125 【突発誰歓】I-GAME.ver.2
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―G地区:廃病院の一室―
……うるっさいなぁ
[鳴り響く電子音に、眉根を寄せて寝返りを打つ。音の方向に手を伸ばし、安眠を妨げる騒音の源を捕まえた。]
………?
[寝ぼけ眼で手の中のソレをしばらく見つめ、首を傾げる。鈍く光る液晶画面。平たい金属の感触。形状はよく似ているけれど、自分の携帯ではない何か。 音を止めようと触った時に、偶然操作してしまったのだろう。画面にはメールの文面が映し出されていた。半ば反射的に、はっきりしない頭でそれを読み始める。]
あい、げぇむ…? これって、あのときの
[4文字のアルファベットを反芻して、蘇った一週間前の記憶。身に覚えのないメールと、不穏で胡散臭い噂。 メールの端々に散りばめられた『死』を匂わす言葉が、その噂と妙に重なる。 勿論そんな都市伝説は今も信じてはいない。けれど、わざわざ凝った小道具やメールを用意するなんて…単なる悪戯で片づけるには手が込みすぎていて、不気味だ。 体を起こすと、ベッドが危うげな音を立てて軋む。元々は白一色だったと思われる壁や床は、所々塗装が剥げかかっている。カーテンがベッドとベッドの間を区切っている様は、さながら病院の大部屋そのもので。]
(17) 2014/06/11(Wed) 07時半頃
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……何よ、これ…!
[――違う、自分の部屋じゃない。こんなところ知らない。ここは、どこだ。 無意識に首に遣った手が、チョーカーに触れる。メールに遭った注意書きを思い出して、白い顔からさらに血の気が引いた。]
[混乱しながらも、状況を掴もうとあたりを見渡す。 ベッドの端、ちょうど自分の寝ていた足元のあたりにナップサックを見つけた。恐る恐る口をあけ、ひっくり返した。携帯食料や水、応急処置用の救急セットなどが、真新しいシーツの上に散らばる。]
はっ…悪ふざけが過ぎるってば
[首謀者の魂胆はわからないが、物資はあるに越したことはない。確認できたものを再びナップサックに詰め込みながら、誰にともなく呟く。虚勢と現実逃避の入り混じった声は、一人きりの広い部屋に空しく響いた。]
…めーちゃんも、ここに来てるのかな
[あの時、まったく同じメールを受け取っていた愛衣子。彼女も同じ目に遭っているのだろうか? もしそうなら、何とかして連絡を取りたい。けれど、自分のスマホもない上、彼女が来ている保証もないのにどうやって? イライラと手で髪を乱して、膝を抱える。今はまだ、ここから動く気にはなれない。**]
(18) 2014/06/11(Wed) 07時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/06/11(Wed) 08時頃
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ーG地区:廃病院2階ー
[膝を抱えて丸まっているうちに、少しずつ混乱は収まって来て。その代わりに頭に浮かぶのが、数々の疑問。 ここは何処なのだろう。他にも人はいるのか。こんなこと、誰が何のために。 答えをくれる人は、少なくとも今ここにはいない。ならば、自分の手足と目を使って確かめるしかない。]
んしょ……あっ
[やっと移動する決心がついた矢先。ベッドから降りる時、立てかけてあったパイプ椅子に気付かず足を引っ掛けてしまった。 かなり派手な音を立てて、椅子が床に倒れる。近くに人がいたなら、その音が聞こえただろうか。騒音の張本人も、びくっと身を竦めた。]
うぇ、失敗した… ……誰もいない、よね?
[倒した椅子はそのままで、部屋の入り口からこっそり顔を出して様子を伺う。物音を聞きつけて、危険なモノが寄ってこないといいのだけれど。**]
(35) 2014/06/11(Wed) 13時頃
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ーG地区:廃病院2階ー
[しばらく様子を伺い、どうやら誰もいないようだと判断して。病室から恐る恐る廊下へと一歩踏み出す。 その途端に聞こえてきた階段を降りる足音に、その場で硬直して動けなくなってしまった。]
……カイトちゃん?
[足音が突然止まり、代わりに威嚇の台詞>>41が廊下に響く。その声の主の名前を呟いて、いつもと様子が違うことに戸惑いながら返事を。]
カイトちゃんなんでしょ? あたしよ、彩香
[これまで聞いたことのない冷徹な口調に、一抹の恐怖と不安を覚えるけれど、あくまで平静を装って答える。 階段の方に呼び寄せられれば、不満も言わずに従うだろう。]
(57) 2014/06/11(Wed) 17時半頃
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[素直に姿を見せたことで、警戒は解いてくれたらしい。 やっぱりいつもの海斗とは何かが違うけれど、向けられていた敵意が薄れたのを感じて、こちらの緊張も緩む。]
メールってあの、ゲームがどうとかいうやつ? 悪戯だと思って、すぐ消しちゃったんだけどね …てか、カイトちゃんにも?
[彼の言い回しからそう推測して尋ねてみる。 メールを受け取った人間が集められて、何らかのゲームに参加させられる…一週間前に聞いた噂の通りに、物事が運んでいる。そう考えるとひどく薄気味悪くて、不安定な気分になる。]
ごめん、わかんないや ここで人に会うのは、カイトちゃんが初めてだし…あ
[そこまで言って、再び思い出したのは彼女のこと。 同じメールを受信した自分と海斗がここにいるということは、愛衣子も連れてこられている可能性は高いのではないだろうか。]
ねぇカイトちゃん、めーちゃんがいるかもしれない めーちゃんにも来てたんだ、あのメール
[そう告げれば、海斗はどう反応しただろうか。]
(79) 2014/06/11(Wed) 20時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/06/11(Wed) 20時頃
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/* 武器も能力も決めてないというgdgdっぷり 大まかな方針をラ神様に聞いてみようか
白藤彩香の武器は3 1.近距離系(ナイフとかバールのような物とか) 2.遠距離系(銃器とかボウガンとか) 3.特殊系(爆発物とかスタンガンとか)
白藤彩香の能力は4 1.身体強化系 2.防衛特化系 3.操作系 4.その他思いつきで
(-62) 2014/06/11(Wed) 20時半頃
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/* どうしろと!どうしろと!
(-63) 2014/06/11(Wed) 20時半頃
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え、そうだったの? …変に固まってるよねぇ?なんか気持ち悪い
[海斗の挙げた名前>>88に驚いて目を丸くする。メールの受信者の範囲が狭いように感じるのは、単なる気のせいなのか、それとも作為的なものか。 こうなると、知り合いの仕業かも…なんて仄めかしていた愛衣子の推測は、あながち間違っていないのかもしれない。]
おっけーカイトちゃん。手伝うよ あたしも、めーちゃんのこと心配だし …って言っても、どこから探していいんだか
[海斗の頼み事は即座に快諾する。同じ状況に放り込まれているのなら、仲のいい姉のような彼女を放っては置けない。 問題は、彼女と自分たちの現在地がわからないということだが。]
ひとまず家探ししながら、一階まで降りてみよっか カイトちゃんは上から来たんでしょ?
[そう提案し、ナップサックを背負い直す。 手の中の端末を適当に弄りながら階段に足を向け、軽快に降りていく途中1 1.偶然地図の機能に気が付いた。 2.使い慣れない操作に四苦八苦している。]
(100) 2014/06/11(Wed) 22時半頃
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プリシラは、海斗に端末の画面を差し出した。
2014/06/11(Wed) 22時半頃
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見て、カイトちゃん。地図だ
[海斗に突き出した液晶には、点滅を繰り返す星のマーク。これが自分の現在地だろう。 画面を目いっぱい縮小してみると、ここが島であるらしいことがわかる。もちろん地図が本物なら、という前提付きなんだけれど。]
…えーっと、山には入っちゃダメなんだっけ 近くて人が居そうな建物があるのは、この辺り?
[CやF地区を指差しながら、この後どうするかを相談してみる。特に強い希望もないので、海斗に案があるなら従うつもり。]
(103) 2014/06/11(Wed) 22時半頃
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ーG地区→F地区へー
ふぅん…なんか、カイトちゃん凄いね 慣れてるっていうか、修羅場くぐってる感じ
[海斗の話を聞きながら、まだ心の何処かで事態を深刻に捉えきれない。 これはお金と時間を持て余した誰かの悪戯で、そのうち飽きて家に帰してくれるのではないか…なんて甘いことを考えてしまう。 何気なく零した感想が、実は的を得ているなんて知る由もない。]
ん、わかった。行こ …めーちゃん、いるといいんだけど
[目的地は定まった。ここに長居する必要もないだろう。 手にぶら下げていたナップサックを背負って、海斗の提案>>130に頷く。 気弱な呟きがつい口をつくけれと、うじうじ考えていても仕方が無い。今は愛衣子を探すのが先決だと、無理やり不安を頭の隅に追いやって、廃病院を後にした。**]
(141) 2014/06/12(Thu) 12時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/06/12(Thu) 12時半頃
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ーF地区:廃校ー
[目的の建物にたどり着くまで、それほど時間はかからなかった。 玄関を見つけ、さりげなく前に出てくれた海斗の後ろに続く。返ってきた男性の声に表情を強張らせる。しかし、直後に聞こえたよく知る声に、僅かに肩の力が抜けて]
めーちゃん…やっぱり来てたんだ よかった、すぐ見つかって
[姿は確認できていないけれど、しょっちゅう会っている彼女の声を間違えるわけがない。 すぐにでも顔を見たいけれど、向こうにいる他の誰かが気になって、その場に踏みとどまる。海斗と目が合ったら、どうする?と首を横に倒すだろう。**]
(154) 2014/06/12(Thu) 17時半頃
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[探し人の無事を喜んでいるうちに、今回は何事もなく相手方との接触が終了したらしい。男の人が2人去っていく後姿を確認して、愛衣子に駆け寄っていく海斗の後に続く。]
めーちゃん…?
[お邪魔だった?なんて軽口を叩こうとした唇が、動きを止める。 廃病院で海斗に声を掛けられたとき、感じた違和感。 それが彼女からも発せられているような気がして。]
えっと…最初に目が覚めたのは、ここ。古い病院みたいだった そこでカイトちゃんと会って、めーちゃんを探しに来たの …最初に出会ったのが、カイトちゃんで良かったよ
[心の中に芽生えかけた不安には蓋をして、地図を開きっぱなしにした端末を愛衣子に見せる。ここへ来るまでの経緯を簡単に説明して、ふざけた口調で本音を落とした。 実際、こんな状況で知らない人間に出会っていたら、もしその人物がこちらに害意を持っていたら…そう思うと、ただ恐ろしくて。]
――あれ、メール?
[会話を遮って響いた着信音>>#2。端末を一度引っ込め、メールの文面を映した瞳が、大きく見開かれる。]
(200) 2014/06/13(Fri) 01時頃
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死亡確認、って…どういうこと…?
[淡々と、知らない誰かの死を伝える内容。 たちの悪いイタズラだと思い込もうと、信じようとしていた。それを真正面から否定するようなメールに、動揺が隠せない。 湧き上がってくる恐怖と不安を露わにして、一緒にいる2人を交互に見る。彼らは、どんな反応を返すだろうか。]
(203) 2014/06/13(Fri) 01時頃
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あり、がと……だいじょぶ。ちょっとびっくりしただけ ――めーちゃんは、平気なの?カイトちゃんも
[途中で切った台詞は、それだけなら友人を気遣う言葉に聞こえただろう。でも、真意は別のところにあった。]
(2人とも“どうして”平気な顔でいられるの?)
[見知らぬ土地に連れてこられて、人が死んだと知らされているのに。何故そんなに冷静でいられるのかがわからない。 仲がいいと自負していた2人なのに…背中を撫でてくれる手は、いつもと変わらず優しいのに。胸に引っかかった違和感が、じわじわ成長していくのが止められない。]
[愛衣子の提案に、つられて窓の外に目を走らせる。 まだ真っ暗とはいかないけれど、日は傾いていて。辺りが夕闇に染まるのも、時間の問題に思えた。]
ん、もうそんな時間かぁ…めーちゃんに賛成 暗くなってから外出たくないし、ちょっと疲れちゃった
[微笑もうとしたものの、口元が歪むだけでうまく笑みを作れない。空元気なのは伝わってしまうのだろう。 先に愛衣子とアドレスを交換し、特に拒まれなければ海斗にも教えてもらって。 背をさすっていた手が離れ、彼女の意識が端末に向けば、疲労を滲ませた青い瞳を伏せた。**]
(227) 2014/06/13(Fri) 03時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/06/13(Fri) 03時半頃
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