253 緋桜奇譚・滅
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/* よかったよかった、心配がひとつ解消。
(-0) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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/* どっきん! おなごと心中できるだって〜!
(-1) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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/* 取り敢えず能力さいしょはパスっとこ。
(-2) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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―六道珍皇寺において―
然様。儂が雨雲を呼び寄せた。 京の町を皆包むもんは招きそびれたが…
ここ 六道珍皇寺を焼土とする訳にはゆくまいて [>>7幸い、山と違って人手はある。 ある程度の区画に雨を降らせれば この町に住み着く妖怪の活躍や 火消しの町人たちで露払いも出来よう ただ―――――、]
(17) 2018/11/10(Sat) 13時頃
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斥候から聞いた限りじゃが――此度の騒動。 力の弱い妖は消えてもうたやもしれん。 町人、怪我人数えきれず、 死者も相当数出ておるらしい
[負傷者の具合次第ではこれから増える可能性もある。 この騒動が、『これ』で片付いたのならば、ではあるが そうでなければここから被害は一層膨れよう]
ここが霊山で儂が数百年若ければ……。 狼藉を見逃すこともなかろうに 騒ぎの火付け人が何者であるか、 妖怪の仕業以外、皆目見当もつかぬ。
(18) 2018/11/10(Sat) 13時半頃
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しかし、のう。 あちらこちらに火を放ってはおったが…… 手を抜いているように思えたが 儂の思い違いであるんかのう。
[木造の多い町、人の頭上に火の粉を降らすより 家屋そのものに火をつければ 燃え広がるは早いというに火炎を纏う鳥は それを狙っていたようにはあまり思えず>>1:44 ]
(19) 2018/11/10(Sat) 13時半頃
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[伽耶の龍神の妻を見る目がおかしいのは 天狗爺もまた察するところであった。
そう、今から七百年くらい前のこと 天狗爺が爺ではなく修験者であり 鞍馬山寺院の『神』が初代鞍馬山大天狗の頃 剣術修業で山に滞在しておった源義経の 身の回りの世話をしていたおなごに 儂が差し入れのビワの実を恵んだ時 あのような目で色白のおなごは 爺ではない天狗に色香を包み隠さず靡き……
過去の回想と妄想を捗らせながら 鼻血をどぽどぽと湧水のように垂らしていると 急に背後から忍び寄る手と声に飛び跳ねた。>>10]
(20) 2018/11/10(Sat) 13時半頃
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い、い、い、いきなり驚かすでない! ぽっくり逝くところであったぞ、まったく…。
[頭でっかち、背丈はちいさい天狗爺は この様に身の丈を縮めなければ存在できなくなってからは 耳元で囁かれる経験がとんと減ってしまった。 血圧が上がりすぎるとぷちっと逝ってしまう、ぷちっと]
あれは儂の目が腐っておらぬのなら 乙女のまなざしに見えはするが……さて、どうやら。
[ある意味では腐ってはいるものの 物理的に腐り落ちていない故、うんたらかんたら。]
(21) 2018/11/10(Sat) 13時半頃
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あ〜〜……そこ、そこ。
相変わらず腕がええのう。 おんしの師も浄土で誇っておるじゃろう。
[数年前までは揺籃の師も天狗爺の 凝り固まった身体を解しに呼ばれていた>>0:256 盲人の生業、鍼や灸と違いいんちきと称す者もいるが 実際に天狗爺が体感する限りでは故人と揺籃の 按摩技法は効いている。] また近々廃寺にも寄っとくれ。 歳のせいか、寒い時期は余計に固まってのう…。
[うーん極楽、極楽。 別の意味でこのまま逝ってしまいそうじゃった]**
(22) 2018/11/10(Sat) 13時半頃
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―薬膏づくり―
[記憶が戻ってはいないようである。>>32 あの人妻が龍神の妻というのであれば 蛟と何らかの縁があると 当たりをつけている伽耶が 何かを思い出してもおかしくないと考えたが 風を切る音で震えはしていたが 張り上げられた声は呑気そのものであり そうかそうかと相槌を打つ。
それから、伽耶の手伝いに肖りながら 火傷の塗り薬になる原料をすり鉢にかけたり 鍋で煮詰めて作業を進めていく。
そのさなか、鳥に人の顔が張り付いたような 面妖な姿かたちの木葉天狗も帰ってきた。 炊き出しで握り飯を貰ってきたらしい。 一段落したところで伽耶にも握り飯を勧め 熱燗をいただきながら――の、宵の口。>>33]
(35) 2018/11/10(Sat) 19時頃
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[長火鉢で煮ている薬の原料を時折かき混ぜ、 貰い物の酒の旨さに喜んでいたのも束の間。]
……そうじゃのう。 乱心で暴れた―――というには 『引き』が早くもある。 警戒は解かぬほうがええじゃろうな。 …緋桜のこともある。 [その緋桜のことに話が移れば、 思わぬことを彼女の口から聞く事となった。 成仏したいと訴えかけていた――]
(36) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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いのちの灯火や魂魄を吸い取るとも言われておる どこまでが真実でどこまでが吹聴かは 測れてはおらんが、………。
あっこが冥府に繋がっているという口伝は まこと……なのじゃろうな。
[京の町に古くから伝わる話も交え>>16 引きずられそうになったという話から 言い伝えの信憑性を見出しては 大きなため息をつきながら、相槌を打つ。]
(37) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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あの――龍神の妻とやらじゃが。 この話を知っておるんかのう。 [人身御供となる前に子供と別れている>>0:248 という話まではあの会話で至れてはいない為 入水してから子供や村人が居なくなっていたと 誤解している天狗爺ではあったけれども。
子供探しに打つ手の有無が薄いことを>>30 少なからず悟っているのは確かだった。]
儂は水妖の類ではないからこれは聞いた話じゃが 水底というのは時のうつろぎが短く感じるらしい。 竜宮から帰ったら百年も経っていた―― そんな御伽噺もあるがのう
[あれは舞台が海ではあるし、一概には重ねられないが]
(38) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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人のころに宿した子供であるというのなら、 生きておるとは限らんもの……。 この京に移住しておるどころか、 現世にあるかどうか、分からぬものよ。 あの婦人がややこを探して 冥府に心惹かれることがなければええがのう。
[鬼になったという経緯を細かには聞いていないが 揺籃が案じていた懸念は天狗爺も持ち得ている。 元から獄門番をしている大酒呑みの鬼と違い 何かの変異で鬼となった存在は 怒りや憎しみ、悲しみや苦悩が関与しているともいう。
慕うの度合いがどうであれ、 伽耶が気にかけているのは傍目に解った。>>31 京にいるものなら探してやりたいものだが 冥府の扉を開かねば探せないものとあっては 人間からの信仰がなければ存在できない天狗爺は 力になってやることは出来なかろう。]
(39) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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それはそれとして。 桜と井戸の周辺に引かれた結界じゃが… あの類の術式は、術師が生ある限り 他者が打ち破れはせんものよ。 平安の頃であればあのような冥府の裂け目を 陰陽師たちが集って封印をかけておった。 住職には長生きして貰わんと、のう。 [それからどんな話をしたか――
いずれにせよ、天狗爺の願いはひとよに潰える。]**
(40) 2018/11/10(Sat) 19時半頃
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―明朝―
[伽耶を送り出した後のこと―――。
さまして出来上がった薬膏の瓶は 木葉天狗の暗躍にて、 医者に罹れず火傷に啜り泣く者の居る家、 町のほうぼうに届けられた。
流石に一晩かけて根詰めておったもの その翌朝、覚醒は年寄りにしては遅かった。 木葉天狗の甲高い鳴き声に起こされた後も 掛け布団を端をしっかと掴み 敷布団の上でぐるんぐるんと横転する]
(46) 2018/11/10(Sat) 21時頃
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いやじゃいやじゃ! 疲れておるのを分かっておるじゃろうがッ! あと小半時寝かせぃ…!!
[布団をひっかぶりテコでも抜け出したくない。 木葉天狗に引っ張られてもなかなかにしぶとく。 けれども、最終的には腕力で負けた。 若いもんに力と体力では勝てる筈がない。]
チッ…法悦なる夢をみておったというに… 空気の読めん奴よ
[朝から新鮮な鼻血で染めた布団から 仕方なしに這い出て。 差し出された懐紙で長鼻の下を拭う。]
(47) 2018/11/10(Sat) 21時頃
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ぬぁっ…… なんと……!それはまことか!
[しかし、焦りを滲ませた木葉天狗が 口を割った訃報に顔を固くする。 六道珍皇寺の住職が何者かに殺された>>1:272 その話は既に町内に触れ回っているようで>>44]
ええい―――……ぬかったわ。 …意地でも匿うておけば… [その場にあった金色の羽までは 木葉天狗も目の当たりにはしておらず。 昨日の騒ぎがあってのこと、 下手人は人ではなく妖怪ではないか、 ということくらいしか現状、知れず。
皺だらけの額に青筋を立て、 正体知れずの下手人に激高を孕む]**
(48) 2018/11/10(Sat) 21時頃
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―廃寺にて―
うむむ……これは面倒なことになって来おったわい…。 今の京に彼奴ほどの術師はおるまいて。 あっこまで桜も育てば 修業中の弟子如きに止められやせぬ。 あまりにも早すぎる眠りにつきおってからに…
[既におらぬかもしれない子を探す鬼の 心配をしている場合ではとうになくなった。>>55 先日の火鳥騒動と住職を暗殺した者が 同じ人物かどうかまでは天狗爺には解らない。
だが、あの寺の桜や井戸に 封印が掛けられている事を 疎ましく思う何者かの仕業だということは――
硯と半紙を用意させ、筆を取る。 寝起きぼさぼさの髪を正してから 事のあらましを文にして綴る。]
(120) 2018/11/11(Sun) 03時半頃
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かくなる上は、これを持ちより 吉野の陰陽町へ翔べ。
吉備真備の末裔は薄まれども 陰陽道の通じる優れた血筋よ。 数名がかりであれば修められよう。
しっかし距離を考えれば――三日…… いや籠を休まず走らせれば二日は掛かる、か。 [それまで持ちこたえられるだろうか。 ……既に桜の花弁は舞い散って>>50いるとか。] こちらは儂が何としてでも抑える。 そちが頼みの綱じゃ、ゆめゆめしくじるでない。
(121) 2018/11/11(Sun) 03時半頃
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[八手の身を案じ、吉野に身を隠すべきではないかと 危惧を口にする木葉天狗に首を横に振る]
………いいや 欧米文化に染まりつつある今 遅かれ早かれと、老い先短き命じゃて。
それにのう、儂はただでは死なぬぞ。 いのちを賭してまで 大馬鹿者に鉄槌を下さねばな。 ・・・・・ かならずや雷を下してやるわい。
[大和から山背に都城を移す頃に生まれ、 今日まで存在して来た天狗爺なだけに 全盛期の力をもしも発揮できるとすれば 精根尽き果てるたッた一度だけであろう 後世に生きる妖達や信仰を捧げて来た町人らを 最後に守れるのなら大往生ともいえる。]
(122) 2018/11/11(Sun) 03時半頃
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[木葉天狗に手を引かれ外に出向く。 長い文を記した巻物を咥え、 吉野――奈良の方角へと飛び立つ背を見送ろう。]
それにしても情報が乏しいのう。 噂ではのうて確かな手がかりを得ねば…… へいも屋を訪ねてみるとしようかい。 [あそこには妖怪が集う。 有益な話を獲れるかもしれない。 その様に考え、閑古鳥吹く並びを 牛歩の進みをもって歩き出す。 その時、遠くから獣の鳴き声が聞こえ>>99]
ずいぶん元気な犬じゃのう…。
[天狗と書いて名のとおり、犬の血も混じっている。 犬科の鳴き声を犬に直結させるあたり色々あれであった]
(123) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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……む?あれは。
[人と出くわさないのをいい事に天狗の姿で かの寺の正門を通る頃には 翔んで横切ろうとして。 見慣れた小娘ども二人の姿が見え>>103>>117 高度を下げ、声を掛けることにした]
なんじゃおんしら。 ……仲が良いではないか。
[昨日は暖琴を伽耶が避けているような節もあったが こうして二人で連れ立つほど……と思えば 見慣れぬ者が一人、混じっている様子。>>116]
(124) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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そこなる小僧よ、見ない顔じゃな? 渡航者と見受けるが……
[見目は幼き娘らと釣り合うようだが>>0:117 おなご二人におとこ一人の饅頭な構図…
此奴、まさか。 若い娘を侍らせて、 はぁれむを築こうとしているのでは――
ぶほッ 非常時というに、鼻血が溢れた。]**
(125) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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/* 8名になると狼狼狼妖村村村村でEP入りよな…。 となれば村で墓下単落ちか狼1村1で落ねばならぬのか。
(-32) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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/* 稼ぎ使っても村吊りでEPか・・。 妖は囁狂でもありやったかもしれんのう。
(-33) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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/* あ、待てよ。
村村村占霊稼首首首妖 ▼村▲村 村占霊稼首首首妖 村4狼3妖1だと村狼同数じゃないから 即EPにならないな…?
初回は村吊り村襲撃で問題ない感じだわ
(-35) 2018/11/11(Sun) 12時半頃
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そうかそうか、良きことじゃ。
しかし――おんしら、桜の生えておる場所から 近寄らん場所で過ご―― [仲が良い(?)のはいい。>>127 だが、たッた今緋桜から散る花弁は 人にとっても妖にとっても危険なものへと成りうる。 そう言っている傍から生ぬるい風…… この世のもの以外が混ざる瘴気が 魂魄吸いの謂れを持つ花弁を運んで来る。 掌中に握り締めた八手団扇の柄を横薙ぎに篩う。 ――辻風が雨のように押し寄せた花弁を 八つ裂きに押し返し、樹木の根元へと沈ませる] ……言わんこっちゃないのう。
[ぽっくりが斜めに土へ突き刺さった成果ではなく 天狗爺の起こした旋風である。]*
(128) 2018/11/11(Sun) 12時半頃
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……老眼を否定はせんが、……。
一方は仲良しと言いよるし一方は相容れぬと。 年頃の娘のいうことは分からんのう
[暖琴は兎も角、伽耶が取り付いている姿ほど 若いとは限らないけれども>>129 この場はそういうことにもしておこう。
長い鼻からぼたぼた地に伝う血だが 緋桜の花弁が触れようとして ばっちいと言わんばかりに翻ったのは 天狗爺の気のせいであろうか……。
伽耶の様子では>>130大陸風の怪異とは 深い間柄には思えないにしても 悶着を起こしている訳でも無さそうだ。]
(139) 2018/11/11(Sun) 14時半頃
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