人狼議事


234 【R18薔薇】対魔忍一平太

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【見】 地下鉄道 フランク

 うるせぇ。
 
[>>6:+107からかう声に返したのは、未だコードを抜く前。
そして、>>6:+108フランクの行動の是非を問う声には答えず、代わりに文字通り、苦虫を噛み潰すような表情を浮かべた。]

 悪夢だろ。
 嫁に他の男を抱いてるとこ見せつけて、
 挙句に殺すなんざ、クソもいいとこだ。
 百合を汚した連中と何も変わらねぇよ。
 
[最早繋がる先のなくなったコードを見下ろす。
表情を変えないまま数度瞬いて、重苦しく息を吐く。]

(@0) nico 2018/03/05(Mon) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ……鈍いのはどっちだよ、クソが。

[ざわりとまた、肌の下で「目」が騒ぐ。
クセのある前髪を掴み、乱すさまは何かを堪えるに近い。
それはこれから無限に続くかもしれない苦しみの一端であり、切り離し得ない「魔」としての自分の在り様でもある。

――或いはこうして壊れていくさますら、彼は楽しんでいるのだろうか。]

(@1) nico 2018/03/05(Mon) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[>>6:+109今後の話には言葉を返さず、ミナカタが去るのを止めるつもりはない。
吸い終えた煙草を床に捨て、衣服を整えて、もう一度息を吐く。

部屋に満ちるのは、ひたすらの沈黙だ。
自分を守る白い殻も、聞き慣れた機械の音も、繋がる先も、もう無い。
ぽっかりと穴が空いたような感覚。
ただ慣れた動作でもう一度、煙草を咥えて、火を点し。]

 いらねぇですよ、そんなもん。
 
[>>6:*5煙を吐き出して、小さく呟いた。**]

(@2) nico 2018/03/05(Mon) 00時半頃

【見】 手妻師 華月斎

―廃病院:個室―

はー、……あー。
……仲良く汚れちゃったねー。

[飲めなかったことに不服を唱えられてもどこ吹く風で。>>6:@66

ケヴィン、神影両名にぶっかけて満足げ。]

おっと、そろそろ藤さまやケイちゃん帰ってくる頃かな?

[同胞の気配に蝶の一匹がいち早く反応する。遊びはここまでだねー、と身なりを整えた。>>0

綿貫にかけた幻術も、一通り触手と戯れた頃には消えるだろう。お迎えお迎え、と部屋を後にする**]

(@3) mikanseijin 2018/03/05(Mon) 16時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン

――廃電室――


[一仕事も終わり好き勝手もして、満足げな表情で廊下を歩く。
 衣服の股間に空いた穴も、情事の臭いもそのままに、目的の場所に一直線に歩く。
 自分はちゃんとやったと自慢するために。約束を守ってもらうために。]

 フランクー…………、?
 あれ、リリィは?

[廃電室の扉を開けてすぐ、違和感に気づく。
 目立つ白色も、どこか落ち着く機械音もない。
 煙草の臭いだけが鼻につく。眉をひそめた。
 彼の姿を認めると、ずかずかと距離を詰めて、異変を問うた*]

(@4) fortmorst 2018/03/05(Mon) 21時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

― 廃病院・配電室 ―

[機械に向き合うしか脳のなかった男は、他人の心の内を知り得ない。
煙草を吸う動作も普段と変わらずに見えたし、嗤う気配にはかすかに苛立ちを煽られるだけ。]

 ご忠告どーも。
 
[送り出す言葉も無愛想なものだ。
――触れることこそどうにか堪えはしたが、それでも未だに彼を『仲間』として素直に認められないのが、それこそ素直な感情だ。

床に転がる煙草は二本。
それはそのまま、フランクの虚しさの表れだ。
何を望んでも願っても、フランク自身の願いは藤之助の願いに勝らない。
どれだけ傷つこうと嘆こうと、優先されるべきを嫌というほど心得ている。

それは我慢ではない。
ただ、――ただ、ひたすらに虚しいだけだ。]

(@5) nico 2018/03/05(Mon) 22時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[引き抜いたコードの近くから数歩。
てらてらと銀色に輝く流体金属の湖と化したリリィの残骸の横に座り込む。
>>@4無遠慮に距離を縮める足音や声の主に、視線を向けることはしない。]

 死んだ。
 俺が殺した。
 
[あっさりと、そう言ってのける。
それからようやく、ゆっくりとケヴィンに視線を向けて。]

 ……おすわり。
 
[微塵も表情を変える事はないまま、いつもの調子で命令した。*]

(@6) nico 2018/03/05(Mon) 22時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン

― 廃病院・配電室 ―


 は?

[>>@5返ってきた言葉に、間抜けな声を出して目を見張る。
 二の句が継げずにいると、今度はいつもの命令が返ってくる。
 それに従ったわけではなく、ただ彼と目を合わせるためにゆっくりと座る]

 ……お前、何してんだよ。
 大事なひとだったんだろう?
 壊したのか? どうにかして治らないのか?

[浮かべる表情は戸惑い。
 残骸を探し辺りを見回してようやく、銀色の流体金属を見つける。
 それと、フランクとを見比べるように視線を動かす。眉根を寄せた]

(@7) fortmorst 2018/03/05(Mon) 23時頃

【見】 粉ひき ケヴィン


 何してんだよ。フランク。

[気遣うような声になる。
 男は親愛以外の愛を識らない。知らないが、恋人や夫婦が尊い関係であることは知っている。
 それを自らの手で終わらせることが理解できない。
 終わらせてなお、隣で虚しく座っている理由がわからない*]

(@8) fortmorst 2018/03/05(Mon) 23時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 壊した。
 治らねぇよ。
 もう材料がないしな。
 
[>>@7ただ外観が同じ機械を組むだけならば、即座に出来るだろう。
しかし、それはあくまで見た目だけの話だ。
同じパーツ、同じ回路を繋いでも、それは最早「リリィ」とは呼べない、ただのマシンだ。

眉間に皺を寄せるのを見ながら、フランクは対照的に口元を緩める。煙草の煙をケヴィンからそらすように緩く吐いて。]

 だって、俺といても百合は幸せじゃねえだろ。
 他の、……それも、男と寝てるとこ見させられて、
 ずっと閉じ込められたまんまで、
 俺の身勝手に付き合わされるんだ。
 ンなもん、クソみたいだろ。
 
[気遣う声>>@8のらしくなさに、フランクは一度瞬く。
それから片手を伸ばし、ケヴィンの頭を優しく撫でる。]

(@9) nico 2018/03/05(Mon) 23時頃

【見】 地下鉄道 フランク

 それに……百合がいなかったら、
 俺がここにいなきゃいけねえ理由も無くなる。
 これ以上、嫌なもん見なくても済むしな。
 
[見たくない、と思うものが増えるにつれ、肌の上の「目」は増えていく。
視認できる範囲も、監視できる範囲も増えて――きっと、彼の役に立つ機会も増えた。
それが喜びであり、苦しみでもあるのだと、話して聞かせてケヴィンは理解するだろうか。
一瞬でもそう迷うのは、ケヴィンが数少ない心を許す相手である証でもあった。]

 …………ケヴィン。
 
[頭を撫でる手を首の裏に回す。
そのまま軽く自分の方に引き寄せ、唇に触れるだけのキスをした。*]

(@10) nico 2018/03/05(Mon) 23時頃

【見】 粉ひき ケヴィン

[>>@9よく顔に吐かれる煙も今はそれる。
 落ち着かず、緩く拳を握りしめた]

 だからって、自分から大事なものを手放すのは違うだろ。

[細やかな感情は分からず、ただ喪失を厭う。視線は真っ直ぐに彼を見た。
 高揚はすっかり解けてしまった。衣服の乱れに、今更寒気を覚えた。
 煙草の臭いがやけに苦く感じられて、珍しく眉間に皺が刻まれる]

 ……フランク?

[まるでここを出て行くような言に、戸惑いはさらに深くなる。
 自分は少し前に、それで脅されたと言うのにと。>>3:@14
 頭を撫でられているというのに、不安が拭えない]

(@11) fortmorst 2018/03/05(Mon) 23時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン

[男は藤之助とフランクの関係を知らない。ただ見たまま、フランクが藤之助を面倒がっている、としか思っていない。
 男は憎悪も嫉妬も分からない。その概念が存在しない。
 思慕など、何一つ分からない。
 事情を聞いても、理解することはできないだろう]

 ――……、

[だから男ができるのは、ただ苦しみに添うことだけだ。
 彼の頭の後ろに手を回し、少し触れただけの唇をさらに近づけた。
 舌は入れなかった。ただ唇を触れ合わせるだけの、長いキスをする*]

(@12) fortmorst 2018/03/05(Mon) 23時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[自分の人生は自分のものだ。
そう思うのと同じく、他人の人生は他人のものだと理解している。
自分が好き勝手に弄り、歪めた男であったとて例外ではない。

欲しいものを欲しいだけ得られた喜びを、自分が覚めさせて良い道理はない。
ましてやそれは自分が植え付け、教え込んだものだ。
――本当は知っている。彼は飼い犬ではないのだ。

>>@12少し長い、触れるだけのキス。
そのまま口付けは深くなることもなく、ただ、首裏に回していた手はもっと下へ。
抱き寄せるように、或いは縋るように自分のものより遥かに逞しい胸板に顔を埋めた。

もう片方の手は、緩く肩を掴む。]

(@13) nico 2018/03/06(Tue) 00時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[>>38名前を呼ぶ声は聞こえていた。
それでもフランクは顔を上げない。
そう、>>39見たくないからだ。>>40これより多くを見て何を求めろというのだろう。
もう十二分に求めて、尚も届かずにいるのに。]

 ケヴィン。
 お前だけは連れてってやるよ。
 俺がどこに行くのでも、連れてく。
 
 拒否権はねぇし、それに
 …………拒否したら、殺す。
 
[長く続く沈黙は、迂闊な言葉を飲み込む間だった。
落ち着くだとか、泣きそうだとか、甘えの滲むものを上手く口に出せるようには出来ていない。
フランクが宿すものはどこまでも「憎しみ」と「怒り」ばかり。それは果てどもなく心を焼き、歪ませて、壊すためのものだ。

――それでもケヴィンは受け入れるのだと無条件に信じて、甘えている。
胸元に顔を押し付ける姿勢のまま、草履の足音が遠のくまで、フランクは身じろぎもしない。**]

(@14) nico 2018/03/06(Tue) 00時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

nico 2018/03/06(Tue) 00時半頃


【見】 手妻師 華月斎

―廃病院:どっか―

[大きな蝶に乗ってうろうろと。
帰ってきたケイちゃんを労ろうかな、ちょっとは手伝うかなーと紫陽花みたいな金平糖を齧っていたが。]

……ん?
やあ。

[出会ったのは、自分が数日前に声をかけた、対魔忍の隊長。>>0:@5
いや、もう元か。]

(@15) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 09時頃

【見】 手妻師 華月斎

いっくんだったかな?

最悪で最高の悪夢は見られたかい?

[以前と変わらぬ気安い口調で一平太に話しかけた。**]

(@16) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 09時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

mikanseijin 2018/03/06(Tue) 09時半頃


【見】 手妻師 華月斎

そうか、それは残念。
ああ、僕は華月。
悪夢やそれに似たものを食べる魔さ。

僕にとっては残念だけど、君にとっては良かったんだね。

うん、苦難の道を乗り越えた先に幸せが待っていたりするものだよー。

[悪くなかったと聞けば、そんな感想。どこかで聞いたような言葉で、実は華月も本気で信じてはいない。>>60>>61

(@17) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 14時頃

【見】 手妻師 華月斎

[大きな蝶の手触りは軟らかく、けれど夢幻のように軽くて、実体を感じさせない。乗り物の蝶を撫でるのを見れば、僕もー、と調子に乗って頭を一平太に出してみたり。]

……なんか、良い臭いしてるねー。
そこらの魔を引き寄せそうだ。
きっと皆歓迎してくれるよ。

[腹に主の精液を溜めているとあれば、色んな意味で狙われそうである。それを歓迎の一言で片付け。

それじゃあ、これからよろしくねーと性欲より食欲な魔は去りかけた。

が、思い出したかのように振り向いて。]

(@18) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 14時頃

【見】 手妻師 華月斎

……そうだ。

今度、おっきなクッキーあげるよ。
コーヒーもね。

[始めて出会った時には独り占めしていた菓子。>>0:@5
それを分けることがこの魔なりの歓迎の仕方らしい。

言い終えれば、ひらひらと揺らめきながら飛び去っていく。**]

(@19) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 14時頃

【見】 粉ひき ケヴィン

[>>@13短いキスも長いキスも、甘いキスも深いキスも、すべてフランクから教わったものだ。
 最初に身体を拓いたのはジンで、甘く蹂躙したのは藤之助だが、具体的な性技や思考を教え込み、その身体を作り変えたのはすべて彼の仕業だ。
 文字通り頭の先から爪先まで、男は彼の作品だった。
 ただひとつ、彼が手をつけていないのは――]

 ……、

[左手はフランクの頭に添えたまま、胸に顔を埋める彼を見る。
 かける言葉は見つからない。リリィのないこの部屋が、こんなにも広く、静かに感じるとは思わなかった。彼の存在意義だったはずのものは、もうどこにも存在しない。
 沈黙が長く続いた後、藤之助の声が唐突に響く。
 その言葉の意味はわからなかったが、彼がこの場に現れた事で、彼の苦しみの理由を直感的に悟る]

 藤之助のせいか。

[声には敵意が滲み、扉の向こうを強く睨みつける]

(@20) fortmorst 2018/03/06(Tue) 15時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン

[>>@14フランクの命令は、いつも通りの声音で届いた。顔を胸板に埋めて喋る弱さは含まれていない。
 それが、ひどく悲しく思えた。
 眉が下がったのは一瞬だけ、目を細め、口元が緩やかな弧を描いて、彼が見てもいないのに笑みを作る]

 ……知ってるぞ?
 フランク、お前、案外俺がいないとダメなやつだろ?

[呆れるような言葉とは裏腹に、声音は愛おしげに響く。
 フランクがいつもそうしてくれたように、頭をゆっくりと撫でる。
 彼が唯一手をつけなかった男の人間性が、彼に懐き、彼を求め、彼を慈しむ。生来の男自身の感情が、彼を愛おしんでいた]

 仕方ないから、ずっと一緒にいてやるよ。
 後でやっぱ止めるとか言ってもダメだからな。

[その身を捧げることに躊躇いはない。
 足音が完全に消えると、幼児にするように、背中をとんとんと叩く]

(@21) fortmorst 2018/03/06(Tue) 15時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン


 ……!?

[唐突に、視界に白い触手が映る。フランクの本来の目へと迫るそれを、咄嗟にはたき落とそうとして――しかし、それは止まる。
 頭を撫でた後、ゆがてリリィの残骸に落書きを落とすそれに、しばし目を見張っていたが]

 ……なんなんだよ!!

[大きな声が部屋に響く。
 男はめったに怒らない。怒る理由を持つほど、物事を深く考えないからだ。
 けれど例外はある。友人が無下に傷つけられることほど、はらわたが煮えくりかえることはない。
 藤之助のフランクを呼ぶ声が届いていなくとも、この病院で触手を扱う者は男の他にただ一人で、推測は容易だ。
 行動の理由は分からずとも、現に傷ついているフランクと、奪われそうになった眼球がある。何より――リリィの前に描かれた落書きは、彼女を愚弄しているように見えた。
 決断するには、それで充分だった]

(@22) fortmorst 2018/03/06(Tue) 15時半頃

【見】 粉ひき ケヴィン

[フランクを軽々と持ち上げ、抱き上げる。抵抗されても、有無を言わせず抑えつけた]

 いくぞ。

[どこへなんて、言わずとも分かるだろう。厳しく固まった表情に、平時の明るさはない。
 歩幅の広い足は、病院の主人の私室へと真っ直ぐに向かう*]

(@23) fortmorst 2018/03/06(Tue) 15時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

― 廃病院・配電室 ―

[>>@20ケヴィンが呼ぶ名には、確かな敵意が窺えた。
ずっと前、まだ対魔組織に身を置いていた頃、モニター越しに聞いた声だ。
相対する魔を前に、戦士として力を振るう男の名残。
顔は上げないまま、フランクはケヴィンの言葉に否定を返さなかった。

頭を撫でる手に、ばか、やめろ、と言いたかった。
しかしまるで喉がきゅう、と絞まるように声が封じられる。
それは長らく忘れていた感覚だ。
最愛の妻が死んで、それでも溢れ出ることのなかったものが、いよいよこみ上げてくるのを感じながら、そういえば>>@21大型犬は頭が良いのだというのをふと、思い出した。]

 …………言わねぇよ、ばか。
 
[ようやく呟いた声は、やけに掠れていた。]

(@24) nico 2018/03/06(Tue) 21時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

[顔を上げようとする。
柄にもないことを言ったし、柄にもないことをした。
それを誤魔化すついでに、犬に餌でもやるとしよう。
そんなことを考えた一瞬の後、ケヴィンの肩越しにぬっと、>>55眼前に白く、糸のように細い触手が近づく。
それが誰のものかを認識すると同時に、自然と口角が持ち上がった。

ようやく与えられるのではなく、奪われるのだ。

そう思った。それは安堵に満ちた感覚だった。
しかし、触手は直前で止まり、頭を撫でて通り過ぎていく。
リリィだったものに視線を向ければ、不器用に描かれるのは、花一つ。

それだけだ。それだけで、去っていく。]

(@25) nico 2018/03/06(Tue) 21時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 …………へっ!?
 
[結局自分は求められないのだ。
普段の通りにただ許されて、与えられるだけ。
最早祝福ではなく苦痛でしかない――しかし縋り、甘えずにはいられないそれに、心を浚われそうになる瞬間、>>@22あからさまに強い怒気を孕んだ声が、室内の空気を揺らした。

驚きに間の抜けた声が出る。
しかし、もっと驚くことになるのは>>@23その後だ。]

 はっ? ……いや、いやいやいやおいおい、おい
 
[それなりに歳を取った冴えない三十男――つまり自分が、逞しい男に抱き上げられている。
抵抗はしなかった。というよりも、出来なかった。
あまりに唐突で、予想だにしない行動だったからだ。
動揺はそのまま声に出る。

何処へ行くのかは分かる。
おおかた、文句を言わねば腹の虫が収まらないというやつだろう。
そもそも何故自分ではなく、ケヴィンが怒っているのか。
――それにきっと、あの花の絵は。]

(@26) nico 2018/03/06(Tue) 21時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 …………ふ、
 
[ケヴィンが歩くに合わせて、ゆさゆさと揺れる。
揺れながら、思わず、笑っていた。]

 お前、ほんっとにバカだろ。
 あー…………はは、最高だよ。
 バカってマジで最高だ。
 
[あの時。彼を作り変えたとき、人間性に一切手をつけずにいた当時の自分を褒め称えたい。
腹を抱えるように、しかしケヴィンに取り落とされないように気を遣いながら、フランクはくつくつと笑う。

何とも単純で、直情的な行動だ。
赴きも、人の真意も想像しない。
起こったことを正面から愚直に受け止めるだけの。

しかし、これが自分に足りないものだと気付くのに十分な行動でもあった。]

(@27) nico 2018/03/06(Tue) 21時半頃

【見】 地下鉄道 フランク

 ……俺は、我慢しなくてよかったんだなぁ。
 
[胸がすくような感覚だった。
まさしく自由であるのだと、気付かされたような心地だった。

丁度人手も増えたところだ。
――筋肉だるまの色情魔と、頭しか取り得のない偏屈男。
バランスと相性が悪くないのは分かっているし、外に出てもきっと食いっぱぐれることはないだろう。*]

(@28) nico 2018/03/06(Tue) 21時半頃

【見】 手妻師 華月斎

―ドナルドと物陰にて―

「面白そうなことやってるねー」

[ひらひらと音もなく、淡い色の蝶がドナルドの肩にとまる。>>103

蝶から発せられるのはメルヤに届かぬよう、体にあった小さなもの。]

「うーん。両方……とか?
部屋に行ったら王子様に使われちゃう、
みたいな?」

[他人事だと思って楽しい雑談。*]

(@29) mikanseijin 2018/03/06(Tue) 21時半頃

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