158 Anotherday for "wolves"
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― 昨夜 ―
[――― 耀く、破軍星の煌めき。
青白いいろは、 エンジェル・ブルーとおなじいろ。
鏡のように、映しながら、 夜を小さな紅の炎に点し。 出歩く人影があったならば、 すこし話しながらも、ちょっと笑って。 ]
あまり出歩かないほーがいいんじゃないかい。 物騒だし、なによりも疑われちゃあ叶わないよ
[なんて、 自警団らしいことを言いながらも。 教会だけは、どうしても寄り着く気が起きなかった。]
(0) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[それは予感か。]
[ただの、嫌悪か。]
……。 …… 一か所くらい、いいだろう。
… ねえ?
[ふい、と。
ゆらり 揺ら 揺ら。
紅蓮に とおい教会の影を映し。 一歩を踏み出す気がどうしても起きず、 誰にともなく、自答して。
――― 黒衣を、翻す。 ]
(1) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[ざわめき。 ゆらめき。
木々は、 黒猫の毛並みは。
星々のきらめきは、 不吉を示したけれど。
言いようも 得体もしれない。 その空気に背を押されたかのように。 いつもより早く、診療所に切り上げた。]
[その日。
――― やけに、寝つきが悪かったのは。 やっぱり、溺れていた酒の海がなかったからだろう。]
(2) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[ いやあな、夢を見てしまった。 *]
(3) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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― 幕前01-2/ゆめのなか ―
[星が はじけて。
紫苑に垂れた滴は、透と、 硝煙に掻き消えそうな、 けれど 強烈な 血錆色。
擽る鼻腔は 否が応でも。 つないだ腕の先が、強張っていくのだと。 冬が、齎されたのだと。
――― 恒星が、爆ぜたのだと、わかった。]
(4) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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(『…… アル。
…… ―― ううん。
‟ ヨハネス ”。
一緒だって言ってくれて、嬉しかった。 あたし達は、ずっと一緒。
一緒だけれど、 あたしの手は、どうか‟離して”。 きみは、きみだから。
どうか、きみだけは、生きて。 ――― 逃げて、生き延びて。』)
(『あたしは。
そのためなら、破軍星となって、見守るわ』)
(5) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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( 音なき音は。 声なき声は。
決して、片割れには届かずに。 その瞬間に、‟ワタシ”と。
‟彼女”は、生まれた。 )
( あれ? )
( ……‟爆ぜた”? ‟生まれた”?
うそだ。
ねえさんは、生きていて。 そうだ。
星が弾けたって?(しんだって?) ああ これは、きっと。悪いゆめだろう。)
[ ――― ノイズ。 ]
(6) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[混濁する砂嵐。
息ができない。 ああ。 誰が生きて。 誰が死んで、
( …… やっぱり、わからないや) 黒い紙の上から ぶちまけられた白い染料。 書いて 消して 書いて 消して
多層菓子のように、積み上げられる記憶。 狭まる、ゆめのせかいの視界のなか。 魘され 浮上しかけた意識をまえに、 鮮明に、過ぎてゆく光景がひとつ。]
(7) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[ それは 野を蹂躙する、 黒い狗のすがた。
まるで 黒妖犬<ヘルハウンド>を。 地獄の猟犬を、
彷彿とさせる狼の姿。 ]
[ わかりたくない。知りたくない。 ] [ けれど、あれは。わかってしまう。]
[ 死の際。 生命と引き換えにした、 さいごの、星の爆発。
――― つぎつぎに、 それは ひとを、追っ手を。 物言わぬ 肉塊に変えていく。]
(8) 2015/05/13(Wed) 03時半頃
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[ それは。 ]
[『わたしたち』の、『血』にかけられた呪い。] [『わたしたち』の、『血脈』に流れる、祝福。]
[星棺を司る、 七星の娘たちの末裔の血脈に与えられた]
[ ひとつの、ちから。 *]
(9) 2015/05/13(Wed) 04時頃
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/*
[ ――― 死してなお、 獲物を狙う 不吉な黒犬の、 冥府の飼狼の、牙。 * ]
ここまで書こうかとおもったけど 充分いまので賞金稼ぎCOになるかなとか思いつつ ならない気もしつつ。
ちょっとなやんだが。 立ち位置的に落ちもやっぱりありそうだから、 PL目線では一応出しときたい(落ちは全然かまわないんだが)ので、とりあえずここまでで
絡みとかあればそこでだしていきたい
(-3) 2015/05/13(Wed) 04時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/13(Wed) 04時頃
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― 早朝 ―
…… っ、
…… 、 うそ、だ
[ばっ、と 跳び起きるよう、勢いよく捲った布団。
ズキリ、痛む頭。 黒い絹糸に、白い手を沈み込ませた。 項には、冷や汗に紛れ。]
[ やけに、姐姐が居なくなった夢が 生々しさに帯びて、
――― 現実と、紛う。 ]
[ 否。 それは紛れも無く。 真実、だったけれど。 ]
(54) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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( 『 …… 』 )
[何故か、今日はカレイドたちが静かな気がした。 まるで。 『誰か』、欠けたように。]
[猫の瞳は。
人を焦がれる、狗のように。 寂しそうに、 ゆら、ゆら。
乙女の貌は。今日は、居ない。]
[ ――― ‟ヨハネス”。
夢といえど。(過去の記憶といえど。) 呼ばれた名が、ひさしぶりで。 ぎゅ、と、拳を握り。 ]
…… マルガレーテ、 (いや、違う)
(55) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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…カイド。
…… どこに、いるの。
[その低い声は、姉を喚ぶもの。 正確には、生きた影でなく。 『自分のなか』の、片割れの。 カイドの、人格を。
呼んでも、返事はない。 ゆらり。 沈黙したまま、立ち上がる。 猫が鏡を、求めるように。
そうして ベッドから降りようとした、その時。 戸が軋む音>>26がした。 ]
(56) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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/*
あっ、別の部屋みたいな描写しちゃったけど大丈夫、かな!!だめならダメで…
(-41) 2015/05/13(Wed) 14時頃
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…… 食べる。
[朝食を食べるか問われれば、 こくり。頷いた。
漂う、シチューのあまいにおいが 鼻腔を擽るから、 すん、と鼻を慣らしてから。 琥珀色の瞳を『狗』が見上げた。]
[窓を見る。] [外からは、 いつもと変わりない小鳥の囀りが聞こえ。 陰鬱さを払うような朝日が差し込めど。
どこか、夢のせいか。 それとも 別の、『なにか』か。]
[どこか、憂鬱な、まま。]
(57) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[ぼう。 と、
揺らぐ瞳の色を浮かべたまま、 近くのミニテーブルの上から、鏡を取り。
>>26教会へ行くつもり 、と言われれば 昨晩寄り着く気にならなかったあの場所に、 すこうし、心臓が跳ねるような気がした。]
そうか。 アタシは、あんなとこ 用が無いのも行きたくないからな。 なにかあるんなら、あとで教えろよ。 [働かないあたまを、無理矢理動かしながら、 いつもよりもはるかに調子の低い声で、 狗はさらりと風のように言い切った。 ]
(58) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[それから。 濡れ羽の睫毛が、上下にまたたく。 ローブがベッドの傍から離れてゆく前に、 もう一度、ふわり と、ベッドへ腰掛けて。
仄暗い闇が見つめ返す鏡を 覗きこみながら、
ぽつり。 ]
きのう。
夜の見回りのとき、 あそこにだけは、教会だけは。 寄りたくなかったから。 …… サボったんだけどな。
―――― なにもないと、いーけどねえ
(59) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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[鏡を持つ、両手に力が籠る。
まるで、神を信じてもいないのように 懺悔のような、繕いのような。
どこか縋るような、 そんな言葉が零れるのは、
夜に感じた 『嫌な予感』を、避けるよう。逃げるよう。 途中で、帰ってきてしまったから。
――― 猫も、狗も。 『元は』同じ『アル』だから。 その本質は、そう変わることはない。*]
(60) 2015/05/13(Wed) 14時半頃
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/*
『アルカイド』と『アル』の違いは 地味にちょっとアルのが口が悪い
もうすこし少年っぽくするつもりだったけど 内面と自分の外に出すとでは変わるようだ
(-42) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/13(Wed) 15時頃
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/*
スティが居なくなったら狗発狂しそう。 ただそうなったら賞金稼ぎ先どうしようかな?と なるのだが。
無理矢理使う必要もないし、 もにょらせるとかフラグたてられないなら 使う気はないけど。
やっぱり使いたいよね(
(-46) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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/*
全然議事チップで考えてなかったんだが 母:モニカ 父、と探してリーとかでね?とか思った() 最初から意識してたら露蝶とかしょうろとかも考えたけど
(-48) 2015/05/13(Wed) 15時頃
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― 回想/昨夜・酒場 ―
へ。
[>>19『好い返事』と。
嘘か、本当かわからぬよな 茶化すように聞こえた響きに 狗は目を丸めて。
口を上向きに、歪める。 ]
あいにく、男で悪かったねえ。
[でも、まあ。
手を繋いだ狗は、 ゆるうり 首を回す。]
(76) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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『こーいうのが』お好みなら、 『ねえさん』が『ここ』に居たら、 きっと あんた、食いつきそうだなあ。
……あんたみたいな『気』を持ったやつは 近寄らせないけどな。
[『ここ』が、この場か。この村か。 無意識に曖昧に濁った指示語を示しながらも、 握った手に籠る力が、すこしばかり強まる。
華奢に見えても、狗は 人の姿でも剛力と謳われていたから。 きり、と 万力でも籠めるよに、
それから。 囁かれる、敵意よりも 甘い、あまあい。 菓子の薫りでもしそうな囁きに、目を細め。
呵。 わらった。 *]
(79) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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…… なに、ってなあに。
[見通す渡鴉に、 相も煙に撒いたかおをして。 鋭利は、刃を突きつけるように。]
アタシは、なあんにも被ってないよ? もともと、『猫』なんかじゃあない。 『狗』であるだけでさあ。
…… 藪をつつく、っていうんだっけな。 やめた方がいいよ。
さもないと。 黒妖犬が冥府に帰るとき、 恨みを買って 道連れにされちまうかもよ?
(-51) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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[ぼんやり。 牙を研いだ 狗の影を帯びた猫目に、 忠告など聞かず、襤褸のようになった身を 拾うた数寄者を思い出しながら。]
[ぱちり]
[その影を瞬きのなかに隠し、
――― 囁かれた愛のようなことばには、
また 恋人の片割れが返すよな あまあい熱を帯びさせながらも、 そっと 首に心中の刃を突きつけるかのよう。
それ以上に 踏み込む覚悟がないならば。 一線を超えるな。と。 その身を突き放すように、言い放った。*]
(-53) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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/*
先生のアサゴハンダヨーがかわいいww>メモ
(-52) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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/*
お返しをうとうとすると なんか 薔薇っぽくなって うむむ っt
そういうのじゃないと思うの だが、な 単純に飼い主が居なくなるのが嫌なペットの心境?
(-58) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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― 早朝/診療所 ―
…… いつも通りだよ。 『朝』は、な。
[夜こそ。奈落の闇に近い帳の中こそ。 黒狗の時間のはずなのに。
ふたつの意識が、『統合』された (……もっとも、片割れは。いま。) アルカイドから、解離する意識が 偶に浮かび上がるのが、大凡朝というのは。 まるで、皮肉のようだと思う。 ]
[丁度、外で揚々と鳴きあげる 小鳥の唄が、嘲笑っているように 聞こえたもんだから。]
(104) 2015/05/13(Wed) 17時頃
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[朝日差す窓に、蒼は泳ぎ。 睨めつけかけたが、すぐに逸らし。
鏡をみつめていたが、 『狗』のまま。 琥珀色をみあげた。]
[怖がるでもない。 気味悪がるでもない。
面白そうな 、 それでいて どこか心配すら差したいろ。 それが、どこか心地よい距離と感じながら。]
[やっぱり、数寄者だと思った。]
(105) 2015/05/13(Wed) 17時頃
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