171 獣[せんせい]と少女
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/* えっpt無制限おっおっ、
(-4) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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──畑──
[抜け駆けなんて語弊がある>>0:539 ユージンの声は風に乗って鼓膜をノックしたけれど、自分は肩を竦めてにやりと笑みを浮かべた。]
やっちまったなぁ。命を粗末にするなってまた誰かに怒られそうだ。
[長く無造作に伸びたままの前髪は時折便利だ。 彼の経験>>0:540を聞いても見た目は変わることなく耳を傾けられるのだから。]
困るよなぁ。
[本音を隠すには優れている。]
(5) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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[彼の能力を知らない訳でもない。 実際苦労することはあったのだろう。 今でこそ少女らを風で運んだりしているようだけど、それだって一歩誤れば事故になりかねない。 その点を考慮すれば彼の努力は評価されるべきなのだけど。]
ユージン。 これは泥棒じゃなくて、“採集のお手伝い”だ。
[提案には表し方を訂正しつつ二つ返事で承諾を>>0:541 収穫用の籠を探し出せば野菜を回収していく。
大きく鳴る腹の音は二重奏になったことだろう。 あまい匂い>>0:519が漂い始めれば尚更に。]
今日はご馳走だな。*
(6) 2015/10/08(Thu) 00時半頃
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─一年前のこと─
[皆で食べるごちそう>>21 全員の顔がこうして並ぶのはきっともうちょうど1年後まで。
匂いにつられて歩いていればクラリッサお手製のタルトタタン。 少し減っていたようだから先に食べていた者>>20もいたのかもしれない。
何にせよ残っていたことは幸運だったので頂戴して。]
確かに美味いな。こりゃたくさん林檎を手に入れるべきか。
[ユージンとは真逆のこと>>24を口に出して、ちらりと視線を。 あのやり取り>>0:282を忘れた訳ではなかったし、ベソをかいてないか気になったから>>0:480
でも目立った傷口は見当たらなかったし、]
ごちそう様。
[合格点だとばかりに親指と人さし指で円形を作った。]*
(44) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[夜はユージンのお手製スープ。 なら自分は刻んだ野菜をたっぷり入れたチキンライスを卵で巻いた物を。
酒盛りの話>>18には便乗するように着いて行っては、暫く耳を傾けていたのだけど、羊の頭骨>>38 いつか視界に入れた顔には程遠いそれ。
……昔、夜中に部屋を飛び出している少女>>15がいたことは知っている。 随分とモスキュートが手を焼いていることも。
あの2人の間に何があったのか。 詳しくはこの目にしていないから、分からないのだけど。]
じゃあ、お先に。
[酒を呷りながらも頃合いになれば外の空気を吸うと残して自分は立ち去った。 一度、その光景を焼き付けるように一瞥しながら。]*
(45) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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/* >>44は>0:490だ申し訳ない。
(-15) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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/* 拾い下手なのでちょっと知り込んでしまう癖をどうにかしたい。 メモあまり返せず申し訳ない。
(-16) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[酔いが冷めた頃にはもうすっかり静寂が辺りを包んでいたように思えた。
いつもと同じ暗闇。 廊下を照らすランプの火。 ふと床を眺めた。 そこに水滴の跡はない。 なかった、けれど。]
………声?
[微かに聞こえた音>>29が、あの時の声>>0:368と似ているように思えたのだ。
時々廊下を照らすランプは、暗闇を照らすには心細い。 歩を動かしながら向かう。 そこは昔自分がいた窓に近い場所で、窓からだと星を探すには一番見晴らしの良い場所であり、]
ミツボシ。
[誰かを見つけるにも適した場所だった。]
(48) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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またねむれないのか。
[無意識に潜めた声に彼女からの返答はあっただろうか。 ただ、もし硬貨>>26が彼女の手にあったのなら薄っすら唇を引き結んだだろうが。]
………When the blazing sun is gone, When he nothing shines upon,
[二番の歌詞。 口遊むのは何となく懐かしさを思い出したからかもしれない。 まだちいさいけれど、成長した体へと腕を伸そうと思ったのだが、
畑の一件。黒ずんだトマトを思い出せば引き攣る親指。 沈黙。眉を寄せて息を吐く。 昔のように抱こうとして、………やめた。]
(49) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[かといって眠そうに見えるものだから>>29 代わりに横抱きに抱えれば、]
Then you show your little light, Twinkle, twinkle, all the night. [一度、振り返る。 窓際から覗く空で何を探していたか気になったから。 だがいつまでもここにいては体を冷やしてしまうかもしれないから。 微かに伝わる体温をそのままに、彼女がいたであろう部屋へと。
伸びた手足には知らぬふりをして。]*
(50) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[一年後、そのことにも一瞬だけ、蓋をして。]**
(51) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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/* お名前ミスが多過ぎる。 申し訳ない。
(-18) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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/* 子鈴さん、ヒナコさんとも絡みたいなぁ、と思いつつ…。
(-20) 2015/10/08(Thu) 08時半頃
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/* 小鈴さんね。 昔と今、同じ言葉でも印象違うのいいな。
(-21) 2015/10/08(Thu) 08時半頃
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──始まりの朝・厨房──
[10回訪れる10度目の月。 まな板の上に野菜を置けば、トントンと包丁が小気味良い音を立てた。]
………さて、寝坊助はいるのか。
[9回までとはきっと、もう違うのだろう。
蜂蜜が欲しくてたった椅子の上からバランスを崩していた少女も、 夜眠れないと泣きついてきた少女も、 おねえさんだと言いながら食事を口にして食べカスを残していた少女も、 甘い果実のタルトが好きな少女も、 本を読みたくさんのことを知っていく少女も、 風に乗せられ残る鈴の音の少女も、みんな、
今日という日を迎えれば、いつこの門を出て行ってしまうのか。]
(60) 2015/10/08(Thu) 19時半頃
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そっちのジャガイモを切っといてくれ…って、あぁ。
[人参と、キャベツと。 野菜を切り分けながら傍へと視線をやる。
そこには誰かいただろうか。 同胞ならばまだしも、もしもあの日のようにお手伝いさんが来てくれていたのならば包丁を扱うことを思い出し、やっぱりいいなんて口にしながら切り分けポトフの具材にするのだが。]**
(61) 2015/10/08(Thu) 19時半頃
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/* まって。かわいい。ヒナコちゃんかわいい。
(-32) 2015/10/08(Thu) 21時半頃
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[好きな食べ物>>0:535 鍋に投入したソーセージをオリーブオイルで炒めながら考えた。 ヒナコが読書家>>0:77ことは知っている。 気まぐれに覗いた巨大書庫で何度か姿を見つけているからだった。 といっても自分はさほど本を読まない。 だから彼女との接点と言えば、]
なんだ。やけに張り切ってるな。 よし。なら君に“お茶会”の準備は任せた。
[朝食なのだけど、ある御伽話めいた言葉で頼んだ。 柔らかい色の髪>>74 結わえられた一房は綺麗に彼女の左横で揺れている。]
(91) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[おやつに、と。 たまーに授業を居眠りしている彼女>>0:426へ 焼き立てのクッキーと紅茶を差し出した時のことは忘れていないけれど、 帽子を被って「お茶はいかが?」なんて洒落込んでみた時、どんな顔をしていたっけ。]
届くかー。
[カチャカチャと合わさる食器の音を聞きながらも、ソーセージを炒め終えれば切った野菜も足して水とコンソメを鍋に入れていく。
去年の今頃は確かスープをアヤワスカが手伝ってくれていて>>0:410 どさどさと林檎を置いていたクラリッサ>>0:276がパティシアと共に現れた。
彼女たちもすっかり1年。 たった、1年なのに変化が見えてしまうもので。]
(92) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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林檎と桃。それと梨。 どれを朝に出すかな。
[籠に入れたままの果物の名前を呟きながら考える。 特別な1日であっても少しくらい変わらない瞬間があっても悪くはないだろうから。]
ただ、ちょっと足りないな。これは“林檎泥棒”に願うもあり、か。
[葡萄が足りない。自分なら干し葡萄にしてしまいそうだけど、パウンドケーキにするのもありか。 味付けは砂糖でも蜂蜜でも。なんて。]
(93) 2015/10/08(Thu) 22時頃
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[ヒナコの提案>>110 漂う茶葉の香りとカップ越しに伝わる温かさははきっと、喜んでくれるだろう。 覗く金貨。外の気配。 繰り返すまなびやの夜は限りのある猶予期間。 いつかこわいと言っていたあの子はもう泣きつくことはなかったけれど、せめてその瞬間は楽しんでくれたらいい。
続きの言葉>>96を知ることはなかった。 知らないふりをしていたなんてことも、知らなかったけれど。]
………。
[かたん。>>112 こっそり帽子の中で耳がぴくりと動く。 いつかバランスを崩し椅子から落ちたクリスマスを思えば案外根強く残っているらしい記憶。 少女の中でも小柄な枠に入るヒナコ。 またコリンの張り上った声を聞いたら落ちてしまうかも、なんて。 今日に限って、静寂が身を包む。
だから、笑おう。]
(126) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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欲張り、だなぁ。 まぁ、みんなで、…食べた方が果物だって嬉しいだろ。 よし今日は我慢せずに食えるぞ、ヒナコ。
[必要な分だけ。そうとは口にはせず、]
まさか。お手伝いをお願いするだけだ。 ヒナコがおっきくなれるように協力して貰うだけだが?
[自分のクッキーは食べて下さいとばかりに焼き立てを彼女に差し出した時、ミルクみたいな笑み>>110が見えたものだから。
彼女を大きくしたり小さくしたりする力はないし、寧ろ止めるばかりの能力ではあるが、]
(127) 2015/10/08(Thu) 23時頃
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それにアヤワスカと違ってユージンは隠れるのが下手だからな。
[なんて、一言。 鍋を煮込む間に切り分けたバケット。 バターを小皿に盛り付けつつ、朝食の準備は、整う。 後は果物が届けばそれをデザートにするか。 要望があれば即席と気合いで何か作るのもありだけど。]
楽しみだな。
[片手間が空いた時にその小さな頭をぐりぐり撫でておこうか。 せっかく整えられた髪が乱れたら怒られるかもしれないけれど。]
さ、運ぶか。手伝いはいるか?…まぁその前に。
[スープ皿を出しつつ蓋を開ければ塩胡椒で味付けされたポトフの匂いが広がる。]
(131) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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味見はする?
[お手伝いさんの特権を口にしつつも茶を配るのなら手伝おうと、視線を食堂に繋がる扉に向けた。]
(133) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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/* フットワーク軽い人に憧れます。 話の霧どきがわからならくて。ヒナコちゃんさらっと地雷を踏み抜く素敵か。
(-44) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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コインと交換で。
[相変わらず表情筋が仕事している気配のない様子>>138 いきなり現れた顔に内心左胸が動揺に揺れるに揺れた。 少し肩が跳ねてしまったことがバレたら咳払いをすることにするのだが。]
おはよう。クラリッサ。 今日は朝食に果物も用意する予定だよ。
[見かけたのならクラリッサにそう声をかける。 いやしかし、厨房に何か用があったのだろうかと首を傾げて、合点。]
よしエフ。コインはなしでお手伝い係に君を採用するか。 代わりにポトフでも一口食べてくかい?
[砕けた様子。冗談めいたものだが半分は本気。 役割を分担した方が残りの時間はめいいっぱい使うことが出来るだろうから。]
(144) 2015/10/08(Thu) 23時半頃
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/* うそだろ。エフsocuteカナhyperかわいい。
(-58) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[任務を無事終えたことをその笑み>>152が教えてくれたのならば、いつものように緩く口角を上げたことだろう。
しかしヒナコの言葉>>152には、少しだけ唇を引き結ぶ。
10年過ごしてきた彼女ら一人がいなくなるのだとすれば、何度この時を迎えたって寂寥感は募る。 でも喜んでくれるのならば>>154 便乗するように軽快に言葉を切り出せたから。]
なんだ。おねだりなら叶えてやるのに。 でもちゃんと足があるんだから自分のことは自分でやらないとな。
[ただいつもは甘やかしていたとしても今日は少しだけ突き放す。 でも結局頭を撫でてやる頃には鞭は紐になっていて。
昔より僅かに近くなった距離感に、このまま撫で続けたら止まってしまうんだろうか、なんてセンチメンタルな気分に陥ってしまってものだから。]
ほら完成。
[一歩飛び出たアホ毛が雛みたいだったものだから整えてやれば、はにかみ隠した。]
(172) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[味見はするようで>>156 小皿にポトフをよそってやった。 しかし唐突に現れたエフに動揺したのはヒナコもだったようで。 スプーンの音。 ヒナコはすぐに拾ったようだけど、後ほどヒナコが口にした特別扱いの1日>>163をクラリッサはどのように感じただろう。
自分はといえば彼のコメント>>169には笑ってしまったわけだが。]
まぁただジャガイモの数はヒナコに多めにしようか。 働かぬもの食うべからず。
[働き手が欲しかったのは本音。 それが彼の計画の一環であるとは露知らず、纏う空気が和らいだのなら自分も結局肩を竦めて受け入れた。
クラリッサも手伝ってくれるのならば同じように味見と称して小皿に持ったポトフを渡しただろう。 だがそれ以上は食事のお代わりの際に。 どっかの誰かさん>>165みたいに間食し過ぎてはみんなと食べる時にお腹いっぱいなんて寂しいものだから。(今は大丈夫だろうけど。)
だが味見で終わる範囲は大歓迎。]
(175) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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[さぁ、みんなで働こうかと精を出している間、その傍聞こえた話題>>174 に首を傾げる。
朝が賑やかなのはいつものことだと流していた自分からすれば、別段気になることかとおもっていたのだけど、ユージンと言えば去年の記憶>>0:540
あの時、自分は彼の能力を少し羨ましいと思ってしまった。 何故彼が能力を調整しているのか、そんな理由すら知らずに。]
知らないな。 彼は隠れんぼが苦手な癖に隠し事は得意なのかもしれない。
[あの時、もう少し真っ直ぐに受け止めていたのなら心当たりは出来たのかもしれない。 だが過去は幾年も時を過ごしたから分かる。 変えられないし帰れない。 だから自分は知らないと頭を振って他の者はどうだろうと手を動かしながら様子を窺った。]
(179) 2015/10/09(Fri) 00時半頃
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