、しゃがみこんだまま、その腕時計に手を伸ばす。 その小さな異形……そこから漏れた声は、聴いたことのある声だけど……ああ、フィルには聞こえてるのだろうか。 聴こえてなければ、また、気が触れたように見えるだろうか。]
――…あなたにしたお願い。 あなたが訊いてくれるといったお願いなら、
覚えている
お願い ( で)
(16) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
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/*
そして、しなないで
だよね。ええと確かめてこよう。
(-9) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
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[そして、ベネットのことを思い出す。 そう、彼はあれから、あの部屋にいたのだろうか。
半分、食べてくれる、そんなことを云ってくれた彼。]
――……
[また飛蝗鼠を見て……。]
――…あなたは、また生まれたの?
[それなら、また、痛がって眠っているのだと思った。]
(17) 2010/07/23(Fri) 10時頃
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――…心臓の音?
[そして、また声が響いて…… 懐中時計を見た。
それから、そおっと、それを耳に当てる。]
――…心臓の、おと? これが、ベネットの、おと?
[聴こえる規則正しい音。 それ乱れのなさに、目を閉じた。]
これがあれば、半分、食べてくれるの?
(18) 2010/07/23(Fri) 10時頃
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/* これは、ヨナは生き続けろフラグか。 そうか。
ベネットは生きろ、 ラルフは殺してあげる、
おいしいな。
フィルは?(ぇ
(-10) 2010/07/23(Fri) 10時頃
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………あ
[耳に響く音、 半分、あげる、の声。
ふと、気がついた。]
(ベネット、あなたは死んでしまったの?)
[だけど、口には出さない。 死んだというと、その時計は止まってしまうような気がした。
そして、時計を左手に嵌める。 細い手首にそれは、最初ずしりときたけど。 それが、一人の人の重みなら、嬉しいと思った。]
(19) 2010/07/23(Fri) 10時頃
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ベネット……わかった。 いろんなこと、この時計に話せばいいのね。
そしたら、 いろんなこと、半分に、
なる?
[手首の腕時計を摺って、立ち上がる。]
(22) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
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/* すごい生きろフラグが。 ど、どうなるんだろう。ヨナの未来。
(-11) 2010/07/23(Fri) 11時頃
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[飛蝗鼠が肩に乗って、それから、またフィルを向く。 その青色は、まっすぐ、フィルを見た。
それは心壊れたものに見えるだろうか。]
――…ラルフも生きている。 ――…ベネットも生きている。
[細くて軽い身体に、生線と死線が纏わりつく。]
(24) 2010/07/23(Fri) 11時頃
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フィル……あなたも、生きていて……。
[それもまた願い**]
(25) 2010/07/23(Fri) 11時頃
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>>30
[死んだのか?の問いに、言葉を瞬時編み出せない。 だけど、ゆっくり首を振って……。]
違うわ。この時計の中に、 半分、心臓は動いているもの…。
[そして、また始終を見守っていただろう魂のほうも見上げて…。]
ラルフには見えるよね…。
[そうつぶやいた。]
(31) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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[泣かないで、とラルフは慰めてくれる。]
[泣いていいよ、とベネットは話しかけてくれる。]
[フィルを見つめる青色は、 右目からは涙を…………。 左目からは澄んだ泉の色を………。
それぞれに湛えて……。]
(32) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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ギィィィィィィイイイ
[眼を撃ち抜かれてたシィらが人に聴こえぬ悲鳴をあげる。]
(*10) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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――……私は、彼らの を視るの。 それが、今の私の……できること。
フィルは、そんな私を………。
[その時、銃声が響いて……。 銀髪がはじかれるように揺らめいた……。
同時に、眸が大きく揺らめく。
それは、ともにしてた分、大きく通じた……異形の叫び]
(35) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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>>36
フィル……。あなたはやさしい。
[そして、銃声の方向へ足を向ける。 シィラの身に何かが起きたことを直感したから。**]
(38) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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― シィラが撃たれた場所 ―
[そして、シィラが泣いている場所に向かう。
辿りついた先、 その大きな紅い眼を撃たれて、そこからやはり真紅の血を噴き上げるシィラをヨナは見て……]
ひぅ――……シィラ……
[真っ青に青ざめた。 だけど、母の影をそこに視ていた少女は、それでもよろりと、その怪物の元に向かう……。]
シィラ………
[それはラルフの身体を壊したもの、もちろんわかっている。 だけど、シィラもヨナにとっては大事な、生きていてほしいもの。]
(39) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ああああ こ ろ さ な い で
[そして、シィラ駆け寄り、縋りついた。
真っ赤な体液がヨナを浸していく。]
(40) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ギィィィイイイ
ギィィイイイイ
ギィイイイ
[シィラは泣く、シィラは泣く。 泣いているのがわかる。]
(*11) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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あ………
[そして、ヨナもその中で沈んでいく。 そう、異形の体液はときに、ひとを蝕んでいく……。
種類によれば、大丈夫なものもいるかもしれないが……。
ヨナの知らない場所で、また別の異形を喰らい、生きていたシィラの身体は、その体液は………。]
(41) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ギィィイイイイ!!!!
[そして、シィラが一際大きな、城中に響きわたる発狂音を出した時、
きっと、まだ生きているものの耳はしばし、使い物にならなくなるだろう。
それから、彼らにとっては音のない世界で……。]
(42) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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[シィラはヨナの身体に触手を巻きつけると、 そのまま反転し、入ってきた城の窓から、飛び立つ。
その眼からは赤い体液を噴出させながら……。 灰色の暗い暗い空へと、
ああ、そう、いつのまにか夜の時間が訪れていて……。]
――………ッ
[少女はシィラに抱かれ、空へと飛んだ。]
(43) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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