244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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―承前、プロローグ:魔女と孤児―
[自らが口にしてしまった願いを。 魔女がどう受け取るのか不安になったのだろう。
紅い瞳から逃げるように目を逸して。 可哀想なほどに怯え、震えている。
”村を救う為に、魔女の贄になる”という、 ようやく与えられた、ただひとつの 自らを肯定する価値を失って。 帰る家も寄る辺も無く、どれほど心細いだろうか。
だから、]
(2) 2018/06/12(Tue) 23時半頃
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……そう、約束。 贄になんて、絶対になってはだめ。 貴女は誰の為でもなく、貴女自身の為に生きなさい。
そうしていつか ”おとな” になって、>>0:129 精一杯、生命を全うしてから死ぬの。
[不安混じりの問い掛け>>0:312に、そんな言葉を向ける。 今はまだ、飲み込めなくとも構わない。 これからゆっくりと理解していけば、良いのだ]
(3) 2018/06/12(Tue) 23時半頃
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貴女は、ペラジーというのね。 私のことは、何とでも。 貴女の好きなようにお呼びなさいな。
[娘――ペラジーに呼び方を尋ねられたのなら>>0:313 これも彼女自身の意志で 物事を決める良い機会だと考えて。 やや、突き放すように返事をする。
とは言え、気に入らない呼ばれ方をされるなら、 断るつもりでいるのだが]
(4) 2018/06/12(Tue) 23時半頃
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[これからは、彼女が生きていけるように。
文字の読み書きや、数の計算の仕方。 草木や花、果実の栽培の方法。 毒や薬の調合の仕方、医の知識まで 魔女の持つ財産、即ち知を。惜しみなく分け与えよう。
――――ただひとつ、魔法だけを除いて*]
(5) 2018/06/12(Tue) 23時半頃
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[『街に買い出しに行きません?』
そう声を掛けられて、書き物をしていた手を止めて。 振り返れば、紅い瞳に、 すっかり娘らしく育ったペラジーが映る。
彼女が黒い森の住人となり、十余年が過ぎても。 魔女は全く歳を取ることなく、少女の形のままなので、 見かけについては ”おとな” になりつつある弟子と、 いつしか師弟であべこべになってしまった]
(25) 2018/06/13(Wed) 01時半頃
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そうね。 そろそろ、足りないものも出て来る頃でしょうし。
[日常生活の管理はペラジーに任せているので、 言い訳じみた誘い文句に素直に頷く。
魔女は人の世が好きではなかったけれど。 いつか人の世にペラジーを還すつもりでいたから。 人と関わる経験を積ませる為と称して、 年に数度、彼女を伴い街へと出かけていた。
何より、街に赴けば、弟子が楽しそうにするので。 それだけで出かける価値はあるのだ]
(26) 2018/06/13(Wed) 01時半頃
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[街では、魔女の姿は悪目立ちをするので。 白銀の髪を染め粉で一時的に茶色に染め、三つ編みに結い 赤い瞳も目薬で、ペラジーとお揃いの黒に変えて。 服も地味なワンピースに着替える]
では、行きましょうか。
[結界で守られた、森の外へと抜ける樹々の隧道を 荷物を運ぶためのロバを牽きながら。 ペラジーと肩を並べて、のんびりと歩いていく**]
(27) 2018/06/13(Wed) 01時半頃
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―回想:彼方の海―
[黒い森の住人となったばかりのペラジーに、 知識を分け与える術として。 先ずは、文字を教えることから始めることにした。
机に向かうペラジーの前に置いた石版に 白墨で ”Pelagie”と、手本を書いてみせる]
貴女の名前は、こう綴るの。 書いて御覧なさい。
[彼女の名前だけではなく、魔女や使い魔たち ――狼のイグナーツや黒猫のアナベルの名前など ペラジーが興味を持ちそうな単語を 幾つか選んで綴らせながら]
(29) 2018/06/13(Wed) 02時頃
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貴女の名前は”海”を意味するのだけれど、
……海については、知っているかしら?
[そんなことを尋ねると。
海は湖よりも広く、どこまでも水面が続いているだとか。 水の塩辛さや、其処に棲む生き物たちのこと、 波や潮の満ち引きと言った現象にまで、話を広げながら。
いつか、彼女の世界が、 遥か彼方の海にまで届くことを願うのだ**]
(30) 2018/06/13(Wed) 02時頃
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―木漏れ日の森を、歩く―
[ペラジーは気づいているだろうか。
眩しげに見つめてくる眼差しを受け止めて、 偽物の黒い瞳が、微笑むように揺れていることや ロバを牽きながら歩む足取りの軽いことに。
表情に現れにくいだけで、実は魔女の感情は豊かな方。 今日みたいな、謂わば特別な日には、 普段は見えにくい――隠しているつもりもないのだけれど。 ご機嫌さが、仕草の端々に滲むのだ]
(61) 2018/06/13(Wed) 18時半頃
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欲しいもの? ……特には、ないわね。
[不意に尋ねられて>>50、小さく首を傾げる]
元々、魔女は物欲が乏しかったし、 何より、静謐と安寧に満ちた森の奥の棲家で。 ペラジーの成長を見守るだけで、幸せで満ち足りていたから。
これ以上、欲しいと思うことは無く。 むしろ、失うことを恐れる]
(62) 2018/06/13(Wed) 18時半頃
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貴女こそ、欲しいものはないの? 服でも飾り物でも、 好きなものを買って良いのよ。
[深緑のチュニックとズボンという、 飾り気のない服装をしたペラジーを飾るのは。 首から提げる、獣避けの魔法の掛かった、 銀製のポマンダー(香薬入れ)くらいのもの。
年頃の娘なのに自らを飾ることに あまり興味がないように思える、弟子の様子を眺めて。 森の奥で二人暮らしをしているせいだろうかと、魔女は悩む。
ペラジーが、簡素で禁欲的な白ローブを選んで 纏い続ける理由は>>11おおよそ察せてはいたのだけれど]
(63) 2018/06/13(Wed) 18時半頃
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[彼女もまた、魔女と同じに物欲が薄いのだろうし、 きっと、養い子故の遠慮もあるはずだ。
慎ましさは、勿論、美徳だけれど、 少しくらいはおねだりをしてくれた方が嬉しいなんて。 誰もが恐れる魔女は、すっかり、親ばかの境地に至っていた*]
(64) 2018/06/13(Wed) 18時半頃
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―回想:彼方の海、近郊の幸―
[自らの名前を綴り、使い魔たちの名前を綴って。 今度は魔女の名を問う。
綴り方を教えたならば、”Calyx”と 何度も何度も、石版に書かれる拙い文字>>52]
上手に書けるようになってきたわね。 三番目のは、特にきれい。
[ほっそりとした指先で石版を示しながら ペラジーを褒める口調は、優しく楽しげなもの。
初めて知る、様々なことに興味を示し、 白い紙に洋墨が染み込むように、 素直に知識を吸収していくペラジーは とても、教え甲斐のある生徒だった]
(65) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[幼い瞳を輝かせ「いつか見て見たい……>>53」と 想像の中の海に想いを馳せる、少女の頭を優しく撫でて]
貴女が大人になったら、きっと、見られるわ。
[海は遥か彼方で 心の臓を患った幼子が行くには、あまりに遠いけれど。 いつの日か、彼女の望むがまま、 どこへだって行けるようになると励ます。
「一緒に海が見たかった」
呟かれる、海への憧憬と共にある ペラジーの望みが、魔女と一緒に在ることだなんて。 今は未だ、気づくことは出来ない*]
(66) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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―回想:君が名を呼べば―
[好きなように名を呼ぶように告げられて。 ペラジーが選んだのは>>8]
……カリュクス ”さん”ね。 それで構わないわ。
魔女様、なんて呼ばれたら、 どうしようかと思ったけれど。
[”魔女様”と呼ばれるのは嫌いだ。 それは魔女を盲目に崇め、 恐れる者たちの呼び方だったから。
だから、それ以外なら。例えば呼び捨てでも。 彼女の決めたことを肯うつもりだった]
(74) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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もし、呼びにくいのであれば、>>52 呼び捨てにしてくれても良いのだけれど。
[そんなことを口にすれば、 きっと、幼い顔に難しげな表情が浮かぶのだろう。
そんな遣り取りを経て。 いつしかペラジーは魔女を 「カリュクス先生」と呼ぶようになった。>>12
それは魔女にとっても、 思いの他しっくりとくるものだった。
時には ”先生” とだけ、呼ばれることもあった。 魔女は程無くして、呼び方の違いに気づくが、 果たしてペラジー自身は気づいているだろうか?*]
(75) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[欲がない、とつぶやくペラジーの言葉に 少しだけ、がっかりしたような響きを感じれば 彼女が魔女に何かしらの贈り物をしたいのだと気づいて]
……飾りもの、か。
そうね、せっかく街まで行くのだし、 新しい魔除けの素材を購入しましょうか。
貴女とお揃いで作りたいから、 目利きをしてくれる?
[装飾品であれば何でも構わないから、と付け加える。
これなら、ペラジーの可愛らしい願いも叶うし 彼女に飾りものを贈ることもできて 一挙両得ではないかと思うのは。 魔女が特別な日に浮かれている証左かも知れない]
(138) 2018/06/14(Thu) 01時頃
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[そんな他愛のない話をしているうちに、 いつしか街にたどり着く。
ペラジーの後ろにくっつき あれやこれやの店を回っていると。 小さく袖を引かれて。
どうしたの? と、怪訝そうな表情を向ければ。 弟子が尋ねるときの癖となっている敬語を用いて。 手紙について、小声で質問をされる]
出せないことはないけれど、 あまり、一般的ではないかもね。 でも、……。
[手紙というフレーズで、放浪の運び屋をしている 旧知の魔法使いの顔が脳裏に浮かぶと。 ちょっとしたアイディアを思いつく]
(139) 2018/06/14(Thu) 01時頃
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……ねえ、ペラジー。 貴女、手紙を書いてみる気はない?
[そう尋ねたのは、ペラジーの人間関係の狭さが ずっと気になっていたからだ。
黒い森に閉じ籠もり、 世を捨てて生きる魔女であるならば、まだしも。 いずれ、ペラジーは人の世に戻るのだから、 他人との交流ができるように、 経験を積ませておく必要があった]
(140) 2018/06/14(Thu) 01時頃
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[ペラジーが手紙を出したいと望むなら。 黒い森に戻った魔女は、一通の手紙を書くことだろう**]
(141) 2018/06/14(Thu) 01時頃
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親愛なる、シーシャ様 ――――と、いう次第ですので、
私の養い子と同じ年の頃の、 どなたかのお弟子に、手紙を斡旋して頂き度く。
何卒、よしなにお願い申し上げます。
黒い森の住人 カリュクス
(142) 2018/06/14(Thu) 01時頃
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―街でのこと―
[一挙両得の提案を>>138 ペラジーは素直に喜んでくれた>>183
張り切る彼女に、市場のあちらこちらへと引き回されて。 人混みが苦手な上に、 見かけ通り小娘の身体能力しかない魔女は 目が回りそうになったけれど。
棲家では折り目正しくあろうとしている弟子が、 うきうきとはしゃぐ様子を見せられてしまえば。 そんな苦労は安いものだと思えるのだ]
(265) 2018/06/15(Fri) 00時頃
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[どうやらペラジーは、青い石が意中にあるらしい。
青玉や瑠璃、燐灰石、等々、 青色の石をひとつづつ、真剣に吟味していた視線が やがて、一点に留まり。
振り返って、これはどうかな、と。 期待に満ちた声で、問い掛けをしてくる>>185]
(266) 2018/06/15(Fri) 00時頃
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月長石……。 そうね、素直な質の石みたいだし、 これにしましょうか。 [ペラジーの選んだ石を手に取れば。 光の加減で青白い月光を思わせる輝きが浮かんだ。
花籠の魔女は月に由縁があったし 黒い森と月の相性も良かった。
魔法の手ほどきをしなくとも、 魔女と共に在れば、自然と勘所を得るのだろうか? だとしたら、困ったものだと。
弟子に気付かれぬよう、微かに眉を顰めた]
(267) 2018/06/15(Fri) 00時頃
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[道すがら、可愛らしい装飾品や衣類を見つけては ペラジーに試してみるようねだられて。 年頃の娘らしい楽しみ方に付き合うのも、偶には良いだろう。
だが、しかし――]
……これを、着ろと言うの?
[服を売る露天の店先で、 弟子が楽しげに勧めてきたのは。
童話に出て来る愛らしい少女の持ち物のような 薄桃色のシフォン生地のワンピースだった>>185]
(268) 2018/06/15(Fri) 00時頃
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[これは、ちょっと予想外と、目を瞬かせるが。 ペラジーが、街ならではの楽しみ方を見つけて。 存分に楽しめるるのなら、それが魔女の喜びなので]
まあ、偶には、良いでしょう。
[あっさりと、受け入れて。 布で仕切られただけの簡素な更衣スペースに向かうと。 露店には似つかわしくない、 おそらく貴族の娘の持ち物だったであろう、 仕立ての良い、ワンピースに袖を通して]
似合うかしら?
[くるり、裾を翻し、回って見せる、 案外お調子者の魔女に、ペラジーはどんな顔をしただろう?*]
(269) 2018/06/15(Fri) 00時頃
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─少し先のお話─
[ペラジーが手紙を書きたいと望んだので>>187 段取りを整えて、見守っていると。 初めての――他人との交流に戸惑ったのだろう。 何を書けば良いのかと助言を求められて>>188
ふむん、と魔女は首を傾げた。
交流の仕方を学ばせるのだから、 大人のするように、用件を礼節で飾って お終いと言うわけにはいかない。
さて、どうしたものかと考える]
(285) 2018/06/15(Fri) 01時頃
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まずは、ペラジーがどんな子か、 伝えてみたらどうかしら。
例えば、普段何をして、どんなことが好きかとか 相手の子に聞いてみたいことを 先にペラジーの方から書いてみるの。
[アドバイスをしながら、 魔女の他に、人間関係を作らなかったペラジーが よその子と上手に交流が出来るだろうか、と。 俄に心配になってくるのだった**]
(286) 2018/06/15(Fri) 01時頃
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