171 獣[せんせい]と少女
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[ 砂時計の砂が落ちるよりも、物凄くあっという間な1年。
1週間、みんなと過ごしたのがつい昨日のように感じて、 でも時の流れはしっかりとわたしに刻まれていた。 ]
……うん。 やっぱり変わってない、ね。
[ 地面に降り立つと倒れそうになって、 彼の腕に抱き留められる回数も、随分と増えた。
ありがとう、とお礼を彼に伝えて すっかりまっしろになってしまった髪を揺らし、 水色に薄まった瞳を、三日月の形に細めた。** ]
(7) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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― 近郊の村 ―
[ 石を抱く紐は、1年掛けてようやく全部編み終わり、 後は石を磨いて、括り付けるだけ。
机の上に転がる石はまだ綺麗とは言いづらいけど、 加工が終わればわたしが下げている青薔薇のように きらきらと太陽や月の光を照り返すだろう。 ]
……丸くするだけ、なら。
[ 頑張る、と小さく目を伏せて。>>30 膝に乗るように促され、ちょこんと彼の膝に座った。 ]
(68) 2015/10/08(Thu) 21時頃
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[ 実を言うと、風化の力を使ったことは、あるの。 森の奥で綺麗な花を見つけて、一輪だけ摘んだそれを オズウェルに見せようとした時に 間違って、その花を枯らしてしまって。
綺麗だった赤が、まっしろに崩れ落ちたのを見て すごく すごく こわくなった。
しろは 綺麗な色の はずだったのに って。 ]
あ、 えっと、どうすればいいの?
[ きゅうっと自分の両手を握っていたのに気付いて ぱっと開いた掌を膝に乗せながら なんでもない顔で笑って、使い方を教えてとせがむ。* ]
(69) 2015/10/08(Thu) 21時頃
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― 1年前の記憶 ―
[ 落とさないよう、しっかりとお酒とハムを抱えて帰り、 オズウェルが畳む横で、物凄く時間を掛けて風で畳んだり。
夜は夜で、みんなと一緒にお喋りしながら わたしの髪を綺麗って言ってくれたミツボシに、>>13 笑顔で頷いてくれたクリスマスに、>>32 とびっきりの笑顔を浮かべたの。 胸元で跳ねる青薔薇に負けないくらい、きらきらの笑顔。
みんながきれいだって言ってくれるから、 オズウェルが好きだと言ってくれるから わたしも、好き。 まっしろが怖くなったことがあっただなんて、>>69 みんなに気付かれないように、上手く笑えていたのかな。
ぎゅっと、力強く抱き締めて来るヒナコの背を撫でて>>46 あまえんぼうさんだね、と額にキスを贈って。 わたしも、と上がる声があれば、抱き締めたり、 抱っこしたり、頬擦りしたり、キスしたりしたの。 ]
(100) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[ はしゃいだ後はベッドに入って、眠ろうとしたのだけれど。 ぐるぐるとこんがらがった考えはまとまらない。
すこしだけ、眠れなくなってしまって 寝坊はせずに済んだけど、目を腫らしてしまったの。
お話しすぎたせいよ、って彼には言ったけど>>23 ちゃんと誤魔化せたかは、どうだったかしら。
ハムの挟まったサンドイッチが美味しくて 笑った顔はいつも通りだったと、わたしは思っている。
楽しいなら、ちゃんと笑えるはずだから。* ]
(102) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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/* 30秒ちょい差って……。
あとこう、天声を見ていると作り込みが甘くてごめんなさいと 焼き網の上に身を横たえたくなりますな……[ジュウウウ]
(-36) 2015/10/08(Thu) 22時半頃
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[ オズウェルは鳥の姿の時も、人の姿の時も、 わたしを温かく、大きな体で包み込んでくれる。>>121 ぎゅうっと後ろから抱き締めてくれる体温に、 体の力をちょっとずつ抜いて行って。 いつもみたいにふんにゃりと彼に身を委ねていた。 ]
もし駄目だったら、どうしよう。 その時は、オズウェルがなんとかしてくれる?
[ 失敗する気持ちはないけど、念のため聞きながら 重なった掌を見ながら、背中の彼に問い掛ける。
この大きな手を、わたしの手が越えることはない。 当たり前だけど、やっぱり、少しだけせつない。 ]
(210) 2015/10/09(Fri) 20時頃
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[ 掌の中の石をじっと見つめて、意識を集中させる。 オズウェルの声に合わせて石はふわり、ふわりと浮きあがり 石の声を聞こうと耳を澄ませた。>>122
まるくまるく、涙の形になりたいの。
そんな声が聞こえた気がして、手は動かさずに、 彼の風の力でその表面を撫でていく。
痛そうな角はきれいに、まんまるに。 ヒビは埋まりますようにって祈るように。
削れた塵はそのまま空気に融けてしまって、 わたしの掌に落っこちて来ることもなかった。]
(211) 2015/10/09(Fri) 20時頃
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[ すっかり綺麗に丸くなった石はぽとんと掌に落ちてきて、 ほう、と息を吐いていつの間にか入っていた力を抜く。 ]
ねぇ、これで大丈夫?
[ 首を傾けて、後ろの彼を見る顔は、 ちょっとだけ疲れて、それ以上に誇らしげな笑顔。
こつを掴んだわたしは、残りの5つも綺麗に仕上げられたけど 慣れないことをしたせいなのか、 力を使い過ぎたせいなのか、少しだけ、疲れちゃった。* ]
(212) 2015/10/09(Fri) 20時頃
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[ 心配するような声にはふるり、首を振った。>>260 悔しそうな顔をさせたくなかったから、彼の手を握って わたしは大丈夫だよって伝えようとして。 ]
だって、上手く行ってる内に全部やれば すぐに旅立ってしまっても、間に合うでしょう?
[ 頑張り過ぎて疲れてしまって、息を上げているのだから 心配させてごめんなさいと眉をそっと下げる。
契約した彼女達が旅に出る時に、このおまもりを渡せたら。 紐と合う石を見つけるのに時間が掛かって、 こんなに直前になってしまったから、焦ってたのかも。
額から伝った汗は、薄布に包まれた綺麗な石のように 薄暗い宿の中でも光を反射して輝いていた。 ]
(292) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[ 出来る。大丈夫。 そんな風に、オズウェルが掛けてくれる声は いつだってわたしを勇気づけてくれたの。
モスキュートせんせいから綴りを教わった時だって、>>0:230 オズウェルによくできました、って言って欲しかったから。 頭を撫でてくれる、その大きな手が好きだったから。
頬を撫でる風は空を飛んでる時みたいに、 優しくわたしを包んで、力を使う手助けをしてくれた。>>261
宝石商人になれる、ってオズウェルは言ってくれたけど ふるふると首を振って、出来ないよって答えたの。 だってわたしは、こうして磨いた石を売れないもの。 大切な人にあげる以外に、この力を使いたくはないから。 ]
(293) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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ふふ、心配性が悪化したんじゃない? でも……ちょっと、眠い、かなあ。
[ 抱き締める力にかくんと首が落ちて、瞼も重くなる。 夜遅くまで起きられなくなってきたのは、 寿命が近付いている証拠なのかは、分からなかったけど。
おやすみのキスで寝ちゃう前に、彼を引き寄せて その頬にお返しのキスを贈った。>>262 明日が来ますように、と祈りを込めるようになったのは、 確か、がっこうを離れて半年くらいが経ってからだったかな。
星が流れるのを、風のざわめきで聞きながら、眠りに落ちる。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。 明日も彼は、スコーンの匂いでわたしを起こしてくれる。** ]
(294) 2015/10/10(Sat) 00時頃
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[ 頭を撫でる手に返るのは、安らかな寝息。>>319 またあした、って言葉が、こわい気持ちを和らげてくれる。
眠った後は途中で起きることは少ないのだけど、 たまたま、眠りが浅くなった時に彼の姿を薄目で探して 夜更かしさんだなぁ、って笑ったこともあるの。>>320
オズウェルにも怖いこと、あるのね。なんて。 聞くに聞けないのは、わたしの方がこわいと感じてるから。* ]
(329) 2015/10/10(Sat) 17時頃
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[ いつものように、掌に撫でられて目を覚ます。 美味しそうな匂いはパンの芳ばしさも増えていて、 彼の手を借りて上体を起こし、目をぱちぱち瞬かせた。 ]
おは、よう。今日はちょっと、ちがうのね。
[ ふわふわしたライ麦パンを、興味津々に見つめて。>>321 どれから食べようか、ミルクティーを飲みながら目移り。
千切ったライ麦パンの上にオムレツを少し乗せて、 雲みたいに柔らかなふたつをはふ、と噛んで飲み込む。 ソーセージはかじると肉の脂が染み出して、口許が緩んだ。
甘ぁいミルクティーで舌を休めて、最後は好物のスコーン。 よいしょ、と割ってからクリームをたっぷり塗って、 大きな口でかぶりつくのが美味しいよって教わったから。 ]
(331) 2015/10/10(Sat) 17時頃
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[ 物足りなくて、一口分のライ麦パンにクリームを塗って ぱくっと食べたら、ご馳走さま。
両手を合わせて、きらきらした目を向けてくる彼に ありがとうの気持ちも込めて、フォークに刺したソーセージを 彼の口許にせっせと、親鳥みたいに運んだの。
美味しそうに食べるから、わたしも嬉しくなって 笑顔で宿の部屋をいっぱいにしていく。
口のすぐ脇にお弁当が付いたのを見れば、指で取ろうとして 迷ってから彼を引っ張って、ぺろりとそれを舐めとった。
はしたないって怒られないかな、って 口を両手で押さえながら、ちらり、上目遣い。** ]
(333) 2015/10/10(Sat) 17時頃
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/* 眠ってて昼を食べ損ねたせいで、セルフ飯テロに唸る。
おっきいあざといおっさんにはあざとい無邪気をぶつけよう。 合流は2日目の方が良いんだろうか。
(-117) 2015/10/10(Sat) 17時頃
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/* だからなんで挟まるのか[ふ、と笑ってしまう] 秒単位で挟めてごめんね?[なでなで]
(-119) 2015/10/10(Sat) 17時頃
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― 来訪の日 ―
[ 紐と石を組み合わせたおまもりは大事に荷物に入れて、 賑やかな街並みをゆっくりと歩く。 わたしが旅立ちの時も、いっぱい出店があって、 見て行ってもいい、なんて彼の手を引っ張ったなぁって。
はぐれないよう、一緒に歩いてくれる彼が ココアを、と口にすれば、こくんと頷いた。>>338 紅茶も美味しいけど、彼が淹れた方が好きだもの。 ]
マシュマロ、入れてあるのがいいなあ。
[ そんなおねだりをするのは、最近、我が儘を言った方が 嬉しそうな顔をするのに気が付いたから。
ちょっぴり贅沢なホットココアを手渡されたら、 両手でしっかりと持って、ふーふー息を吹き掛けて。 甘いココアは、ほわほわと幸せの味がする。 ]
(420) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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ありがと。ふふ、駄目ね、わたし。
[ 支えてくれる腕に感謝の言葉を口にしながら、 笑顔に寂しさが混ざってしまうのは、仕方のないことで。
しみじみとする彼に釣られ、わたしも感慨深くなる。>>339 ]
そんなに前から、変わらないのね。 ……まるで、わたしたちの為にあるみたい。
[ わたし達みたいな少女と、少女を食べるせんせいの為の街。 何を考えてるんだろう、って首を振れば、 髪がさらりと流れ、彼に貰った髪留めを揺らした。
見上げる彼は、変わって行くわたしと違って、 旅に出るあの日から、少しも変わってないように見えた。 ]
(421) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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[ 彼女たちにとって、とくべつな日は今日なのか、 それとも明日なのか。わたしには分からないけれど。
彼女たちの旅立ちを見送ることが出来るのは、 きっと幸せなんだろうとふらつく体で思ったの。 不安に思っていたら、大丈夫よって、言えるから。
ぽつり。 神妙な声を出す彼に、こてりと首を傾げて。>>340 ]
オズウェルったら、どうしたの?
わたしが、それを断るだなんて ……ある訳ないのに。変なの。
[ 差し出された手に自分の掌を重ねて、 もう片方の手で、寂しそうな眉を撫でようと指先を伸ばす。 あなたの我が儘に付き合うのも、わたしの我が儘だもの。* ]
(422) 2015/10/10(Sat) 23時頃
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