263 ― 地球からの手紙 ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[遥か高き天井に描かれる人工の空は今日も快晴で 緩やかに動く雲程度しか変化がなくとも、 その下を通る人々は皆、どこか楽しげだ。
伴侶と、友人と、或いは親子連れで、勿論お一人様も 時折ホログラムのコマーシャルに足を止めながら それぞれが求める場所へと流れてゆく。
休日の昼、母親の使いでショッピングモールへ足を運び 人混みを構成する一人となった少年が向かうのは、 食料品売り場のあるフロアではなくて。]
(29) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
うわ、いっぱいある
[一体どれが良いものなのだろうか。 陳列されたそれらを目に思わず独り言を呟き、 ひょこひょこと棚の前を移動しながら、その全てを眺め倒す。 ────文具売り場の一角、レターセットが並ぶ棚は 脇を通り過ぎる者ばかりで、少年が邪魔になることは無かった。
故に、呟きを喧騒から聞き取った者も 言葉の割には浮かべた表情は楽しげであったことを知る者も ショッピングモールの客達の中には存在しない。]
(30) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[日常の変化は唐突だった。 枕元の振動に常よりずっと早くに起こされて 驚き、喜び、二度寝が出来なくなった頭で階下へ降り、 早い朝食を取っていると玄関から聞こえた音。
新聞や親宛ての事務的な便りと共に落ちていたそれらは 少年への者と示すものがなくとも、両親に対してもそうで 中身を確認し──絡みついたものを取り除いてから──気づく
その後の反応は、教室で注目を浴びた時と似ている。 “有り得ない”よりも羞恥心が勝るのは患う物を持つ思春期故に。]
(31) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
可愛いほうがいいのかなー……
[一つはとても可愛い封筒と便箋だったから ああ、でも、読む限りではどちらも望まないかも。
現在の少年は落ち着きレターセットの柄を思考する余裕があるが 手紙を読んだ後冷静になるまでにはそれなりの時間が掛かった。 そして、返事を書くという結論を出せたのは 精一杯答えてあげたいと思える手紙が届いたから、それに 何故か自分のメモ書きを送られてしまったらしい誰かが とても真摯に返事をしてくれたからでもある。
中々不可解で結論が出ない事象、ネットでも調べておきたいが “名前も知らない誰かと言葉を交わす”という部分に関しては 自身が電子機器で行っていることとそう変わらない。]
(32) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[そうして時間を掛けて選ぶことが出来たのなら、 大切に大切に紙袋を抱えて、本来の用事を済ませに急いだ。
食料品の詰まった袋を帰宅を待っていた母親に託せば、 早速部屋に戻り、机に向かいペンを取り思考する ああ、メールの返信も考えなければいけない。 “あの不思議なもの”のことは、 色々と含めてもう少し長く悩もうと思うけれど。
気心の知れた友人が相手なわけでもないのに、何故か楽しい 忙しさが煩わしく無いというのは、心地良い。
数日前、文字のチャットにロマンが無いと感じた少年は 顔も見えない声も聞こえないコミュニケーションに対して とても積極的に変わっていた。]
(33) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[青い絵の具を混ぜ、薄め、一つ一つ落としたような 淡い色彩で縁取られたレターセット 封筒は端の一部が星型に小さく切り抜かれた作りになっている そして、相手の署名をそのまま宛先に 今度は自分の名前と住所もしっかりと記入した。
殴り書きも塗り潰しも何処にも無い。 出来る限りで、丁寧に綴ったつもりである。]
(-33) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
心優しいあなたへ
とても丁寧なお返事をありがとうございます それ以上に、本当にすみません。 あれを誰かに届けるつもりは無かったんです。
どうして届いてしまったのか、実のところ分かりません。 あのような内容を汚い紙で急に送られてしまって、 ご迷惑をお掛けしたと思います。
その上で真摯に答えて下さった人生の先輩へ もう一度今度はちゃんと手紙を書きたいと思って、 今ペンを握っています。
(-34) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
僕が読んだ限りでは、ですが あなたの奥様への気持ちは恋なのだと感じました。
熱烈だったり、綺麗な言葉で表現していたり そういうものばかりが恋なわけではないと思います。
声が聞きたい、傍にいて欲しい 素朴で、とても切実な気持ちですね。
僕なんかが言っていいこととは思えないのですが、 今からでもあなたが自信を持ってくれたのなら、 きっと奥様も喜ぶのではないでしょうか?
届いてくれますように! 学より
(-35) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[青い絵の具を混ぜ、薄め、一つ一つ落としたような 淡い色彩で縁取られたレターセット 封筒は端の一部が星型に小さく切り抜かれた作りになっている その穴から「ショコラくんへ」と見えるように細工した。 雑では無いが、女性や子供の丸みは無い文字で手紙は綴られる。]
(-36) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
ショコラくんへ
初めまして、僕は学という名前の高校生です。
不思議なポスト、とても素敵な話ですね 僕は聞いたことがないので、届かなかったらごめんなさい。
可愛くて優しいお姉さんがいて羨ましいです でも、ちょっと大変なこともあるみたいですね。 女の子は繊細で複雑なものらしいですよ。 落ち着いた態度で扱いに気をつけてみたら、 かっこいい子として扱って貰えるかもしれませんね。
さて、恋のことですがまず言えるのは、 お姉さんの言葉は君が恋を知れば必ず理解出来ます。 けれど、恋はしようと思ってするものではありません。 恋というのは気持ちがひとりの存在に強く動くことです 僕も説明が難しいので、例え話をしようと思います。
(-37) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
ショコラくんは、風が強い日に傘を差したことはありますか 最初は大丈夫でもとても強い風が吹いた時、 傘はそれに乗って自分の手から逃げそうになります。 いつそうなるかは分かりませんし、 逃げそうな傘を捕まえているのはとても大変なことです。
つまり、いつ自分が恋をするかなんて分からなくて してしまったら今度は気持ちを制御するのも難しくなるのです。
そう聞くととても面倒に思えるかもしれませんが、 いいものでもあるんですよ。 自分じゃない誰かがとても素敵に思えて、 良いところにいっぱい気づけて、大好きになって 相手にも同じように思ってほしくなるんです。
僕なりに考えて書いてみましたが、 君の参考にならなかったらごめんなさい。
この手紙が君に届きますように 学より
(-38) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[二つ書き上げ、後のほうを眺め少し考える。 自分に届くべきではなかっただろうな、と 彼──合っているのだろうか──が望む感情は持っていても その対象、が。
例えば母親みたいな年齢の人を好きになったとか、 同性の友人に恋をしてしまったとか。 それくらいの差異なら良かったのだろうが。
参考になることを願うしかない。]
(34) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
/* おわぁ、すみません軽いノリでカドの絵とあんな言葉を送ってしまい 間に合わないメール組も本当にすみません
(-41) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[それから暫く、少年は調べものをした 紛失するメモ、宛先の無い手紙。それと“不思議なポスト”について キーワードは思いつく限り駆使したものの、 おとぎ話、都市伝説、関係ないページが多くを占めた。
非現実的現象に確実性はやはり見つけられない しかし、彼には体験した事象がある。 ──全ての引き出しをひっくり返してもあのメモは無かった。
そして、一つの非現実をネットから掬い取り 自分の体験と重ね、行動することにした。]
(35) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
お願いしますパルック様!
[「鍵のついた引き出しにポプリと手紙を入れ パルック様にお願いし、一日決して開かないこと。 そうするとパルック様が手紙を届けてくれるらしい。 何処にでも、住所がなくても。」 ポプリは母親がリビングに飾っていたものを頂戴し、 引き出しの前で両手を合わせ少年は頼み込んだ。
パルック様とやらも眉唾だなどと、彼は知らない。 けれど手紙は届くことも、また同じく。]
(36) 2019/04/19(Fri) 23時半頃
|
|
[さあ次はメールを書こう 立ち上がった彼は意気揚々と、それを楽しみにしていたのだが 届いた二通を開くより先に、響いたノック音 母親に促され昼食を取りに階段を降りて。]
えっ、今から出掛けるの?
[食事の途中、思わぬことを告げられた。 親戚が関わる事情の為、自分は家にいるとも言えず 一晩泊まることになってしまって。 残念ながらその日、メールを返すことは出来なかった──]*
(44) 2019/04/20(Sat) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る