278 冷たい校舎村8
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/* 増殖する校舎怖い……ぞわぞわする。 そしてとてもわくわくしますね!
(-2) 2020/06/16(Tue) 00時頃
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―― 少し前:男子トイレ ――
[ 結局強引に突入した誠香を見上げた怜は、>>8 まるで子供みたいな顔をしていた ]
だってもクソもあるか。
[ 容赦なく言ってやった。 何かに傷ついている怜には、 もっと優しい言葉をかけるべきかもしれないが、 なにしろ誠香は怒っていたのだ ]
(41) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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[ 仁王立ちして立てよと言ったら、 よろよろしながら、 子供みたいに素直に怜が立とうとするから、>>11 手を差し出すくらいはしてやった。 そこまで誠香も鬼じゃなかった。 そうしたら ]
…………っ!
[ 縋りつくように抱きしめられて、 思わず「おわっ」とか叫びそうになって、 慌てて飲み込む。 動揺したら、動揺したことを悟られたら、 なんだかいけないような気がしたのだ ]
(42) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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よしよし。 辛かったなあ。 ひとりで、頑張ってたんだもんなあ。
[ わんわんと泣きじゃくる怜の頭に手を伸ばして、>>12 よしよしと撫でた。 泣き声にまじって、ありがと、と伝えられた言葉に ]
何言ってんだよ。 友達じゃん。当たり前だろ?
[ そう言って、また撫でた。 抱きしめられても、抱きしめ返しても、 今だけは、全然「恥ずいわ!」とは思わなかった ]
(43) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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[ そうして、そのまま、8時50分のチャイムを聞いた ]
(44) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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……チャイム、鳴ったな。
[ 朝にチャイムが鳴ってから今まで、 チャイムが鳴った記憶はなかった。 今って何時だろう。そんなことをぼんやり思う ]
落ち着いたか?
[ こちらから離れるつもりはなくて、 首を傾げて、ぽんぽんと背中を叩いた* ]
(45) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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―― 現在:男子トイレ ――
[ チャイムと同時、がしゃんと音もした気がする。>>#2 そういえば朝のチャイムの時も、 がしゃんと何かの音がした。>>1:2 何か意味があるのかな、 そんな考えが頭をよぎった ]
気にすんなって。 その理屈だと、僕は氷室に情けないところ 見せられなくなるだろ。 友達なんて、情けないとこ見せ合ってなんぼだろ。 知らんけど。
[ 目が腫れていてまだ少し痛々しい。 けれど怜が笑うから、誠香も軽口をたたく ]
(68) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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ほんとに平気だな? 無理してないな? 大丈夫じゃないのに大丈夫って言うのは もうナシだからな?
[ 少々疑い深くなってしまったのは許してほしい。 慎重に怜の表情を確かめて、 穏やかな笑みを確認すると、>>56 ようやく納得してうん、と頷いた ]
(69) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ 何しろ怜はフルメイクをばっちりと決めている。 すっぴんの誠香とはわけが違う。 身支度に時間がかかるのは仕方ない。 だから、わかった、先戻ってるな、と言って、 おとなしく退散しようとした。 なにしろここは男子トイレだ。 女子の誠香が長居していい場所では本来ない。 けれど、なあ、と呼びかけられて>>59 ん? と誠香は振り向いた。 続いた問いかけに、ぱちぱちと瞬く ]
(70) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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……氷室が、僕のことを“見た目で判断”しないって、 信用してくれるならな。 僕は今までもずっと、氷室の中身を見てたつもりだけど。
[ それは、怜の恨み言。>>1:620 “みんな”とやらと一緒くたにされるのは我慢ならない。 そう主張して、手を伸ばす。 ブサイクな友人のぼさぼさになった髪を整えてやった* ]
(71) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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―― 回想:中3の冬 ――
[ 志望校の黄冬高校は、公立の進学校。 その上、少し前に建て直されたばかりで、 設備も充実、校舎も綺麗とあっては、 それは人気の進学先だった。 誠香の成績では絶対合格! なんて言い切れなくて、 初めての受験に誠香はとてもぴりぴりしていた。
兄はいつもと変わらず穏やかで、 その日も誠香の部屋に、小説の構想を話しに来たのだ ]
……おにーちゃんさあ、
[ その日は、小テストが返ってきた日だった。 ケアレスミスが目立って、 集中力が落ちてるんじゃないか、と教師にも言われた。 受験勉強を頑張っているつもりなのに、 なんだか空回りしている気がして、 気持ちが焦るばかりだった ]
(72) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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作家になる! って言ってるけど、 納得のいくもの、一回も書けたことないじゃん。 この間のだって 結局気に入らなくてお蔵入りしてた。 応募しないと作家にはなれないんだよ。 いつになったら納得のいくものが書けるの?
[ それは完全に受験のストレスからくるイライラを、 八つ当たりの形でぶつけただけだった。 それでも兄はおっとりと、今度こそ、なんて言うのだ ]
(73) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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それも何回も聞いた。 毎回「今度こそ」って言うけど、 結局「やっぱり納得いかない」ってなってんじゃん。 毎回毎回そればっかり、 応募してないってことは、 スタートラインにも立ってないんだよ。
おにーちゃんには、才能なんてないんだよ。
[ 誠香がそう言った途端、 いつも穏やかに笑っている兄が、 今まで見たこともないような悲しい顔をした ]
(74) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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……あ、
[ 言い過ぎた。 そう思って声を上げようとした誠香を遮るように、 兄は悲しい顔で笑って、 「そうだね。勉強の邪魔してごめんね」 そう言って、部屋を出ていってしまった ]
(75) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ タイミングを逃して、追いかけられなかった。 明日。明日になったら、きちんと謝ろう。 テストの点が悪くて、イライラしてただけだった、 ごめんなさいって謝ろうと思った ]
(76) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ その日の夜、兄はいなくなった。 誠香が謝る機会は、永遠になくなってしまった ]
(77) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ 不運な事故だとみんな言う。 泣き悲しむ両親に、兄と喧嘩をしたことを言えなかった。 事故だと悲しむ両親に、 自殺かもしれないなんて言えなかった。 これ以上悲しませて何になるだろう。
違う。誠香は怖かっただけ。 自分のせいで兄が死んだかもしれないことが、 それを知った両親にどう思われるのか、 考えただけで、耐えられなかった。
誠香は何も言えなかった ]
(78) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ これが、誠香の一つ目の悩み** ]
(79) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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―― 現在:男子トイレ ――
友達の信用には応えないとな。
[ 信用する。>>97 その答えに、なんだか誠香もほっとした。 今まで、見た目で相当な苦労をしてきた怜が、 誠香の言葉を信用するのは、 きっとそんなに簡単なことではないはずだから ]
って、仕返しっておかしくないか!? その理屈でいくと、 今度から撫でられるたびに撫で返してやるからな!?
[ 頭を撫で返されるのに抗議の声を上げれば、 いつも通りの空気が流れる。 もちろん、別に本気で抗議してるわけじゃない。 “いつも通り”が戻ってきてほっとしたのだ。 眉を下げて、釣り目気味の目元を和ませた ]
(141) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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じゃ、先に戻ってるな。
[ そう言って、今度こそ男子トイレを後にした* ]
(142) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 現在:教室 ――
ただいまー……って、誰もいない。
[ 先に戻った辰美が説明してくれただろうけれど、 それでも「大丈夫か」くらいは聞かれるだろうと、 少しだけ身構えて教室に戻った誠香は、 無人になっていた教室に目を丸くした ]
……やっぱり、何かあったってことだよな。
[ がしゃんと音がしたことは、もちろん覚えている。 しかし、様子を見に行こうにも、 どこに行けば正解なのかがわからない。 こういう時、スマートフォンが使えないというのは、 とても不便だ ]
(143) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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……とりあえず、下行ってみるか。
[ 黒板を眺めていて、気づく。 そういえば誠香は、昇降口のインクとやらを まだ見ていない。 誰かを探しがてら、確認に行ってみようと、 階段の方へと足を向けた ]
(144) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 現在:階段(1階) ――
は?
[ 昇降口を目指して階段を下りた。 そうしたら、続きなどないはずの階段が、 さらに下へと続いていた ]
なんだよこれ。
[ この校舎が文化祭仕様になってから、 誠香はこの階段を下りたことがある。 職員室に屋上の鍵を拝借しに行った時だ。 その時は、断じて地下へと続く階段なんかなかった ]
(145) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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え……何。 チャイムが鳴ったら、この校舎、変形すんの? 変形? 増殖? えー……。
[ 下に降りてみるか、 当初の予定通り昇降口の確認に行くか。 どちらを優先すべきか、誠香の視線は彷徨う。 3階モドキの4階は、はっきり言って不気味だった。 多分この先の地下もろくなものではない気がする。 でも、この変形が、 あの遺書メールの主によってもたらされているなら、 知る必要があるような気もした ]
……降りて、みるか。
[ 腹を決めて、誠香は地下へと足を向ける** ]
(146) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 回想:文化祭 ――
[ 舞台を、見ていた ]
(165) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 宣伝班の仕事は、その名の通り宣伝すること。 ポスターを貼り、チラシを作り、 文化祭のしおりのクラス紹介ページに 掲載する内容を考える。 宣伝のための垂れ幕作りもあった。 けれど、それらはすべて、文化祭の前にやることで、 文化祭当日はフリーとなる。 もちろん、終了後の後片付けはあるけれど。
だから、誠香は舞台を見ていた。 体育館の一番後ろ、 椅子にさえ座らず、壁に背中を預けて立っていた ]
(166) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 喜多仲の作り上げた物語の世界を、 クラスメイト達が演じている。 衣装を身にまとい、メイクを施され、 制服姿しか知らないクラスメイト達が、 まるで別の人のよう。 最初の頃はオーバーすぎて 問題児だった夏美の演技も>>1:243 今日はそれなりにちゃんとして見えた。
「僕は屋台か喫茶店が良かったな。 美味しいもの食べられただろうし」>>0:364
ああ、なんて大嘘つき ]
(167) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ あんな風に物語を作れたら、 誰かの心を動かすことができたら、 どんなに良かっただろう。
才能はどうしてこんなにも、 不公平で不確かで残酷なんだろう ]
(168) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ もっと明確な形を持って、 見ることができたらいいのに。 磨けば光る原石だとか、 誰の目にも明らかな天才だとか、 それともそこにはなにもないとか、 最初から全部分かればいいのに。 そうしたらこんなことにはならなかったのに ]
(169) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 舞台が終わる。 3年8組の演劇が終わる。 拍手が上がり始めるのを聞きながら、 誠香はそっと踵を返した。 エンドロールを最後まで見届けることは、>>0:1154 今の誠香には、とてもできなかったから** ]
(170) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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