193 ―星崩祭の手紙―
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/* 待ってww お手紙二通増えてたwww 4通(白目) この男、神に愛されてるな……?
すまねぇ…すまねぇ…… 頑張って書くやで……
(-3) 2016/07/17(Sun) 06時半頃
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/* んええええイースターちゃん;; これはつまり、彼女が受け取れるのはライジの返事だけってことだよね???だよね??? マジか><おじさん頑張って書くね><
(-5) 2016/07/17(Sun) 07時半頃
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/* や、ちがうな??? イースターちゃんが今日手紙受け取ってる可能性あったな??
とりあえず早く書こうな、自分。 落とすの夜になりそうだけども。
(-6) 2016/07/17(Sun) 07時半頃
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/* 連投したいが、多すぎるので挟む気しかしない……(
(-64) 2016/07/18(Mon) 00時半頃
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なんだこりゃ。
[宇宙カプセルを飛ばした翌朝、 眠気眼を擦りながらリビングのカーテンを開けると、 バルコニーにいくつか見覚えのない物が転がっている。 その数、一、二、三………]
……っと、おぉ………?
[からりと窓を開け外に出れば 空からふわりふわりともうひとつ。 全部で四つとなったそれらは この星のものとデザインは異なれど、 大きさや形状から、宇宙カプセルであることがわかる。]
(58) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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[見知らぬ誰かから、俺たちの星へ たしかに届いた贈り物。 終わりゆくこの星が 一つの空でどこかと繋がることの証。]
本当に、届くのか………
[舞い降りてきたひとつを捕まえながら ぽつりと言葉の粒を落とす。 ならば、俺の声も 届いただろうか。 一方的に託した、あの願いも。]
[動かない俺を不思議に思ったのか シンがバルコニーへ出てくると 転がるカプセルを見つけるや否や 「あー!!!!」と大きな声をあげた。 今日は休息日で仕事もない。 家族でゆっくり、カプセルの開封会をしよう。]
(59) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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んじゃあ、ひとつめ。
[俺の両端にはシンとセト。 三人並んでソファに座り、 テーブルの上にカプセルを並べた。
二人とも、キラキラとした目でそれらを見つめている。 その表情にくすりと笑みを零しながら、 端に置いたひとつを手に取って。 期待と、わずかな緊張を胸に 金色に水色で縁取りされたカプセルをゆっくりと開く]
(60) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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……ん、いい匂いだ。 それから…… へぇ、珍しいものを贈ってくれたな。
[蓋を開けば、ふんわり広がる優しい空気。 料理の香りだろうか 嗅いだことはないはずなのに、 どこか懐かしさを感じるそれに 隣のシンの腹の虫がぐうと鳴いた。]
(61) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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[カプセルの中に入っていたのは 見事な彫刻の施された銀のコインと 羊皮紙に綴られた手紙。 貨幣の使われなくなったこの星では コインは骨董品として扱われあまり見かけることはない。 まじまじとそれを眺めたあと、 手紙に書かれた最後の一文に目を細めた。]
いいこと、あったな。 お礼を書かなきゃ。
[シンは、まるで宝物でも見るように まあるい瞳に手のひらの上の銀を映していた。]
(62) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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なあ、これ……
[便箋の中ほどに書かれた文を指差し 隣のセトに視線を向けるも、 彼女は不思議そうに、首を振るだけだった。]
(63) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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それじゃあ、ふたつめ。
[カプセルから取り出したのは、白い紙。 自分のものとは違う、 丁寧で綺麗な文字が綴られたそれを 声に出して読み上げる。
シンには少し難しかったようだが、 セトは手紙に耳を傾けながら 同封されたプレゼントを嬉しそうに指で撫でた。]
(64) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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……へ、写真?
[手紙を読み終えたあとのこと。 セトの唐突な提案に思わず間抜けな声が出た。 「せっかくだし!」と笑顔を見せる彼女は 自慢のカメラを取り出しセットしだした。 シンは嬉しそうに俺の膝に乗り、 3,2,1…とあっという間にシャッターが切られる。
家族写真を撮るのはいつぶりか。 俺はうまく、笑えていただろうか。]
(66) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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みっつめ、開けるぞ。
[印刷された写真を楽しそうに見ている二人に 「パパ変な顔〜」なんて笑われながら 俺は少しムッとした顔で次のカプセルを手に取る。 銀色のそれは、つるりと滑らかな手触りで心地良い。 中に入っていた手紙の文字は さっきのものとは正反対の印象を受けた。]
もらってください、だとさ。
[同封されていたのは三羽の折り鶴。 色の異なるそれらは、 折り目が少しずれていたりもするけれど 手紙の文面とも相まって、微笑ましく思う。]
(68) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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[シンは最近折り紙を覚えたのだが 鶴の折り方はまだ知らない。 手のひらに乗せた三羽の鶴に わあぁ、と感嘆の声をあげると、 僕にも教えて!とせがんできた。]
わかったわかった、 あとでママに教えてもらおうな。
[わしわしと頭を撫で、そう告げれば 「パパは下手くそだものね」なんてセトが笑った。]
(69) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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これで最後だ。
[手にしたカプセルは今までのものよりやや重い。 また何か贈ってくれたのだろうか。 中を覗き込めば、そこには一通の手紙と──]
……、これ クダモノ ってやつか……?
[入っていたのは、瑞々しくきらりと輝く 良い香りのする 果実と思しきもの。 遠い昔に草木が絶滅したこの星では 歴史書でしか見ることのできないもの。]
(70) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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……へぇ、宇宙は広いな。 全く別の世界じゃないか。
[手紙に書かれた内容は、 知識としては知っていても この星では見られないものの話。 言うなれば、おとぎ話…だろうか。 シンの瞳がきらきら輝く反面、 俺は──…]
(71) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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[全ての手紙を読み終え、ふぅと小さく息を吐く。]
……これ、切ってみて。 赤いの。そうそれ。
俺、返事書いてくる。
[セトに果実を手渡すと、 俺はひとり自室へと向かいペンをとった。
世界を教えてくれた彼らに、 俺の言葉で、俺の世界を。]
(72) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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To Christmas
初めまして。俺はライジ。 機械に溢れた星に住む男だ。 今朝、君の手紙を受け取った。 妻と息子と、読ませてもらったよ。
君は誰かを探しているんだろうか。 それは誰だ?友人?恋人? 残念ながら、俺は旅人ではないし この星にわざわざやってくる旅人も知らない。 だけど、その人がきたら必ず伝えよう。 君が待っている、と。 だから教えてほしいんだ。 君のこと、その人のこと。
(-74) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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そうだ、カプセルからとても良い香りがした。 君の家の料理だろうか。 この星にはない香りだ。 優しくて、懐かしい。 きっと素敵な家庭なんだろうな。
コインもありがとう。 あの彫刻、君が彫ったんだね。 この星でああいったものはほとんど見ないから 息子がとても喜んでいた。宝物にするって。
(-75) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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お礼に相応しいかはわからないけれど 以前、息子とおもちゃ工場に行ったときに買った スタードームを君に。 君の宙にも、綺麗な星が降り注ぎますように。
ライジ
(-76) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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[君に届いたのは透明なカプセル。 銀の蓋には金の装飾が施されている。 ガラスを思わせる半透明の紙に 群青色のペンで書かれた、少し癖のある字が並ぶ。
一緒に入っているのは、 手のひらサイズのドーム状の置物。 ガラスの中には小さな宇宙。 上下に振れば、きらきら光る星々が 流れるように、降るように、 美しく舞い踊るだろう。]
(-77) 2016/07/18(Mon) 01時頃
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/* めっちゃサンドイッチしたすみません!! そして自分キャラ違いすぎてやばい。
(-78) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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To F
やあ、この返事は届くのかな。 俺はライジ。 あんたの手紙を受け取った。 本当に別の星から文が届くんだな。 いま、とても 驚いている。
こっちの宙は……そうだな。 草木も生えない、人工物ばかりのこの星の空は 眠らないビルの光で暗いけれど 目を凝らせば星も見える。 あんたの星は、何色かな。 ここからも、見えるだろうか。
(-79) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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俺の隣には、妻と、それから息子が一人。 妻は決して美人ではないけれど、 優しくて強い、俺には勿体無い女性だ。 息子はもうすぐ5歳になる。 やんちゃ盛りで手がかかるが、 素直でまっすぐ。妻に似て優しい子だ。 ずっと守っていくと、決めたんだけどな。
あんたのことも、聞かせてくれ。 光のない世界なら、星空は美しいのだろうか。 声のない世界なら、どうやって想いを伝える? あんたは…幸せか?
(-80) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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そうだ、写真立てをありがとう。 妻がとても喜んでいた。 せっかくだからと写真を撮ったんだが よかったら一枚貰ってくれ。
知人の方によろしく。 それじゃあ。
追伸 声がないと言ったが 俺はあんたの手紙から声が聞こえる気がするよ。
ライジ
(-81) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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[透明な筒、銀の蓋に金の装飾が施されたカプセルには ガラスを思わせる半透明の紙に 群青色のペンで書かれた、 あまり綺麗とは言えないけれど どこか温かみのある文字が並ぶ。
同封されたのは一枚の写真。 写っているのは三人。 ぎこちない笑みを浮かべた細身の男と 同じく細身だが、柔らかに微笑む女。 それから、男の膝に乗る父親似の少年が 満面の笑みでピースサインをしていた。]
(-83) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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/* 長いかな!?いまいち匙加減的なものがわからぬ、、、
(-82) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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こんにちは おれは らいじ きみのてがみを よみました おれたちは げんきです
おりがみ どうもありがとう とてもよくできていました むすこが すごくよろこんでいます
(-86) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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おれたちのほしのおまつりは まちじゅうのあかりをけして みんなでいっしょに おいのりをします みんながしあわせにくらせるように おほしさまがおちてきませんように
きみのところは どうなのかな はじめての おまつり きっとたのしくなることをいのっています
(-89) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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そうだ きみのなまえは なんですか? むすこのシンが ともだちになりたいといっていました
それから むすことおくさんと さんにんで きみがくれたものとおなじ つるを おってみました きみにいいことがありますよう ねごいをこめて おりました よかったら うけとってください
らいじ
(-91) 2016/07/18(Mon) 01時半頃
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