229 観用少年
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── …本当だ。 ちっとも、似てないね。
[ つられるように、視線を他の部屋へ。 黒に縁取られた写真。 此処には居ないことはもう分かる。 何処へ、と言うとするならば、 きっともう、空の向こうへ居るのだろう。
あの女の人は、強いひとだと。 直円さんと比べて、なんとなくそう思う。 こどもは、──…… 多分、彼女に似た。 …胎からうまれたのだから、 それも 当たり前とは言え。 似ているという感覚は、僕にとって珍しい。 ]
(31) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ 温くなってきたミルクを飲み干し。 ぽつり ぽつり、 頭を下げた直円さんをじぃと、見て。 ]
(32) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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僕は、出ないよ。 …出たとしても、きっと枯れてしまう。 あなたがどうして、何故、僕を選んだのか それが分からなくても、僕は"起きた"のだから。 だから、── あなたでないと、 きっと僕は幸福にならないよ。
(33) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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── 嗚呼 でも、…… 突然死んでしまうのは、困るな…。
[ ふと、最後に零れたもの。
確かにそれは僕の意思ではあった、けれど。 願いと言うよりは、想起に近い。 思い出したのはどうあっても、 靄の向こうの、ひとりめ。 ]
(34) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ ひとりめの話。 ]
[ 死んだ人形を抱くおとこが、 こいびと、という名の にんげんと揉めて、 ( ── そんな人形なんて! とか、 確かそんな叫び声を聞いた気がする。 )
痴情の縺れ。 よく聞く話だ、きっと。 その後僕が表情一つ動かさず見ていたのは、 ぬら、と赤色に光る包丁を持つ
"こいびと"。 ]
(35) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ きゃんきゃんと吠える"こいびと"に …きっとひとりめはうんざりしていたのだろう。 きっと正反対、 死んだように抱かれる僕に喜んでいたし、 そうあれとずぅっと言ってきた。 ひとりめが殺されてしまうまで。
── 殺された後も、僕はこう在る。 ]
(36) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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もういない奥さんと、子供がいた、以外。 ……、たとえばあなたに趣味はない?
[ ── 例えば、そう。僕を抱く趣味とか。 ── までは言わないさ、勿論。 たとえ冗談だとしても。
ふたりめはどうか別でいて欲しい、と。 そう思ったって 罰は当たらない。きっと** ]
(37) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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小説。…聞いたことある。 …それは、僕にも読めるもの?
[ 文字を読んだことは、あまりない。 だけど、…学習する人形だから。 差し出されて、教えられれば。 きっと意味も理解できるようになるとは、思う。
見上げる瞳に興味の色を乗せ、 手を差し伸べてみれば、 直円さんは本を数冊、持ってきてくれただろう。 ]
(136) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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[ だけど、 本を手に取り、数頁、ぱらり。 捲ったところで…、 渋い顔をしたのは言うまでもない。 平仮名、漢字、片仮名の存在は知っていても、 それと識字は別の話だ。 指先が文字をなぞり、
── …… 読めない。
と、ぽつり。 ]
(137) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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直円さん、よければ、話を教えて。 …読めないから。
[ ……表情は変わらずとも、珍しい、気がする。 こうして主に、ねだること、は** ]
(138) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 00時半頃
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[ ゆる、と 頷く>>191。 教えられるものがいないと、 …たとえそれがどれ程歪んだ知識であろうと、 僕という人形は育たない。 僕がひとりめを想起したのと 同じ様。 直円さんも、── ……嗚呼 すこぅし違う。 僕の赤色の思い出よりも、柔い光に満ちた、 そんな 様子だ。 ]
(209) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[ 紡ぎ出される"少年"の話。 僕とは、正反対の彼の物語。 僕には、未だ読めないかつての冒険。 ぽつ、ぽつ。 耳に届くその物語を、
── 僕が読んで良いのか、と
そんな、人形故の思考はあれど、 ]
(210) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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………それは、きっと。 素敵なこと、だと思う。
[ すこぅし、他人事な言い方とはいえ。 ( …流石に染みついたものは消せないから。 ) だけど興味は確かに、其処にあった。 眼鏡の奥の穏やかな瞳をじぃと見返して、 僕はまた、ゆるりと頷く。
──…もっとも、その日は。 もう寝ることになるのだけど。 だって ほら、 見える庭はもう月明かりの下だったし、 人形たる僕も知っている。 ひとはもう、寝る時間だってこと* ]
(211) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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── それから ──
[ ……それからは。 ひとのように、夜を眠り。 朝ご飯は、…直円さんとは違えど、 三食分、砂糖とミルク。
そんな生活の中、 あの庭の見える部屋で、 僕は直円さんと文字をなぞる日々を送っていた。 ]
(212) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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あの、や…ま、のむこうに、 ……でん、せつの りゅうが……
[ …合ってる? そう言いたげに見上げつつ、 本を、物語を 音読する。 意味さえ掴めれば、僕は感想を抱くから、 ── 唯々、思うままに、 ]
(213) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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僕なら、 ──… 僕なら行けない。 [ ぽつり。 瞳は頁に伏せたまま。 願いのまま旅に出ることもそうだし、 そもそもひとりで何処かへ行けるような、 …そんなつくりでもない、から。 ]
(214) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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この主人公は…、すごいと、思う。
[ そう思うのは、可笑しい? すこぅし広がった世界への、感想の、 そのまた感想を、求め* ]
(215) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[ 描かれた通りに読めていると分かれば、 僕は少なからず安堵の息を漏らす。 ── 素直な感想は苦笑で返された。 僕は、ひとでないものであるが故に、 外へひとり、出られないのだけど。 直円さんは直円さんで、また 別の理由があるようだった。 ひとにはひとのしがらみがあるらしい。 ……そういうものなのかも知れない。 ]
(276) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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[ ── それでも 紙の中。 描かれた世界は無限大で。 ひとではない僕だろうと、 歳を重ねてしまった直円さんであろうと、 等しく度へ連れて行ってくれる。 だけど、 ── 読み進める本は、増えないらしい。 きっと勿体ないことだ、とは思えど、 無責任に書けば良いと言える立場でもない気がして、 柔く乗せられた掌に 瞳を細めるだけ。 ]
(277) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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[ 僕は。 変化の無い日常でも、不満は無かった。 それは別に、僕が死んでいるからとか、 そういう訳じゃあなくて。 "最低限"さえ貰えるのなら、 他は要求しないって、そんな風だ。
だから、── どうぶつえん、の話を聞いて、 意外そうに顔を上げた。 瞳をまぁるくして、ぱちり、珍しそうに。 ]
(278) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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── ない。 でも、"動物"は知ってる。 ……龍が、其処に居ないことも。
[ …見たことなんて無かった。 僕にとっての動物はヒトみたいなものだったし。 小説の内容と合わせながら、 すこぅしお行儀悪く、畳の上に転がる。 ── 未だ、月明かりには遠い時間だけど、 眠気には勝てなかった。 何せ、眠ることの多い僕だったから。 ]
(279) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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…あなたは何の動物が好き?
[ 夢に落ちる間際、不意に投げた問いは、 ── 返ってきたかどうか* ]
(280) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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