191 The wonderful world -7 days of MORI-
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── 記憶:ねこの季節・おかわり ──
「へえ。おまえ、どこでンなこと覚えてきた」
[ 猫を探していた。
恐ろしく口数の少ないはずのおれが、 突然、「猫探しというのは」みたいなことを言い出して、 山田さんは、ひどく困惑しているようだった。
おれは、飼い主さんに分けてもらった、 ミケ太郎の好物だというお菓子を片手に、 ミケ太郎の名前を、呼びながら、 (尚、これも、山田さんの元では知ることのなかった技である) あちこち、覗き込みながら、答える。]
(0) 2016/06/15(Wed) 11時頃
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通りすがりの名探偵に聞きました。
[ 山田さんは、つまらない冗談でも聞いたみたいに、 鼻を鳴らして、「いいか」と、言った。]
「名探偵は、猫探しなんてしないし、 通りすがりのガキに構うほど、暇でもない」
[ ……おれは、そんなこと、とうに知っていたし、 そんなことより、新たな発見に、目を丸くして、 意図せず、山田さんの言葉に被せるみたいに、]
(1) 2016/06/15(Wed) 11時頃
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山田さん、
[ おれの覗き込んだ物陰の奥から、 "ナァ"って、返事みたいな声が聞こえる。
おまえの名前、山田じゃないだろって、 最後の最後に、ヒゲの探偵の技は揺らぎ、 おれは、腹ばいみたいになって、 懸命に、お菓子で彼を釣る。]
(2) 2016/06/15(Wed) 11時頃
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── ミケ太郎、いました。
「誰だよ、ミケ太郎って」
[ 野生の勘と運と口先だけで生きてる分、 記憶力のあまりない山田さんが、 眉をひそめながら、おれの手元を覗き込んで、 「おお」と感嘆の声を漏らした。「やるじゃねえか」
かろうじて、猫の特徴は覚えていたようで、なにより。
いきなり日なたに引きずり出されて、 その黒ぶち模様の猫は抗議するみたいに身をよじり、 もう一度、"なぁん"と鳴いた。*]
(3) 2016/06/15(Wed) 11時頃
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── 6th day:中央エリア3前 ──
[ 結局、純朴な愛、ってなんだったのか、 聞くのを忘れていた、って、 思いながら、意識を取り戻した。
今日も今日とて、気がつけば、 (1.コロシアム 2.901 3.ドラッグオージョウ 4.警察署)前にいて、 きみはどこだろう、と思いながら、 おれは、勢いよくからだをおこす。
ポケットの中、ケータイが震えた。 きっとミッションだ。今日こそ頑張らねば。
なんて、考えながら、 おれは、きみがそばにいることに安堵して、]
── ネル、おはよう。
[ って、微笑んで、朝の挨拶をする。*]
(4) 2016/06/15(Wed) 11時頃
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/* 村入る前に参考になるかなって振ってみたら、 STR17 CON13 POW5 DEX14 APP15 SIZ12 INT12 EDU9だったんだよねってはなしを昨日相方にもしてたのでここにも投げたい 初期SAN25(笑)幸運25(笑)
(-1) 2016/06/15(Wed) 12時頃
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/* 「しり わいばーん でグーグル検索」
動物じゃねえな?!?! これ遠隔攻撃持ちじゃないと厳しい……? 周りを飛ぼうにも、ルイそんな速く飛べんな
(-2) 2016/06/15(Wed) 12時頃
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── 6th day: ドラッグオージョウ前 ──
[ ミッションのメールに目を通しながら、 RGの只ならぬ様子に、気づかないわけもなく、]
── ネル、バスって。
[ 少し離れた場所から、ざわめきが聞こえる。 パトカーのサイレンが、響いていたり>>5、 明らかに、世界の様子が、おかしくて、 だんだん、そのいろんな音が、 大きく、こちらに近づいてくる気がする、のは、 妙に、息がしづらいのは、心臓が痛いのは、
たぶん、気のせいじゃなく、て、>>#1]
(11) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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[ 「また、バス事故?」って、誰か、言った。]
.
(12) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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── 巻き戻し:およそ1週間前 ──
おとな2枚。
[ って言って、おれはポケットの中から、 ぐしゃぐしゃのお札を何枚か、 チケット売り場のお姉さんに差し出した。
高校生料金も、あったのかもしれないけど、 ややこしいの、嫌だったし、 おれ、高校生じゃ、ないし。
待合室で待ってたネルが、 戻ってきたおれのこと見て、 笑って、手を振った。
昔みたいだなあ、って、なんか、こそばゆくて、 おれは、ほんと小さく手を振りながら、 チケット2枚握りしめて、駆け寄る。]
(13) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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[ どこに行くの? って、ネルは、チケットを覗き込んで、 おれは、「わかんない」って言った。]
── でも、うんと、遠いとこ。
[ この街から、できるだけ、遠いとこ。
ふたり分のバスチケットと、飲み物と、 買ってしまったら、お金はあまり残ってなくて、
── だけど、ひとまずは明日を乗り越えたら、
警察のひとに、事情を話して、 帰りのお金を借りてもいいし、 おれは、別に、帰りたくもないし、 たぶん、なんとかなる。って、 なんとかすればいいんだ、って、
いつになく、おれは意気込んでいた。]
(14) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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もう、乗り場に移動しろだって。 ……行こう、ネル。
[ ずっと、ネルを避けていたのは自分だから、 なんだか、妙に照れくさくって、 たぶん、ヘンな顔をしているから、 気づかれないといいなって、思いながら、 狭苦しいバスの座席に、身体を埋めた。]
(15) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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[ ── そのよる、バスが一台、ひっくり返ったらしい。
不注意だか、不幸な偶然だかの積み重ねとか、 まあとにかく、ひとがそれなりに死んだらしい。]
(16) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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[ その原因がわかったころ、 おれはもう死んでいたので、よく知らない。]
.
(17) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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[ いつも、気にならないのに、 周りの音が、生きてる世界の音が、 すごく、うるさく聞こえて、
きみの言葉>>9が、あんまりに遠くて、 おれは、深く考える余裕もなく、 顔を歪めていた、と思う。
なんで知ってるの? とか、 きみは、どう思ったの? とか、 どうしてそんなこと聞くの? とか、
そんな、疑問が、何も、出てこなくて、]
(18) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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── ネルは、気にしないでいいよ。
[ そんなこと。どうだっていいよ、今は。 首を横に振る。集中できない。
でも、こちらに向かって、 騒ぎが大きくなっているのも、確かで、]
そんなことより、 ネル、危ないから、こっち、
[ こっちにきて、って。差し伸べた手を、 きみが、いらないって、いうなんて、 思ってもいなかったのだ。これっぽっちも。**]
(19) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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/* たったふたりというか ひとりです
(-4) 2016/06/15(Wed) 13時半頃
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[ なに考えてるかわかんない、なんて、 それって、当たり前じゃない? なにもかもわかる必要って、あるのかな。
おれは、きみが、 どうやってあの美しい世界を生み出すのか、なんて、 きっと、わかる日なんてこないと思う、けど、 きみが好きだよ。きみの世界が好きだよ。
きみがおれなんかを"わかる"必要、ないと思うし、 おれにはわかんないきみが言うこと、 きみのすべて、おれは肯定するよ。
……どうしてきみが腹を立てているのか、 やっぱり、おれには"わかんない"けど、 きみがうれしそうじゃない、って、 それだけが、おれは、悲しい。]
(80) 2016/06/15(Wed) 22時半頃
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── 6th day:ドラッグオージョウ付近 ──
[ おれは、ぽかん、として、 去りゆくきみの背中を見ていた、 ……と、思う。
正直、その瞬間、前後の記憶は非常にふわっとしていて、 我ながら、あまりあてにできないと思うので。]
…………。
[ とにかく、おれの耳は、 しばらく一人にしてほしいというきみの言葉>>35だけ拾い、 あとは、なんだかもう、 きみが元・同級生たちに駆け寄る>>36のを、 じいっと、その場で、見ているしかなくて、
(だって、きみは離れろと言ったのだ)
だけど、本当にひとり、になんて、 できるわけ、なくて、おれは、きみが心配で、]
(81) 2016/06/15(Wed) 22時半頃
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[ きみが、おれに怒ってるなら、 別に、それは、構わないはずだった。
きみがおれを嫌いになっても、 それは、別に、この世の終わりってわけじゃないし、 きみが、おかしな罪悪感を抱くよりは、 よほど好ましいこと、の、はずなんだけど。
……なんだけど。 って? ]
(82) 2016/06/15(Wed) 22時半頃
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[ ……とにかく、おれはきみから少し離れて、 決して、離れすぎないように、そこにいる。
そんなおれ称して、きみは忠犬>>36としたが、
あるいは、捨て犬か、背後霊だか。そんな様相で。 おれは、ただ、オロオロと、 きみを見守っていたことだろう。*]
(83) 2016/06/15(Wed) 22時半頃
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/* >>70 おれは協力的だよ!!!協力する準備はできてるよ!!「待て」中なだけだよ!!
(-20) 2016/06/15(Wed) 22時半頃
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/* 明日来れないのが本当に今日の用事から派生したというか 急に生えて出てきたので大変申し訳ない ちょっと回避できなかった
(-46) 2016/06/16(Thu) 01時頃
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/* ほかの人が落ちたくない雰囲気もとても伝わってくるので大変申し訳ない
(-48) 2016/06/16(Thu) 01時頃
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[ きみが隣にいないのなんて、慣れっこだ。
きみの手を取った森さんが、 きみの兵隊たちと、おんなじものを、 いとも簡単につくり出したときは、 少し、驚いた、けど。
自分だけのなにか、が、なにもないのは、 ちょっとかわいそうだな、とも思った、けど。 ……おれにはきみのくれた力があるし。
……とにかく、きみが隣にいないのなんて、 これまでずっと、そうだったんだから、
きみが遠くにいて、おれはそれを眺めるだけ、 っていうのも、なにもおかしい話じゃなくて、 むしろ、”死ぬまで”、それが当然、だったくせに。
きみに危険がないかどうか、ってとこだけじゃなく、 おれはどうにも、落ち着かない気もちでいた。]
(120) 2016/06/16(Thu) 01時半頃
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[ 翼、が。
そのとき>>#4、おれは、思わず地面を蹴ろうとして、 盾を、と、叫ぼうとして、 きみの拒絶の言葉を思いだして、
たったそれだけで、おれは動けなくなる。
近づいていい、って、言われてないけど、 きみの助けになりたくて、 絶対にどちらの意思も守りたいとき、 おれは、どうしたらいいのか、ひどく困惑する。
── なので、
壁のように、何かが現れて、>>112 攻撃を受けたとき、たぶん、おれははじめて、 心から、他人がいてよかった、って、思った。
よかった、きみが無事で。]
(121) 2016/06/16(Thu) 02時頃
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[ そんな、ほっとした思いでいたら、 きみは、ひとりで走りだしてしまって、 思わぬ展開に、おれは困惑する。
さして遠くへ行っていない、 ということは分かるから、 おれは、入れ替わるようにして、 同級生たちに歩み寄る。
……適切な挨拶が思いうかばないので、 ぺこん、と頭を下げながら。]
── ネル、なにか言ってた?
[ って、首を傾げたことだろう。**]
(122) 2016/06/16(Thu) 02時頃
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……そう。
[ 一瞬、なにを言ったか、わからなくて。>>123
わからない、って、 たぶんおれのことなんだろうけど、 おれはどうしてそんなことできみが怒ってるのか、 わかんないし。
きみの話、なんて、当たり前に聞いていたつもりだった。
なにが正解、なんて。]
(143) 2016/06/16(Thu) 15時半頃
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……この状況で、正解なんて、 ”生き返ること”以外に、ないじゃん。
[ きょとんと、というか、 ため息をつくみたいに、おれは言って、
だって、ここにいる以上、 目指すべきところは少なくとも、 それしか、ないだろ。]
(144) 2016/06/16(Thu) 15時半頃
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[ きみに生き返ってほしい、って、おれが思うことと、 もしも、きみが、それをいやだって言った場合、 おれは、どうすればいい? きみは、生き返るべき、そのはずなのだ。] .
(145) 2016/06/16(Thu) 15時半頃
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