267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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─── "だから"、 やっぱり似合っていないじゃない。
しらぎくなんて、
[ どうせベッド脇にいたのだろうせんせいに そのまま ふわ、と 投げた。
感想の話になっても決して上機嫌じゃあ無かったし、 寧ろ却って不機嫌が増した気もした。 だって、こんな名前要らなかった。 って、
─── わたしには無縁の、要らないものを、 てのひらに収まるまで 見ている。 ]
(79) 2019/06/16(Sun) 21時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/16(Sun) 21時頃
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水も必要かなって。
[ おばかさんですから。 わりと執念深く引き摺っている物言いで、 ベッド脇からテーブルを出しつ……、
( 結局、 枯らしたくなかったのだろう。 ……恐らくは 唯、 延命を目的に。
半身にしょくぶつを纏う姿に 無感情な碧が、 僅か に 揺れ、 )
その指先を、 止めることはなく、 ]
(80) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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星の 降るよな夜。
(*26) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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ひとりで 中庭をあるべき姿に戻し、 達成感というものを 味わっていました。
とてもうつくしい 庭だと思いました。 乏しい記憶のなかではじめて、うつくしいものを見たのです。
これまで、なにひとつに動くことのなかった、 ちぃさな少年は、こんなところで漸く、思い出したようで 星のひかりを見上げながら、 泣いていました。
(*27) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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───── 煩い、 と 思いました。
こんなにも 星も 地面もうつくしいのに、 chianから取り上げられた自分も、 怒鳴りながら近付いてくる足音も、 唯、醜かったのです。
まだ、 泥のかたまりのほうが、 静かで うつくしくおもいます。
(*28) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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にんげんは うるさくて みにくいのです。
(*29) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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……文具の鋏は、 先が尖っていませんでしたから、 上向く真白の喉笛を 貫くには向かなかったのです。
唯、 それだけの話でした。 唯、 それだけの後悔のお話。
(*30) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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……うつくしいんだよ、 しょくぶつって。
[ 切り離された花頭を ゆびさきで拾い上げ、 人には決して向けることのない、 称賛と、温度のある視線。
─────いいなあ って 隠さない色だった。
きっと、 この花は花として生きるのだろう。 にんげんの一部として で なく。
水がないものだから、そっと摘ままれたまま。 ]
(81) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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─── 名前があるだけ良いんじゃないの? 知らないけど。
しらぎく なんとかさん。 貴女のおなまえ。
[ …karteを 見ていたから、 nameの欄は御存じだったのだけれど、
( あの書類を隅から隅まで読んだなら、 貴女よりも あなた に 詳しくなれる。)
しょくぶつのなまえしか伝える気もなくて。 だってほら、 ふくざつそーな記録だったし。
名前に対する慮りがひとつもないものだから、 ほんものの花を見下ろしながら、 淡々と。 ]
(82) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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唯、─────
(83) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[ …やっぱり、 根に持っていたのだ。 己のなかの しょくぶつの想像が、 てきとうじゃあない、なんて、 おとなげなく。
図鑑を眺めては見つけたのだろう、感覚の意味を 曖昧に 混ぜて。 ]
(84) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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「 スープ食べにくいならあーんしてあげよっか? 」
[ 揺れた碧を瞬いた後、 割合早口に、 厭がらせだろう物言いで! ]
(85) 2019/06/16(Sun) 22時頃
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[ みにくいにんげんを 苗床にしてしまって、 うつくしい植物のなんと哀れなこと、 ]
(86) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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─── そんな名前だったの。
[ すっかり忘れていた。 もっと言うならもうひとつの名前すら忘れている。
……思い出したところで、似合わない感覚は、 撤回する程では無かったけれど。 ]
(87) 2019/06/16(Sun) 22時半頃
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[ ただ、──── もうひとつ聞いたときには、首を傾げ、 ……自分には想像も出来なかった姿だったので、 傾きが戻ることは 無く、 やってきた感想は"根に持っているなあ"だった。 否、馬鹿にしていたわたしが悪いのでしょうけど。
ひろいてのひらに収まっている方が、 よっぽど、花だって幸せだろう。 陽の光より 碧の方が優しいように見える。 ]
(88) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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[ ちぃさく パンを囓ってしまって、 スプーンを取り、 ]
─── せんせいと会った時のこと、 わたし 覚えていないけど、 でも せんせい、今のわたしは、立てないから。
そういう意味の しらぎくさんじゃあ無くて きっと もう、苗床よ。
(89) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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あなたは しらぎく。 そう言われたのでしょうか、わたし。 はじめましては 何処だったのでしょう。 中庭でしょうか、部屋でしょうか。 それとももっと 別の所でしょうか。
箱に閉じ込められることも無く、 星になって消えた記憶のいちぶ。
(*31) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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[ 行儀も知らず、 布団に覆われている 根を纏った足元を、 スプーンの先で示した。 ……こう言っている間に また、 顔半分で蕾がうまれゆく。
─── 重たさが増すものだから、 どうにも食べにくいなあ って 思った瞬間、 横から声が飛んでくるから、 スプーンを派手に中へ突っ込んだ! ]
(90) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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…………あなた ばかなの?
[ スープに塗れた其れを見た後、 手に取るにも取れず、 かといって素直に口を開ける気も無く、
無かったので、 ]
(91) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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─── それじゃあ わたしは 種でも食べさせてあげましょうか。 ……綺麗な白菊が咲くかもしれないわよ。
[ 此方からだって、厭がらせには 変わりなく、 べ、と出してしまった 種の乗る舌先!
種は取られたばかりなのも分かっていたから、 自分でも 適当言っている。 ……いいおとななんだか なんなのだか。 ]
(92) 2019/06/16(Sun) 23時頃
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白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 00時半頃
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 00時半頃
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[ うつくしい植物の栄養となるだなんて、 みにくいにんげんの 何てしあわせな末路! ]
(93) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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そうですー おばかさんですー。 でもせんせいやれるんですー。
[ 外で見た、さくらの下の ぶったいのように、 食物連鎖でしょくぶつに負けたとは 違って
苗床というのは 共存とも 見え、 ……否、 都合良く見て、 だ。
指先の白い欠片が、 にんげんの一部であるのか、 しょくぶつの一部であるのか、
そんな境はないのかもしれない。 空想病 で あるのなら。]
(94) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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[ 所詮はにんげんの空想が生むものなのか。
花も 種も、 ほんものを写したようなのに、 ]
(95) 2019/06/17(Mon) 01時頃
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はじめまして、" "さん。 あたらしい せんせいです。
前任のせんせいのかわりに、 おれが担当になるんだッて。 はじめての かんじゃさま だなあ。 よろしくね。
(96) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ もうすこし、せんせいらしいなにかを 着込んでいたときの はなし。
その後、karteも開く前に、 しらぎく という呼び名を見つけていた。 きっと この部屋での はじめまして。 …もう、この男だって記憶の彼方。]
(*32) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 舌先の種を、 暫く見詰めていた。 そう、 確かに厭がらせだった。
指先で直接拾い上げるわけにもいかなければ、 口移しなんて出来ようもない! ]
(97) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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( ───── 絡める舌先が、存在しないのだもの。 )
(98) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 唯、 ほんの少しの期待もあった。 綺麗な白菊が咲くのなら ……なんて。 こういうのを、木乃伊取りが木乃伊になると言うのだ。
抑、 しょくぶつしか愛せない男だというのに。
指先の白がくる、と 回る。 ]
(99) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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─── ちょっと悩んじゃッたじゃん… かたいものは苦手だからなあ。
ほらスープ飲まないのー?
[ ナプキンの端でスプーンを救助して、 ……あーん までは せずとも、片手側に置き直してみた。
食事の介助には到底向かない男だ。 まともな食べ方も知らないというのに。 ]
(100) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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[ 先程持ち帰った種子等は、 濡れた薄紙に挟まれて、 日陰に在る。
結局は、本当に大義名分でしかなくて、 芽吹かせる じっけん に 使われていた。
中庭に、 しらぎくが咲くことが在るのか、 …星降る夜の 向こうのみの 知る────**]
(101) 2019/06/17(Mon) 01時半頃
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