160 東京村
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 09時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 10時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 10時頃
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―自宅―
時間だ。私は鏡の新聞紙をはがした。
鏡はもう、あまり怖くなくなっていた。 もともと思い込みみたいなもの、今じゃちょっと楽しみなくらい。 不意に鏡を見せられたらすこしぎくりとはするけれど。
今日は誰だろう? 街で鏡を覗きこんでいた男の人? 挨拶した『香港小吃』の店員さんかな? それともさっき『たまらん屋』にいた人たち?
鏡の前に立ち、覗きこむ。
――――4:44. 鏡に写ったのは、『たまらん屋』
店主がお店を片付けていた。まだ昼なのに店じまいかな…?
(+0) 2015/06/07(Sun) 13時頃
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――――!
カウンターで、コンパクトミラーの鏡がこちらを覗いていた。 「大平あいり」と彫り込まれた、アイリスのコンパクトミラーだ。
コンパクトミラーに視線が釘付けになる。
コンパクトミラーの鏡に洗面台を覗きこむ私が、 洗面台の鏡の中にコンパクトミラーの鏡に、 映った私が覗き込む鏡にコンパクトミラーの鏡が、私の鏡を、中に鏡が、鏡と私を、鏡の中に、鏡と鏡、鏡の私の鏡の鏡の鏡私の鏡鏡、鏡私鏡鏡鏡、鏡……
(+1) 2015/06/07(Sun) 13時頃
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鏡の鏡の鏡のずっと先に、目の細い香港小吃の店員が映る。
「 「 「あなた」は、 見届けましょう 」 」
穏やかな声が響いた。
ぐるりと、視界が回る。 空と地面が逆さまになって、地面が降ってきた。
(+2) 2015/06/07(Sun) 13時頃
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「カミヤミカ」
近づいてくる地面を眺めていると、ラボの先生に名前を呼ばれた気がする。 ラボのことを怒りに来たのだろうか。
私をフルネームで呼び捨てるあの先生は嫌いだった。
「生物学と医学、何が一番違うかわかるか?」
コリッ。頚椎が外れた音が指に伝わる。 …これはラボでの記憶だ。会話に覚えがあった。 続けてコリッ、コリッ、っと作業的に優しく殺し続けながら先生とそんな会話をした。
「う〜ん…人間を研究しちゃいけないところ? ですか?」 人間の首外しちゃだめだし。確かそんな事を考えながら答えた。
「それも間違ってはいない。だが僕が考える一番の違いは、僕たちは命を救うために研究していないことだ。 医学研究なら10人殺しても結果的に10000人救えば地獄に落ちずにすむかもしれないが、 僕たちは絶対にろくな死に方をしない」
(+3) 2015/06/07(Sun) 13時頃
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大きな地面がゆっくり近づいてきて、 聞き慣れた軽い音を、私の内側から聴いた気がした。
(+4) 2015/06/07(Sun) 13時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 13時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 13時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 15時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 16時半頃
ケイトは、たまらん麺食べたいけど逃げられそう、と思った。
2015/06/07(Sun) 18時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/07(Sun) 18時頃
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/* 南無南無(>>26)にリアクションした過ぎてうずうずしますね!
(-26) 2015/06/07(Sun) 23時半頃
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