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[ 芽吹くかもしれない種の少女A。 都合のいいだけのどうでもいい子。
自身の言葉を反芻し、 けれど彼女は、春を知らせる嵐だった。 この小さな世界の、私のささやかな春だった。 或いは、ほんの一筋を照らす微かな光。
視線を逸らすこともせず、 机の上を転がるペンを握り締めた。
言葉を、待っている。彼女の紡ぐ言葉を。 平凡な女が、次に何を言うのかを。]
(425) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ あなたの人生なんて、所詮は私の娯楽だ。]
(426) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ ひどくゆっくりと。安住英子が、口を開いた。**]
(427) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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─ 日常へ ─
[そして今日も、日常が巡る。
文化祭からしばらく、校内では噂話が絶えないまま。 落ちた先輩が不良と仲良かったらしい、とか。流れてきた噂に乗っかって、不調の八つ当たりをしたがる部活の先輩らは相変わらず口さがなく。 サッカー以外に興味がない俺は、欠伸を噛み殺して聞き流す。
だから安住先輩が助かったと知ったのは、人気もまばらになった掲示板前でだったか。 顛末だけが綴られた簡素な記事は、これまで見たどれよりも読みやすかった。
へぇ、そっか。と相変わらずな感想しか浮かばなかったけど、少しだけ安堵したのは安住先輩が居なくなると困る人を知っているから。**]
(428) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[──それからも、日常が巡る。
四十崎先輩のコーヒーを飲む顔がおかしくて笑いかけたら、飲みかけを押し付けられたり。 クラスの女子の輪に伏見がいるのを見て、笑う為の場所じゃないんじゃなかった?なんてぼやいてみたり。
そういえば、なんの気まぐれか。 あれだけつれなかった葛先輩の方から、声を掛けられた。 さすがに学校のグラウンドは使えないから部活が休みの日に、河川敷を指定して。 丸一日、練習に付き合ってもらった。
やめてから一年少しブランクか。 映像の中と同じフォームで狙ってくるシュート。 少し鈍く思える動きを、二年の経験差でカバーされれば、こみ上げるのは悔しさと。僅かな、羨望。
ああこれは、部活の先輩らが八つ当たりするはずだ。]
(429) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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今日は、ありがとうございました。
[練習の合間、息が上がった先輩の右頬へ、いつかのように冷えたスポドリのペットボトルを押し当てて。おごりっす、と差し出した。 さて、今度は受け取ってくれただろうか。
そして。]
気が向いたら、試合見に来てください。 先輩のサッカー、 俺がフィールドまで持ってくんで。
[どこまでもふてぶてしく。 いつかのように口端を緩く上げて、生意気な宣言を。**]
(430) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[はのんはなんにも変わらない。 安住さんが生死の境をさまよって、 一命を取り留めても。 もしも死んでしまっていたって、 はのんはなんにも変わらないの。
しばらくは、安住さんがもういないことに慣れなくて、 「安住さん、おねがーい」って言いそうになって、 ああそっか、もう安住さんいないんだあって思うけど、 きっとそれだけ]
(431) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[だけど、そんなものだよねえ。 きっとはのんが死んだって、同じ。 みんなはなんにも変わらないと思うもの。
そういうもの。 きっと、そういうこと。 なにがあったって、きっとなにごともなかったみたいに 世界は回るし明日は来るの]
(432) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[はのんはなんにも変わらないけど、 ちょっぴり世界は景色を変えていくの。 夏が終わって、秋が来て、 秋が通り過ぎて、冬が来て。 半袖だった制服が長袖になって、 教室の中はだんだん受験一色に染まっていくの。
蓮君がカノジョちゃんと別れた、だとか、 各務君が黒江ちゃんを口説いているらしい、だとか、 そんな噂話がはのんの耳元を通り過ぎていったことも あったかも]
(433) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[たまたま通りかかった河川敷で>>429 葛君を見かけたことはあったかな。 その横に辰巳君の姿を認めたら、 おお、って思ってはのんは足を止めたかも。
2年の時、サッカーをしてた葛君は、 きらきらしてて楽しそうだったなって思い出したの。 3年になって、同じクラスになった葛君は、 サッカーをやめちゃってて あの時みたいに楽しそうに見えないなって思ってた。 だけど、辰巳君となにやら話してる葛君は、 まるで去年に戻ったみたいに 楽しそうな空気をまとってるように はのんには見えたの]
(434) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[クラスメイトだから、四十崎君と話す機会も 時々はあったと思うの。 だけど、あの時。 安住さんが助かるか助かるかわからなかった時。 安住さんが死んでしまって、四十崎君が傷つくのは いやだなあって。 そんな風に考えてしまったことは、 きっとこれからもずっと、はのんは言わないと思う。 四十崎君にも、誰にも。 そのかわりと言ってはなんだけど]
(435) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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四十崎君、はのんのこと嫌いでしょー?
[にっこり笑ってそんなことを言ったりはしちゃった。 はのんと四十崎君は相容れない。 はのんはどうして四十崎君が、 神経をすり減らしてるみたいな顔をして 周りに気を遣ってるのかさっぱりわかんないし、 きっと四十崎君には、 はのんが周りに全然気を遣わないのが 意味不明なんだと思うの]
(436) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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でもねー、はのん、四十崎君のこと、 わりと気に入ってるのー。 だからね、四十崎君、 早くはのんのこと好きになってねー。
[そう言って首を傾げてみせたら、 四十崎君、どんな顔をしたかなあ?**]
(437) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[ あんぐりと口を開けたのは呆気に取られたから。 いきなり何を尋ねてくるんだと身構えたのは数秒前>>436 カウンセラー目指すのも悪くないかなと 友達に打ち明けた数日後>>335
人に頼ることを覚えた体も固まらせて 誰かの不器用な顔>>-595に 腕を差し伸べた手すらも空を切った ]
(438) noil 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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友村さんってほんと…… 意味、分かんない……。
[ 嫌いだろう?と尋ねた後の>>436変化球>>437 まじまじとその顔を見た後に眉間の皺を寄せる。 正直口にするのも憚られたけども 結局、悩んだ挙句に息を吸った ]
別に、嫌いじゃないよ。
[ とはいえ好きか?と尋ねられたら困ってしまう。 無関心でもないし何なのか分からないまま ]
(439) noil 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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でももし、好きにならないって言ったら 友村さんは傷つくの?
[ 同じように首を傾げて尋ねた。 とある放課後の話で、通知を知らせるスマホには 安住さんの文字。 無意識に唇が笑む理由も知らないまま 彼女へ投げかけた瞳はきっと、 はじめて何ものも介さずに友村羽音を映していた ]
(440) noil 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[ きっとそれは後輩にブラックコーヒーを 押しかけた時>>429よりもおかしな顔をしていた ]*
(441) noil 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[ おばさんが俺を家へと招いたのは、 少し肌寒くなってきた日のことだった。 名を呼ばれ、聞きたいことがあると家の中へ誘われ、 見せられたのは学校新聞と、 コピー用紙を束ねた冊子。>>348 Aの落日と題された冊子は知らないが、 学校新聞は充分すぎるほどに見覚えがある。 ]
(442) 襟 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[ おばさんはこれが病室にあったのだと言い、 学校で回覧されているのかと聞いた。 ……誰が持ってきたのか心当たりはあったが、 それを問われることは無く。 おそらく、自分も容疑者の一人だろうとあたりをつけ、 一般生徒が知っている範囲の答えを返す。
冊子の方は内容も人物も心当たりはあるが、 詳細を知るわけが無いので読ませてもらう。 やけに詳しい部分もあれば曖昧な部分もあるが、 書き手の存在が抜け落ちた物語は、 それ故に俺の目に書き手ががはっきりと見えた。
いじめじゃないのかとか、 ここに書かれているのは本当かとか、 心配する言葉に適当に相槌を打ち、頁を閉じる。 ]
(443) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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誰が持ってきたか気になるなら、 俺も調べてみる。 これ、預かってもいい? ちなみにえーこちゃんは、これ見てる?
[ 返ってきた答えに「そっか」と頷き、 冊子と新聞を預かった。 しばしお茶と愚痴に付き合った後、 僅かな距離の夜を歩き、家に帰る。 ]
(444) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[ 翌日、陽が沈む少し前の時間。 彼女の病室へ行く。 いつかのように当たり障りの無い会話をして、 不快でない沈黙、十数秒ほど。 俺は口を開く。 ]
えーこちゃん、これ。
[ 昨日預かった新聞と冊子を鞄から取り出し、 ベッドに座る彼女の膝の上に置く。 身を震わせるのが目に見えて分かった。 新聞を見つめた後、震える指で冊子を手に取る。 頁を捲り、文字を見つめるのを俺は見ていた。 ]
(445) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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他人が語る自分は全部ホンモノじゃないだろ。 えーこちゃんの事は、えーこちゃんが知ってる。 違うか?
[ 顔をあげてまんまるに開いた目が俺を凝視する。 ]
それを書いた奴を、俺は多分知ってる。 誰なのか、知りたい?
[ 彼女の中の彼女の存在は、一体どんなものなのだろう。 迷うような顔を見ながら、腹の底に渦巻く感情。 口の端を歪ませて、頷く彼女に口を開く。 ]
(446) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[ ああ。こういうのは少し楽しいかもしれないな。 ]
(447) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[ 誰もが有象無象の中、信じたい答えを選んでは、 傷つけたり、喜んだり、傷を舐めたりしてる。 彼女は誰を信じて誰を憎み、 誰に殺さそうになったのだろう。 別に教えてくれなくても良い。 藻掻いて、足掻いて、最後に笑えれば、それで良い。 笑えなかったら、その時はどうするんだろうな? さあ。無数の回答の中、何を選ぶ? **]
(448) 襟 2018/10/25(Thu) 00時頃
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―― サッカーの話 ―― [後輩のサッカー練習に丸一日だけ付き合った。 それだけいうと随分と簡単なことのように思えるが 俺には随分と勇気のいる行動ではあった。>>429
久しぶりに触れるサッカーボールに慣れない感触を抱いたのも束の間、30分もすれば体の方が慣れてきて、目の前の有望なGKへの守備範囲外へボールを叩き込む余裕がでてくる。
ああ、けれど、やっぱり現役は違うな。 経験は未熟でも、体の捌き方は俺より随分といいし、磨けば光ると感じられる部分が多々あって――俺は口にはださないけれど、随分と青空が似合うそいつの姿を、羨望の眼差しでみていた。どこかから友村が見ていたなら、なんだよ、と首を傾げたことだろう。
刻々と時間が過ぎ行く中。 息があがった俺の頬にぴたりと押し当たるスポーツドリンクの気配を感じたなら>>430 俺はすこし拗ねた顔で、それを受け取る。]
(449) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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や、……まだ。 もう一回だけ、やろうぜ
[こんな時間に何をいっているのだろうと思われただろうか。 俺はスポドリを一旦置き、後輩にシュートを防いでみせるよう、言う。 それが叶うならば――
俺のシュートが、 きっとその日何回も辰巳の守備を抜けたそれが、 後輩の手で防がれるのを見ることができたなら。
俺は、きっと、晴れやかに「負けた」と笑ったことだろう。]
(450) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[それがあったとしても、なかったとしても]
……は、誰が見にいくかよ。
[後輩からの誘いに俺は口を尖らせる。 意訳は「YES」だけど。 ふてぶてしいその表情に頷いてやるのは癪だったから]
――やれるもんなら、やってみやがれ 辰巳刀流
[ひねくれた先輩はそういって、全力のエールを後輩に送っただろう *]
(451) さねきち 2018/10/25(Thu) 00時頃
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[首を傾げてみせたら、四十崎君も首を傾げたの。>>440
好きにならないって言われたら、はのんは傷つく? どうかなあ、ってはのんは考えたの。 それはもちろん、嫌われるより好かれる方がいいけど。 でも、好かれるために変わろうなんて、 そんなことははのん、これっぽっちも思わないの。
だから結局、はのんは一番はのんが大事で、 そこは絶対変わらないんだと思うの]
(452) takicchi 2018/10/25(Thu) 00時頃
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秘密ー!
[でも、傷つかないよーなんて、 そんなこと平然と言えないし。 だけど、傷つくよーなんて、もっと言えない。
だってこれ以上、四十崎君に “気を遣わせる”要因を増やすなんて、ねえ?
だから]
(453) takicchi 2018/10/25(Thu) 00時頃
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はのんが傷つくとか、傷つかないとか、 四十崎君には関係ないよー。 だから、四十崎君の好きにしたらいいんだってば。
[それだけ! って話をおしまいにして、 はのんはぴょん、って机から飛び降りたの**]
(454) takicchi 2018/10/25(Thu) 00時頃
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