15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 10時頃
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―城内・ある部屋―
結局これは、何だろうな。 …考えるのが億劫になってきた。
[ベッドのそれは何であるか判断できなかった。 半ば錯乱していたような状態から覚めると、部屋を出て外に出た。]
(20) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
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―城内・廊下―
この城、こんな廃墟だったか?お前はどう思うよ。 本当に人が何人もいたと思うか?お前はどう思うよ。
[初めてこの城下に降り立ったときの生活感が、いつの間にか無くなりかけている。
時が加速したかのような色褪せていく感覚に、城下に入ったときから幻を見たような、そんな感じになった。]
(21) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 10時半頃
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―城内・廊下―
…その子を背負って生きるのは… ―――……重たくない……?
[見つけたのは、物言わぬ骸は、少し前まで自分と話していた少女。あの時の言葉が…何か塞き止めていたものをゆるりと開けて。]
背負うのは重くないと俺は返したよな。 ―本当は、逆だよ。逆なんだ。 相棒が居なかったら、俺だってもう足に地を付けるかわからなくなるくらい軽くなるんだ。きっとそうだ。
だから相棒が生きろと、俺を食った分まで生きろと云うんだ。だから俺はまだ生きているんだ。
そうなんだろ? なあお前はどう思うよ?
[相棒の、マーゴが手をかけた位置に自分も片手を握り、。もう片手は自分の肩甲骨を摘んだ。]
(29) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
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/*あ、確定しちゃった。 崩れて砂になったかもしれないのに。
(-12) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
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[>>28突然の銃声に、窓に駆け寄り、半身で外を見た。 ほんのわずかにでも、シィラから噴出した血が見えただろう。]
銃声…シィラを―誰かが攻撃した―?
[銃声の度、宙で蠢くシィラが見えた。 それを城の壁の穴を見ながら、直下に向かっていく。]
(47) 2010/07/23(Fri) 15時半頃
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―銃撃地点と思しき場所の近く―
[チャールズの手によって向けられていた銃口、赤い羽の塊と、鉱物のようなもの、ホリー。更に側で顛末を見守るコリーン。フィリップも居たかもしれない。
そして、見張り塔に飛んでいくシィラ、ヨーランダがくっついていたようにも見えた。
銃口を下したチャールズとすれ違う。意識なく縋るような視線を彼に向けたが、向こうは気付いていないだろうか。]
(60) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 17時頃
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―城内・回廊・銃撃現場―
この赤い羽は誰なんだ…? ―そっちの向こうのは、ベネットか何かか?
[赤い羽の正体はわからないが、もう片方は鉱石化していたベネットを思い出した。そこに残っていた誰かが答えたかもしれない、でも半分聞き流しただろう。
立て続けに消えていく命が、自分の何かを浸食している。壊れた残骸を見るたび、都度心と体が気だるくなっていくのを感じた。]
まーちょっと疲れた。 休憩するわ。
[それは今までの丁寧な言葉ではなく、斜に構えたような男が吐くような科白だっただろう。
ふー、と上空へと静かに息を吐いた。そしてそのまま泉に向って歩いていく。]
(64) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―城内・中庭―
お前は変わらないんだな。 ―よかった。本当によかった。
[泉の前には相変わらず異形の樹が佇んでいた。 変わらないそれを、仲間であるかのような気分でそっと撫でた。
樹の基に腰を下ろし、樹の下で汲んであった泉の水に口を付けた。泉の清らかな水が喉越しに通るたび、絵具をぶちまけたような汚い空の色が透き通った青に戻った気がした。]
(65) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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そういや、異形だからわかるのしれないな。
[撫でるたびに樹が揺れた―気がした。]
それが偶然かなあ。 偶然じゃなければいいねえ。 なんてなあ。ははっ。 [吐く言葉が、何故か後ろ向きになっていることに、自身は気付かない。]
(70) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[はじめ―相棒と出会った頃なら、ダムの壁のようなものだっただろう。]
しかしまたこの光景かー。そうなんだよな、みんな壊れていくんだよな。そんでもって消えていくんだ。何時だって、壊れるか消える、そのどっちかなんだ。それ以外無いんだ。 変わらないものはないのに、そこだけは不変とか、ひどいブラックジョークだよな。
[しかし壁は、月日が経つにつれ、静かに削れていった。]
で、いつまで俺は、それを見続ければいいんだろうな。 うーんどうなんだろ。やっぱ生き延びてる間ずっとなのかな? …なあ相棒、教えてくれよ。たまにはしゃべってもいいじゃないか。 [ついに壁に小さな穴が出来て、小さく漏れていく。]
(71) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[自らが傷つかないよう、斧を静かに抱いた。マーゴの言葉がまた頭に響いたときはいつの間にか、相棒がとても重たかった。]
なあ相棒、教えてくれよ。 俺は後何回、あとどれくらいの時間、この光景を見ないといけないんだ? なあ相棒、教えてくれよ。 こんなことを見続けるのが、生き延びるものの定めなのか? [思考を捨て去ることで保っていた生への執着が。]
なあ相棒、教えてくれよ。 こんな形で、皆、生を終わっていくのか?俺もこうやって終わるのか? なあ相棒、教えてくれよ。 俺もベネットみたいに、異形化して消えていくのか? [思考をすり替えることで動いていた肉体が。]
(73) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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なあ相棒、教えてくれよ。 生きるなら、幾度となく打ちひしがれ、そして立ち上がらないといけないのか?
なあ相棒、教えてくれよ。 壊れるまで背負い続けないといけないのか?
[思考を前向きにすることで働いた自分を形成する原動力が。]
なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために生まれてきたんだよ…。
なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために生きているんだよ…。 なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために壊れていくんだよ…。
[自分を形成するものそのものが、流されて消えていくようで。]
(74) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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んあ?
はは…。 く…む…。
なろ…。
うおおおおおおおおおおおおあああああ! [城内で聞いたシィラに負けないつもりで全力で叫び、立ち上がると斧を地面に転がる石に全力で振りおろした。]
(75) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*3650以上で斧が折れる。
(-25) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*7950以下で、引きずる。
(-26) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*ガストン、こんな世の中で、どんだけポジティブなんでしょうか。
(-27) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[>>@5に気付く余裕はなかった。
壊れることすら想像つかずにただ振りおろした斧は、幸か不幸か、折れなかった。
斧から手を離すと、するりと手から抜けた柄がからん、と音を立てた。]
―水?
[誰かに聞くような疑問形で一言だけ。 泉に頭を突っ込み、目いっぱい水を流し込んだ。]
(86) 2010/07/23(Fri) 21時頃
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[水のはじける大きな音のあと、顔に当たる冷たい水、溺れるほどに流れてくる水、泉の水色。 次第に苦しくなる息に、たまらず。] ぷっは!
[右手に体重をかけた顔は、周囲に飛沫をあげた。はたから見れば、さながら川で水を飲む熊のようだっただろう。]
はは、水うめえよ! 俺今さ、生きてるんじゃね?
[場違いなほど明るいその高らかな笑いが中庭に木霊した。]**
(88) 2010/07/23(Fri) 21時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 21時頃
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―中庭・泉の前―
[沸き上がる感情は喜怒哀楽入り雑じっていた。何かが可笑しかった。
笑い尽くした後は、暫く無言で立ち尽くした。
吐く息だけが耳のこった。]
>>87また歌が聞こえる…
ああ、この世界にふさわしい歌だな。
(91) 2010/07/23(Fri) 22時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 22時頃
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[歌は徐々に近づいているように感じられた。]
>>93久しぶりだね。
ところでシィラが壊れそうなのは知ってるけど、ヨーランダが壊れるとはどうしたんだ?
[シィラが飛び上がる際、ヨーランダを連れ去った所は見ていない。]
(95) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
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>>96はは、なるほどね。 君は壊れていくのを、とても楽しそうに見てるんだな。
全く。人死になんて楽しいものじゃないだろうに。
[壊れ行く異形を笑みで評する彼女に苦笑する。]
(102) 2010/07/23(Fri) 23時頃
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